ポルシェでバッテリー上がりするのはなぜ?原因と正しい対処法を紹介
車に関する知識があまりない方ですと、突然エンジンがかからなくなり、車が動かなくなると大変慌ててしまうかと思います。エンジンがかからなくなる原因として、よくあるのがバッテリー上がりです。
中でもポルシェは、バッテリーが上がりやすい車といわれたりもしています。そこで今回は、ポルシェのバッテリー上がりの原因について詳しくご紹介していきます。ほかにも、正しい対処の仕方から、ポルシェのバッテリーを長持ちさせるコツについてまでご紹介していきますので、もしものときの参考にしてください。
目次
ポルシェのバッテリー上がりの対処法
ポルシェのバッテリーが上がってしまうと、エンジンがかからなくなり、どこにも行けなくなってしまいます。しかし、その場の状況によっては業者を呼ばなくても、解決できることがあります。ここでは、こうしたポルシェのバッテリーが上がってしまった際の、正しい対処の仕方についてご紹介いたします。
バッテリーが上がったら、まずボンネットを開けよう
バッテリーが上がってしまったら、バッテリーの状態を確認するためにもボンネットを開けてやる必要があります。しかし、ポルシェのボンネットは、手動と自動の2種類のタイプがあります。手動のタイプであれば、足元や座席横などにあるレバーを使って、ボンネットを開けることができるようです。
しかし、自動のタイプの場合、バッテリーが上がってしまっては自動でボンネットが開くことはありません。このようなときは、足元にあるヒューズボックスと救援バッテリーをケーブルで繋ぎましょう。
これで、自動タイプのポルシェでも、ボンネットを開けることができるようです。もしどうしても開け方がわからない場合は、取扱説明書を確認するか、メーカーや業者に問い合わせてみるとよいでしょう。
ポルシェのバッテリー上がり|対処法は4つ
ポルシェのバッテリーが上がったときのために、4つの対処法をご紹介します。わからないままバッテリーを触ると、怪我や事態の悪化につながるおそれがあるのです。安全のためにも、しっかりと確認しておきましょう。
1.ブースターケーブルを繋ぐ
バッテリーが上がってしまった際に救援車がいれば、ブースターケーブルを使って解決できることがあります。救援車と故障車のバッテリーを、ブースターケーブルで繋いで、故障車のエンジンをかけるのです。
そして、アイドリングまたは1時間程度することで自走してバッテリーを充電することができるのです。いざというときのために、ブースターケーブルを車に備え付けておくとよいでしょう。
2.ジャンプスターターの使用
バッテリー上りを起こしたときに、必ずしも近くに救援車がいるとは限りません。そのようなときに役立つのが、ジャンプスターターです。ジャンプスターターは自動車用のモバイルバッテリーで、救援車がいなくてもバッテリーを充電することができます。
そのため、ポルシェのようなバッテリーが上がりやすい車の場合、ひとつ常備しておくと安心でしょう。ただ、モバイルバッテリーで充電できるのは、エンジン始動分ほどになるになります。しっかりと充電するには、30分程度の走行が必要になります。
3.バッテリーを交換
バッテリーが上がってしまった場合、必ずしもジャンプスタートやジャンプスターターを使って解決できるとは限りません。どちらの方法でもバッテリー上りが解消されないようなら、新しいバッテリーへの交換が必要かもしれません。劣化や寿命が原因でバッテリー上りをしているようなら、交換してしまったほうがよいでしょう。
4.ロードサービスや業者に連絡
自分で復旧作業をおこなうことに不安を感じる方は、業者に連絡して作業してもらうことをおすすめいたします。自分で復旧作業をおこなっても、誤った手順によってショートを起こして事態が悪化してしまうことも考えられます。
とくにポルシェのような高級車の場合は、失敗してしまった際のリスクが大きいですので、バッテリーが上がりの対応はロードサービスや業者に任せたほうが安心かもしれません。
応急処置ならブースターケーブル!正しい繋ぎ方
ブースターケーブルを繋げてバッテリー上りを修理する場合、正しい手順でおこなわなければなりません。間違った手順でケーブルを繋ぐと、発火や怪我、救援車の故障といったことも考えられるのです。そのため、十分に手順を確認したうえで、作業に取り掛かるようにしてください。
まずは、故障車と救援車のどちらも、エンジンが停止していることを確認します。確認できたら、赤いケーブルを故障車・救援車の順番で、それぞれのプラス端子へと繋いでください。そして、黒いケーブルを救援車・故障車の順番で、マイナス端子へと繋いでいきます。
2本のケーブルを正しく繋げたら、救援車のエンジンを始動し30分ほど待ちます。故障者のバッテリーが充電されていれば、故障者のエンジンを始動できるはずです。どちらのエンジンも始動できたら、ケーブルを繋げたときとは逆の手順で外していきます。
黒いケーブルを故障車・救援車、赤いケーブルを救援車・故障車の順番で外してください。無事にケーブルを取り外して故障車を1時間ほど走行させれば、バッテリー上りは解消されるでしょう。
救援車がなくて困ったら、業者に早めに連絡!
ジャンプスターターも持っておらず救援車も周りにいない状況であれば、自力でバッテリー上がりの対処をすることはできないでしょう。このような場合は、すぐにでも業者に相談するようにしてください。
カーバッテリー110番であれば、全国に加盟店を持っているため、どこでも迅速な対応をすることができます。さらに、24時間受付け対応していますので、バッテリー上がりで困ったときは、ぜひご連絡ください。
ポルシェでバッテリーが上がる原因は?
一般的にポルシェは、車の中でもバッテリーが上がりやすい車種といわれています。そんなポルシェのバッテリー上がりに対して対策をとるためには、なぜバッテリーが上がってしまうのかを把握しておくことは非常に重要です。そこで、ポルシェのバッテリーが上がりやすい理由と、バッテリー上がりの原因について詳しくご説明いたします。
ポルシェはバッテリー上がりしやすいの?
ポルシェのような高級車になりますと、長距離を運転したり、日常的に運転したりする方は少なくなります。そのため、一般的にポルシェの走行距離は短くなってきます。この走行距離の短さが、ポルシェのバッテリーが上がりやすいといわれている原因のひとつといえます。
また、車は停止している状態であっても電子機器のために少なからず電力を消費しており、これを暗電流というのです。充電される電力の量に対して、暗電流が多くなればバッテリーは上がりやすくなります。とくにポルシェをはじめとする外国車は、国産車に比べてこの暗電流が多くなっているようです。そのため、これもポルシェがバッテリーが上がりやすいとされる理由といえます。
ポルシェでバッテリー上がりする原因
ポルシェでバッテリーが上がってしまう原因は、大きく分けて3つあります。順に詳しくご紹介していきますので、バッテリー上がり対策の参考にしてみてください。
・走行距離が足りない
車のバッテリーは走行中に充電されているため、十分な走行距離がなければバッテリーは上がってしまいます。十分な電力を充電するためには、週に一回1時間ほどの走行はするようにしたほうがよいでしょう。
・バッテリーの寿命
バッテリー上がりは、バッテリーの寿命とも大きく関係しています。車のバッテリーの寿命は、平均的に2~5年とされてようです。そのため、寿命を迎えたバッテリーは十分な充電機能を果たせなくなることが多く、バッテリーが上がりやすくなるとされています。
バッテリー液を補充しても症状が改善されないようでしたら、新しいバッテリーと交換するようにしましょう。ほかにも「ライトの明るさが安定しない」「エンジンのかかりが悪い」と感じたら、バッテリーの寿命が近づいているサインかもしれません。早いうちにディーラーやメーカーに相談してみるとよいでしょう。
・ライトのつけっぱなし
バッテリーが上がる理由として最も多いといわれているのが、ライトのつけっぱなしです。車に装備されているヘッドライトや室内灯の消費電力は、以外にも決して少なくありません。そのため、車のライトをつけっぱなしにしたまま長時間放置してしまうと、あっという間にバッテリーは上がってしまいます。ライトのON/OFFを手動で切り替える車の場合は、切り忘れに注意しましょう。
バッテリーが上がったら、業者に依頼しよう
一度でもバッテリー上がりが起こってしまうと、バッテリー本体が著しく劣化してしまい、今後も上がりやすくなってしまうことがあります。そのため、バッテリーが上がってしまったら、安全に車を運転するためにもバッテリーの詳しい状態を把握してあげる必要があります。そのうえで、新しいバッテリーと交換するのか、交換せずにバッテリー液を補充するだけにするのかといったことをよく検討するようにしましょう。
長く車に乗るためにも、一度業者にバッテリーの状態を診てもらって話を聞いてみることをおすすめいたします。弊社にご相談いただければ、迅速に対応させていただきます。ぜひお気軽にご連絡ください。
業者依頼によってかかる費用相場
バッテリー上がりの対処を業者に依頼する場合、多くの人が気になるのは、修理にかかる費用だと思います。そこで、業者に依頼した際の相場と車のバッテリーの寿命を長持ちさせるためのポイントについてご紹介いたします。
業者にバッテリー上がりを依頼するといくらかかる?
バッテリー交換を業者に依頼した場合、部品費を抜いた費用の相場は1,500~5,000円となっています。ポルシェのバッテリーには純正のものと社外のバッテリーがあり、純正の方は30,000~40,000円と相場が高額になるようです。
ただ、バッテリーは基本的に容量と規格があっていれば問題はありませんので、純正品を避け、社外のバッテリーと交換することで安く抑えることができる場合があります。
ポルシェのバッテリーを長持ちさせるには
ポルシェのバッテリーを長持ちさせるには、定期的な走行と日々のメンテナンスが非常に重要になってきます。定期的な走行といっても、高頻度で少しの時間走行すればよいというわけではありません。大切なのはエンジンがかかっている時間です。一週間に一度は、30~60分ほど車を走らせてあげて、バッテリーを充電するようにしましょう。
また、週に一回はエンジンルームの点検することも、バッテリーを長持ちさせるうえで重要となってきます。点検の際に、バッテリー液が濁っていないか、プラスとマイナスの端子が腐食していないかなどを確認してみるようにしましょう。
自分で定期的に点検するのが面倒くさい、時間的に厳しいといった方は、業者に見てもらうこともおすすめです。業者に点検してもらうと、自分では絶対に気づかないようなことも指摘してくれることがあり安心です。