スバルディアスワゴンのバッテリー上がり原因は？寿命と交換の知識
「最近、ディアスワゴンがバッテリー上がりをよく起こすので、怖くて遠出できない」このように、ひんぱんにバッテリー上がりを起こしてしまうなら、思い切ってバッテリーを交換してみましょう。
なぜなら、バッテリー上がりを何度も起こす場合、バッテリーに寿命がきている可能性が高いからです。充電をおこなうよりも、交換したほうが早く解決できるかもしれません。
そこでこのコラムでは、安全にバッテリー交換する方法について解説しています。このコラムを読めば、バッテリーについての知識を深め、安全にバッテリーを交換できるでしょう。
また、バッテリー交換の依頼先もご紹介しますので、車に詳しくないという方もぜひ参考にしてみてください。
車のバッテリー上がりが多発！原因はバッテリー寿命かも
ディアスワゴンのバッテリー上がりが多く発生する場合、バッテリーに寿命がきていると考えられます。バッテリーの寿命は一般的約2年~約4年とされていますが、車の使用状況によって異なるため一概にいつとはいい切れません。
目安としてバッテリーの保証期間より長く使用している場合は、新しいものへの交換を検討するのがよいでしょう。
ここではバッテリー交換前の確認事項と自分で交換する手順について解説します。「車に詳しくないから自分でやるのは不安」「お金がかかってもプロに交換を任せたい」という方は、次のコンテンツにバッテリー交換の依頼先を紹介していますので、それもあわせてご覧ください。
車検証で車の年式・型式を確認しよう
バッテリー交換をするためには、まずディアスワゴンに適合するバッテリーを探すことが必要です。適合するバッテリーを探すためには、車の年式・形式をヒントに調べることになります。
車の年式・形式は車検証に記載してありますので、ディーラーなどに電話またはメールで車の年式・形式を伝えて、調べてもらいましょう。車検証がみつからないときは、バッテリーのラベルに書いてありますので、そのラベルで型番を直接確認するとよいでしょう。
バッテリーの購入先はどこ？
バッテリーの型番がわかったら、その型番のバッテリーを購入します。バッテリーの購入先としては、ネット通販や車用品専門店があります。店まで行く手間を省きたい方はネット通販で購入するとよいでしょう。車用品専門店ですと、店員に型番を伝えれば用意してくれますので、安心して購入することができます。
自分でバッテリーを交換する手順・注意点
新しいバッテリーを購入したら、バッテリーを交換していきます。実際に交換作業に入る前に次のものを準備してください。
準備するもの
自分でバッテリーを安全に交換するために、作業用手袋・保護メガネを準備します。そして、バッテリーのケーブルや取付金具を外すためにスパナやレンチ、ドライバーも準備しましょう。
必要な道具などが準備できたら、バッテリーを交換します。自分でバッテリーを交換するときの手順は次のようになります。
交換する手順
まず、エンジンを止めて、エアコンなどの電装品のスイッチが切れていることを確認したら、鍵を抜きます。そして保護メガネ・作業用の手袋を着用し、車体に触れて静電気を逃がしたら 、ケーブルをバッテリーから取り外していきます。
ケーブルはマイナス端子から外したのち、プラス端子を外します。そして、取付金具を外して、古いバッテリーと新しいバッテリーを入れ替えます。入れ替えたら、取付金具で新しいバッテリーを固定してください。
新しいバッテリーを固定したら、ケーブルを端子につないでいきます。ケーブルはプラス端子・マイナス端子の順につなぎます。つないだらナットをスパナやレンチでしっかり締めて固定して完了です。
ケーブルはマイナス端子から外すことに注意
ケーブルは、マイナス端子に接続しているものから外していきましょう。なぜなら、マイナス端子を外さないままプラス端子から外すと、工具が車体の金属部分のどこかに触れるとショートして火花が発生し危険だからです。
車体の金属部分とバッテリーのマイナス端子は直接つながっており、車体にはマイナスの電気が流れています。そのためプラス端子を外しているときに、工具の金属部分が車体の金属部分などに触れると、プラス端子からマイナス端子までの経路ができあがります。そして、大きな電流が工具と車体の金属部分を通過して、プラス端子からマイナス端子へ流れるのです。
同様の理由で、ケーブルはプラス端子から新しいバッテリーにつないでいきます。このとき、マイナス端子用のケーブルはまだつながっていませんので、プラス端子やプラス端子のケーブルに触れないように注意してください。
ショートすると、車に搭載されているコンピューターの故障を招くおそれがあります。さらにショートによって発生した火花は、バッテリーを爆発させるおそれがありますので、ケーブルを外す手順を間違えないようにしましょう。
バッテリー交換の依頼先・必要費用の目安
「車に詳しくないからプロに交換してほしい」「お金がかかっても交換はプロに任せたい」そんな方に向けて、バッテリー交換の依頼先をふたつご紹介します。費用についてもご紹介しますのであわせてご参考ください。
1.ディーラー
ディーラーにバッテリー交換を依頼すると、純正のバッテリーを1,500円ほどの工賃で取り付けてもらえます。ただし純正のバッテリーの平均価格は約20,000円前後ですので、インターネット通販や車用品専門店などで購入したほうが費用は安くおさえられます。
2.車用品専門店
車用品専門店では、そこで購入したバッテリーだけでなく、インターネット通販などで安く購入して持ち込んだバッテリーも1,000円ほどの工賃で取り付けてもらえます。インターネット通販などで購入したバッテリーは5,000円ほどで購入することができますので、ディーラーよりも格段に安いです。
ただし、そういったあまりにも安価なバッテリーは純正に比べると寿命が極端に短い場合があります。寿命が短すぎるとバッテリーを交換するひん度が高くなり、純正のバッテリーのほうがかえって費用がおさえられることもあります。
ディーラーで純正のバッテリーに交換するか、安価なバッテリーを車用品専門店で交換するかは、費用対効果を検討したうえで、決めたほうがよいでしょう。
新しいバッテリーに交換しても、エアコンの使いすぎなどでバッテリーが上がってしまうことがあります。そんなときは、弊社にご依頼ください。弊社には全国に多数のバッテリー上がり対応業者が加盟しており、突然のバッテリー上がりにもすぐに駆け付けることができます。突然のバッテリー上がりでお困りの方は、ぜひ弊社にお電話ください。
ディアスワゴンのバッテリー上がりに備えて【対処法3つ】
ここまで、バッテリー交換についてご紹介してきました。しかし、中には「バッテリー交換したいけど、なかなか時間がつくれない」という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方は、万が一に備えてバッテリー上がりの対処法を知っておきましょう。覚えておけば必ず役立つ知識ですので、ぜひ以下をご覧ください。
1.「ブースターケーブル」でジャンプスタート
ブースターケーブルとは、救援車と被救援車のバッテリー同士をつなぐためのケーブルです。バッテリー同士をつなぐことで、救援車は被救援車のバッテリーから電気を供給してもらい、エンジンをかけることができます。
ブースターケーブル（以下、ケーブルと省略）でジャンプスタートをする場合は、ケーブルと救援車の準備が必要です。準備ができたら、ケーブルをつないでいきますが、そのつなぐ手順は以下のとおりです。
・ブースターケーブルをつなぐ手順
- 1.救援車と被救援車のバッテリーの位置を確認し、ケーブルが届く範囲まで両者を近づける
- 2. 被救援車のバッテリーのプラス端子に赤色ケーブルをつなぎ、その後救援車のバッテリーのプラス端子にも赤色ケーブルをつなぐ
- 3.救援車のバッテリーのマイナス端子に黒色ケーブルをつなぎ、その後被救援車のエンジンブロックのボルト（アース）につなぐ
- 4.救援車のエンジンをかけ、その5分ほどあとに被救援車のエンジンをかける
- 5.エンジンがかかったら、ケーブルをつなぐ手順とは反対の手順で外していく
エンジンがかかったら、走行させてバッテリーに充電
エンジンがかかったら、ディアスワゴンを30分～40分ほど走行させます。30分～40分ほど走行させるのは、車はエンジンが回転して発電するようにつくられているからです。
走行する速度は、時速50kmくらいがよいでしょう。その速度ですと、エンジンの1分間の回転数が2,000回転前後になり、効率よく大きな電気を発電するといわれているからです。そして、消費量を上回る量の電気はバッテリーに充電されていきます。
2.「ジャンプスターター」でジャンプスタート
ブースターケーブルがなくてもジャンプスターターがあればジャンプスタートでエンジンをかけることができます。ジャンプスターターとは電気を供給する装置で、スマホをすこし厚くしたような形のものが多く販売されています。
そんなジャンプスターターでジャンプスタートをする手順ですが、はじめにジャンプスターターに充電がされているか確認します。そして、洗濯ばさみのような形をしているジャンプスターターの赤色のクランプをバッテリーのプラス端子につなぎます。
続いて黒色のクランプをバッテリーのマイナス端子につなぎ、エンジンをかけます。エンジンがかかったら、つないだときとは反対の手順でふたつのクランプを外してください。そして、ブースターケーブルのジャンプスタートと同様に車を走行させて、完了です。
3.プロの力を借りるのも解決への近道！
上記で紹介したふたつの方法以外にプロの力を借りて、バッテリー上がりに対処することもできます。プロにはJAF、任意の自動車保険のロードサービス・バッテリー対応業者があります。ロードサービスとは、車を使用しているときに起こったトラブルに対処してくれるサービスのことです。
JAFや任意の自動車保険に加入しているのであれば、基本的に無料で対応してくれますので、その両者のいずれかに依頼するとよいでしょう。しかし、JAFにも任意の自動車保険にも加入していないのであれば、バッテリー対応業者に依頼するほうがお得かもしれません。
未加入者がJAFに依頼すると、バッテリー上がりには通常13,000円ほどかかるところ、バッテリー対応業者に依頼すると10,000円ほどで済むことがあるからです。そのため、バッテリー対応業者に状況を伝えてJAFよりも費用が安くなるのであれば、バッテリー対応業者に依頼するとよいでしょう。
突然バッテリーが上がって、どの業者に依頼したらよいかわからないときは、弊社にご相談ください。弊社には多数の業者が加盟していますので、お近くの業者を紹介して、バッテリーへ電気を供給してエンジンを始動するお手伝いをいたします。電話は無料ですので、お気軽にご依頼ください。
