シバンムシを駆除する5つの方法!二次被害を防ぐ予防策もご紹介
「放置していた食品に茶色い虫が湧いているので困っている。なんていう虫なの?!」と思ったことはありませんか。食品の中に虫がうろうろしていたら驚いてしまいますし、間違って食べてしまったらと考えると不安になってしまうものです。
もしかしたらそれは、“シバンムシ”という名の虫かもしれません。シンバムシは人体への直接的な害はありません。しかし、さまざまな食品を食害するおそれがあるうえに、畳などにも発生して穴を掘ってしまうので、大切な建物を守るためにも放置してはいけない虫です。
さらに、シバンムシ自体は人体に害がなくても、シバンムシに寄生するアリガタバチという害虫は、人を刺す危険性があります。そういった二次被害を防ぐためにも、シバンムシが発生したら、早急に駆除しましょう。
このコラムでは「シバンムシの駆除方法と予防策」を徹底的にご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。
シバンムシはありとあらゆるものをエサにします。発生場所が1ヶ所とは限らないので、袋が開いたままになっている食品やお手入れしていない畳など、まずは気になるところをよく調べましょう。
シバンムシの駆除には殺虫剤や掃除道具などさまざまものが使えます。発生場所を突き止めたら、被害状況や安全性などを考慮してやり方を選択し、シバンムシを駆除しましょう。
目次
▼シバンムシの駆除は発生源を突き止めるのが大事!
シバンムシは茶色の体で、小さなコガネムシのような形をしています。暖かい季節になるにつれて発生しやすくなります。そんなシバンムシの発生場所は、意外と身近なところです。まずは発生源になるものの例や発生源の見つけ方をご紹介いたします。
発生源はシバンムシの好物から!?
シバンムシは好みの食べ物に発生することが多いです。シバンムシの好物は穀物ですが、エサとなる食品は非常にたくさんあります。例えば以下のようなものです。
- ビスケット
- ホットケーキミックス
- 麺類
- お好み焼き粉
- お茶
- パセリ
- ココア
- 塩コショウ など
さらに、和室がある家庭では、畳にシバンムシが大量発生することもあります。シバンムシは、畳のいぐさをエサにして畳をボロボロになるまで食べつくしてしまう恐るべき生き物なのです。
発生源の見つけ方
シバンムシを駆除するなら、発生源を見つけることが大切です。家の中をしっかり見て回り、発生源となっている場所を特定しましょう。
シバンムシがよく発生するのは「古くなった食品」です。長年使っていない調味料や食品、放置していた古いそうめんなどが家にある場合には、速やかに廃棄して発生を食い止めましょう。
発生源が畳だった場合には、畳に小さな丸い穴があくのが特徴です。小さな穴の有無を目安にして発生しているのかどうかを判断してください。
▼シバンムシに有効な5つの駆除方法
シバンムシは放置しておくと、どんどん増殖してしまいます。駆除する方法は5つあります。今すぐできる方法もあるので、ぜひ参考にしてください。
ここからは、シバンムシの駆除方法について詳しくお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。駆除方法を試すことで、スッキリと駆除できるかと思います。
駆除方法1:殺虫剤・燻煙剤
畳やキッチン周りなど、食品以外にシバンムシが発生していた場合は、殺虫剤でシバンムシを駆除しましょう。ゴキブリ用のスプレーでも駆除することは十分可能です。
もしも、姿が見えなかったり部屋全体にシバンムシが生息していたりする場合は、燻煙剤を使うとよいでしょう。燻煙剤は、部屋の窓をすべて閉め切って使用する広範囲の駆除におすすめの殺虫剤です。煙の効果により、見えない場所にいる虫も駆除することができます。外出する前などに、設置しておけば、帰ったら駆除が完了している状態となります。
駆除方法2:ライトトラップ・フェロモントラップ
薬剤が舞うのが心配な方は「ライトトラップ」「フェロモントラップ」を使用する方法もあります。シバンムシが潜伏していそうな場所に仕掛けて罠にかかるのを待つタイプです。使い方や特徴は以下の通りです。
・ライトトラップ
シバンムシが引き寄せられるUVライトの表面に粘着テープをくっつけ、シバンムシが潜伏していそうな場所に仕掛けましょう。そうすることで、明かりに寄ってきたシバンムシがテープにくっつき、捕獲することができます。
また、機械自体にファンや電気ショックを与える装置がついているものもあるので、テープをくっつけるなどの手間をかけたくない方は、自動で虫を捕獲してくれるものを購入しましょう。
・フェロモントラップ
光のように目に見えるものではなく、シバンムシの好むフェロモンを発生させるトラップです。強力なフェロモンに引き寄せられたシバンムシをトラップのなかに仕掛けられている粘着テープで捕獲します。
駆除方法3:ヒバ油
「ヒバ油」といわれる油を使うと、シバンムシを効果的に駆除することができます。ヒバ油というのは、ヒバの木からとれた油のことです。薬剤ではないので、小さなお子さんがいる家庭や、ペットを飼っている家庭などで大活躍することでしょう。
ヒバ油を水で薄めて、霧吹きのボトルに入れてシュッシュと部屋に振りかけると効果がでます。ヒバ油は100㏄くらいのボトルに、5滴ほどの割合で配合して使用します。
駆除方法4:粘着シート・コロコロ
カーペットなどに付着したゴミを取るのに便利なコロコロを使っても、シバンムシは駆除できます。家の壁や床などの場所を歩いているのを見つけたら、コロコロの粘着シート部分にシバンムシをくっつけてしまいましょう。
駆除方法5:食品の整理
シバンムシは主に食料品から発生します。定期的に使っていない調味料や食料品を整理することで、発生を抑止する効果があります。
また、食品の整理の際には「賞味期限が近いけどまあいいや」といって食べる際には、中身を必ず確認してから使ってください。
特に、塩コショウのなかで大量発生してしまったシバンムシは、色も似ているため、気づかずに食べてしまうことも考えられます。十分に気をつけることが大切です。
▼シバンムシは二次被害に要注意!
シバンムシは人間を噛んだり、刺したりすることはありません。しかし、シバンムシの幼虫に寄生する「アリガタバチ」という1.5~2mmほどの虫は人を刺します。
その名前のとおり、アリにそっくりな外見をしており、刺された場合はアレルギー反応によって痒みを引き起こすおそれもあります。シバンムシ自体に人を攻撃するおそれがないとしても、そうした二次被害によって負傷するおそれは十分に考えられるため、シバンムシは素早く完全に駆除することが大切です。
▼完全に駆除したいならプロに相談しよう
シバンムシを完全に駆除したいなら、害虫駆除をおこなっている業者に依頼してみましょう。業者依頼となると自分で駆除するよりも少し費用が高くなるかもしれませんが、安全面にも配慮した方法で確実に駆除してくれます。
駆除業者はインターネットで探すこともできますが、業者数が多くて「どの業者に依頼すればいいかわからない」といった声もよく耳にします。ホームページなどで提供しているサービスを細かく見て、求める作業をすべておこなえるかまずは確認しましょう。
また、電話対応をしている業者であれば、一度電話をかけてサービス内容の詳細や害虫駆除にかかる費用の概算など気になることを確認してから依頼するのもおすすめです。
▼これで寄せ付けない!シバンムシ予防策
最後に「シバンムシの予防策」としてできることをご紹介いたします。意外かと思われるような予防策もあるので必見です。ぜひ参考にしてみてください。
芳香剤を置かない
芳香剤には、シバンムシが大好きな成分が含まれています。シバンムシの発生を防ぐためにも、芳香剤は家には置かないようにしましょう。どうしても使いたい場合には、無香のものを使ってみるといいと思われます。
食品カスは掃除
食べこぼしなどが放置されていると、シバンムシが寄ってきてしまう場合があります。特に、パンのかけらなどの小麦食品はシバンムシの大好物ですので、定期的に部屋やキッチンを掃除しましょう。
食品は密封保管
ビニールに包装されているからといって、その食品が必ず安心だとはいえません。ビニールは穴があいてしまうので、そこからシバンムシが繁殖してしまうおそれがあるのです。
長期間保存したいものは、ビンなどのしっかりした容器に入れるとよいでしょう。また、常温保存は避けて、シバンムシの嫌いな涼しい冷蔵庫の中で保管することも大切です。
▼まとめ
シバンムシは人体に直接的な影響はないものの、せっかく買った食品に繁殖して食べられなくなったり、畳が食い荒らされてしまったりするおそれがあります。さらに、アリガタバチの発生といった二次被害を起こす危険性もあるのです。
具体的な発生場所は、長期間放置していた食品の中や畳、動物性の衣服です。畳にシバンムシがくっついてしまったときは、早めに駆除しましょう。ジバンムシは適切な対応をすれば繁殖を抑えることができます。日ごろから、掃除をしっかりしたり、食料品を整理したりすることが大切なのです。
もしも自力では手に負えないなら、プロの駆除業者に依頼してみるのもいいかもしれません。シバンムシの駆除はもちろん、再発防止の対策ができる可能性もあるので、快適な暮らしを手に入れることができます。今すぐ業者探しを始めたいなら、年中無休でご相談対応可能な弊社におまかせください。