突然のバッテリー上がりへの対策・予防|整備士に聞く原因・症状・防止方法
バッテリー上がりを防止する方法には次の3つがあります。
- エアコンやライトなどの電装品をエンジンが停止した状態で使いすぎない
- 定期的に長距離を走行してバッテリーをしっかり充電する
- 車を長期間放置するときは放電を防ぐためにバッテリーからマイナス端子を外す
バッテリー上がりは、電気の使用量が充電される量を上回ったときに起こるため、電気の節約・貯蓄によって防ぐことが可能です。
この記事ではバッテリー上がりの予防法と、自動車の整備士免許取得者8人に聞いた日常的に使える対策をご紹介します。
ただ「何度もバッテリーが上がってしまう」といった場合は、バッテリー自体に問題がある可能性があります。
バッテリーにも寿命があり、使用開始から2~3年を過ぎると、充電できる電気の量が減ってバッテリー上がりを起こしやすくなります。
「バッテリーに問題があるかもしれない」と不安な方は、【カーバッテリー110番】にぜひご相談ください。
カーバッテリー110番までお問い合わせいただければ、すぐに正常な新品のバッテリーをお届けして、交換いたします※。
バッテリーの寿命が近いと感じている方は、お気軽にご相談ください。
※バッテリー交換の対応エリアは「東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・愛知県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県」です。
目次
車のバッテリー上がりは何が原因?予防法とあわせて解説
バッテリーが上がる原因にはさまざまなものがあります。そのなかでもバッテリー上がりが起きやすい原因とその予防法を3つご紹介していきましょう。
【原因と予防法1】ライトやエアコン等の電装品を使用しすぎている
バッテリー上がりの原因としてもっとも多いのが、ライトの消し忘れです。停止中に長時間ライトを使うと、バッテリーが減るばかりで電力が蓄積されないため、バッテリー上がりが起きます。
また、ライトの消し忘れと同じぐらい多い原因が、エアコンの使いすぎです。
特に、エンジンを切っていてもエアコンを使える車は注意しましょう。
エアコンを使ったあとに、切り忘れて車から離れることになれば、バッテリー上がりが起きるリスクが高くなります。
エンジンを切っている間は、なるべくヘッドライト・エアコン・カーナビ・室内灯など、電気を使用する機器の使用を控えることで、バッテリー上がりを防ぎやすくなります。
【原因と予防法2】走行する距離が短すぎて充電量が少なくなっている
車は走ることによって、車内にある発電機が発電し、電力を作ります。
作られた電力はどんどん蓄積されるため、走れば走るほど電力が充電されます。
しかし、走行する距離が短いと十分に充電されません。
5~10分程度の運転を繰り返していると、電気の使用量が充電される量を上回ってしまいます。
すると、バッテリー内部の電気がだんだん少なくなっていき、最終的にバッテリー上がりが起こってしまうのです。
よく車を走らせ、電力が蓄積されている状態であれば、バッテリー上がりが起きる心配がありません。
1週間に1度は20~30分以上は走らせるようにしましょう。
【原因と予防法3】長時間車を運転していないため自然放電が起こっている
車は乗らずに放置するほど、電力が放電していきます。
2~3ヵ月乗っていないと、蓄積されていた電力がなくなりバッテリー上がりが起こるのです。
車を運転する時間がない場合は、マイナス端子を抜いておきましょう。
マイナス端子を外すとバッテリーを外したときと同じ状態になるからです。
しかし、マイナス端子を外しても自然放電はするため、永遠に電力を保てるわけではありません。
マイナス端子を抜いてしばらく放置しておける期間は1ヶ月が目安です。
やり方は簡単で、バッテリーのマイナス部分に接続されているケーブルをスパナで外すだけです。
ただし、自動車のバッテリーからは高圧電流が流れています。
不用意に触れると感電の危険もあるため、自動車の扱いに慣れていない方は作業しないでください。
また、間違えてプラス端子を抜いてしまうと車がショートする原因になりますので注意しましょう。
冬の時期はバッテリーの負荷がかかりやすいので注意!
バッテリーは冬になると上がりやすくなります。
バッテリー内の液体温度が下がることでバッテリーの性能が下がるからです。
バッテリーは外気温が0度になると80%、外気温が-20度になると50%の性能しか発揮されなくなります。
古いバッテリーほど性能のパーセンテージが下がっていきます。
そのため、冬の時期はバッテリーに負荷がかかり、上がりやすくなるのです。
雪がたくさん積もるような寒い地域では、車の雪かきを頻繁におこなうなどの対策を取りましょう。
詳しくは冬のエンジントラブルの対処法の記事をご覧ください。
自動車の整備士免許取得者に聞く日常的に使えるバッテリー上がり対策
ここからは自動車の整備士免許取得者にアンケートを取った結果わかった、日常的に使えるバッテリー上がり対策をご紹介していきます。
「不必要にセルを回さない」(運送会社の整備担当者)
セルとは自動車のエンジンをかける際に使われている機器です。
エンジンをかけるときは大量の電気が必要になるため、不必要にセルを回すほど電気を消耗します。
エンジンがかかったら、それ以上はセルを回さないようにしましょう。
「あまり乗らない人は、たまにエンジンをかけて30分ぐらいアイドリングする」(整備士歴13年の検査員資格保持者)
「乗らない日もエンジンだけはかけた方がいい」(経歴10年の車検担当者)
「自動車にあまり乗らないが、定期的にエンジンをかけてバッテリーを充電しておく」という方は、この方法で不意のバッテリー上がりを防ぐことができます。
「ホームセンター等で家庭用100Vバッテリー充電器を購入し、定期的に充電する」(経歴20年の2級整備士)
自動車用の充電器を使ってバッテリーを充電するのも有効な対策です。
また、充電器があれば万が一バッテリー上がりが起こっても充電して再スタートができるため、一台もっておくとよいです。
「オイル交換などのタイミングでバッテリーの電圧をはかってもらう」(ガソリンスタンド勤務の整備士)
「コストはかかるが、定期点検の実施」(日産系販売会社勤務)
定期点検を実施しましょう。
バッテリーが劣化すると充電できる電気の量が減るため、バッテリーが上がりやすくなります。
定期的にバッテリー液の量や電圧を確認しておきましょう。
早めの対処は業者に依頼を!
バッテリー上がりの予防をしても、バッテリーが上がってしまうことはあります。
バッテリー上がりが起きたら、放置せずに早めに対処することが重要です。
放置するとさらにバッテリーを消耗してしまうため、早めに修理しましょう。
しかし、バッテリー上がりは突然起こるものですから、自分一人で対処することが難しい場合もあります。
そんなときは弊社の【カーバッテリー110番】にご相談ください!
バッテリー上がりが起きたときに、いち早く解決できる業者を年中無休でご紹介しております。
ご連絡いただいた場所に近く、素早く対応できる業者を案内しておりますので、迅速に解決することが可能です。
日本全国に加盟店がありますので、どこでも駆け付けることができます。
受付対応は年中無休ですので、早朝や深夜でご友人やご家族を呼べないときでもご安心ください。
車のバッテリー上がりが起きた緊急の際は、ぜひカーバッテリー110番までご連絡ください。
頻繫にバッテリー上がりが起こるなら原因はバッテリーにあるかも
頻繫にバッテリー上がりが起こるという場合、バッテリーの寿命が過ぎていることが原因になっているケースが多いです。
バッテリーの寿命が近いとバッテリーが上がりやすくなります。
バッテリーの平均寿命は2~3年です。
バッテリーは寿命が近づくにつれて電力を充電できなくなるため、バッテリーが上がりやすくなります。
バッテリーの寿命がくる前に交換をする
普段の走行から異常を感じなくても、バッテリーは徐々に消耗しているため、突然バッテリー上がりが起きることがあります。
そのため、バッテリーの保証期間がきれるタイミングで交換しましょう。
また、バッテリーの本体が膨らんでいる場合や、スターターモーターの回転数が弱くなるのもバッテリー交換のサインです。
スターターモーターとは、エンジンをスタートさせるときに「キュルキュル」と聞こえるモーターのことです。
自動車の整備士免許取得者に聞くバッテリー交換のサイン
「現在使っているバッテリーを交換したほうがよいのか」という判断基準について、整備士免許取得者にアンケートを取りました。
- 「ライト点灯時、ウインカーの点滅に反応するように光が弱くなったり強くなったりする時」(運送会社の整備担当者)
- 「パワーウィンドウの開け閉めを行なった際に、動きが遅い」(経歴20年の2級整備士)
- 「アイドリングストップ車であれば、アイドリングストップがしづらくなる」(ガソリンスタンド勤務の整備担当者)
- 「電圧表示の低下」(自動車整備士免許1級取得者)
上記のように電気系統に異常が見られる場合はバッテリーの寿命が近いため、交換を検討しましょう。
カーバッテリー110番ではバッテリーの交換サービスをおこなっています。
お電話いただければ、弊社加盟店が迅速に新品のバッテリーをお持ちして交換作業をいたします※。
バッテリー上がりが起きて困っている方は、ぜひご利用ください。
※バッテリー交換の対応エリアは「東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・愛知県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県」です。
車のバッテリーが上がったときの症状
車のバッテリーが上がったときの症状は以下のとおりです。
- エンジンがかからない
- 駆動音が小さい
- メーターが光らない
- パワーウィンドウ・パワーシートが動かない
車のバッテリーが上がっているというのは、「電力が不足している」状態のことをいいます。そのため、電気で動く場所の反応が鈍かったり、動かなかったりするのです。
バッテリー上がりと間違えやすい症状
車が動かなくなった=車のバッテリー上がりではありません。
バッテリー上がりが起きたときと似たような症状を起こす故障もあります。
そのため、バッテリー上がりと間違えやすい故障をご紹介します。
- ガス欠:ガソリンメーターが0になっている
- 燃料噴射ポンプの故障:スターターモーターは動くが車は動かない。
- スターターモーターの故障:キーを回しても無音で車が動かず電圧が高くなる。
どの症状も車が動かなくなるため、バッテリー上がりと間違えることが多いです。
そのため、それぞれの故障したときの特徴を知っておきましょう。
車のバッテリー上がりを自分で直す方法
車のバッテリー上がりを自分で直すには、ほかの車に救援車を頼みブースターケーブルで解決する方法と、ジャンプスターターにつなぐ方法があります。
詳しい直し方は、バッテリー上がりの直し方の解説記事でご確認ください。
自分で直せない場合はプロに依頼する
深夜に車通りの少ない場所でバッテリー上がりを起こしたり、ブースターケーブルやジャンプスターターを持ち合わせていなかったりと、自力でバッテリー上がりを直せない場合があります。
そのようなときは、「ロードサービス」または「プロの業者」を呼びましょう。
ロードサービスやプロの業者に依頼すれば、いつでもどこでも駆けつけてくれます。
バッテリー上がりを解決できる業者を、カーバッテリー110番では日本全国を対象にご紹介しております。
友人・家族を呼べない場所や時間帯でバッテリー上がりが起きた場合は、ぜひ弊社へご連絡ください。
年中無休で電話受付をおこなっておりますので、お気軽にご相談いただけます。
まとめ
バッテリー上がりの対策の要点をこちらにまとめました。
原因 | 対策 |
---|---|
ライトの消し忘れ・エアコンの使いすぎ | 電気を使用する機器の使用を控える |
走行距離が短い | 週に一度は20~30分以上走らせる |
長時間運転していない | 事前にマイナス端子を抜く |
バッテリーの寿命 | バッテリーを交換する |
これらの原因と対策を覚えて、突然車に乗れなくなるアクシデントを避けましょう。
万が一バッテリー上がりに見舞われた際は、自分で直すこともできますが業者に任せるのが確実です。
直し方がわからない方、自信がない方はぜひご相談ください!