S660のバッテリー上がり対処法3選!交換の依頼先・費用も解説

S660がバッテリー上がりしたら、ほかの車のバッテリーから電力を供給するかカーバッテリー用の充電器を使ったジャンピングスタートで対処しましょう。ジャンピングスタートをおこなえば、エンジンを始動させることができるのです。ただし、S660は一般的な手順とは異なるため注意が必要です。

このコラムでは、S660のジャンピングスタートの手順やプロに依頼するなどの対処法をご紹介します。また、バッテリー上がりが頻繁に起きている場合はバッテリー交換が必要です。バッテリーの交換時期の目安や方法についても解説していきますので、参考にしてみてください。

ホンダS660のバッテリー上がり対処法【3選】

S660に限らず、どんなに高性能な車でも突然バッテリー上がりが起きてしまう可能性は十分にあります。また、どんなに車に詳しい方でも初めてバッテリー上がりを起こしたときは慌ててしまうことでしょう。

なかには「家族が愛用するS660を借りて運転しているときに、バッテリー上がりが起きてしまった!」ということもあるかもしれません。ここではS660のバッテリー上がりの対処法を3つ取り上げます。まずは手順に沿ってエンジンを始動させてみましょう。

1.救援車を呼ぶ

1.救援車を呼ぶ

S660のジャンピングスタートは、自車と救援車のバッテリー同士をブースターケーブルでつなぐ一般的な手順とは異なります。S660は、バッテリーではなくヒューズボックスを利用するのです。

まず、ボンネットを開けるとユーティリティーボックスを確認できます。こちらも開けたらバッテリーが凍結していないか確認してください。凍結しているとジャンプスタートをおこなうことができないため、溶けるのを待たなくてはなりません。

また、救援車が同じ12Vの電圧であることも確認してください。違う電圧の車を救援車にすると、故障の原因となります。

エンジンを切ったら、ヒューズボックスを確認します。リヤフードを開けるために、運転席の下にあるリヤフード専用のレバーを引いてください。運転席の外側に立って、リヤフードの真ん中にあるレバーを引くと開けることができます。

【手順】

  1. 1.バッテリー上がりしたS660のヒューズボックスにあるプラス端子に赤色のブースターケーブルをつなぐ
  2. 2.赤色のケーブルの先を救援車のバッテリーのプラス端子につなぐ
  3. 3.救援車のバッテリーのマイナス端子に黒色のブースターケーブルをつなぐ
  4. 4.黒色のブースターケーブルの先をS660のエンジンにあるスタッドボルト(ネジの部分)につなぐ
  5. 5.救援車のエンジンをかけたら、アクセルを踏んでエンジンの回転数を上げる
  6. 6.S660のエンジンをかける
  7. 7.ブースターケーブルをS660のエンジンにあるスタッドボルトから取り外したあとに救援車のバッテリーのマイナス端子側も取り外す
  8. 8.今度はS660のヒューズボックスにあるプラス端子のケーブルを取り外してから救援車のバッテリーのプラス端子側も取り外す

手順を誤ってしまうと大きな電流が流れてバッテリーが爆発するおそれがあるため、慎重に作業をおこなってください。エンジンスタート後の充電方法についてはこのあとの【エンジンが始動したら車を走らせて「充電」を!】で解説いたします。

2.ジャンプスターターを使う

カーバッテリー用の充電器であるジャンプスターターを使用すれば、救援車がなくてもジャンプスタートをおこなうことができます。カー用品店などで手に入るもので、いざというときのために用意しておくと安心です。先述した救援車を利用するときの準備と同様に、リヤフードを開けてヒューズボックスを確認します。

【手順】

  1. 1.ヒューズボックスを開けたら、プラス端子にジャンプスターターの赤色のケーブルをつなぐ
  2. 2.エンジンにあるスタッドボルトに黒色のケーブルをつなぐ
  3. 3.エンジンをかける
  4. 4.ケーブルをつなげたのと逆の順番で外す

3.JAFなどのロードサービスや業者を呼ぶ方法もある

バッテリー上がりは、救援車や道具さえ用意できれば自分で対処することが可能です。しかし、「自分でやるのは怖いな……」と感じる方もいらっしゃるでしょう。そんなときは、バッテリー上がりに対応するプロの手に任せるというのもひとつの手段です。

JAFや自動車保険のロードサービスに加入していれば、バッテリー上がりに無料で対応してもらえます。JAFでは非会員でも依頼することができますが、その場合には料金が発生するので確認しておきましょう。

ロードサービスに加入していない場合は、バッテリー上がりに対応している業者に依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。この場合も作業料が発生しますが、連絡すれば現場までプロが駆けつけて対処してくれるので安心です。

突然のバッテリー上がりで業者をお探しでしたら、ぜひ弊社をご利用ください。弊社では、全国にある加盟店のなかから現場に早く駆けつけることができる業者をお探しして派遣いたします。いつでもご相談ください。

エンジンが始動したら車を走らせて「充電」を!

ここまでご紹介した3つの方法は、あくまでもエンジンを始動させるための応急処置です。この状態のままでは充電が足りず、再びバッテリー上がりを起こすおそれがあるので、再度充電をしましょう。

バッテリーの充電方法は、普通充電器を使って充電する場合と車を走らせて充電する場合の2つがあります。バッテリーの電気残量にもよりますが、空に近い状態のとき普通充電器を使うと充電満タンまで10~12時間程度ゆっくり充電する必要があるのです。そのため、ここでは効率的な「走行充電」について見ていきましょう。

できるだけ長く走るのが効果的!

できるだけ長く走るのが効果的!

車のエンジンが動くと、オルタネーターという発電装置が作動します。オルタネーターから発電した電力は、バッテリーに蓄えられて電装品などに電気を送っているのです。

停車させたアイドリング状態でも充電することはできます。しかし、エンジンが回転するほどオルタネーターで発電されるため、走行したほうが早く充電できるのです。ジャンプスタートが成功したら、そのままエンジンを切らずに30分~1時間ほどドライブするとよいでしょう。

アイドリング充電は「時間と場所」を考えて!

先述したとおり、アイドリングでもバッテリーの充電は可能ですが、時間がかかります。また、夜間や早朝に住宅地でアイドリング充電をおこなうと、エンジン音が騒音となって近隣に迷惑をかけてしまうかもしれません。どうしてもアイドリング充電をする場合には、周囲に気を配る必要があります。

バッテリー上がりが何度も起こる!交換の依頼先2つ・費用相場

バッテリーを充電したばかりなのにすぐにバッテリーが上がったら、そろそろ交換を検討してもよい頃でしょう。一般的に車のバッテリーの寿命は2~4年です。

ただしS660のようなスポーツカーに乗られる方は、遠出する機会が多いかもしれません。車を走行させるほどバッテリーは消耗していくため、寿命は短くなっていることが考えられます。目安としてバッテリーの保証期間より長く使用しているならば、交換をするのがよいでしょう。

また、交換は車の知識がある方ならDIYが可能ですが、なるべくプロに任せることをおすすめします。その理由とともに、交換の依頼先や費用相場をみていきましょう。

依頼先1.ディーラー

依頼先1.ディーラー

S660を扱っているディーラーにバッテリー交換を依頼すれば、専門知識をもった整備士によって確実に作業してもらえます。また、ほかに不具合があった場合なども対応してもらえるため安心です。

ディーラーにバッテリー交換を依頼した場合の費用相場は、本体価格を含んで約20,000円~30,000円です。ディーラーでは高性能のバッテリーを取り扱っているため、費用が高いようです。

依頼先2.カー用品専門店

カー用品店では、自分で用意したバッテリーに交換してくれるところがあります。性能にこだわりがない方は、比較的安価なバッテリーを探してカー用品店に持ち込んで交換作業のみを依頼すれば、費用を抑えることができるのです。バッテリー交換の作業料は約500円~1,500円が目安となります。

まずは車検証で車の年式・型式をチェック!

自分でバッテリーを用意する場合は、使用しているものと同じ規格のものを選ぶ必要があります。インターネットの通販サイトで探す場合、車検証に記載された車の年式と型式を確認しましょう。メーカーや車種などを選択していくと、適合するバッテリーを見つけることができるのです。

また、バッテリー上部に記載されている数字とアルファベットの規格から適合するバッテリーを探すこともできます。一番左の2ケタ(または3ケタ)の数字はバッテリーの性能を表します。その次にあるA~Hのアルファベットはサイズの区分、次の数字2ケタがバッテリーの長さです。そして最後のRまたはLのアルファベットが端子の位置になります。

プラスを手前にしたときに端子が右側に並ぶものはR、端子が左側に並ぶものはLと記載されたバッテリーを選びましょう。また、バッテリーサイズによっては端子が縦に並んでいてRやLが記載されていないものがあります。バッテリー交換をするときは、性能を表す最初の2ケタ(または3ケタ)以下の内容が同じものを選んでください。

また、アイドリングストップ機能がある車種の場合は、最初に記載されたアルファベットがバッテリーサイズで最後のアルファベットが端子の位置を記しています。使用している車種に適合するバッテリーを選びましょう。

バッテリー交換はプロに任せるほうがよい理由

バッテリー交換をする際には危険がともないます。バッテリーの接続方法を間違えてしまうと、大きな電流が流れてバッテリーが爆発するおそれがあるため、作業になれていない人がバッテリー交換をするのは避けたほうがよいでしょう。自分でバッテリー交換をする自信がないという方は、迷わずプロに任せることをおすすめします。

また、バッテリー交換してからも、使用を続けることで徐々に劣化していきます。再度S660のバッテリー上がりが起きたときのために、頼れる業者を見つけておくと安心です。突然のバッテリー上がりにお困りのときは、ぜひ弊社をご利用ください。

お電話相談は24時間受け付けております。バッテリーが上がったS660の元まで早く駆けつけられる業者をお探しいたします。お気軽にお電話ください。

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