スズキスペーシアがバッテリー上がり!復旧方法は自分でやるか、業者にまかせるか?費用相場から自力復旧・交換方法まで解説!

スペーシアのバッテリー上がり対策まとめ

「スペーシアのバッテリー上がりが発生してしまった……」
「スペーシアのバッテリー上がりはどう対処すればいいのだろう?」

この記事を読んでいる方は、現在このように困っている状況ではないでしょうか。
スペーシアのバッテリー上がりが突然起きても対処できる方法はあります!

今回は、スペーシアのバッテリー上がりが起きたときの対処法について紹介していきます。
この記事を読んで、突然のバッテリー上がりにも対処できるようにしておき、スペーシアを快適に走らせましょう。

弊社のカーバッテリー110番では、スペーシアのバッテリー上がりに関するお困りごとも解決します。
バッテリー上がりを直すプロの加盟店をお呼びし、最短5分で現場に到着します。
スペーシアのバッテリー上がりが起きたら、まずは弊社までご相談ください。

ブースターケーブルと救援車で復活

ジャンプスタート 救援端子につなぐイラスト

ほかの車(救援車)から電力を分けてもらい、エンジンを始動させる方法です。
これを「ジャンプスタート」といいます。
スペーシアにはガソリン車とハイブリッドカーの2種類がありますが、どちらもジャンプスタートが可能です。

ジャンプスタートには、ブースターケーブルが必要です。

ブースターケーブルとは、赤と黒の電気を送電するためのケーブルで、ジャンプスターをおこなうときに使います。

カー用品店はもちろんインターネット通販やホームセンターで、約1,000円~3,000円から購入できます。

ブースターケーブルの使用方法
注意
  • スペーシアの救援車になれるのはガソリン車・ハイブリッドカーともに「12Vのガソリン車」のみです。
  • ハイブリッドカーの場合、ジャンプスタートをおこなうのは「鉛バッテリー(補機バッテリー)です。
  • 「リチウムイオンバッテリー(駆動バッテリー)」は危険ですので触らないでください。
  • カギの閉じ込めを防ぐため、カギは携帯して作業をおこなってください

ハイブリッドカーや電気自動車が救援車になると、お互いの車が故障する恐れがあります。
仮にバッテリー上がりの車がハイブリッドカーだったとしても、故障の恐れがあるためやめてください。

  1. スペーシアのボンネットを開けて鉛バッテリーが見える状態にする
  2. 救援車をスペーシアの近くに停車、救援車・スペーシアはライト、エンジンをオフにする
  3. スペーシアのバッテリー、プラス端子に赤いケーブル(プラス)を接続
  4. 赤いケーブル(プラス)の端を、救援車のバッテリーのプラス端子に接続
  5. 黒いケーブル(マイナス)を、救援車のバッテリーのマイナス端子に接続
  6. 黒いケーブルの端を、スペーシアのエンジンマウント(未塗装の金属部)に接続
  7. 救援車のエンジンをかけてアクセルを踏む。エンジンの回転数は少し高めにしておく
  8. エンジンをかけてみて、かかったら成功!エンジンは切らずに、スペーシアから降りる
  9. 先ほどとは逆の手順でケーブルを取り外す。
  10. スペーシアの黒いケーブル→救援車の黒いケーブル
  11. 救援車の赤いケーブル→スペーシアの赤いケーブル
  12. 10.エンジンを切らずに、30分ほど走行し電気を溜める

ジャンプスターターを使って解決

ジャンプスターターのイラスト

車専用の充電器を使って、エンジンを始動させます。
手順は先のブースターケーブルとほぼ同じで、ガソリン車・ハイブリッドカーにも使えます。

ジャンプスターターとは、車のバッテリー専用急速充電器です。
バッテリーとケーブルがセットになっており、救援車なしでバッテリーが充電できます。

「充電器」ですがバッテリーをフル充電するわけではなく、エンジンを始動させるわずかな電気をバッテリーに送ります。
そのため1度エンジンがかかっても、もう一度切るとバッテリー上がりを起こす可能性があります。

エンジン始動後は、充電のためしばらく走りましょう。
価格は5,000円~1万円ほど、カー用品店やホームセンターなどで購入できます。

ジャンプスターターの使用方法

注意
  • ハイブリッドカーの場合、ジャンプスタートをおこなうのは「鉛バッテリー(補機バッテリー)です。
  • 「リチウムイオンバッテリー(駆動バッテリー)」は危険ですので触らないでください。
  • カギの閉じ込めを防ぐため、カギは携帯して作業をおこなってください
  • ジャンプスターターは製品によって使い方が異なります。
  • 使用の前には製品の取扱説明書をご確認ください。
  1. スペーシアのエンジンとライトを切り、ボンネットを開ける
  2. バッテリーのプラスにジャンプスターターのプラス(赤)を接続
  3. マイナス(黒)をスペーシアのエンジンマウントに接続(未塗装の金属部に接続)
  4. プラスマイナスの接続が終わると、自動で充電が始まる
  5. ジャンプスターターの充電完了ランプや完了表示がついたら終わり
  6. エンジンがかかったら、エンジンは切らずにジャンプスターターを取り外す
  7. 先ほどの順とは逆に、マイナス端子、プラス端子の順で取り外したら終了
  8. エンジンを切らずに、30分ほど走行し電気を溜める

スペーシアの復旧費用と業者の選び方

自力での復旧には「ブースターケーブルかジャンプスターター」が必要です。
道具がない、すぐに用意できない場合にはバッテリー修理業者を呼びましょう。

そこで復旧の費用相場やオススメ業者の見つけかたについて、みていきましょう!
スペーシアと同じ普通車のバッテリー上がり対処費用を調査しまとめた結果、平均約1万円(11,547円)でした。

バッテリー上がりの対処費用グラフ 普通自動車

※2021年3月8日調査。
グラフの価格は税込み価格と税別価格が混在しています。
また会社によっては、対応エリアが決まっている場合もあります。

復旧作業の対応エリアについては、業者によって料金が異なります。
対応エリアが決まっている業者の中には「対応エリア内は出張料無料。対応エリア外は応対しないか、追加の出張料がいる」場合があります。

はじめてのバッテリー上がりで、どこに依頼すればよいかわからないなら「日本全国どこでも出張無料、いつでもすぐに来てくれる」業者がオススメです。

依頼業者に迷ったらカーバッテリー110番!

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日本全国どこでも出張料は無料、スペーシアなら8,800円(税込)から対応いたします!

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バッテリー上がりで起きる症状

「バッテリー上がりかどうか自信がない、ジャンプスタートを試したがうまくいかない」なら、改めてバッテリー上がりの症状を確認しましょう。

中にはエンジンが動かないのはバッテリー上がりが原因ではないかもしれません。

  • エンジンがかからない
  • ライト類が暗い、つかない
  • ドアが開かない

バッテリーが上がると上記の症状が出ます。

また走行中に「アイドリングストップが機能しなくなった、信号待ちになるとヘッドライトが暗くなる」症状はバッテリーが上がる前兆です。

エンジンが止まる前はどうだったか思い返してみましょう。

バッテリー上がりと間違えやすい症状

バッテリー上がりだと思ったら、実は似たような症状の可能性もあります。
以下の問題が起きていないか確かめましょう。

  • ガス欠
  • シフトが「P」に入っていない
  • ブレーキを押す力弱い
  • ハンドルロックがかかっている
  • 電子キーの充電切れ

ハンドルロックの解除方法

たいていのスペーシアには、ハンドルロック機能が搭載されています。

バッテリーが上がってもハンドルには異常は出ないため、引っかかっている感触があるのならロックでしょう。

ハンドルを左右に動かしながらエンジンスイッチを押すと、ロックが解除されるはずです。

電子キーの電池切れはエマージェンシーキーを利用する

電子キー(携帯リモコン)が電池切れを起こすとスペーシアのドアが開かなくなるため、バッテリー上がりと似た症状になります。

スペーシアのドアが開かず困っているのなら「エマージェンシーキー」を試しましょう。
下図のように電子キーについたボタンを押すと、内蔵された鉄製のカギが引き出せます。

内蔵キーの取り出し方

次にエンジンですが、ブレーキペダルを踏みながら電池の切れた電子キーをエンジンスイッチに押し当て2秒ほど待ってください。
バッテリーが上がっていなければ、エンジンがかかります。

しかしカギをスイッチに当てても反応がない場合は、バッテリー上がりの可能性が高いでしょう

次の章から、バッテリー上がりになる原因を見ていきましょう。

バッテリー上がりが起こる原因4つ

「なぜ今回バッテリーが上がってしまったのか?」原因が特定できれば、次からバッテリー上がりが未然に防げるかもしれません。

予防もかねてバッテリー上がりの原因を確認しましょう。

バッテリーの電気の使いすぎ

「ライト類をつけっぱなしにしていた、カーアクセサリーを積みすぎた」などです。

車のライトやカーアクセサリーの電力は、バッテリーから供給されます。
そのため電力を使いすぎると、バッテリー上がりの原因になります。

ヘッドライトは数時間、ルームランプでも数十時間つけっぱなしだとバッテリーは上がります。
ライトの消し忘れに注意する、カーアクセサリーは別電源から電力を取る、など対策を取りましょう。

運転頻度が少ない・運転時間が短い

スペーシアに限らず車は「走ってエンジンを回転→発電機が動き電気を作る→バッテリーに蓄電する」を繰り返しています。

もしも運転の頻度が少ない、時間が短いと「エンジン始動で電気は使うのに、電気が溜まらない」悪循環におちいり、バッテリー上がりになります。

週に1回30分ほど走行すると、バッテリー上がりが防げますよ。

バッテリー自体の問題

バッテリーの寿命が近づいていたり、バッテリー液量が不十分であったり、バッテリーそのものに問題がある場合です。

スペーシアの製造元、スズキによると「バッテリーの寿命は大体2~3年ほど」
最後に交換してから3年以上たっているなら、そろそろ寿命かもしれません。

またバッテリー液は使っているとだんだん減っていき、液が減るとバッテリーの蓄電能力が下がっていきます。

どちらもバッテリーの点検や交換をおこない、バッテリーを正常な状態を保ちましょう。
(バッテリーの点検方法についてはこちら、バッテリーの交換方法についてはこちらを参考にしてください。)

リコールの該当

スペーシアの中には、不具合によりリコール(製品回収)の対象になっている車があります。
2019年2月22日にスズキの発表によると「スペーシアの通信コントローラの制御プログラム不具合により、バッテリー上がりが起きる可能性がある」とのことです。

「形式:DAA-MK53S 2017年11月27日から2018年2月28日までに製造されたスペーシア」が対象です。

リコールの対象車であれば、無償で修理してもらえます。
対象のユーザーならば、スズキからダイレクトメールや販売店を通じて連絡があるため一度確かめてみましょう。

参考:スズキ公式[四輪車 リコール・改善対策]

バッテリーの交換は自分でもできる!

バッテリーは消耗品のため、必ず交換をしなければなりません。
ここからは、バッテリーの点検や交換時期について見ていきましょう。

バッテリーの寿命は約2~3年

スペーシアを製造しているスズキによると、バッテリーの交換は「乗り方にもよるが2~3年が目安」だそう。
トヨタやダイハツなども、大体2~3年と述べているため3年以上同じバッテリーを使い続けているのならバッテリーを交換しましょう。

ただし、バッテリーはメンテナンスをおこなえば寿命が延びます。
次からは、バッテリーの点検方法について解説していきます。

バッテリー液の量を確認する

バッテリー本体には、バッテリー液が十分か不足しているかを示す線があります。
「UPPER LEVEL」「LOWER LEVEL」という表示があり、液量がLOWER LEVELに近づくと、バッテリー液の補充が必要です。

バッテリー液は自動車部の販売店などで販売されており、自分で補充できます。
しかし、慣れていないなら整備業者に依頼したほうが安心でしょう。

バッテリーチェッカーを使用する

正常なバッテリーの電圧は12.5V以上です。
12.5Vを下回る場合は、バッテリーを交換する必要があります。

バッテリーの電圧は「バッテリーチェッカー」という専用機器でおこないます。
バッテリーに直接接続するタイプもあれば、シガーソケットに挿して使うお手軽なタイプもあります。

バッテリーを自分で交換する前の注意点3つ

「そろそろバッテリーの寿命なので、バッテリーを交換したい」という方は、バッテリーを交換する前の注意点をご確認ください。

車のバッテリー交換には特別な資格は不要、時間はかかりますが誰でも交換できます。
ただし、手順を間違えるとスペーシアの故障や火花による火災の恐れがあります。
取り換えに不安を感じたら、専門業者に相談してください。

バックアップ電源を用意する

最近の車は電子機器で制御されているため、電源のバッテリーを取り外すとデータが消える場合があります。
たいていは車を走らせれば元に戻り、軽度な情報は再設定しなおせば問題ありません。
しかしまれにアイドリングストップに影響が出るなど、車の運転に支障が出る場合があります。

万が一バッテリー交換に伴い、重大な支障が出た場合は整備工場などに持っていくしかありません…。

それを防ぐのが「バックアップ電源」です。
バックアップ電源は一時的に車に電気を送り、データが消えないようにする機器です。
バッテリーの購入と合わせて、買っておきましょう。

ハイブリッドカーが交換するのは「鉛バッテリー」

ハイブリッドカーにはライトなどに電気を送る「鉛バッテリー(補機バッテリー)」
モーターを動かすハイブリッドカーや電気自動車にしかない「リチウムイオンバッテリー(駆動バッテリー)」の2種類が搭載されています。

バッテリー上がりで交換するのは「鉛バッテリー」のほうです。

「リチウムイオンバッテリー」は高圧電流が流れているため、交換はおろか触るのも危険です。
スペーシアの後部座席の下にある、リチウムイオンバッテリーには絶対に触らないでください。

アイドリングストップ車は専用バッテリーが必要

アイドリングストップとはブレーキを踏むと短時間でもエンジンが切れ、ブレーキを離すと自動的にエンジンが再始動するシステムのことです。

自然に優しいシステムですが、短時間に何度もエンジンを始動させるためバッテリーへの負担が大きなシステムです

そのためアイドリングストップをおこなう車は、負荷に耐えられる容量の大きな専用バッテリーが必要です
スペーシアの一部車種にもアイドリングストップ機能は搭載されていますが、購入の際には専用のバッテリーを購入しましょう。

スペーシアのバッテリー交換方法

ここでは、スペーシアのバッテリー交換方法を紹介していきます。

必要な道具
  • 10ミリと8ミリのメガネレンチ
  • 軍手
  • バックアップ電源と電源用の電池
バッテリー交換方法
  1. スペーシアのエンジン、ライト類は切っておく
  2. バックアップ電源を接続する。プラス(赤)、マイナス(黒)の順に車に接続※
  3. バックアップ電源を接続したら、マイナス端子を外し、プラス端子を外す
  4. バッテリーを持ち上げて取り外す
  5. 新しいバッテリーを同じ場所に取り付ける。まず、プラス端子から取り付け、次にマイナス端子を取り付ける
  6. がたつきや閉め忘れがないか確認したら、バックアップ電源を取り外す。マイナス端子、プラス端子の順に取り外す

※製品によってはシガーソケットにつなぐ場合もあります。

取り外した古いバッテリーの処分ですが、自治体の家庭ごみには出せません。
カー用品店やバッテリーを購入した店で引き取ってくれる場合があるので、そちらに持ち込みましょう。

まとめ

今回は、スペーシアのバッテリー上がりについて紹介していきました。
この記事の重要な点を以下にまとめました。

  • バッテリー上がりは、ブースターケーブルかジャンプスターターを使用する
  • バッテリー上がりと似ている症状もあるため、エンジンがかかるか確認をする
  • 電子キーの電池切れの場合、エマージェンシーキーを使用する
  • バッテリー上がりは、バッテリーの寿命が原因の可能性もある
  • バッテリー交換は、業者に依頼しなくても自力で交換できる

バッテリー上がりは対策していても、起きてしまうものです。
そのために、もし起きてしまった場合にも、すぐに対処できる準備は常にしておくことが重要です。
また、自己判断する前に、バッテリー自体の調子や寿命がきていないかも確認しておきましょう。

弊社のカーバッテリー110番では、急なバッテリー上がりのトラブルに対応しています。
スペーシアのバッテリー上がりが突然発生したら、ぜひ弊社までご相談ください。

バッテリー上がりを直すプロの加盟店が、いつでも最短5分で現場に駆けつけます。
24時間365日いつでもお電話を受け付けておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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