バッテリー上がり後は何をする?車のエンジンを始動させたら走って充電!上がったバッテリーは交換するの?疑問に答えます!
「バッテリーが上がったけど、この後どうしたらいいの?!」
バッテリーが上がったあと、私たちができるのは以下のどちらかです。
- 業者に依頼する
- ジャンプスターターかブースターケーブルを使って自力復旧する
復旧させる道具を持っていない方は業者に依頼することが最善策です。
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弊社運営の「カーバッテリー110番」がご紹介する業者は、出張費無料、バッテリー上がりの対処を8,800円(税込)から対応しているカーバッテリーの修理業者ばかりです。
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バッテリー上がりでお困りなら「カーバッテリー110番」にご連絡ください。
そして、バッテリー上がりから復旧したあとは、30分以上走りましょう。
バッテリー復旧後の処置が知りたい方は、こちらを参考にしてください。
当記事ではバッテリーが上がったあとにするべきことをまとめました。ご自身ができる対処や注意点を含め、もしもの際はご参考になさってください。
目次
- 復旧の道具を持っていないならバッテリー修理業者に依頼する
- 【自力復旧1】 ブースターケーブルを使って、ジャンプスタートをおこなう
- 【自力復旧2】ジャンプスターターを使って復旧する
- 自力復旧を試みたけどダメだった人は、本当にバッテリーあがりなのか確認
- バッテリーは2~3年で交換するべきである
- バッテリー上がりから復活!エンジンが始動したら次は充電する
- バッテリー上がりから完全復活までは30分以上かかる
- バッテリー上がりを直してもすぐに再発する3つの原因
- 充電、復活したバッテリーは早めに新品と交換しよう
- なぜバッテリーは上がったの?今後の予防策
- バッテリー上がり、交換は【カーバッテリー110番】におまかせください!
- まとめ
復旧の道具を持っていないならバッテリー修理業者に依頼する
- 出先で復旧道具を用意できない
- 買いに行こうにも車が動かない
このようなときはカーバッテリー修理業者に依頼しましょう。
バッテリー上がりはもちろん、カーバッテリーの状態によってはバッテリー交換もおこないます。
バッテリー上がりの対処費用は平均10,000円
バッテリー上がりはめったに起きないため相場が予想できず費用が気になりますよね。
今回、ランダムで選択したロードサービス会社6社と弊社運営の「カーバッテリー110番」の、バッテリー上がりの対処にかかる費用を調査しました。
その結果は平均1万円(11,547円)となり、10,000円前後で対処してくれる業者が多いことがわかりました。
この価格を目安にし、業者依頼をするときは契約前におおよその費用を確認しておきましょう。
※2021年3月8日調査
グラフの価格は税込み価格と税別価格が混在しています。
業者選びは出張費と営業時間をチェック
平均費用がわかれば次は、業者の選び方です。
選ぶポイントは「出張料が無料である」「いつでもすぐに来てくれる」業者です。
バッテリー修理業者の中には下記のような業者もいます。
- 設定価格は安いが、地域限定の狭いエリアのみ対応
- 深夜、早朝の依頼は受け付けていない
- 作業費以外に、別途出張料が加算される
そのため「思ったより出張料が加算されて、最初に聞いていた金額と違う?!」と驚いてしまうこともあります。
また昨今では24時間年中無休のバッテリー修理業者も増えていますが、中には営業時間が決まっている業者もあります。
念のため営業時間も確かめてから電話するとよいでしょう。
「カーバッテリー110番」は出張料無料、365日24時間営業、会員登録不要で今すぐ使える
※2021年3月8日調査。
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また、「カーバッテリー110番」は面倒な会員登録が不要ですぐに利用いただけます。
スズキ、ダイハツ、トヨタなど国産車も、BMWやMercedes-Benzなどの外国車もすぐに対応いたします。
バッテリー上がりの対処は8,800円(税込)〜対応!
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【自力復旧1】 ブースターケーブルを使って、ジャンプスタートをおこなう
イラストのような赤と黒のケーブルとほかの車(救援車)とバッテリー上がりの車(故障車)をつなぎ、バッテリーを充電します。
カーバッテリーを充電器やケーブルなどを使い充電し、エンジンをかける方法を「ジャンプスタート」といいます。
ブースターケーブルは、ホームセンターやカー用品店で大体1,000円~3,000円で購入できます。
ブースターケーブルはガソリン車・ハイブリッドカーどちらにも使え、手順もほぼ同じです。
ただし注意点がいくつかあるため、少し確認しましょう。
ガソリン車もハイブリッドカーも、救援車は12Vのガソリン車のみ
ジャンプスタートは救援車と故障車をケーブルでつなぎ、電気をわけてもらいます。
このとき救援車になれるのは「バッテリーが12Vのガソリン車」だけです。
電気自動車・ハイブリッドカー、24Vの大型トラックは救援車になれません。
ハイブリッドカーはエンジン始動時に大電流がバッテリーに流れます。
そのためハイブリッドカーとジャンプスタートをおこなうと、お互いの車が故障する危険があります。
またバッテリーの電圧が違う車同士とジャンプスタートをおこなうと、同様に故障の恐れがあります。
仮にバッテリー上がりを起こした車がハイブリッドカーだとしても、救援車や12Vのガソリン車のみです。
絶対にやめましょう。
ジャンプスタートを受けられるかどうか? | ||
ガソリン車 | ハイブリッド車 | |
救援ができる | 〇 | × |
ジャンプスタートを受けられる | 〇 | 〇 |
【ハイブリッドカー】充電するのは「鉛バッテリー(補機バッテリー)」
ハイブリッドカーには、ふたつのバッテリーが搭載されています。
ひとつはライトなどの電気系統に電気を送る「鉛バッテリー(補機バッテリー)」
このバッテリーは12Vのガソリン車にも積まれている、一般的なバッテリーです。
もうひとつは、走行時にモーターを動かす大容量の「リチウムイオンバッテリー(リチウムイオン電池、駆動バッテリー)」
こちらは電気自動車・ハイブリッドカー特有のバッテリーです。
ふたつのバッテリーは役割が異なり、どちらか一方の電力がなくなればハイブリッドカーは走行できません。
ハイブリッドカーでバッテリー上がりが起きた場合、充電するのは鉛バッテリーでありリチウムイオンバッテリーではありません。
またリチウムイオンバッテリーは、高圧電流が流れているため危険です。
絶対に触らないでください。
リチウムイオンバッテリーは容量が大きいため、バッテリー上がりはまれです。
万が一リチウムイオンバッテリーがバッテリー上がりを起こしたら自力での復旧はできません。
すぐに整備工場に連絡しましょう。
作業をはじめる前に、カギとクラクションを確認する
電子キーを使う車によってはバッテリー上がりから回復すると、自動でドアがロックされる場合があります。
また作業中は何度も車から乗り降りするため、カギの閉じ込めを防ぐために電子キーを携帯して対処をおこなってください。
さらに車によってはボンネットを開ける、ブースターケーブルをバッテリーや救援端子に接続するとクラクションが鳴る場合があります。
クラクションは防犯装置で車の故障や誤作動ではありません。
防犯装置はあらかじめ切っておけないため、鳴り始めてから対処しましょう。
メーカーを問わずたいていの場合は、電子キーや内蔵キーでドアを開閉すれば止まります。
【ガソリン車】のジャンプスタート方法
ガソリン車の多くは、救援車のバッテリーと故障車のバッテリー同士を接続します。
まれにバッテリーが見つからず「救援用端子(ヒューズボックスの中にある赤い端子)」しかない場合があります。
その場合は後述のハイブリッドカーの接続方法をご参考になさってください。
- 故障車のボンネットを開けて鉛バッテリーが見える状態にする
- 救援車を故障車の近くに停車、救援車・故障車はライト、エンジンをオフにする
- 故障車のバッテリー、プラス端子に赤いケーブル(プラス)を接続
- 赤いケーブル(プラス)の端を、救援車のバッテリーのプラス端子に接続
- 黒いケーブル(マイナス)を、救援車のバッテリーのマイナス端子に接続
- 黒いケーブルの端を、故障車のエンジンマウント(未塗装の金属部)に接続
- 救援車のエンジンをかけてアクセルを踏む。エンジンの回転数は少し高めにしておく
- エンジンをかけてみて、かかったら成功!エンジンは切らずに、故障車から降りる
- 先ほどとは逆の手順でケーブルを取り外す。
故障車の黒いケーブル→救援車の黒いケーブル
救援車の赤いケーブル→故障車の赤いケーブル - エンジンを切らずに、30分ほど走行し電気を溜める
【ハイブリッドカー】のジャンプスタート方法
手順はガソリン車とほとんど変わりません。
ハイブリッドカーはバッテリーのプラス端子の代わりに「救援用端子」を使って、ジャンプスタートをおこないます。
ハイブリッドカーによっては「救援車と故障車のバッテリー同士を接続する」場合があります。
その場合は前述のガソリン車の復旧方法をご覧ください。
- 故障車のボンネットの中、ヒューズボックスを開けて救援用端子が見える状態にする
- 救援車を故障車の近くに停車、救援車・故障車はライト、エンジンをオフにする
- 故障車の救援用端子に赤いケーブル(プラス)を接続
- 赤いケーブル(プラス)の端を、救援車のバッテリーのプラス端子に接続
- 黒いケーブル(マイナス)を、救援車のバッテリーのマイナス端子に接続
- 黒いケーブルの端を、故障車のエンジンマウント(未塗装の金属部)に接続
- 救援車のエンジンをかけてアクセルを踏む。エンジンの回転数は少し高めにしておく
- エンジンをかけてみて、かかったら成功!エンジンは切らずに、故障車から降りる
- 先ほどとは逆の手順でケーブルを取り外す。
故障車の黒いケーブル→救援車の黒いケーブル
救援車の赤いケーブル→故障車の赤いケーブル - エンジンを切らずに、30分ほど走行し電気を溜める
【自力復旧2】ジャンプスターターを使って復旧する
ジャンプスターターは車専用の急速充電器です。
ガソリン車・ハイブリッドカーどちらでも利用できます。
価格は5,000円~13,000円ほどホームセンターやカー用品店で購入できます。
救援車なしでバッテリーが復旧できるため、ブースターケーブルよりもお手軽でしょう。
作業をはじめる前にカギとクラクション、説明書を確認する
先にも触れましたが、電子キーを使う車はバッテリー上がりから回復すると自動的にドアが閉まる場合があります。
カギの閉じ込めを防ぐため、カギは携帯して作業をおこなってください。
車によっては、ボンネットを開ける、ジャンプスターターをバッテリーや救援端子に接続すると防犯用のクラクションが鳴ります。
防犯用のクラクションが鳴ったらドアを開閉するか、復旧しエンジンがかかればアラームは止まります。
最後にジャンプスターターは製品によって使用方法が異なります。
実際に使用する場合は、必ず説明書をご確認ください。
【ガソリン車・ハイブリッドカー共通】ジャンプスターターの使い方
ガソリン車・ハイブリッドカーともに手順はほとんど同じです。
ガソリン車の場合「バッテリーに直接」、ハイブリッドカーの場合「救援端子」にジャンプスターターを接続します。
- 故障車のボンネットの中、ヒューズボックスを開けて救援用端子が見える状態にする
- 救援車を故障車の近くに停車、救援車・故障車はライト、エンジンをオフにする
- 故障車の救援用端子に赤いケーブル(プラス)を接続
- 赤いケーブル(プラス)の端を、救援車のバッテリーのプラス端子に接続
- 黒いケーブル(マイナス)を、救援車のバッテリーのマイナス端子に接続
- 黒いケーブルの端を、故障車のエンジンマウント(未塗装の金属部)に接続
- 救援車のエンジンをかけてアクセルを踏む。エンジンの回転数は少し高めにしておく
- エンジンをかけてみて、かかったら成功!エンジンは切らずに、故障車から降りる
- 先ほどとは逆の手順でケーブルを取り外す。
故障車の黒いケーブル→救援車の黒いケーブル
救援車の赤いケーブル→故障車の赤いケーブル - エンジンを切らずに、30分ほど走行し電気を溜める
※製品によっては、バッテリーのマイナスとジャンプスターターのマイナス(黒)を接続する場合もあります。
自力復旧で直らないときはバッテリー上がり以外の原因を考える
バッテリー上がりの対処をおこなってもまだ動かないなら、原因はバッテリー上がり以外にある可能性が高いでしょう。
この章ではバッテリー上がりに似た症状とバッテリー上がりの症状を比較してみましょう。
ジャンプスタートをおこなってもまだ車が動かないのであれば、確認してください。
またバッテリー上がりに似た症状、バッテリー上がりの症状や原因はガソリン車・ハイブリッドカー共通です。
どちらのドライバーでもご覧いただけます。
バッテリー上がり以外でエンジンがかからないのかも
車のエンジンがかからない場合、バッテリー上がり以外が原因かもしれません。
部品トラブルから電子機器の不具合まで原因はさまざまですが、今回はすぐに解決できる要因をまとめました。
- ガス欠
- シフトが「P」に入っていない
- ブレーキを踏む力が弱い
- ハンドルロック(ステアリングロック)がかかっている
- 電子キーの電池切れ
ハンドルロックとは、ハンドルが固定される防犯装置のことです。
キーを挿しこまずハンドルを左右に切ると、ハンドルロックがかかります。
タイヤ位置を直すためうっかりかけてしまうかたも多いのですが、直し方はカンタンです。
シフトが「P」に入っていること確認して、イグニッションキーを回しながらハンドルを左右に動かせば解除できます。
バッテリーが上がると、電子キーが反応せずドアが開かなくなります。
しかし電子キーを使う車のドアは、カギの電池切れでも操作できなくなります。
ではカギの電池切れか、バッテリー上がりか?確かめるにはどうしたらよいか?
車のエンジンをかけて、かからなければバッテリー上がりでしょう。
まずは車内に入るため、ドアを開けます。
電子キーはどのメーカーのものでも中に「内蔵キー」が格納されています。
下図のように電子キーについたボタンやレバーを操作し、内蔵キーを取り出してください。
※イラストはイメージです。電子キーはメーカーや車種によって形や引き抜く場所が異なります。
取り出した内蔵キーをカギ穴に差し込めば、ドアが開閉できます。
次はエンジンをかけましょう。
スマートキーなどエンジンの始動にカギを挿しこまない車の場合。
ブレーキを踏んだら、スマートキーの「トヨタ」や「ホンダ」などのエンブレムがついた面をエンジンスタートボタンに押し当てスイッチを押します。
少し待てばエンジンがかかるはずです。
バッテリーが弱っているときの症状
バッテリーが弱り始めると、さまざまな症状が出ます。
走行中はどうだったか?最近変わったことがなかったか、少し思い出してみましょう。
- ヘッドライトやメーター類が暗い、つかない
- パワーウィンドウの開閉が遅い
- ホーンの音が小さい
- エンジンのかかりが悪い
- 電子キーが反応しない
- アイドリングストップの調子が悪い
電気を使うライトやホーンなどが弱り始めたり、電子キーに反応できなかったりします。
またエンジンのかかり、電子キーの反応が悪くなるなど車の動作にも影響が出ます。
信号待ちなどわずかな時間でもエンジンが止まり、すぐに始動できる「アイドリングストップシステム」。
トヨタは「SMART STOP」、ダイハツは「エコアイドル」、日産は「ピュアドライブ」などさまざまな名称で呼ばれています。
アイドリングストップはメーカーにかかわらず、バッテリーがなくなり始めるとうまくかかりません。
アイドリングストップは環境によい機能ですが、短時間に何度もエンジンを始動させるためバッテリーには負荷がかかります。
そのためバッテリーが少なくなると、自動的にアイドリングストップが停止する車が多いです。
バッテリーが上がる原因
バッテリー上がりには、必ず原因があります。
エンジンが止まる前に、何か心あたりはないか?少し思い返してみましょう。
- ルームランプ、ヘッドライトやエアコンがつけっぱなし
- 電気系のアクセサリーをつけすぎ
- 数年間車を動かしていなかった、日々短距離しか乗らない
- バッテリーの寿命、最後に交換してから2~3年たった
バッテリー上がりの原因は「電気を使いすぎる」のに加え、「電気の供給不足」でもあります。
車の仕組みは「走行でエンジンを回転させる→エンジンの動きと連動してオルタネーター(発電機)で発電する→オルタネーターで作った電気をバッテリーに溜める」を繰り返しています。
そのため車を動かさないと電気は作られず、自然放電やエンジン始動などで消費されバッテリー上がりがおきてしまいます。
「上記の症状に当てはまるがジャンプスタートをおこなっても効果がなかった」場合は、充電系統の部品が故障している可能性があります。
速やかに自動車整備工場などに連絡しましょう。
バッテリーは2~3年で交換するべきである
トヨタ、ホンダや日産などの自動車メーカーによると「バッテリー交換の目安は2~3年」(日産は2年ごと)とのことです。
バッテリーは使用頻度で寿命が変わりますが、バッテリー交換から2~3年たったのならそろそろ交換時期かもしれません。
バッテリーは寿命が近づくと、蓄電能力が落ちていきます。
もしかしたら今回のバッテリー上がりは、バッテリーの寿命が尽きたから起きたのかもしれません。
寿命が尽きたバッテリーは復活しない
寿命が尽きたバッテリーは蓄電能力が落ちています。復活はむずかしく、買いなおしたほうがよいでしょう。
ちょっとだけ詳しく説明します。
バッテリーの中には「鉛板」と「バッテリー液(希硫酸)」が入っていて、2つの化学反応によりバッテリーは蓄電と放電を繰り返しています。
鉛板とバッテリー液の化学反応を何度も繰り返すと、バッテリーの中でサルフェーション(硫酸鉛の結晶化)が発生します。
サルフェーションは電気を通さない結晶のことで、通常通り使っていればサルフェーションはバッテリー液に溶けて問題ありません。
しかしバッテリーを長期間放置、長期間使い続けているとサルフェーションが硬化をはじめ鉛板に付着します。
サルフェーションは電気を通さないため、鉛板につくとバッテリーの能力が落ちてしまいます。
ざっくりまとめると長い間バッテリーを使うと電気を通さない結晶がバッテリー内部に溜まるため、バッテリーが弱っていきます。
サルフェーションをすべて取り除く、鉛やバッテリー液をすべて交換するのはかなり危険なため、買いなおしたほうが早いでしょう。
参考:バッテリー再生事業 INFUSE[バッテリーの劣化原因]
バッテリーの替え時は4つの点検で見極める
自宅でのバッテリー上がりなど時間と道具(レンチや手袋)があるのなら、バッテリーを点検してみましょう。
点検時はエンジンやライト類を必ず切って、周囲の安全に配慮したうえでおこなってください。
- バッテリー液の色が濁っている
- バッテリー液が下限(LOWER LEVEL)よりも下にある
- 本体が膨らんでいる
- バッテリー端子が粉を吹いている
バッテリーの中には希硫酸という液体、バッテリー液が入っています。
本来は透明ですが、これが劣化すると茶色や黒っぽい色に変色します。
色の確認は、フタを開けて中を見ると確認できます。
バッテリーの側面に上限(UPPER LEVEL)と下限(LOWER LEVEL)が記載されています。
バッテリー液が上限と下限の間にあれば問題ありません。
しかしバッテリーは長く使用すると、バッテリー液が減っていきます。
バッテリー液はカー用品店などで購入できるため、補充するとバッテリーが長持ちします。
バッテリーは通常四角い形をしています。
しかし、側面だけ膨らんでいるなどがあればすぐに交換しましょう。
バッテリーが劣化し、過充電の状態になっている、ガスや発熱により膨らんでいる可能性があり危険です。
バッテリーの端子の近くに白い粉がつくことがあります。
この粉は放電時に発生する「サルフェーション(硫酸鉛の結晶化)」です。
サルフェーションは電気を通さないため、バッテリー外の端子や内部に溜まるとバッテリーの能力が低下します。
バッテリーに上記のような異常があれば、交換を検討しましょう。
バッテリー交換も【カーバッテリー110番】におまかせください!
「カーバッテリー110番」がご紹介する加盟店では、バッテリー上がりの対処のほか、バッテリー交換もおこなっています。
そのため「出先でバッテリー上がり…どうやらバッテリーを交換しないとダメみたい…」という状況でも、その場で交換可能です。
旅行先、自宅や職場などどこでもOK。
会員登録は不要、365日24時間いつでも日本全国からのご依頼に最短5分でスタッフを派遣いたします。
※バッテリー交換の対象エリアは「東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、滋賀県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県」です。
バッテリー交換は30,100円(税込)〜対応!※
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バッテリー上がりから復活!エンジンが始動したら次は充電する
これまではバッテリー上がりの対処やバッテリー交換など、バッテリートラブルの緊急処置についてみてきました。
ここからは「業者を呼んだり、ジャンプスタートをおこなったりしたあと」にすべきことを見ていきましょう。
50km/hぐらいのスピードで30分以上走る
ジャンプスターターなどでエンジンがかかっても、一時的なものです。
エンジンが動くようになったら50km/hぐらいのスピードで30分から1時間ほど走行します。
車には「オルタネーター」という、発電機がついています。
オルタネーターはエンジンの回転と連動して、電気を発電します。
バッテリーはオルタネーターが発電した電気を蓄えて、エンジンをかけたり、ルームランプをつけたりする仕組みです。
そのため、空っぽになった電気を充電するために走ります。
50km/hぐらいのスピードで30分から1時間ほど走れば、エンジンを切っても大丈夫です。
アイドリングでもよいが、効果は落ちる
アイドリングでもバッテリーは充電できます。
しかしアイドリング中はエンジンの回転数が少ないため、充電に時間がかかります。
可能であれば、通常走行したほうがよいでしょう。
バッテリー上がりを放っておいても自然回復はしない
バッテリー上がりは放っておいても回復しません。
車の電気は「車を走らせオルタネーターで発電→バッテリーに充電」という仕組みのためエンジンを動かさない限りバッテリーは充電しません。
またバッテリーは放っておくと、溜めていた電気を勝手に放出する「自然放電」により電気を失います。
さらに放置するとバッテリーの劣化が進むため、早めに対策を取りましょう。
ジャンプスタートで対処できるうちに車を走らせ、バッテリーを回復させるのがおすすめです。
バッテリー上がりから完全復活までは30分以上かかる
バッテリーを充電するまでのかかる時間はバッテリーの状態によって異なるため一概にはいえません。
あくまで目安ですが、バッテリー上がりから復活するまでの時間をまとめました。
早ければ35分ほど、フル充電は5~10時間ほど
バッテリーの充電は、前述の通り車を走らせて充電できるのでエンジンがかかればOKです。
そのため、5~20分ほどで終わる場合もあります。
ただしこれはバッテリーの状態や対処方法によって異なります。
エンジン始動後は30分以上走らせなくてはならないので、最短でも35分ほどかかるでしょう。
ちなみに「フル充電したい」場合はもっと時間がかかります。
フル充電にはジャンプスターターではなく「カー充電器」という別の充電器を使います。
ジャンプスターターは短時間に急速充電できますが、それはエンジンがかかる程度のわずかな電力だけです。
ジャンプスターターだけでは、まだバッテリー上がりは起きやすい状態です。
一方カー充電器はゆっくり時間をかけて充電する代わりに、バッテリーをめいっぱいまで充電できます。
カー充電器でフル充電する場合は、これもバッテリーの状態によりますが大体5~10時間かかります。
バッテリー上がりを直してもすぐに再発する3つの原因
バッテリー上がりを直したのに、再びバッテリー上がってしまうことがあります。
おもに充電不足やバッテリーの寿命が考えられます。
理由がわかれば次は防げるため、確認していきましょう。
【原因1】バッテリー上がりを直してすぐにエンジンを切った
ジャンプスターターや救援車からもらった電気は「エンジンをかけるための一時的なもの」です。
そのためすぐにエンジンを切ってしまうと、再びバッテリーが上がってしまいます。
ジャンプスターターの取り外しなどで車から降りる際には、エンジンはつけっぱなしにして下さい。
【原因2】充電量が足りていなかった
充電がアイドリングだけだった、などエンジンの回転数が足りなかった場合です。
再び充電すれば、エンジンだけはまた始動できます。
始動後は、30分ほど通常走行して充電してください。
【原因3】バッテリーが寿命間近
トヨタ、ホンダや日産などの自動車メーカーによると「バッテリー交換の目安は2~3年(日産は2年ごと)」とのこと。
使用条件にもよりますがバッテリーの寿命が近くなるとうまく充電できない、バッテリー本体が破損するなどのトラブルが発生します。
バッテリーを新しいものに交換しましょう。
充電、復活したバッテリーは早めに新品と交換しよう
ジャンプスタートなどでバッテリーが復活すると普段通りに走れるため、問題がないように思えます。
しかし「バッテリー上がりが起きたなら、バッテリーに何らかの不具合が発生している」のです。
できるだけ早くバッテリーの交換をおすすめします。
充電、復活したバッテリーは使い続けると再発しやすくなる
一概にはいえませんが、再びバッテリー上がりが起きやすくなる可能性があります。
バッテリー上がりにすぐに気がつき、バッテリーに破損や劣化が見られなければバッテリーは使用しても問題ないでしょう。
しかし「ひさびさに車を動かしたらバッテリー上がり、いつバッテリー上がりになったかわからない」など、長期間バッテリーを放置していた場合は要注意です。
先に触れたサルフェーション(硫酸鉛の結晶化)が、硬化をはじめバッテリーの機能を低下させる恐れがあります。
バッテリーの点検、バッテリー本体の破損や寿命などを考えバッテリーを使い続けるか検討しましょう。
またバッテリー交換から数年たった、バッテリー上がりを放置して時間がたっているなら新しいものに交換したほうが確実でしょう。
バッテリー交換は自分でできるが要注意
バッテリー交換には特別な資格は不要なため、誰でもおこなうことはできます。
ガソリン車だけでなく、ハイブリッドカーも鉛バッテリー(補機バッテリー)であれば自分で交換できます。
ただしバッテリーの交換は火災や感電の恐れがあるため慣れていないと、事故の恐れがあり危険です。
ハイブリッドカーの場合、鉛バッテリーとは別のリチウムイオンバッテリー(リチウムイオン電池、駆動バッテリー)の交換は、危険なため自分ではできません。
また次で解説していますが「バッテリー交換をすると電子メモリが初期化されるかも」しれません。
技術に自信がないのであれば、安心と安全のためにもプロに依頼してバッテリーを交換してもらってください。
バッテリー交換をおこなうと電子メモリが初期化されるかも
カーバッテリー交換をおこなうと「時計の時間がズレた、アイドリングストップが不安定になった」などのトラブルが時々報告されます。
これはバッテリー交換に伴い、車に搭載された電子機器が一時的にダウンし、電子機器に記録されたメモリが消えたために起こる不具合です。
メモリが消えないようにするため、自分でバッテリーを取り換える場合には「バックアップ電源」を使います。
バックアップ電源はカーバッテリーの代わりに電子機器に電気を送り、メモリを消さないようにする装置のことです。
もしもメモリが消えたとしても、車内の時計がズレるなど軽度のトラブルであれば自分でも対応が可能です。
しかし、アイドリングストップがうまくできないなど運転にかかわる場合は、プロの整備士に診てもらわないと直りません。
お近くの整備工場へ相談しましょう。
二度とバッテリーが上がらないための予防策
バッテリー上がりは、バッテリーの充電がなくなったため起こります。
この章では対策についてまとめました。
- 停車中ルームランプ、ヘッドライトやエアコンは必ず消す
- 電気系のアクセサリーは必要最低限にする
- 週に1度は30分以上ドライブ
- バッテリーは2~3年を目安に交換する
停車中ルームランプ、ヘッドライトやエアコンは必ず消す
ルームランプ、ヘッドライトやエアコンなどの車の機能はバッテリーを消費します。
走行中ならば充電ができるためバッテリーが上がることはありません。
「停車中にヘッドライトをつけっぱなしにしていた」「アイドリング中にエアコンを長時間使っていた」などの場合には、最悪5、6時間程度でバッテリーが上がってしまいます。
長時間の使用は避け、降車時にはベッドライトやルームランプを消したことを確認しましょう。
電気系のアクセサリーは必要最低限にする
カーナビ、ドライブレコーダーやカーテレビなどのカーアクセサリーの電源はたいていカーバッテリーです。
そのため、ルームランプなどをつけっぱなしにしていたときと同様、停車中やアイドリング中に使いすぎるとバッテリー上がりの原因になります。
「カーアクセサリーは必要最低限のものだけ車に乗せる」「内蔵バッテリーや別電源が使えるならカーバッテリー以外の電源を使う」など工夫をしましょう。
週に1度は30分以上ドライブする
車はエンジンを切っている間でも時計などの電子機器、駐車中も録画するタイプのドライブレコーダーなども電力を使います。
またカーバッテリーは停車中でも「自然放電」により蓄えていた電気を少しずつ失います。
そのため長期間動かしていない車はバッテリーが上がってしまいます。
さらに「毎日数十分しか車に乗らない、週1回しか乗らず30分以上連続して走らない」場合も要注意!
バッテリーを少しずつ消費しているのに、オルタネーターの発電が十分にできていないからです。
週に1度は30分以上、走行しましょう。
バッテリーは2~3年を目安に交換する
先にも少し触れましたが、自動車メーカーのトヨタ、ホンダや日産によると「バッテリー交換の目安は2~3年(日産は2年ごと)」とのことです。
しかし、寒冷地で使っていた、ルームランプを頻繁に使うなど使用条件によって寿命は異なります。
寿命が近づいたバッテリーは劣化によりうまく充電できない、使い続けてもどんどん性能が落ちていきます。
何かいつもと違う点に気付いたら早めに新しいものと交換しましょう。
バッテリー上がり、交換は【カーバッテリー110番】におまかせください!
バッテリー上がりやバッテリー交換は自分でもおこなえます。
しかし「道具を持っていない」「自分でつなぐのは怖い」「ハイブリッドカーにジャンプスターとするのは不安」という方も多いはず。
そんなときは「カーバッテリー110番」までご相談ください。
「カーバッテリー110番」は全国に加盟店ネットワークがあるため、すぐにカーバッテリーの修理業者を派遣いたします。
日本全国どこへでも対応!しかも出張料はかかりません。※1
電話受付は24時間365日のためお電話いただければ加盟店スタッフが最短5分で現場に駆け付けます。
時間がかかる会員登録は不要、そのため今お電話いただいてもすぐ対応いたします。
バッテリー上がりの対処は、8,800円(税込)から対応!
万が一バッテリー交換が必要な場合は、30,100円(税込)から交換し、どんなメーカーの車も対応いたします!※2
スズキ、ダイハツ、トヨタやホンダの国産車はもちろん、BMWやMercedes-Benzなどの外国車も対応!
バッテリー上がり&交換でお困りなら、【カーバッテリー110番】におまかせください!
※1対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様に確認の上、出張費等をいただく場合がございます。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況により価格が異なり、記載価格で対応できない場合がございます。
バッテリー交換の対象エリアは「東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、滋賀県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県」です。
まとめ
カーバッテリーが上がったときは、復旧作業が必要です。
準備と知識があればご自身でも復旧作業はできますが、慣れていないと難しく、また危険の伴う作業なので、できれば専門の業者にご相談ください。
また、せっかく普及させてもそのまま放置していては、再度バッテリーが上がってしまうかもしれません。最低でも30分以上は車を走らせ、充電をしてください。
そして、バッテリー自体に問題がある場合も考え、新しいバッテリーに交換するなどの対応も検討しておきましょう。
ある日突然起こるバッテリー上がり。緊急でお困りの際は弊社までご相談ください。専門知識のあるプロをすぐに派遣いたします。
ご利用お待ちしております。