トヨタUX250Hバッテリー上がり|対処法と原因から交換方法まで

所有しているUX250Hがバッテリー上がりを起こしたときには、まず「自分で対処する」か「助けを呼ぶ」かを判断しなければなりません。なぜなら、自分の状況によって最適な対処方法は異なってくるからです。

このコラムでは、そうした自分にあった対処法を見つけるための手助けとなる情報をお届けします。また、自分で対処することが正しいと判断したときのために、バッテリー上がりを復旧させる方法についても見ていくのでぜひ参考にしてみてください。

まずは「自分の状況」を確認して適した対処法を知ろう!

所有しているUX250Hがバッテリー上がりで走行できなくなったら、まず自分の状況を確認しましょう。以下で紹介するように、自分がどのような状況にあるかを知ることでバッテリー上がりへの対処法も異なってきます。

確認項目1:「ロードサービス」or「JAF」に加入しているかどうか

確認項目1:「ロードサービス」or「JAF」に加入しているかどうか

ロードサービスは、自動車保険に付帯しているものとJAFの会員になることで利用できるものの2つに分類できます。近年の自動車保険であればほとんどの自動車保険にロードサービスは付帯しているので、自動車保険に加入していればそちらに連絡して確認してみるとよいでしょう。

また、JAFの会員になっている方は会員証を発行されているはずです。そのため、会員証を保有していればロードサービスを利用することができます。

バッテリー上がりは車のよくあるトラブルですので、どちらのロードサービスも連絡をすればすぐに駆けつけて対応してくれるでしょう。もしどちらにも入っていないのであれば、以下の項目に当てはまるかどうかを確認してみてください。

確認項目2:バッテリーの復旧に必要な道具を持っているか

UX250Hのバッテリーを自分で復旧させるための方法は2つあります。ひとつはブースターケーブルと救援車を使ってバッテリーに電力を供給する方法、もうひとつはジャンプスターターという充電器を用いて充電する方法です。どちらも誤って使用すると大変危険ですので、設備が整っている方は次の章を参考にして作業をおこないましょう。

どちらの方法もできない場合は「カーバッテリー業者」に救援依頼を

「ロードサービスの利用ができない」「バッテリー上がりを解消させる設備がない」という方は、カーバッテリー業者に連絡してください。バッテリー上がりが起きた現場付近の業者に依頼すれば、すぐに解決してくれるでしょう。

カーバッテリー業者をお探しの際は、ぜひ弊社のサービスをご利用ください。弊社にご連絡いただければ、現場の近くにいる業者を探して最速5分で現場に駆けつけることができます。

車のバッテリー上がりには「ジャンピングスタート」で対処する

UX250Hがバッテリー上がりを起こした際に自分で復旧作業をおこなうのであれば、その方法はジャンピングスタートに限られます。ジャンピングスタートとは急速にバッテリーを充電することで、エンジンの始動に必要な電力量を確保することです。ジャンピングスタートの方法は2つあるため、それぞれ確認していきましょう。

ジャンピングスタートをする前に必ず知っておきたい注意点

ジャンピングスタートをする前に必ず知っておきたい注意点

ジャンピングスタートは通常の充電と異なり、急速に電気を供給する方法です。そのため、バッテリーへ大きな負担がかかってしまいます。このことから、バッテリーの寿命が著しく損なわれることを知っておいてください。また、UX250Hはハイブリッド車なのでガソリンのみで動く車とは内部構造が異なります。

そしてハイブリッド車はバッテリーが2つあるのですが、バッテリー上がりを起こすほとんどのバッテリーがメインではなく補機用のものです。そのためジャンピングスタートの作業は、後方に搭載されている補機バッテリーに対しておこなうものであることに留意しましょう。ただし応急接続端子が前方にあるため、充電の作業は前方からおこないます。

ブースターケーブルを使ってジャンピングスタートをする手順

ブースターケーブルを使用する場合は、故障車であるUX250Hのほかに救援車と呼ばれる電力を供給するための車が必要です。補機バッテリーの電圧は12vなので、電圧が等しい乗用車を用意してください。ただしハイブリッド車は救援車にはなれないため、ガソリン車に限ります。設備が整ったら、以下の手順で作業を進めていきましょう。

1.故障車と救援車を近づける
2.故障車のエンジンルームにあるヒューズボックスを開けて応急端子を確認する
3.赤いブースターケーブルを故障車のプラス応急端子に付ける
4.赤いケーブルのもう一端を救援車バッテリーのプラス端子に付ける
5.黒いケーブルを救援車バッテリーのマイナス端子に付ける
6.黒いケーブルのもう一端を故障車のボディーアースに付ける
7.10分程度したら反対の手順でケーブルを取り外す

ブースターケーブルは、電気の通り道を確保するために使用します。そのため、誤った回路がつながってしまえば予期しない電気の流れが生まれてしまうでしょう。そのようなことを防ぐため、絶対にケーブルは同時に持たないようにしてください。

ジャンプスターターを使ってジャンピングスタートをする手順

ジャンプスターターは、救援車の代わりに故障車に電力を供給することができます。そしてブースターケーブルの役割を果たすケーブルもジャンプスターターに付属しているため、ジャンピングスタートの手順は上記のブースターケーブルの方法と変わりません。接続したらジャンプスターターの取扱説明書に従って充電をおこないましょう。

ジャンプスタートは自分でバッテリー上がりを復旧させるために有効な方法ですが、電気を扱う作業であるため、感電やショートのようなトラブルも起きかねません。そのため、もし作業に不安があるならば弊社にご相談ください。全国で24時間・365日電話対応することが可能です。

ハイブリッドシステムが起動したら「すぐには止めない」!

UX250Hのバッテリー上がりが解消されてハイブリッドシステムが起動しても、すぐに電源を落としてはいけません。なぜなら、ジャンプスタートによって補給された電力はそのままではすぐに失われてしまうからです。

ハイブリッドシステムが起動したら、発電させるために10分前後アイドリング状態で放置しておきましょう。ただし、補機バッテリーはハイブリッドシステムの起動だけでなく、エアコンなどの電装品にも電気を供給する役目を担っています。そのため、電装品は極力稼働させないようにしてください。

また、アイドリング状態でバッテリー上がりが起こらないことを確認したら、30分以上走行することをおすすめします。なぜなら走行しているときには、アイドリング状態よりもUX250Hの発電量が増加するからです。そのため、時間に余裕があればできるだけ長い時間走行するようにしましょう。

またすぐにバッテリーが上がるなら交換も要検討!

UX250Hのバッテリー上がりが頻発するという場合には、補機バッテリーが劣化している可能性が高いでしょう。そのため、バッテリー上がりが多いなと感じたらバッテリー交換を検討することをおすすめします。

補機バッテリーの寿命

補機バッテリーの寿命

補機バッテリーは、エンジンタイプのバッテリーに使われるものとよく似た構造をもちます。そしてその寿命もほぼ同様で、3~4年であるといえるでしょう。ただし、バッテリー上がりを経験したバッテリーはそれより早く寿命を迎える可能性が高いです。

補機バッテリーの選び方

2019年の時点では、UX250Hの補機バッテリーに適合するバッテリーの型式は「LN1」のみとなっています。そのため、型式が当てはまるものを探して選ぶようにしましょう。

バッテリーの交換手順

ハイブリッド車の駆動用に前方に付いているバッテリーは、絶対に個人で交換することは避けてください。しかし補機バッテリーの交換は、細心の注意を払えば自分でおこなうことが可能です。以下の手順で車の後方に設置されている補機バッテリーを交換できるでしょう。

1.後方にある補機バッテリーの位置を確認する
2.メモリーバックアップ電源をとる
3.マイナス端子を取り外す
4.プラス端子を取り外す
5.固定器具を取り外す
6.旧バッテリーと新バッテリーを取り換える
7.新バッテリーを器具で固定する
8.プラス端子をつなぐ
9.マイナス端子をつなぐ
10.メモリーバックアップ電源を外す

メモリーバックアップ電源とは、ハイブリッド車のメモリーが消えてしまわないように電力を供給するための電源を指します。ジャンプスタートと同様の手順で電力を供給することができるので、先述したものを参考にしてみてください。

バッテリー交換をお店に依頼する場合

バッテリー交換を業者に依頼する際に、少しでも安く済ませたいと考えている方は新しい補機バッテリーを自分で購入することをおすすめします。なぜなら、自分で探すことでバッテリーを定価よりも安く手に入れることができるかもしれないからです。

ただし、バッテリーを持ち込みで交換してくれるかどうかは業者によるので、あらかじめ確認することをおすすめします。また、安く交換を済ませたい方にとって自分で作業をすることは一番魅力的な方法かもしれません。しかし、ちょっとした不注意や手順の誤りで思わぬトラブルに巻き込まれてしまうおそれもあります。

そのため、少しでも不安のある方は業者に依頼するようにしてください。そしてそれは、バッテリー上がりの対処においても同様のことがいえます。バッテリー上がりの対処に不安がある方は、一度弊社にご相談ください。弊社が紹介する業者は、出先か自宅かを問わず適切な作業をおこなうことができるでしょう。

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