マツダスクラムワゴンでバッテリー上がりが起きたときの対処法!
スクラムワゴンのエンジンが動かなくなってしまったら、一刻も早く対処をしたいですよね。そんなときこそ焦らず、まずは原因を突きとめることから始めましょう。エンジンが始動しない原因は、バッテリー上がりだけではありません。
もし間違った対応をとってしまうと、余計に時間がかかってしまいます。そのため、より早く問題を解決するためには、正しい対応を知るための判断材料である「原因」を理解する必要があるのです。
こちらのコラムでは、エンジンがかからない原因やスクラムワゴンがバッテリー上がりだった場合の対処法を解説していきます。もしも自分で対応ができなさそうであれば、業者へ依頼をしましょう。
車のエンジンが始動しない!そんなときはまず原因を探ろう
スクラムワゴンを運転しようとしても、エンジンがかからないことがあります。そんなときは、まず原因を探ってみましょう。スクラムワゴンのエンジンが始動しない原因はおおまかに分けて4つあります。それぞれ詳しく見てみましょう。
部品の故障
車は、さまざまな部品が機能を果たすことで、エンジンをかけることができます。そのためエンジンの始動に使われている部品が故障をしてしまうと、車自体も動かなくなってしまうのです。
エンジンをかけるために使われている部品には、たとえば発電機の役割を持つ「オルタネーター」があります。車はエンジンをかけるときに、電気を使用します。この電気は、車を走行させることでオルタネーターが発電をし、蓄えられます。
そのためオルタネーターが故障をしていると発電をすることができず、エンジンをかける電力も足りなくなってしまうでしょう。その結果、エンジンがかからないというトラブルが発生します。
オルタネーター が故障することはあまりありませんが、故障した場合は「キュルキュル」「カラカラ」といった音が聞こえてきます。一度異音が聞こえてこないかをチェックしましょう。
また「セルモーター」もエンジンを始動させるうえで大切な部品です。エンジンは、内部で爆発が起こることで始動します。この爆発を起こすために必要なのが、燃料となるガソリンと空気です。
そしてオルタネーターの電力を糧に、この爆発を起こす機能を果たしているのが、セルモーターなのです。そのためセルモーターが故障していると、爆発を起こすことができず、エンジンが始動しなくなってしまいます。
セルモーターが 故障をしているときは、「電装品は使えるのにも関わらず、エンジンが始動しない」という症状があらわれます。バッテリー上がりは蓄えた電力が尽きた状態であるため、電装品を使用することはできません。
しかしセルモーターはエンジンを始動させるための部品であるため、故障をしていてもバッテリーの充電があれば、電装品を使うことができるのです。
もしも部品が故障していると感じた場合は、お近くのディーラーへ相談して、交換修理などをおこなってもらうことをおすすめします。
人為的なミス
正しい操作をしていないことが原因で、エンジンが始動しなくなるケースがあります。たとえば、ハンドルロック機能がかかっている場合です。ハンドルロック機能とは盗難を防止するためのもので、機能するとハンドルを動かせなくなってしまいます。
ハンドルロック機能は通常、エンジンスイッチを「LOCK」から「ACC」もしくは「ON」にすることで解除できますが、できない場合は別の対処をする必要があります。もしメーターにイモビライザーの警告灯が出ているのであれば、ハンドルを左右に動かした状態で、エンジンスイッチを押しましょう。
警告灯が出ていないときは、ハンドルを左右に動かした状態でカギを回すことで、解除することができます。
また、携帯リモコンの電池切れが原因である可能性もあります。エンジンを始動させようとするときに、メーターパネルに鍵マークが点滅しながら、「ピーピー」という音が出ます。この症状は携帯リモコンが検知されないときに出るものなので、いつも通りの操作をおこなっているのにも関わらずこの症状が出たら、電池切れである可能性が非常に高いです。
また携帯リモコンの電池切れが近づくと「反応が悪くなる」「エンジンを始動した際に、メーターパネルに電池消耗の警告灯が表示される」などの症状が出ます。もしこれらの症状が以前から見受けられたのであれば、一度電池を交換してみると、エンジンが始動できるかもしれません。
バッテリーターミナルの接触不良
エンジンをかけるときは、バッテリーに蓄えられている電気を利用します。そのため電気の流れが悪いと、エンジンをかけることができない場合があります。
バッテリーの内部には、バッテリー液と呼ばれる液体が入っています。この液体によって化学反応が起こり充電をすることができるのですが、まれにこの液体がこぼれてしまうことがあります。
バッテリー液がこぼれてバッテリーターミナルという部分にかかってしまうことがあります。バッテリーターミナルとは 、端子と配線をつなぐ部品のことです。このバッテリーターミナルにバッテリー液がかかると、接触がうまくいかず、電気の流れが悪くなってしまうのです。このような場合は、バッテリーの交換を検討しましょう。
バッテリー上がり
上記のような原因が考えられないときは、もしかしたらバッテリー上がりかもしれません。バッテリー上がりは、バッテリーの充電がなくなってしまうことで起こる現象です。
バッテリー上がりは道具の常備があれば、解消することが可能です。しかし中には、「バッテリー上がりの備えを忘れていた……」という方も多いでしょう。そのようなときは、業者を利用する手もあります。
バッテリー上がりの解消を業者に依頼したい場合は、弊社へご相談ください。弊社では、ジャンピングスタートによるエンジン始動のサービスをおこなっている業者をご紹介しております。見積り以上の料金はいただきませんので、ぜひお気軽にご利用ください。
【マツダのスクラムワゴン】バッテリー上がりを自力で対処する3つの方法
必要な道具を持っていれば、自力でスクラムワゴンのバッテリー上がりを解消することもできます。バッテリー上がりの解消する方法は、おもに「ブースターケーブルを使う方法」「充電器を使う方法」「バッテリーを交換する方法」の3つがあります。
いずれもバッテリー上がりを解消することができる方法ですが、「バッテリーを交換する方法」はほかの方法と少し違います。この方法は、新品のバッテリーが必要になるため、作業の費用が高くなってしまうのです。
そのため3年ほど経過して、バッテリーの寿命が近づいてきたと感じたときは、このバッテリー交換の方法がおすすめです。反対にまだバッテリーが新しい場合は、交換すると費用が高くついてしまうので、「ブースターケーブルを使う方法」と「充電器を使う方法」をおこなうとよいでしょう。
それぞれの方法の作業手順や注意点などもあわせて解説するので、ご自身に合った方法を確認してみてください。
対処法1.ブースターケーブルを使う
この方法は、外部の車から自車に電気を供給してもらうことで、自車のエンジンを始動させるというものです。外部の車と自車をつなぐときに使用するケーブルのことを、ブースターケーブルと呼びます。このブースターケーブルは、ホームセンターや車用品の専門店で購入しましょう。
また、電気を供給してもらう外部の車を「救援車」と呼びます。基本的に救援車は、ハイブリッド車を利用することはできないため、ガソリン車が望ましいでしょう。また12ボルトバッテリーを搭載している車に救援を依頼してください。
条件に合う救援車とブースターケーブルが用意できる場合は、以下の手順にそってバッテリー上がりを解消させます。手順を間違えたり不適切な箇所にケーブルを接触させたりすると、事故のもととなってしまうので、慎重に作業をしましょう。
■ブースターケーブルのつなぎ方
- (1)車同士を寄せる
- (2)自分の車のバッテリーを確認する
- (3)赤色のブースターケーブルを自車のプラス端子に接続する
- (4)自車と接続した状態の赤色のケーブルを、救援車のプラス端子に接続する
- (5)黒色のブースターケーブルを救援車のマイナス端子に接続する
- (6)救援車と接続した状態の黒色のケーブルを、未塗装の金属部分に接続する
- (7)救援車のエンジンを始動させる
- (8)自車のエンジンを始動させる
- (9)成功したら、逆の手順でブースターケーブルを取り外していく
- (10)エンジンを切らずにそのまま30分程度走行してバッテリーを充電する
対処法2.充電器を使う
スクラムワゴンのバッテリーを充電器を使って充電することで、バッテリー上がりを解消させることができます。充電器には、短時間で充電をおこなうことができる「急速充電」のタイプと、時間をかけながらも比較的安全に使用できる「普通充電」のタイプがあります。
充電器を使用するときは、ご自身の状況に合わせたタイプのものを選ぶようにしましょう。
またこの方法はコンセントから電気を供給してもらうことでおこなうので、近くにコンセントを挿せる場所が必要です。コンセントや充電器が用意できる場合は、以下の手順にそって充電をしましょう。
■充電器の使い方
- (1)車からバッテリーを取り外す
- (2)車のバッテリーのプラス端子に、充電器の赤いケーブルを接続する
- (3)車のバッテリーのマイナス端子に、充電器の黒いケーブルを接続する
- (4)電源がオフの状態で、充電器をコンセントにさす
- (5)充電器の電源をオンにする
- (6)90パーセント程度充電がおこなえたら、逆の手順で充電器を取り外す
対処法3.バッテリーを交換する
新品のバッテリーと道具があれば、バッテリー交換をおこなうことでもバッテリー上がりを解消することができます。バッテリー交換をおこなうには、以下の道具が必要です。
■バッテリー交換に必要な道具
- ・新品のバッテリー……古いバッテリーを確認して、車に合ったものを選ぶ
- ・スパナ……バッテリーを固定している部品を緩めるために使用
- ・手袋……バッテリー液の飛散によるヤケドの事故を防ぐ
- ・メモリーバックアップ……作業中に、車に保存されているメモリーが消去されないようにする
いずれもホームセンターで購入することができるので、お近くにある場合は利用してみるとよいでしょう。
バッテリーの交換は、以下の流れにそっておこないます。取り外しの際は、バッテリー液に気を付けて、慎重に作業をおこないましょう。
■バッテリーの交換方法
- (1)バッテリーを確認する
- (2)バッテリーを固定している部品を取り外す
- (3)バッテリーのプラス端子にメモリーバックアップを挟む
- (4)バッテリーのマイナス端子にメモリーバックアップを挟む
- (5)バッテリーのマイナス端子のケーブルを外す
- (6)バッテリーのプラス端子のケーブルを外す
- (7)バッテリーを交換する
- (8)1~8と逆の手順で、バッテリーを取り付けていく
上記のいずれかの対処法をおこなうことで、自力でバッテリー上がりを解消することができます。しかしバッテリー上がりを解消するには、危険をおかしながら精密な作業をしなくてはなりません。もしケーブルを違った順番で接続したり正しくないところに接触させたりすると、最悪の場合火災に繋がってしまいます。
そのため、作業に不安を感じる方や道具が足らず自力で対処ができなさそうな方は、業者へ依頼をすることをおすすめします。経験豊富な業者へ依頼をすれば、危険をおかすことなく、安心して作業を任せることができるでしょう。
弊社ではそんな業者をご紹介しております。また不安な点があれば、コールセンターを24時間体制で設置しているため、いつでもご相談いただくことが可能です。ぜひお気軽にご利用ください。
自力で対処できないときは「ロードサービス」を利用しよう
道具を持っていない場合は、ロードサービスへ依頼をすることでバッテリー上がりを解消させることもできます。とくにロードサービスは、加入している方であれば無料でサービスを受けることができるため、非常にお得です。
ロードサービスを請け負っている会社には「自動車保険を運用している保険会社」や「JAF」などがあります。こちらでは、自動車保険とJAFのサービスについて解説をしていきます。
自動車保険のロードサービス
保険会社が運用している自動車保険には、バッテリー上がりを解消するロードサービスが付帯されている場合があります。もしこのような自動車保険に加入しているのであれば、無料でバッテリー上がりを解消してもらうことができるでしょう。
ただし自動車保険のロードサービスを利用する前には、「バッテリー上がりを起こしたのが自分の車であるか」という点を確認しておきましょう。自動車保険のロードサービスの対象は、保険をかけた人の「車」になります。
そのため、「自分は自動車保険に入っている。友人の車に乗っているときにバッテリー上がりを起こした」という場合は、ロードサービスの対象になりません。保険会社に連絡をする前に、事前に契約内容を確認しておくと安心です。
JAFのロードサービス
ロードサービスをおこなっているJAFへ依頼をすることでも、バッテリー上がりを解消することができます。もしご自身がJAFの会員であれば、電話や専用のアプリで手続きをおこなうことで、無料でバッテリー上がりを解消してもらうことができるでしょう。
ただしJAFも、無料でロードサービスを利用できる対象は決まっています。JAFのロードサービスの対象は人であるため、バッテリー上がりを起こした車にJAFの会員の方が乗っていなければ、無料でサービスを利用することはできません。JAFへ連絡をする前に、契約内容を確認しておきましょう。
どちらも加入していない場合は……
バッテリー上がりは日常茶飯事で起こるトラブルではないため、つい対策を忘れてしまうものです。「バッテリー上がりを解消する道具もなく、ロードサービスの加入もしていなかった」という方も多いでしょう。
そのようなときは、お近くの業者を利用するという手もあります。業者とひとくちにいっても数は非常に多いため、選定をすることで、よりご自身の希望に合ったところを選ぶことが可能です。
しかし数多くの業者を見比べるのは大変です。そんなときは、弊社のサービスをご利用ください。ご自身の希望や条件などを考慮しながら、優良な業者をご紹介させていただきます。