近年増える車上荒らしなどの被害に遭わないためにも、駐車場に防犯カメラを設置したい!とお考えの方もいることでしょう。
しかし、設置するにあたって自分で設置できるのか?どんな防犯カメラを選ぶとよいのか?と疑問を持たれることでしょう。
今回は駐車場に防犯カメラを設置するメリットをお伝えするとともに、自分で設置できるのか。設置方法をご紹介します。どんな防犯カメラを選ぶとよいのか、設置時の注意点も解説します。参考にしていただければ幸いです。
駐車場に防犯カメラを設置するとどんなメリットがある?
駐車場に防犯カメラを設置するメリットを確認していきましょう。
車のいたずら防止
近年増えているいたずら。老人が駐車場に止まっていた複数の車をカッターナイフなどで車に傷をつけた事件など多発しています。また、小学生の通学路となっていると、大切な車に傷をつけられるのではないか…と心配になるものです。
そこで、防犯カメラが活躍します。事前にそれらのいたずらを抑制する効果があるので、たとえ被害にあったとしても犯人を特定することができます。録画しておくことで、その画像が証拠となるでしょう。
車上荒らしの防止
車上荒らしも増えており、カーナビのみを取られてしまうという事件も発生しています。また、車ごとを盗むという事件もあるのでそれらの抑制や証拠として防犯カメラが役立つでしょう。
不審者をよけつけない
主に住宅の駐車場に防犯カメラを設置した場合、その住宅の侵入への抑制にもつながります。防犯カメラが住所の駐車場に設置されていることで「防犯に力を入れている家」ということをアピールできるので、泥棒などを寄せ付けません。
自分で駐車場に防犯カメラを設置できる?
では、駐車場に防犯カメラを設置したいとき、自分でも設置は可能なのでしょうか?その方法をご紹介します。
自分で設置する場合の方法は?
自分で設置する場合はまず設置する場所を確認しましょう。壁やポールなどに取り付けるのが理想です。しっかり車が映る位置を選びましょう。
ポールに取り付ける場合は、専用の金具やバンドや板が必要となります。そして、電源をどこから得るかも確認しましょう。屋外コンセントが近くにない場合は延長コードが必要になったり、場合によってはコンセント設置が必要になったりすることもあります。コンセント設置は「電気工事士」の資格が必要なので業者に依頼しましょう。
これらを確認したら、防犯カメラを購入しましょう。ホームセンターなどで購入可能です。さまざまな商品があるので、どれが一番よいのかを比べながら選びましょう。防犯カメラも用意できましたら、設置していきます。
① 防犯カメラからつながっている配管を設置する。
ホース状のPR管を使用します。この配管の中にケーブルを通すことで雨から守ります。
② カメラを設置する。
プラスドライバーを使用し、ネジでカメラを固定していきます。固定できたら、カメラの角度を確認して調節します。そして配線ケーブルを接続しましょう。水がかかないようにジョイントボックスを使用することをおすすめします。
③ ケーブルを配管に通す
配管の中にケーブルを通し、室内まで引っ張ります。
④ ケーブルをモニターなどに接続
ケーブルをレコーダーやモニターに接続します。
⑤ 引き込み口をふさぐ
室内に引き込んだ口をパケなどで埋めましょう。
防犯カメラの設置は難しい?
駐車場の防犯カメラの設置は自分でもできる工事です。しかし、その作業は少し難しく、自分では不安があるという方は業者に依頼することをおすすめします。
ケーブルを配線するときに、しっかりと固定されていないと雨などでショートしてしまう可能性もあります。また、「自分でやりはじめたものの途中でわからなくなった」「設置してみたもののうまく作動しない」などいう不具合が起こることも。そのため、無理をせずに業者に依頼しましょう。
業者であれば、防犯カメラを設置するに適した場所を理解しており、より効果のある場所に設置してくれます。また、防犯カメラを選ぶ際にも、一番適したものを取り付けてくれるので安心です。
業者を選ぶときのポイントとは?
もし、業者に依頼するとなったとき、どんなポイントに注意するとよいのでしょうか?
① 複数社に見積りをしっかり確認する
事前に複数社見積りを出してもらうことで、費用の相場が分かります。また、追加費用がかからないかの確認もできるので、しっかりと内容を確認しましょう。
② ホームセンターなどで施工内容などを確認する
ホームページなどで多くの業者が施工事例を掲載しています。それらを確認することで、自身の駐車場にどのように設置してくれるのか予想できるでしょう。口コミなども確認することで、その業者の評判も知ることができます。
どんな防犯カメラがよいのか?
駐車場に防犯カメラを設置するとき、どんな防犯カメラがよいのでしょうか。詳しくご紹介します。
① 夜もキレイに映るカメラ
夜間であっても、ナンバープレートをしっかり映すことができるカメラであれば、より証拠として活用できるでしょう。犯人の顔をしっかり残すこともできるので、「撮影していたのに、顔がはっきりしなくて意味がない…」という事態を回避できます。
② 駐車場全体を映せる広画角カメラ
駐車場に複数の車が駐車してある場合、それら全てを映す必要があります。広画角カメラであれば広範囲を撮影できるので、複数のカメラを設置する必要はありません。
設置時の注意点
駐車場に防犯カメラを設置するときの注意点をしっかり理解してから設置しましょう。
① 防犯カメラの設置位置
せっかく防犯カメラを設置しても、しっかりと映っていないと意味がありません。車が映っているか確認しましょう。また、設置する場所が低いと、カメラ自体にいたずらされることもあります。犯人が手にできる位置に設置してしまうと、ケーブルを切られてしまう可能性もあるので注意しましょう。
② 赤外線防犯カメラの照射距離
赤外線防犯カメラは、夜間でもしっかりと撮影できるカメラです。しかし、赤外線の照射距離や角度によって撮影できる範囲があります。しっかり確認していないと撮影できないので注意が必要です。もし、照射距離よりも遠くを撮影したい場合は赤外線投光器を設置するとよいでしょう。
まとめ
今回は、駐車場に防犯カメラを設置することについてご紹介してきました。防犯カメラを駐車場に設置することで、いたずらや車上荒らしを抑制、物的証拠になるでしょう。住宅の駐車場の場合は、住宅そのものの防犯対策ともなるので安心です。
ただ、設置する場合、自分でもできますが少し難しい点もあるので業者に依頼することをおすすめします。
しっかりと業者選びのポイントを確認したうえで、よりよい業者に依頼してみてください。そして、駐車場に防犯カメラを設置することで、安心して生活できることでしょう。