キューブのバッテリー上がりの症状・対処法とは?原因を知って予防も

日産のキューブは、おしゃれなデザインが魅力で長年愛されている車のひとつです。そんなキューブですが、運転しようと思ったらエンジンがかからないほか、キーが反応しないなどトラブルを経験したことがありませんか。じつは、そのトラブルはバッテリー上がりが原因かもしれません。

バッテリーが上がってしまったら、あわてず早めに対処する必要があります。なぜなら、バッテリー上がりを放置してしまうと、キーが反応せず車に入れなくなる場合があるのです。この記事では、キューブのバッテリー上がりの原因や対処法をそれぞれご紹介します。また、バッテリーが上がらないための予防方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

キューブのバッテリー上がりの原因と症状

バッテリー上がりのおもな原因は、電気の使い過ぎによる電力不足です。バッテリーには、電気を蓄える役割があり、そこに電力がないと車の電気系統が動かないようになってしまいます。そのため、バッテリー上がりにならないよう日ごろから使い過ぎないよう心掛けることが大切です。では、バッテリーが上がらないようにするには、どのようなことに気をつけておけばよいか確認していきましょう。

バッテリー上がりの原因1:運転のしかた

バッテリー上がりの原因1:運転のしかた

バッテリー上がりでもっとも多いのが、ライトの消し忘れです。車内のライトやヘッドライトがつけっぱなしだと電気を消費します。そのため、車内ライトやヘッドライトを長時間つけたままにしていると、バッテリー上がりにつながるのです。車から降りるときは、ライトの消し忘れがないか確認してください。

また、渋滞にはまって車をほとんど走らせられないときや、エンジンを切ったままの状態の場合には、ライトやカーナビなどを使い続けないようにしてください。車は走行中にバッテリーが充電される仕組みですが、エンジンを切ってライトやエアコンを動かすと、充電されずに電気だけが消費されていくことになります。その結果、バッテリーが上がる原因につながるのです。

バッテリー上がりの原因2:環境

バッテリー上がりには環境も影響します。とくに、冬などの気温が低いときは、バッテリーが上がりやすいのです。なぜなら、バッテリーの中にはバッテリー液というものが入っているからです。この液は、寒さに弱く、気温が低いと正常に動かなくなる場合があるのです。そのため、雪が降ったり、氷点下であったりするときは、バッテリーが上がりやすいため注意が必要になります。

さらに、普段あまり車を運転しないのも原因のひとつです。車は、時計やカーナビの記録などを維持するために、待機電力は消費され続けています。車を走行していれば充電されるのですが、乗らなすぎると充電ができずにバッテリーが上がるのです。そのため、週1回程度は車を動かすようにしてください。

バッテリー上がりによる症状

では、バッテリーが上がってしまったら、車にどのような影響をもたらすのか確認していきましょう。まず、バッテリーが上がってしまったら、エンジンがかかりません。エンジンは、セルモーターの回転をきっかけに始動します。そのセルモーターを動かすには、バッテリーの電力が必要なのです。そのため、バッテリーが上がってしまうと電気信号が届かないため、エンジンがかからないのです。

電気系統が使えないので、インテリジェントキーも使えなくなります。インテリジェントキーとは、わざわざ鍵を出さなくてもドアの開け閉めができるものです。カバンなどに携帯するだけで車を施錠や開錠ができるアイテムですが、こちらも電気で動いています。そのため、車のカギが開かないときやメーターがつかないなどの症状が出たら、バッテリーが上がっていると考えましょう。

バッテリー上がりかを判断するには

バッテリー上がりかどうかを判断するにはポイントがあります。以下にまとめました。

  • ・エンジンがかからない
  • ・車内ライトやモニターの表示ライトがつかない
  • ・セルモーターが回らない、音がしない

この症状が出たら、バッテリー上がりだと考えられます。そのため、キーが作動しない、ライトがつかない場合は、バッテリー上がりを疑いましょう。しかし、バッテリー上がりと間違えやすい症状もあるので、上記のみっつのポイントすべて当てはまるか確認しましょう。

どれかひとつでも当てはまらない場合は、原因が別にある可能性があります。間違って判断しないようにしてください。バッテリー上がりと間違えやすい症状は以下のとおりです。

  • ・燃料切れ(ガス欠)
  • ・燃料タンクの故障
  • ・スターターモーターの故障

これらの原因は、バッテリー上がりと症状が似ているので間違えやすいです。間違えないようにするには、ライトやメーターがつくかどうかで確認するようにしましょう。バッテリー上がりが原因の場合は、ライトなどの電気系統が使えなくなるからです。

バッテリー上がりを放置しておくと……

バッテリー上がりは放置せず、早めに対処しましょう。なぜなら、エンジンがかからないほか、インテリジェントキーが作動しないおそれがあるからです。また、悪化するとセキュリティーシステムが起動しなくなり、修理費用が高くなるケースも少なくありません。そのため、早めにトラブルを解決していきましょう。

次の章では、バッテリーが上がったときの対処法をご紹介しますのでぜひ参考にしてください。しかし、自分でおこなうのに不安があれば、プロに依頼しましょう。弊社は、いつでも電話での相談が可能です。早朝や深夜でも気軽にお問合せください。どんなトラブルでも、困ったことがあればすぐに連絡して解決していきましょう。お電話お待ちしております。

キューブのバッテリー上がりの対処法4つ

愛車のバッテリーが上がったときは、とりあえず、冷静になってこれからご紹介する対処法をやってみてください。車に詳しくない人にもわかりやすく解決してきます。

対処法1:ブースターケーブルをつなげる

対処法1:ブースターケーブルをつなげる

近くに、助けてくれる車があれば、救援車としてブースターケーブルをつなげて、バッテリーの電力を分けてもらうことができるのです。そのため、トラブル車のエンジンが始動させられるようになります。使い方は、車のバッテリー同士がなるべく近くなるよう、救援車はトラブル車に寄せて駐車してください。ケーブルをつなげるためにバッテリーのプラス端子とマイナス端子を確認します。

確認したら、ケーブルをつなげていくのですが、順番があります。ケーブルは、先にプラス端子同士をつなげてください。次に、マイナス端子同士をつなげます。ケーブルがつながったら救援車のエンジンをかけていきましょう。エンジン回転数をあげるため、アクセルを踏み込んでください。このとき、急に発進しないようギアをPにセットし、サイドブレーキをかけておきましょう。

エンジンの回転数をあげたままの状態を保ち、トラブル車のエンジンがかかるか確認してください。エンジンがかかったら、成功なのでケーブルを外していきます。ケーブルを外すときは、つなぐときとは逆の方法でおこないましょう。

ただし、ハイブリット車では、救援車として使えないことがあります。なぜなら、ハイブリット車では、電圧数値が異なり、故障の原因につながるのです。そのため、ブースターケーブルを使うときは、救援車がハイブリッド車でないことを事前に確認してください。

対処法2:ジャンプスターターで充電

近くに、救援車がない場合は、ジャンプスターターを使って充電することができます。ジャンプスターターとは、携帯用のバッテリーで簡単にエンジンをかけることができるアイテムです。このアイテムさえあれば、自分ひとりで対処することができる便利品になります。

使い方は、まず、ジャンプスターターに付属しているケーブルのみを、トラブル車のバッテリーに接続します。接続するときは、順番があるので守ってください。赤いケーブルをバッテリーのプラス端子につなぎます。次に、黒いケーブルをマイナス端子につないでください。ケーブルをつないだら、ジャンプスターター本体に接続し、電源のスイッチをつけましょう。

電源を入れたら、エンジンを動かす準備が整うまで、50~60秒ほど放置してください。放置したら、トラブル車のエンジンがかかるか確認してください。無事エンジンがかかれば成功です。成功したら、ケーブルを外していきましょう。まず、ジャンプスターター本体の電源を切ってください。

そのあと、ケーブルを外していくのですが、つなぐときと逆で、マイナス端子から外してください。次にプラス端子を外します。ジャンプスターターは、ホームセンターやカー用品店で購入することができるため、非常用として持っておくと安心できるのではないでしょうか。

対処法3:バッテリーを交換

バッテリーには寿命があり、3年前後で正常に機能しなくなることがあります。使用状況や環境によっても誤差がありますが、交換することで解消することがあるのです。バッテリーには、有害な液体が入っているため、交換するときは、保護メガネ、ゴム手袋を用意しておきましょう。

誤って目に入ってしまうと、失明するおそれがあるのです。また、ナットを外すためにスパナ(工具)を用意する必要があります。交換方法についてですが、まず、インテリジェントキーを作動範囲外に置いて、エンジンがかからないようにしてください。次に、バッテリーを取り出すため、ケーブルを外していきます。

外すときは、先にマイナス端子を外してください。マイナス端子を無事に外せたら、プラス端子を外します。ケーブルが外れたら、固定されているバッテリーを取り出すため、スパナを使ってナットを緩めていきましょう。取り出せたら、新品のバッテリーに交換します。

交換するときのケーブルをつなぐ順番は、さきほどとは逆で、プラス端子からつなげて設置してください。バッテリーの交換は、手順を間違えると発火など思わぬ事故につながるおそれがあるので、慎重におこなってください。自分でおこなうのに自信がない人は、ロードサービスやプロに依頼しましょう。

対処法4:ロードサービスや業者に依頼

JAFや車の保険にはロードサービスが付帯していることがあり、バッテリー上がりの費用を抑えることができるため、一度契約書など確認することをおすすめします。どちらも入っていないのであれば、車のトラブルに対応している業者に依頼しましょう。

業者は、一般道でも高速道路でもどこでもすぐに駆け付けてトラブルを解決します。費用を抑えたい人や、とりあえず相談だけでもしたいなど、気軽に電話でお問合せください。

キューブのバッテリー上がりを予防するには?

バッテリー上がりは、日ごろから予防することで未然に防ぐことができます。突然のアクシデントに困ることがないよう、今からでもできる予防法をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

【予防1】運転のしかたに注意する

【予防1】運転のしかたに注意する

1章で「バッテリー上がりの原因1:運転のしかた」でご紹介した、ライトやカーナビを必要以上に使用しないという点のほかにも、運転のしかたで気をつけるべきことがあります。それは、車を一定時間走行させるようにする、ということです。

車のバッテリーは、走行することで自然と充電されていきます。しかし、短時間だけ走行しても少しずつしか充電されないため効率が悪いのです。そのため、しっかりと充電をするためには、10分以上走行するようにしてください。

また、長期連休や出張などでしばらく車に乗らない人は、事前にバッテリーのマイナス端子を外すだけでも効果があります。外すだけで電気の消費を抑えることができ、車の種類によっては、ひと月以上も持つケースもあるのです。バッテリー上がりは、ちょっとした手間をかけてあげるだけで、予防をすることができますのでぜひお試しください。

【予防2】バッテリーを点検する

バッテリーの寿命は3年前後といわれています。環境や使用状況によって誤差がありますが、寿命が切れたものを使い続けてしまうとバッテリーは上がりやすくなってしまうのです。バッテリーの寿命は自分でも調べることができるのでやり方をご説明します。

バッテリーの寿命を確認するには、テスターと呼ばれる器具を使います。テスターは車の電圧を数値で計るものです。ガソリンスタンドでも無料で測ってくれるので、スタッフにお願いしてみてください。バッテリーの正常の数値は、エンジン停止時は12.0V前後、エンジン始動後は13.0V前後です。そのため、この数値よりも下回る場合は、交換することをおすすめします。

もしバッテリーが上がってしまった……

もしバッテリーが上がってしまったら、ご紹介した対処法を試してみてください。バッテリー上がりを放置してしまうと、キーが使用できないなどのトラブルにもつながります。早めに対処するようにしてください。

「バッテリーが上がってしまったけれど、自分で対処するのは難しい……」そんなときは、すぐにロードサービスもしくは車のトラブルに対応している業者に依頼しましょう。弊社は全国の加盟店と提携しているため、エリアによってはすぐに駆け付けることが可能です。また、365日いつでも電話で取り合わせが可能です。お盆や年末年始でも気軽に電話で相談してください。

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