ゴキブリの寿命はどれくらい?長生きさせないための秘訣も紹介
部屋の隅でコソコソと動く黒い影、ゴキブリ。なかには年中見かけるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなゴキブリの寿命について疑問を感じたことはありませんか?また、ゴキブリはなにを食べて生きているのでしょうか。
この記事でご紹介するのは、ゴキブリの寿命についてです。また、ゴキブリの生態や駆除の仕方についてもお伝えします。
よく、“ゴキブリは1匹現れると100匹いる”という噂を耳にしますが、実際のところはどうなのでしょうか。そして、ゴキブリは水だけでも生きることができるということも聞いたことがあるかと思います。
ご自宅にゴキブリが現れたという場合やゴキブリの生態が知りたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
▼ゴキブリの寿命は意外と短い!?
さて、冒頭にもあったように、1年中見かけるゴキブリの寿命はどれぐらいなのでしょう?“クロゴキブリ”、“チャバネゴキブリ”、“ヤマトゴキブリ”の種類ごとに、寿命とその生態についてご紹介していきます。
クロゴキブリの寿命・生態
寿命:卵の状態から孵化するまで約3週間~6週間ほど。そこから1年ほどの幼虫の期間を経て成虫になり、成虫からの寿命はおおよそ6か月~7か月になります。
生態:クロゴキブリは、もともと日本にいたわけではなく、中国からやってきたとされています。一度に産み落とす卵の数は約20匹~30匹程度です。そして、クロゴキブリは寒さに強く、室内でなくても生活することができるので、活動しています。また、飛ぶことができるので、駆除をする際は要注意です。
チャバネゴキブリの寿命・生態
寿命:卵が孵化するまで2週間前後、そこから2ヶ月~3ヶ月幼虫の期間を過ごします。成虫になってからは約3ヶ月~5ヶ月生き抜きますが、クロゴキブリと比べると比較的寿命は短いと言えます。
生態:チャバネゴキブリは寒さに弱いので、冬に気温が氷点下になる地域では生活しません。ですが、人間が生活する家屋には冷蔵庫やテレビなどさまざまな電化製品があります。電化製品は熱をもっているので、そこで過ごすことがあるのです。チャバネゴキブリの場合は、4回~8回ほど産卵しますが、一度に産み落とす卵の数が約20匹~40匹程度と比較的多いので、温かい場所であれば、絶えず私たちの身の回りに潜んでいるということがわかります。
ヤマトゴキブリの寿命・生態
寿命:幼虫の期間の10月~3月は休眠しており、成虫になるまで2年近くかかることもあるゴキブリです。長い幼虫の期間を経て成虫になりますが、成虫の期間は3ヶ月~6か月と短めです。
生態:ヤマトゴキブリは昔から日本に生息しており、木造の建物に身を置きます。ヤマトゴキブリも、チャバネゴキブリと同様に一度に産み落とす卵の数は約10匹~20匹程度です。
▼ゴキブリは1年中活動している
意外とゴキブリの寿命は短いということがわかりました。ではなぜゴキブリは年中活動をしているのでしょうか。それは、繁殖力に富んでいるからです。
ゴキブリは年中見かけるためかなり長生きをする生き物だとお考えの方もいらっしゃったでしょう。しかし、実際のところは、ゴキブリが長生きをしているのではなく、繁殖力が強いので、生命が途絶えることがないのです。
▼ゴキブリの寿命を短くするには
ゴキブリは、水やエサがなくても2~3週間は生きることができます。ということは、水やエサのない環境を作ることで、寿命を短くすることが可能となるのです。これからご紹介していくのは、ゴキブリのエサや好む場所についてです。ぜひ参考にしてください。
ゴキブリが好きなものをなくす
ゴキブリは、床に落ちた食べカスや髪の毛などを好んで食べます。とくに、お菓子のコーティングなどに使われている砂糖や、調理する際によく使用するであろうチーズなども好みます。
ゴキブリは雑食ですので、さまざまな食べ物を食べます。調理のあとに生ごみを置きっぱなしにしたり、こぼしてしまった食べカスをそのままにしたりしないようにしましょう。
ゴキブリが好む場所を掃除する
- キッチン
- 風呂場
- 洗面所
- 冷蔵庫の裏
- 電子レンジ
- エアコンの中
ゴキブリは、上記のように暗くて狭くて温かい場所を好む傾向にあります。このため、ゴキブリの好む場所を清潔な状態に保っておくことでゴキブリを寄せつけず、また寿命を延ばすことも防ぐことができるのです。
▼ゴキブリを駆除しよう!
ここでは、ゴキブリの駆除方法についてご紹介していきます。見ると不快感を抱いてしまうゴキブリですから、できることなら早く、そして確実に駆除をしたいですよね。ゴキブリが現れたときには駆除グッズを活用しましょう。
ゴキブリ駆除グッズ
・忌避剤タイプ
ゴキブリは、柑橘系やハーブの香りを嫌います。ですので、それらの香りがする忌避剤を置くようにしましょう。忌避剤には、ゴキブリの嫌がる臭いなどの成分が入っているためゴキブリを遠ざけることができるのです。
・捕獲器タイプ
こちらは、エサを使ってゴキブリをおびき寄せ、粘着テープで捕まえるタイプです。忌避剤はゴキブリが近寄らないようにするものですが、捕獲機は捕まえることが目的となります。
・エアゾールタイプ
エアゾールとは殺虫スプレーのことで、ゴキブリに直接噴射して仕留めることができます。冷却して仕留めるタイプや、空気圧を利用するタイプのものなど、さまざまな種類があります。
・毒餌タイプ
餌の中に毒が入っており、それをゴキブリが食べて、巣に戻ります。そして、巣に戻ったゴキブリがフンをすることによって、ほかのゴキブリが食べ、死滅するという流れになっています。コンパクトなので、冷蔵庫の裏など狭いスペースにも置くことが可能です。
・燻煙タイプ
部屋中に殺虫成分が広がることによって、ゴキブリを死滅させることができます。煙を多く充満させるタイプと水タイプがあります。水タイプは、水を入れて使用するもので煙の量が少なく、集合住宅などでもおすすめできます。
ゴキブリが寄り付かない家にする
ゴキブリを家に寄せつけないためには、侵入経路を塞ぐ必要があります。また、食べこぼしや髪の毛、ホコリなどが落ちていない清潔な状態を保つことが大切です。キッチンなどに食材を放置することは避け、冷蔵庫や戸棚にしまって保管するようにしましょう。
そして、ゴキブリは段ボールや植木を好むので、不要な段ボールはすぐに片づけて、植木を置くことも避けるようにするとよいでしょう。植木を置きたい場合は、ゴキブリが嫌う臭いをもつミント系の植物を植えることによって、ゴキブリを寄せつけない空間にすることもできるのでおすすめです。
ミント系の植物以外にもゴキブリの嫌うものに、乾燥した場所、柑橘系の香りなどが挙げられます。また、ゴキブリは、アルコールや食器用洗剤で窒息させることもできるのでキッチンに常に置いておくようにしましょう。
▼ゴキブリを完全に駆除するなら業者に依頼
これまでゴキブリの駆除に関する情報をご紹介してきましたが、1匹駆除をしても巣にはまだまだたくさんのゴキブリが生息していたり、卵があったりする可能性が高いです。すべてを確実に駆除したい場合は、業者に依頼しましょう。
自分でスプレーなどを使用して駆除をするとなると、姿の見えているゴキブリだけを対処することになりますよね。ですが、業者に依頼すれば、卵の駆除まで、確実におこなうことが可能なのです。
ゴキブリは1匹見かけたら100匹いる!?
ゴキブリは非常に繁殖力や生命力の高い昆虫ですので、なかなか絶滅しません。また、身体能力も高いので、駆除作業をしても逃げられてしまうことが多いですよね。スプレータイプの殺虫剤でゴキブリを駆除したとしても、卵まで駆除することはできません。
このように、自分の生活する範囲でゴキブリを見かけても、完璧に駆除することは難しいのです。1匹見かけた場合、どこかに複数匹いると考えてもよいでしょう。
業者へ依頼するメリット
ここではゴキブリの駆除を業者へ依頼する5つのメリットをご紹介していきます。
・駆除率が高い
業者に依頼すれば、幼いお子様やペットがいるご家庭でも安全に、かつ確実に駆除をしてもらうことができます。駆除の際に出る臭いを抑える方法を提示してもらうことも可能なのです。駆除率はそのままに、身体への影響がない方法でおこなってくれるのは嬉うれしいですよね。
・死骸の処理をしてくれる
ゴキブリの見た目に非常に嫌悪感を抱くという方もいらっしゃるでしょう。業者を利用すれば、駆除から死骸の処理まですべてをまかせることが可能なので、不快感を抱かずに済み安心です。
・駆除に時間がかからない
ゴキブリの処理を自分でやろうとすると、逃げ足が速いためなかなかうまく狙えず手こずってしまうこともあると思います。ですが、業者なら知識や経験があるので、時間をかけることなく駆除をすることが可能となるのです。
・ゴキブリが侵入しない対策をしてくれる
業者は駆除をおこなってくれるだけでなく、ゴキブリが侵入してこないように対策をしてくれます。再発防止も可能となるのです。
<・巣や卵の駆除までしてくれる
ゴキブリを駆除しただけでは安心できません。部屋のどこかに巣や卵があることを想像したら嫌な気持ちになりますよね。業者に依頼することで、巣や卵の駆除もおこなってくれますので、手間もかからず安心して過ごすことができます。
ゴキブリ駆除にかかる費用
ゴキブリの駆除にかかる費用は大体10,000円からが相場となります。ただし、部屋の大きさによって値段が変わったり、戸建住宅と集合住宅で業者の設定している金額が異なったりします。依頼する業者に問い合わせてみるかホームページで確認をするようにしましょう。
▼まとめ
いかがでしたでしょうか。ゴキブリは非常にしぶとく1年中活動しているということがわかりました。ですが、お部屋をきれいな状態に保っておくことによって、ゴキブリが寄りつきにくくなりますので、こまめに掃除をしましょう。
ですが、気を遣っていてもどうしても侵入してくるのがゴキブリです。できれば見たくはありませんが、もしお部屋で見かけた場合は、やはり業者に駆除を依頼することをおすすめします。それは、1匹見つけると複数匹いるおそれが考えられるからです。
業者なら、目に見えないゴキブリの駆除もおこなうことができ、再度発生することのないよう対策をすることも可能です。ゴキブリの被害にお悩みの方は、ぜひ業者に相談してみてください。
【ゴキブリ駆除・対策に関する記事はこちら】
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