ジムニーのバッテリー上がりへの対処法とその際の注意点をご紹介

ジムニーは自動車メーカーのスズキ製作の、オフロードでも力強い走りを見せてくれる四輪駆動車です。その野性味ある走りから、ジムニーを愛用しているという方も多くいるのではないでしょうか。

このコラムでは、そんなジムニーがバッテリー上がりを引き起こして、動かなくなってしまった際の対処法についてご紹介していきます。また、車がバッテリー上がりを引き起こす原因や対策などについても解説していきます。

ジムニーのバッテリー上がりでお困りの方や、バッテリー上がりの予防をしたいという方は参考にしてみてください。

ジムニーのバッテリー上がりの対処法

車のバッテリーが上がっている状態とは、バッテリーが空になっていてエンジンを始動させるための電力を確保できない状態です。この章では、ジムニーがバッテリー上がりを引き起こしてしまった際の対象法をご紹介します。

対処法1:ジャンプスタート

対処法①:ジャンプスタート

救援車からブースターケーブルを使って電力を分けてもらい、その電力でエンジンを始動させる方法です。ジャンプスタートの手順は次のとおりです。

1.救援車をジムニーの近くに駐車する。
可能であれば、ブースターケーブルを接続させやすいように、車を向かい合わせにして駐車しましょう。

2.両車両のボンネットを開ける。
ジムニーは型によってボンネットオープンレバーの位置が異なります。運転席側にレバーがない場合は、助手席側にある収容スペース(グローブボックス)内を確認してみてください。

3.両車両のエンジンが切れていることを確認してからブースターケーブルを接続する。
ブースターケーブルは、必ずエンジンを切った状態で接続してください。また、ブースターケーブルの接続にはルールがあり、これを守らないとバッテリーがショートしたり、火災が発生したりするおそれがあります。ケーブルを接続する際は次のルールを守りましょう。

  • +端子には赤いケーブル」「-端子には黒いケーブル」を接続する。
  • ジムニーの+端子→救援車の+端子救援車の-端子→ジムニーの-端子」の順番でケーブルを接続する。

4.救援車のエンジンをかけて待機する。
ブースターケーブルを正しい手順で接続し終えたら、救援車側のエンジンをかけて数分~数十分ほどそのまま待機してください。ジムニーのエンジンがかかるようになったらジャンプスタートは完了です。

ジャンプスタートの直後はまだバッテリー残量がギリギリな状態なので、必ず30分~1時間ほどジムニーを走らせて、バッテリーの充電をおこなってください。

【注意点】
・ジャンプスタートの際は、バッテリーから水素ガスが発生することがあります。そのため、しっかりと換気をした上でおこなうようにしましょう。

・路上でジャンプスタートをおこなう場合は、事故防止のためにも必ず三角表示板を立ててください。

・周りに救援車がいない場合は、ジャンプスターターを使ってバッテリーの充電をおこないましょう。ジャンプスターターが手元にない場合は、カー用品店などで購入可能です。

対処法2:バッテリー交換

車のバッテリーを新しいものに交換すれば、充電を待たずにバッテリー上がりの対処ができます。バッテリー交換をする際は必ずエンジンを切り、絶縁手袋などを着用した状態でおこなってください。

対処法3:ロードサービスを呼ぶ

近年の自動車保険には、ロードサービスが付帯しているものが多くあります。ロードサービスの利用料金は保険会社によって異なるため、利用前にしっかりと確認をおこなってください。

対処法4:バッテリー上がり対応業者を呼ぶ

ロードサービスが利用できない場合は、バッテリー上がり対応業者に依頼することをおすすめします。カーバッテリー110番では業者の紹介をしているので、ジムニーのバッテリー上がりでお困りの際はお電話ください。

バッテリー上がりが起こってしまう原因

ジムニーがバッテリー上がりを引き起こしてしまうのにはいくつかの原因が考えられます。この章では、バッテリー上がりの原因を見ていきましょう。

原因1:電気の使い過ぎ

原因①:電気の使い過ぎ

車のエアコンやオーディオ、カーナビ、ライトなどはすべてバッテリーの電気によって動いています。そのため、これらの設備で電気を消費しすぎるとバッテリー内の電力がなくなってバッテリー上がりを引き起こしてしまうのです。

原因2:十分な電気を作れていない

車には、エンジンの回転する力を電力に変える、オルタネーターという部品があります。そのため、スマホなどのように定期的に充電器を利用しなくても、車を走らせるだけでバッテリーの充電がおこなえます。

しかし、車に乗る頻度が少なかったり、一度の走行距離が短かったりすると発電量も少なくなりがちです。そうなってしまうとバッテリー残量がなかなか回復せず、バッテリーが上がる原因になってしまいます。渋滞などにはまっている場合も、発電量が少なくなりやすいため、エアコンやオーディオなどの使い過ぎには注意が必要です。

また、経年劣化などによりオルタネーターが故障していると、発電がおこなえなくなってバッテリーが上がってしまうケースがあります。

原因3:バッテリーが劣化している

スマホなどと同じように、車のバッテリーは劣化すると性能が落ちて、バッテリー上がりを引き起こしやすくなってしまいます。一度バッテリー上がりが発生したバッテリーは、劣化していることが多いため注意が必要です。

バッテリー上がりに似ている別のトラブルかも

エンジンがかからない場合は、バッテリー上がり以外が原因のケースもあります。例をあげるとエンジンオイルが漏れていたり、セルモーターが故障していたり、バッテリーが接触不良を起こしていたりなどです。

車のエンジンがかからない場合はさまざまな要因が考えられます。ひとりでエンジントラブルを解消するのが難しいという場合は、ロードサービスやプロに対処を依頼しましょう。また、バッテリー上がりの場合はカーバッテリー110番で業者の紹介をしているので、ぜひともご活用ください。

バッテリー上がりを起こさない対策

車がバッテリー上がりを引き起こしてしまうと、エンジンをかけられなくなってしまい大変不便です。そのため、普段からバッテリー上がりを引き起こさないように対策を取るようにしましょう。

この章では、バッテリー上がりの対策についてご紹介します。対策をしっかり取って、ジムニーのバッテリー上がりを予防してみてください。

対策法1:電気を使い過ぎない

対策法①:電気を使い過ぎない

バッテリー上がりの原因として多いのが、ライトなどを消し忘れたまま降車してしまうというものです。車が停車している間は、オルタネーターによる発電が一切おこなわれないので、ライトなどがついたままだと電気の使い過ぎでバッテリーが上がってしまいます。

降車時は、ライトやオーディオなどの消し忘れがないかしっかり確認しましょう。とくに、半ドアによるルームライトの点きっぱなしには注意が必要です。

また、アイドリング中は走行中に比べて発電量が少なくなります。そのため、アイドリング状態のまま長時間エアコンやオーディオなどをつけたままにするのは避けてください。

対策法2:電気をしっかりためる

バッテリーは車を運転してない間も、自然放電により徐々に電気がなくなっていきます。バッテリー上がりを引き起こさないためには、定期的に車を走らせてバッテリーの充電をおこなうようにしましょう。

また、長期間車を運転しない場合は、自然放電の量をおさえるためにバッテリーのマイナス端子を外しておきましょう。こうすることによって、バッテリーが上がるのを予防しやすくなります。

対策法3:劣化したバッテリーは交換する

劣化したバッテリーは、バッテリー上がりを引き起こしやすくなります。そのため、新しいバッテリーに交換することをおすすめします。バッテリーを電圧計で計測して、電圧が12V未満だとバッテリーの寿命が近い可能性があるため、バッテリー交換を検討してみてください。

対策法4:もしものために備えておく

対策をしっかり取っている場合でも、予期せぬタイミングでバッテリーが上がってしまうことがあります。また、バッテリーは暑さや寒さに弱いため、真夏や真冬はバッテリーが上がりやすくなります。しかし、これは自然現象であるため、対策を取るのが難しいものです。

不意のバッテリー上がりに備えて、ジャンプスターターを用意するのもひとつの手です。また、お出かけ先や旅先などでジムニーのバッテリーが上がってしまった際は、カーバッテリー110番にお電話ください。

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