トコジラミ(南京虫)の駆除方法|自分でできる対処から業者費用まで
トコジラミ(南京虫)を駆除する方法としては「60~70度ほどの熱湯での殺傷」「スチームアイロンによる熱処理」「掃除機での吸引処理」「殺虫剤」などが有効です。
これはトコジラミが熱に弱くかつ小型で、掃除機で簡単に吸いこめてしまえるからです。熱処理ができない場所は掃除機で吸い込むなど、場所によって方法を使い分けるとさらに効果的です。
この記事では、そんなトコジラミ(南京虫)の具体的な駆除方法や作業のコツ、予防方法までくわしく解説しています。困っている方は当コラムの駆除ノウハウをぜひ参考にしてください!
今すぐしっかり駆除したい!という場合は、プロの業者に依頼して駆除してもらうことをオススメします。
目次
トコジラミ(南京虫)の生息場所の特徴・具体例
南京虫と呼ばれることの多い虫ですが、正式名称は「トコジラミ」といいます。この記事内では正式名称のトコジラミでご紹介していきます。
トコジラミをしっかり駆除をするなら、まずはどこに生息しているかを知り、ひとつひとつ住処を探していくことが大切です。そんな生息場所は『暗い・狭い・湿気が多い・温かい』の4要素がそろっている場所となります。
具体的な場所を以下にあげますので、チェックしてみてください。
- ベッドや布団、ソファーなどの周り
- 家具のすき間(本棚やカーテン)
- 床や壁のすき間
- カーペットやじゅうたん、畳の中
以上のような場所はトコジラミにとってはとても住みやすい環境となっています。被害が出ているのであれば、このような場所で繁殖していないか、注意深く観察してみてください。
トコジラミ(南京虫)の居場所は”フンの汚れ”で見つけられることも
これらの場所を探すのはもちろんですが、場合によっては生息地の周辺に、トコジラミのフンの汚れが付着していることもあります。
フンがあれば、その場所で生息している可能性が高くなりますので見落とさないようにしましょう。フンの特徴は約2mmの赤黒っぽいシミのような形です。
これを家の中で見つけた場合は、その周辺を重点的に探してみましょう。
トコジラミ(南京虫)の駆除方法はこの3つ
トコジラミ駆除は前述したように、熱湯やスチームアイロンによる熱処理や掃除機、殺虫剤が有効です。とはいえ畳に熱湯をかけるというのは当然ながらできません。
それぞれの駆除方法の仕方をご紹介していきますので、発生場所に適した方法が取れるように把握しておきましょう。
駆除方法1.熱処理
熱を使った処理の具体的な方法は以下のようになります。
- 布団などは乾燥機で80度以上の熱風に5分以上あてる
- 高温のスチームが出るアイロンでカーペットなどを熱処理する
このような方法なら、それほど手間なくトコジラミを駆除していくことができます。
また、繁殖場所である布団やカーペットなどを丸ごと高温にすることができれば、隠れているトコジラミの卵も駆除することができ、卵からの繁殖もふせぐことができます。
ただし、水や湿気、熱に弱い素材の製品(電化製品・家具・衣類など)には適さないので、注意しましょう。
駆除方法2.掃除機での吸引
熱処理できないような場所は、掃除機をかけて吸い取ってトコジラミを駆除することができます。床や布団などはもちろん、細かいすき間までしっかり掃除機をかけていきましょう。
トコジラミを吸い取ったゴミパックをゴミ袋に包んでゴミ回収に出すだけで簡単に駆除が完了します。手軽に広い範囲をまとめて対処することができるので、非常に効率のよい方法といえます。
駆除方法3.殺虫剤
殺虫剤を使った駆除はあまりおすすめできません。殺虫剤での駆除は直接トコジラミに吹きつけたり、生息していそうな場所に噴霧したりといった効果のある範囲が限定的なものとなります。また、殺虫剤の種類によっては効果が薄いこともあるのです。
じつは、トコジラミの中には市販の一般的な殺虫剤にふくまれている成分『ピレスロイド』が効きにくい個体、”スーパーナンキンムシ”というものが存在します。近年その数を増やしてきているのです。このような個体に対しては、従来の殺虫剤を使っても駆除は難しいといえるでしょう。
しかし、市販されている殺虫剤がすべて使えないというわけではありません。近年発売している製品の中には「トコジラミに効果がある」と明記されたスプレーもあります。
殺虫剤を購入する際はこの点に注意して、効果があるかどうか分からない製品は購入しないようにすることが大切です。
このような駆除作業が大変そうだな、と思った方は、業者に依頼してしまいましょう。プロに依頼すれば、ただ待っているだけで安全かつ、効率的に駆除してもらえてオススメです。
自分で駆除しきれない・不安な場合は業者に相談しよう
家中にトコジラミが繁殖している場合、熱駆除や掃除機、殺虫剤などの、自分だけの対処ではどうにもならないことが大半です。また、家中のすき間というすき間を探し、すべてに対処するというのは難易度が高く大変な労力が必要となります。
家中のトコジラミを駆除するための作業は、プロでも非常に手間がかかるといわれていますので、被害が大きい場合は迷わずプロに駆除を依頼しましょう。
難易度の高いトコジラミの駆除はやはり、プロにお任せして対処してもらうと手間がなく、確実です。業者であれば素人にはない知識や技術、機器などで、効率的に駆除してくれますよ。
トコジラミ(南京虫)駆除を業者に依頼する際の費用
駆除を依頼しようと思っても気になるのがその費用ではないでしょうか。被害の状況や家の大きさなどでかかる費用が異なりますが、一般住宅の場合の相場として以下をご参考ください。
1R……4万円~
洋室(2DK)……8万円~
和室(2DK)……9万円~
おおよその金額をご提示しましたが、駆除にかかる費用は被害の状況や家の広さによって変わってきます。後悔しないためにも、まずは見積りをとって金額を確認してみましょう。
弊社では全国の加盟店の中からトコジラミ(南京虫)の駆除の見積りを無料でおこなってくれる業者をお探しすることが可能です。お見積り後にお断りいただいてもキャンセル料などはかかりませんので、お気軽にご相談ください。
トコジラミ(南京虫)の発生原因は”荷物などにくっついてくる”から!
トコジラミは一体どうやって家の中に入り込むのでしょうか?
じつはトコジラミはほかの害虫とは異なり、不衛生から発生することはあまりありません。もっとも多い発生原因は、荷物や家具などに付着して運ばれてくるパターンです。
とくに海外帰りの荷物や海外から輸入した製品に付着していることが多いため、この2点に当てはまる際にはとくに注意しなければなりません。
トコジラミ(南京虫)の侵入を予防するには?
トコジラミを家の中に侵入させないためには以下のことを実行しましょう。
- 荷物にトコジラミが付着していないか確認する
- 荷物はできるだけ床に置かない
- かばんはビニールの袋にしまっておく
中でも、ホテルや旅館などにいった場合はそこに偶然いたトコジラミを持ち帰らないよう注意してください。旅行先でも上記の注意点にならって、かばんは床に置かず机の上においたり、定期的に荷物や衣服を確認・掃除したりといったことが大切です。
とはいえ、帰宅後に常にチェックをおこなうのは現実的ではありません。そもそもトコジラミ自体、大きくても体長10mm以下と大変小さいので気づくのは難しいものです。
予防は難しいため、基本的には、『いかに侵入・被害に早く気づき、適切な対処できるか』がカギとなります。
もし侵入されているかも……と思う方は、前述の生息場所を確かめてみましょう。トコジラミやフンのようなものを見つけた場合は、適切な駆除対策が必要です。大量繁殖する前に駆除できれば少ない被害ですませることができます。
ご自身での作業が不安な方や徹底的に駆除してしまいたい方は、弊社までご相談ください。弊社ではトコジラミの駆除ができる業者を日本全国どこでもお探しすることができます。24時間365日いつでもお電話の対応が可能ですので、お気軽にご相談ください。
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