アクセラのバッテリー上がりを解決!ハイブリッドは場所が違う?
マツダのアクセラ(MAZDA3)でバッテリー上がりが起こったら、乗っている車種に応じた解決方法を実践してください。アクセラはガソリン車とハイブリット車があり、ハイブリット車の場合はバッテリーの場所などが通常とは異なり、注意しなければならないからです。
この記事では、アクセラでのバッテリー上がりの解決方法を車種ごとにご紹介します。この記事の情報を参考に、使用している車種に合わせた解決方法を理解しましょう。自力で解決できない場合や、今後のバッテリー上がりの予防に役立つ情報も紹介するので、参考にしてみてください。
バッテリー上がりの解決法|ガソリン車の場合
ガソリン車のアクセラでバッテリー上がりが起こったら、外部のバッテリーを利用してエンジンを始動させる「ジャンプスタート」という方法で解消することが可能です。
ジャンプスタートには、救援車に協力してもらう方法と、バッテリーを充電できるジャンプスターターという道具を使う方法があります。ここからは、それぞれの方法の手順を見ていきましょう。
救援車と自車をブースターケーブルで接続しよう
救援車に協力してもらう方法では、ブースターケーブル(救援車と自車をつないでエンジンを始動させるための道具)と救援車が用意できれば対処することができます。
ただし、救援車は自車と電圧が同じである必要があります。国産の乗用車の電圧は12Vなので、乗用車でバッテリー上がりが起きたときは、救援車に協力してもらいましょう。また、救援はハイブリット車には依頼することができません。その理由については、詳しくは次章でご説明します。
救援車とブースターケーブルが用意できたら、まずは救援車のエンジンを切って自車の電装品(エアコン・オーディオなど)はすべて切っておきましょう。
次に、エンジンルーム内にあるバッテリー端子に、ブースターケーブルをつなぎます。このとき、1本目(赤いケーブル)を自車のプラス端子・救援車のプラス端子の順につないだ後、2本目(黒いケーブル)を救援車のマイナス端子・自車のエンジンの金属部分につなぎましょう。
つなぐ順番を間違えると、ショートするおそれがあります。安全におこなうためにも、順番は必ず守ってください。
ブースターケーブルをつないだら、救援車のエンジンをかけてください。このとき、AT車はパーキング、MT車はニュートラルに入れ、サイドブレーキはかけておきましょう。そして、救援車のアクセルを踏み込み、エンジンの回転数を2,000~3,000程度に保ってください。
そして、自車のエンジンをかけます。エンジンがかかったら、ブースターケーブルをつないだときと逆の順番で外しましょう。
ブースターケーブルを外したら、車を30分~1時間程度走らせて車を充電してください。なぜなら、バッテリーが回復した直後は充電が極めて少なくなっているからです。充電が少ない状態でエンジンを切ると、次回エンジンをかけるだけの電気がないため、再びバッテリー上がりが起こるおそれがあるのです。
ジャンプスターターを使う方法も
ジャンプスターターを使う方法では、ジャンプスターター本体と付属のケーブルがあれば対処が可能です。
まず、付属のケーブルをプラス端子に赤・マイナス端子に黒の順に取りつけてください。そして、付属のケーブルをバッテリー本体にも取りつけ、電源を入れましょう。電源を入れたら、しばらく待ってからエンジンを始動させてください。エンジンがかかったら、ケーブルを黒・赤の順に取り外しましょう。
また、エンジン始動後は、再びバッテリー上がりになることを防ぐために、30分~1時間程度車を走らせてからエンジンを切ってください。
自力で解決できない場合は
道具がない、救援車が見つからないといった理由でバッテリー上がりを自力で解決できない場合は、JAFや加入している自動車保険のロードサービスを利用したり、業者に依頼したりして対処しましょう。
JAFに加入している方や、契約している保険でロードサービスが適用できる場合には、無料で対応してくれるので、そちらに連絡してください。
JAFに加入していない方、保険でロードサービスが適用できない方は、業者への依頼も検討してみることをおすすめします。現地から近い業者を探して依頼すれば、出張費を抑えることができるため、安く対処してもらえる可能性が高いです。また、すぐに駆けつけてもらうことができるでしょう。
弊社では、バッテリー上がりを解消する業者をご紹介します。全国に多数の加盟店があるため、お近くの業者を探して派遣することも可能です。バッテリー上がりにお困りの方は、ぜひ弊社までご連絡ください。
バッテリー上がりの解決法|ハイブリッド車の場合
ハイブリット車のアクセラも、ジャンプスタートで解決することが可能です。しかし、ガソリン車と少し方法が異なるので、以下でご説明していきます。また、ハイブリット車のバッテリーについて覚えておいたほうがよい注意点もあるので、あわせて見てきましょう。
ハイブリッドのアクセラは後ろにバッテリーがある
ハイブリット車の場合、バッテリーはトランクルームに格納されています。しかし、トランクルームは磁気式のロックとなっているため、バッテリーが上がったら開けることができません。
バッテリーが上がったときのために、ハイブリット車にはエンジンルームにバッテリーとつながった救援端子が設けられています。ハイブリット車でバッテリー上がりを解消するときには、救援端子にケーブルをつなげましょう。
ハイブリッド車にはふたつバッテリーがある
ハイブリット車には、ふたつのバッテリーがあります。ひとつは、電装品を動かす「補機バッテリー」で、ガソリン車と同じ12Vのバッテリーです。もうひとつは、高電圧・大容量の「駆動用バッテリー」で、車を走らせるためのバッテリーです。
補機バッテリー、駆動用バッテリーともにバッテリーが上がるリスクはありますが、先ほどご紹介した方法で自力で解消できるのは、補機バッテリーのみです。駆動用バッテリーは高電圧なため、自分での作業には危険をともないます。駆動用バッテリーが上がったときには、ディーラーや修理工場に依頼して修理してもらいましょう。
ハイブリッド車で救援することはできない
ハイブリット車は、ほかの車を救援することができません。ハイブリット車とガソリン車をつなげたときに流れる大電流に、ハイブリット車が耐えられずに故障してしまうおそれがあるのです。
そのため、もしほかにバッテリー上がりを起こしている車があっても救援できないので覚えておきましょう。
もし、救援できる道具や車が見つからない場合は、ぜひ弊社へご連絡ください。弊社では、24時間365日電話対応しています。突然なバッテリー上がりの際でも、いつでもご相談ください。
バッテリー上がりの対策法を知っておこう
ここからは、バッテリー上がりを予防する方法をご紹介します。以下の内容を読んで、バッテリー上がりを防ぎましょう。
電装品の使い過ぎに気を付けよう
バッテリー上がりを防ぐためには、ライトやエアコン、オーディオなどの電装品の使い過ぎに気をつけましょう。
バッテリー上がりは、電気の消費量が充電量を上回り、充電不足となったときに起こります。バッテリーはエンジンをかけているときに充電され、電装品の使用によって電気を消費するため、電装品を使い過ぎるとバッテリー上がりが起こるおそれがあるのです。
定期的な点検をしよう
バッテリー上がりは、バッテリーが寿命を迎えたときにも起こります。ガソリン車は3年程度、ハイブリット車の補機バッテリーは5年程度で寿命を迎えるので、その前にバッテリー交換をおこなう必要があります。
ただし、寿命は車の使い方によって大きく変動します。正確な交換時期を見極めるためにも、月に1回程度は点検をおこなって劣化具合を確認するのがおすすめです。
点検では、電圧・比重などを確認するとよいでしょう。電圧や比重は低下してきたらバッテリーが劣化してきています。
ちなみに、電圧や比重の測定には、専用の道具が必要となります。道具をお持ちでない方は、ガソリンスタンドなどでも点検してもらうことができるので、一度調べてみるとよいでしょう。
ここまで、アクセラのバッテリー上がりを防ぐ方法をご紹介してきました。ただし、バッテリー上がりを予防していても、バッテリーが上がってしまうこともあるかもしれません。
突然のバッテリー上がりが起きた際は、弊社にご連絡ください。弊社では全国に数ある加盟店の中からお近くの業者を探して派遣いたします。バッテリー上がりをすぐに解決したいときには、ぜひ弊社までご相談ください。