蟻を駆除して室内から追い出せ!4つの駆除方法と5つの予防策を解説
屋外では視界に入ったとしてもほとんど意識することがないアリですが、室内で隊列を組んで行進しているのを発見してしまうと驚きますよね。めったにないことだけに、どう対応していいかわからないという人が多いでしょう。
今回は室内にアリが発生した場合の駆除方法をご紹介していきます。今すぐにでもできる方法もいくつか紹介していますので、まずは応急処置から実践してみましょう。
また、大量に発生した場合は再発する可能性が高いので、駆除したあとは原因を調べて再発を防止しなければなりません。予防策も紹介していきますので、最後まできっちり対応しましょう。
目の前のアリを駆除する高い効果を期待するなら殺虫剤の使用がおすすめです。被害状況やお住いの家族などへの影響を考慮して、適したものを選択して使いましょう。
手軽さや安全性を重視したい場合は、家にある調味料や洗剤などを使う駆除方法も有効です。アリの数が増えて被害範囲が広がる前に対処しましょう。
徹底的な駆除がしたい場合は、業者に依頼するのは早くて確実です。「害虫駆除110番」では害虫駆除のプロをすぐにご紹介します。ぜひご利用ください。
室内のアリを駆除するのは専用の殺虫剤がおすすめ
室内にアリが発生した場合、最終的にはそのアリが外から来たのか、あるいは家の中に巣があるのかを確かめて駆除する必要があります。しかし、根本的な駆除はすぐにできることではありません。まずはこれ以上被害が拡大する前に食い止めましょう。
最もシンプルな方法は、市販の殺虫剤を使うことでしょう。ホームセンターなどに行けばアリ専用の殺虫剤が売られていますが、ひとくちにアリ専用といってもさまざまな種類が存在します。ご自身の状況に合わせたものを選んで使用すればより効果的に駆除することが可能です。
ただし、殺虫剤には有害な物質が含まれているものやニオイの強いものもあります。子どもやペットのいる家庭で使う場合は十分注意して選び、使用しなければなりません。
殺虫剤を使わないでアリを駆除する3つの方法
アリはなんとか駆除したいけれど、室内に子どもやペットがいて、殺虫剤を使うのが不安な人もいるでしょう。また、ニオイのきついものが苦手な人、化学物質に過敏な人もいるかもしれません。
そこでここからは、殺虫剤を使わずに室内のアリを駆除する方法を紹介していきます。家庭に置いてあるものを使う方法が多いので、殺虫剤を買って来るまでの応急処置としておこなうのもいいかもしれません。
食器用洗剤と水
食器用洗剤を水で2倍に薄めてスプレー容器に入れれば即席の殺虫剤になります。アリを含む多くの昆虫は気門と呼ばれる穴から呼吸しており、洗剤を吹きかけることで気門を塞ぎ、窒息させることができます。
そのため、このスプレーはアリの駆除のほか、ゴキブリなどの駆除にも使うことができます。
この方法は簡単なので素早く対応できますし、アリに対しても即効性が高いです。しかし直接吹きかけられるアリしか駆除できません。巣の中にいるアリを駆除しようと思うのであれば、さらにほかの方法をおこなう必要があります。
酢と水
お酢と同量の水を混ぜてスプレー容器に入れれば、アリの駆除だけでなく予防にもなる便利なスプレーができます。アリはニオイにとても敏感な感覚器官を持っており、お酢のようにニオイの強いものを非常に嫌うのです。
アリに直接吹きかけてもいいですし、侵入経路がわかるのであればその周辺に吹きかけておくとしばらくの間アリが寄りつかなくなるでしょう。ただし殺虫効果は弱く、動きを止めることができる程度です。
直接吹きかけて駆除する場合、何度も吹きかけて動きを止め、ティッシュなどでアリを拭き取って捨てるという方法になります。
珪藻土を撒く
珪藻土(けいそうど)とは、珪藻という植物の化石で、吸湿性の高い天然素材としてさまざまなところで利用されています。この珪藻土を粉末状にしたものを撒くと、アリの殺虫効果が期待できるのです。
珪藻土の粉末は非常に固く鋭利な凹凸のある粒子で、ヤスリのような働きをします。アリがこの上を通ると外殻の表面が削り取られ、珪藻土の吸湿効果によってアリの体から急速に水分を奪い乾燥させることで殺虫効果を発揮します。
この珪藻土は非常に安全性の高い物質で、食べられるものも存在するほどです。ただし粉末を吸い込むと肺に負担がかかるため、使用する際はマスクを着用する必要があります。また、濡れてしまうと効果がなくなるため、水回りなど湿気の多い場所での使用はおすすめできません。
アリの侵入を予防する5つの方法
ここまで紹介してきたさまざまな駆除方法を使って室内からアリを駆除しても、侵入された原因を解決しなければまたいずれ侵入してくることになります。まずは室内にアリが侵入してしまう原因を確認しておきましょう。おもな原因は以下の2点です。
・甘い匂い
アリは嗅覚が鋭いため、ジュースやシロップなどのわずかな匂いを嗅ぎつけて家の中に侵入してきます。
・食べかすなどのゴミ
甘いもののほかにも、アリは肉や魚といった動物性のたんぱく質、ごはんや小麦粉といった穀物も好みます。
侵入したアリは、エサを発見するとその場所から巣までの道をマーキングして仲間にも知らせます。そうして、大量のアリがエサを求めて侵入してくることになるのです。侵入を防ぐにはどのようにすればよいのでしょうか?
忌避剤を使う
手っ取り早い方法は、忌避成分の含まれた殺虫剤を使用することです。アリの駆除剤には、殺虫をメインにしたものや予防と忌避をメインにしたものなどさまざまな種類があります。侵入してきている場所がわかれば、家や部屋の周囲、侵入場所に忌避剤を使用することで侵入を防ぐことができます。
レモンのしぼり汁
強いニオイを嫌うアリにはレモン汁も有効です。レモン汁を水で3倍に薄めてスプレーを作り、アリの通り道に吹きかけることで、再び同じ経路からアリが侵入することを防ぎます。
レモン汁に含まれるクエン酸はアリに対しての効果のほか、アルカリ性の汚れを落とす効果もあります。普段からこのスプレーを使って掃除をするとアリの予防にもなるので、常備するのもいいかもしれませんね。
侵入経路を塞ぐ
物理的に侵入経路を塞いでしまえば侵入されることはなくなります。アリは非常に小さいので、わずかな穴や隙間、ひび割れからでも侵入してきます。
特に古い建物の場合は人間が気づかないような隙間が多く、木材の部分が老朽化して腐っていることもあるため、侵入されやすいです。
アリの侵入経路がわかったらその隙間や穴を埋め、腐っている木造部分は修繕、交換しましょう。換気扇や排気口など、塞ぐことができない部分には忌避剤を使えば侵入を防ぐことができます。
部屋を清潔に保つ
侵入のきっかけを作らないようにするのも大切です。アリは食べ物につられてやってくるため、食べかすや食べ物の付着したゴミが侵入の原因になります。テーブルや床に落ちた食べかすを放置せず、常に部屋を清潔に保つようにしましょう。
巣を根絶させる
近くにアリの巣ができてしまっている場合は、経路を塞いだり部屋を清潔に保ったりしても、どうしても侵入される可能性が高くなってしまいます。そういった場合はアリの根本的な発生源である巣を根絶する必要があります。
駆除剤の中には巣を根絶するためのものもあるので使ってみましょう。巣を根絶するために大切なことは女王アリを駆除することです。女王アリは巣の深い部分にいるため、通常の殺虫スプレーでは駆除が難しい場合があります。
罠タイプの駆除剤を使うなど、巣の根絶に適した方法を使いましょう。
被害が続くなら業者に相談
アリの駆除にはさまざまな方法があり、市販のものだけでも駆除は可能です。ただ、巣の規模が大きい、複数の巣が存在する、そもそも巣の場所や侵入経路がわからない場合は根本的な解決が難しい場合もあります。
罠タイプの駆除剤であれば女王アリまで駆除できますが、時間がかかります。巣の規模によっては年単位の時間がかかることもあるので、その間も被害に悩まされ続けることになります。
そういった場合は業者に依頼するとよいでしょう。業者に依頼すればプロの技術で素早く的確にアリを駆除してもらうことができます。
また、室内に現れたアリが実はシロアリである可能性もあります。色が黒いからシロアリではないだろうと思うかもしれませんが、実はシロアリの中には黒い個体も存在し、色だけで判断することができない場合もあるのです。
シロアリはその生態上、人前に現れることはあまり多くありません。室内に現れたとしたらそれは、家にシロアリが侵入し始めているか、すでに深刻なダメージを受けているサインである可能性が高いのです。
万が一シロアリだった場合は早急に駆除しないと取り返しのつかないことになる可能性があります。シロアリの駆除はクロアリとは全く違い、うかつに殺虫剤を使うと被害が拡大します。判断に迷ったときは、自分で対処しようとせず、まず駆除業者を呼びましょう。
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まとめ
今回はアリの駆除と予防のさまざまな方法を紹介してきました。一度室内に侵入されるとだんだん被害が拡大する恐れがあります。殺虫剤や駆除剤、今回紹介した自作のスプレーを使うか、業者に依頼するなどしてなるべく早めに被害の拡大を防止し、アリを駆除しましょう。
万が一シロアリだった場合はアリの駆除とは被害のレベルが段違いなので、もし不安な場合は無料で相談に乗ってくれる業者に相談してみるとよいでしょう。
害虫駆除110番は、24時間365日無料で相談を受け付けております。アリ被害にお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。