スバルWRXのバッテリー上がり|エンジンの不調は交換で直るかも!
「帰宅しようとしたら、WRXのエンジンがかからない……」このようにWRXのエンジンがかからなくなったときは、まず原因を調べましょう。なぜなら、エンジンがかからない原因を知ることで、改善するべき部分を把握することができるからです。
もしWRXが、バッテリー上がりが原因でエンジンがかからないときは、こちらのコラムをご覧ください。こちらのコラムでご紹介する対処法を参考にして、バッテリー上がりを解消しましょう。
目次
エンジンがかからないときは原因を調べよう
エンジンがかからない原因にはいくつかあります。そのなかでも、多くみられる原因とその対処法を3つご紹介いたします。
ガス欠
ガス欠とは、ガソリンが車の燃料タンクに残っていない状態をいいます。車はガソリンを燃料にして走行するので、ガソリンがなくなるとエンジンがかからないのです。ガス欠になると次のような症状が車にあらわれます。
・ガス欠の症状と対策法
走行中にガス欠になると、アクセルを踏んでもスピードは上がりません。そのままアクセルを踏み続けると、エンジンから異音や振動が聞こえるようになり、やがてエンジンが止まります。
ガス欠になったときは、JAFや自動車保険のロードサービスに連絡して、燃料を補給してもらいましょう。
エンジン付近の部品の不具合
エンジン付近の部品に不具合がある場合、運転席からみえるスピードメーター付近にあるエンジン警告灯が点灯します。エンジン警告灯はその名のとおり、エンジンに模したマークになっています。
エンジン警告灯が点滅または点灯している場合は、エンジンにダメージがあるおそれがあります。そのときは、JAFや自動車保険のロードサービスに連絡してレッカー移動で修理工場などに運んでもらいましょう。ロードサービスとは、車を使用しているときに起きたトラブルに対して、適切に対処してくれる業者です。
バッテリーのトラブル
ガス欠やエンジンに何も症状があらわれていないのであれば、バッテリー上がりが原因かもしれません。鍵を挿してACCまたはONのところまで回し、ヘッドライトが点灯するか、パワーウインドウが開閉するか確認してみてください。
ヘッドライトが点灯しない、パワーウインドウが開閉しないのであれば、バッテリー上がりが原因でエンジンがかからないと判断してよいでしょう。
バッテリー上がりでエンジンがかからないときは、弊社にご依頼ください。日本全国に多くの業者が弊社に加盟しておりますので、バッテリー上がりが起きた場所に近い業者をご紹介することができます。対応の速さは他社に負けませんので、ぜひお電話ください。
バッテリー上がりを解消するには3つの方法がある
WRXがバッテリー上がりによってエンジンがかからないことがわかったけれども、どのようにすれば解消できるのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、ここではバッテリー上がりを解消する方法を3つご紹介いたします。
方法1.ジャンピングスタートでエンジンをかける
ジャンピングスタートとは、自分の車のバッテリーとは別の電源から電気を供給してもらい、エンジンをかける方法です。ジャンピングスタートにはいくつか方法がありますが、ここでは救援車から電気を供給してもらう方法をご紹介します。
救援車から電気を供給してもらう場合、バッテリーが上がった被救援車と救援車のバッテリー同士をつなぐブースターケーブル(以下、ケーブルと省略)を準備します。そして、救援車と被救援車をケーブルが届く位置まで近づけ、ケーブルをバッテリーにつないでいきましょう。
・ケーブルをつなぐ手順
バッテリー同士をケーブルでつなぐときは、次の手順を守ってください。手順を間違えると、車の電気系統などが故障するおそれがあるからです。
1.2本のケーブルのうち赤いほうを、被救援車のプラス端子、救援車のプラス端子の順につなぐ。
2.残りの黒いケーブルを、救援車のマイナス端子、被救援車のエンジンの金属部分、の順につなぐ。
このとき被救援車のエンジンルームに金属部分につなぐのは、マイナス端子につなぐと大きな電流が流れて、飛び散った火花が原因で、車両火災が起こるおそれがあるからです。しかし、エンジンルーム内に金属部分がない場合もあります。その場合はマイナス端子につなぎましょう。
・走行させてバッテリーに充電する
ケーブルをつなぎ終わったら、救援車のエンジンをかけます。そしてアクセルを3分ほど踏み込んだあとに、被救援車のエンジンをかけましょう。被救援車のエンジンがかかったら、ケーブルを外していきます。外す手順はつないだときとは逆になりますので、間違えないようにしましょう。
ケーブルを外したら、エンジンを停止させずにそのまま約30分走行させてください。走行するときの速度は時速50km前後がよいでしょう。
車はエンジンを回すことによって発電しますが、エンジンが1分間に約2,000回転すると効率よく発電します。エンジンをその回転数にしようとすると、時速50km前後で走行することになるのです。
方法2.新しいバッテリーに交換をする
以前からバッテリー上がりがよく起こっていたのであれば、バッテリーに寿命がきていると考えられます。その場合は、新しいバッテリーに交換しましょう。自分で新しいバッテリーに交換する場合は、適合したものを用意することが必要です。
・適合するバッテリーを用意する
適合するバッテリーの型番を知りたいときは、車を購入したお店などに問い合わせると教えてくれます。ただし、問い合わせるときは、排気量・車両型式などを伝える必要があります。排気量や車両型式などは車検証に記載されていますので、それをみながら伝えるとよいでしょう。
もし、車検証がみつからないときは、バッテリーに型番が記載されていますので、同じ型番のバッテリーをネット通販などで購入しましょう。
〇バッテリーの交換手順
新しいバッテリーが準備できたら、ケガを防止するために保護メガネ・作業用の手袋を着用しましょう。そして、バッテリーの取り外し・取り付けのために使用するドライバー、レンチなども準備してください。
1.静電気を逃がす
交換の作業に入る前に、はじめに車体の金属部分にふれて静電気を逃がしてください。そうしないと静電気がバッテリーから漏れる水素に引火して爆発事故が起こるおそれがあるからです。
2.ケーブルを外す
静電気を逃がしたら、エンジンが停止・電装品のスイッチがオフであることを確認して、鍵を抜きます。そして、古いバッテリーの端子からケーブルを外します。ケーブルを外す順番は、マイナス・プラスの順です。
3.新しいバッテリーに入れ替える
ケーブルを古いバッテリーから外したあと、固定用の金具を外し、古いバッテリーと新しいバッテリーとを入れ替えます。新しいバッテリーを金具で固定してから、ケーブルをバッテリーの端子にプラス・マイナスの順でつないでください。
〇バッテリー交換時の注意点
ケーブル外す順番・つなぐ順番を間違えると、電流が大量に流れて火花が発生し、火災などのトラブルが起こるおそれがありますので、注意してください。
また、バッテリーのなかの液体には、硫酸が使われています。バッテリー液に誤ってふれると火傷のおそれがあるため、バッテリーを購入したお店に渡して、処分してもらいましょう。
方法3.ロードサービスへ連絡をする
自分でジャンピングスタートやバッテリー交換をおこなう自信がない場合は、JAFや自動車保険のロードサービスに依頼するとよいでしょう。ただし、自動車保険のロードサービスは保険の未加入の車両には対応してくれませんし、JAFに関しては、未加入者に対する費用は高額になります。
任意の自動車保険・JAFに未加入の方は、バッテリー上がりに対応している業者に依頼することをオススメします。その業者の場合、JAFよりも安い費用でバッテリー上がりに対処してくれる場合が多いからです。ただし、業者によってはバッテリーに電気を供給する対応のみのところもありますので、依頼するときに確認するようにしましょう。
バッテリーに電気を供給する対応を依頼するのであれば、弊社にご依頼ください。価格に関しては、他社には負けないという自信があります。もちろん通話は無料ですので、安心してお電話ください。
スバルWRXのバッテリー上がりが起きる原因と仕組み
突然バッテリー上がりが起きると、ジャンピングスタートや業者に依頼するなどの手間がかかり面倒です。できることならバッテリー上がりの再発は避けたいものです。
そこで、バッテリー上がりの再発を防ぐために、まずはバッテリーが充電される仕組みとバッテリー上がりが起きる原因を理解しましょう。
バッテリーが充電される仕組み
さきほど少しふれましたが、車はエンジンが回転することで発電する仕組みになっています。具体的には、エンジンの動きに応じて、オルタネーターという装置が発電するようになっているのです。
オルタネーターにはコイルがあり、その中心に電磁石があります。そして、電磁石が回転すると発電し、別の装置で直流の電流に変換され、バッテリーに充電されるのです。
オルタネーターが故障すると充電不足に
このような仕組みでバッテリーに充電されることから、オルタネーターが故障すると発電しません。そのため、バッテリー内の電気のみ消費され、充電不足になるのです。そしてバッテリーが充電不足になると、バッテリー上がりが起こりやすくなります。
そのため、オルタネーターに故障の前兆がみられたら、故障する前にディーラーなどに修理を依頼しましょう。オルタネーターの故障の前兆の例を以下に挙げておきましたので、参考にしてください。
・走行しているにもかかわらずバッテリーランプが点灯する
オルタネーターが正常であれば、走行すると発電しバッテリーに充電されますので、バッテリーランプが点灯することはほとんど考えられません。そのため、走行時にバッテリーランプが点灯したときは、オルタネーターになんらかの異常が発生していると考えてよいでしょう。
・オルタネーターから変な音がする
オルタネーターに何らかの異常がある場合は、カラカラという音がします。その場合、オルタネーターに使用されているベアリングなどの部品が破損している可能性があります。
長期間放置すると充電不足になる
オルタネーターなど発電する装置が故障していなくても、放置していたらエンジンは回転しませんので、車は充電不足になります。エンジンが停止していても、搭載しているコンピューターの機能維持などのために電気は消費されてしまいます。
充電不足にならないようにするために、少なくとも1週間に一度、30分以上は車を走行させてください。充電しやすくするためには、定期的にドライブするなどの習慣をつけるとよいでしょう。
ただし、定期的にドライブしていても、ライトの消し忘れなどでバッテリー上がりが起こることもあります。そんなときは、どうぞ弊社にご相談ください。車が止まってしまった場所に近い業者をご紹介しますので、すぐに対応いたします。メールでもかまいませんので、バッテリー上がりでお困りのときは、ご連絡お待ちしております。
バッテリー上がりを起こさないためには予防が重要!
充電の仕組みやバッテリー上がりの原因について理解したところで、次はバッテリー上がりの再発を防ぐための対策をしていきましょう。再発を防ぐ対策としては、おもに以下のふたつがあります。
定期的に点検をする
バッテリー上がりの再発を防ぐには、定期的に点検することが効果的です。少なくとも、年に一度は点検するようにしましょう。点検する項目としては、おもにバッテリー液の量と電圧です。
・バッテリー液の補充
バッテリーにはUPPERとLOWERという表示があり、その横に線があります。UPPERの線とLOWERの線の間にバッテリー液の液面があれば正常です。LOWERの線を液面が下回っていたら、バッテリーの上部にある注ぎ口からバッテリー液を補充してあげましょう。
・電圧の測定
バッテリーの電圧は、テスターという機器で測定します。電圧の正常値は、停車時で12.5ボルト~13ボルトです。そのため、停車時の電圧が12ボルトを下回るようであれば、バッテリーに寿命がきていると考えられます。バッテリー交換をディーラーなどに依頼しましょう。
警告灯で充電の残量を確認する
運転席のところにあるメーターにバッテリーの形をしたマークがあります。そのマークがバッテリーの警告灯です。警告灯が点灯すると、通常バッテリー内の電気の残量が少なくなっています。そのときは、車を走行させるなどして、バッテリーに充電しましょう。
バッテリーの警告灯に気付かず、突然バッテリーが上がってしまったときは、弊社にお電話ください。弊社加盟の業者が急いで駆け付け、お助けいたします。