小さすぎてやっかい!イエヒメアリを駆除する方法と対策を解説!
アリは、人の家の中に侵入することでさまざまな被害をもたらします。代表的なのが「シロアリ」ですよね。しかし、シロアリだけではなく、「イエヒメアリ」というアリも被害をもたらすことで知られ、発見したらすぐに駆除する必要があります。
今回は、「イエヒメアリ」が家の中に入ってきてしまった場合の駆除方法や予防策についてご紹介します。また、自分での退治が不安な方のために、駆除を業者に依頼するときのポイントについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
▼駆除の前にイエヒメアリを知ろう
イエヒメアリを駆除するために、まずはイエヒメアリについて理解しておきましょう。この章ではイエヒメアリの生態や、イエヒメアリがもたらす被害についてご説明していきますね。
イエヒメアリの生態
「イエヒメアリ」は体長が1.5mm~2.0mmほどの、黄色や褐色をしたアリです。似たような種類の「ヒメアリ」は頭や胸に光沢がありますが、イエヒメアリにはありません。
イエヒメアリは雑食で、人の家の中にあるさまざまな食べ物を食べます。また、ほかのアリと違い、コロニーの中に多くの女王アリがいるので繁殖力が盛んです。放置しておくとどんどん駆除が難しくなるので、早めの駆除が必要です。
イエヒメアリの被害にあうとどうなるの?
家の中にイエヒメアリがいると、どんな被害にあうのでしょうか。先ほどもご説明したとおりイエヒメアリは雑食なので、家中のさまざまな食べ物を食べてしまいます。そのほかに、衣類に穴をあけたりすることもあります。
さらには、人をかんだり刺したりすることもあるのです。体質によってはイエヒメアリにかまれたり刺されたりした場所が、はれてしまうこともあります。このような被害にあわないためにも、イエヒメアリの駆除はしっかりとおこないましょう。
▼イエヒメアリを駆除するためのポイント
では、イエヒメアリはどのように駆除すればよいのでしょうか?イエヒメアリは「毒エサ」を使うと効率的に駆除することができます。そこで今回は、毒エサを使ってイエヒメアリを駆除する方法をご紹介していきます。
毒エサの選び方
イエヒメアリの駆除に使える毒エサには「液体タイプ」と「顆粒(かりゅう)タイプ」の2種類があります。ですが、顆粒タイプの毒エサを使うときには少し注意が必要です。
毒エサは、アリに巣まで持ち帰らせることではじめて、群れを全滅させることが可能になります。しかし、イエヒメアリは体が小さいため、毒エサがあまりにも大きいと巣まで持ち帰ることができないのです。
顆粒タイプの毒エサを使うときは、イエヒメアリが運びやすいように細かく砕いておきましょう。
巣によってエサの好みがある!?
じつは、アリは同じ種類であっても、コロニーによってエサの好みが変わってきます。そのため、同じエサがあったとしても、寄ってくるアリと寄ってこないアリがいるのです。また、同じ種類のエサがある場合は、においが強いものに寄っていくという習性もあります。
オリジナル毒エサを作ってみよう
市販の毒エサにひと工夫くわえるだけで、さらに強力なものを作ることもできるのです。ここでは、「顆粒タイプの毒エサ」に「シーチキン」をくわえる方法をご紹介します。
スプーンですりつぶした市販の顆粒タイプの毒エサと、小さじ1杯分のシーチキンを混ぜ合わせ、付属のケースに入れてアリが発生する場所に置いておきましょう。
ただし、先ほども説明したとおり、コロニーによってエサの好みがあるので、効果が見られなかった場合はほかの毒エサに変更するとよいでしょう。
▼イエヒメアリを家に入れさせない3つの方法
イエヒメアリを駆除したあとには、ふたたび侵入してくることがないように予防することも大切です。ここでは、3つの予防策をご紹介していきます。
エサになるものは片付ける
イエヒメアリは雑食なので、家の中のあらゆる食べ物に寄ってきます。イエヒメアリの侵入を防ぐためには、家の中の食べ物はできるだけしまっておくことが大切です。
また、食べかすなどを残さないよう、日ごろからこまめに掃除をしておくとよいでしょう。
侵入口をふさぐ
侵入口をふさいで、物理的にイエヒメアリの侵入を阻止することも重要です。外壁に穴やすき間がないか点検し、侵入口らしきものを見つけたら、パテでふさいでおきましょう。
忌避剤をまく
忌避剤を使ってアリを寄せ付けないようにする方法もあります。侵入口の周辺にまいておくと有効です。また、「コーヒーかす」「チョーク」「レモン」や「ミント」など、身近なものも忌避剤の代わりになりますので、ぜひ試してみてくださいね。
▼イエヒメアリを駆除できないときは業者に任せよう
これまで、イエヒメアリの駆除方法についてご説明しました。ですが、実際に駆除をするとなると「自分では全滅させられる自信がない……」という方も少なくないでしょう。
そんなときは、アリ駆除の業者に依頼することをおすすめします。この章では、業者に駆除を依頼するメリットや業者の選び方についてご紹介していきます。
駆除って業者に依頼するまでのこと?
「そもそも、業者に依頼してまで駆除する必要があるの?」という疑問をお持ちの方も少なくないかもしれません。
先ほども説明しましたが、イエヒメアリを放っておくと家の中の食べ物を荒らされてしまい、刺されたり噛まれたりする被害にもあってしまいます。また、イエヒメアリは繁殖力が盛んなので、放置するとどんどん被害が大きくなってしまいます。
そのため、たかがアリと油断せずに、しっかりと駆除する必要があるのです。
業者に駆除を依頼するメリット
イエヒメアリがあらわれたとき、自分での駆除が難しいと感じたら、業者に駆除を依頼することをおすすめします。
なかには「業者に依頼するよりも自分で駆除したほうが早い!」という方もいるかもしれません。たしかに、業者に依頼すると費用もかかってしまうので、自分でやったほうがよさそうとも思えますよね。
しかし、まちがった方法で駆除をこころみても完全に駆除することはできず、被害がさらに大きくなりかねません。自分で駆除しきる自信のない方は、業者に依頼して早めに手を打つことが大事です。
失敗しない業者の選び方
では、イエヒメアリ駆除を依頼する場合、業者はどのように選んだらよいのでしょうか。ここでは、業者選びの2つのポイントをご紹介していきます。
・実績を確認
業者のホームページで過去の実績を確認しておくことで、作業の仕上がりの信頼度をたしかめることができます。また、実績の多さは経験の豊富さともいえますので、業者の技術力をはかる目安にもなりますね。
・相見積りをとる
業者を選ぶうえで、相見積りをとることは必須です。相見積りをとり複数業者の料金を比較することで、相場を知ることができると同時に、高額な請求をしてくる業者を避けることができます。
できるだけお得に駆除をしてもらうためにも、相見積りは必ずとっておきましょう。
▼まとめ
今回は、イエヒメアリがあらわれた場合の対処方法や、発生を予防する対策についてご紹介してきました。イエヒメアリは家の中に侵入すると、あらゆる食べ物を食べてしまうだけでなく、人を刺したり噛んだりすることもあります。
放置すると被害が拡大していきますので、イエヒメアリを見つけたら早急に駆除する必要があります。自分で駆除する際には「毒エサ」を使うのがおすすめです。
自分での駆除が難しい場合や、自分で駆除しきれるか不安がある場合には、業者に依頼して駆除してもらうようにしましょう。
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