ヤスデの卵は大量発生のサイン!正しい駆除対策方法をご紹介します
ヤスデの卵はヤスデが大量発生する前のサインです。
なぜかというと、ヤスデは秋から冬にかけていちどに150~300個の卵を産むためです。そして、春になり孵化した幼虫は土の中で成長し、梅雨時にかけて一斉に表に出てきて活動を始めます。そのため、あるとき突然大量のヤスデが目の前に現れることになるのです。
当記事ではヤスデの発生時期や発生原因を解説します。また、効果的な予防方法や駆除方法についても合わせてご紹介しますので、ヤスデ対策にぜひお役立てください。
ヤスデを室内に侵入させないためには、侵入経路をふさがなければいけません。玄関や窓はしっかり閉めるようにして、網戸を使っている場合は穴が開いていないかよく確認しましょう。
また、家の周囲にヤスデを増やさないためには、枯れ葉を片づけたり殺虫剤や石灰を撒いたりすることが効果的です。室内に侵入したヤスデを駆除したい場合は、スプレー型の殺虫剤を吹きかけましょう。
ヤスデが大量発生してお困りの方は、当サイト「害虫駆除110番」までお気軽にご相談ください。ヤスデ駆除のプロが迅速に対処いたします。
ヤスデの発生時期と原因
前述したように、ヤスデは秋に卵を産みます。そして春に孵化した幼虫たちは、梅雨時になると一斉に地上に出てきて活動を始めます。この梅雨時のヤスデの大量発生の原因は、梅雨の長雨で生息場所に水がたまると、おぼれないように集団で水のない場所に移動しようとする習性があるためです。では、この習性もふまえて、以下でヤスデの1年をもう少し深く見ていきましょう。
ヤスデの1年
ヤスデの1年は以下のようなサイクルで進んでいきます。
9~11月:産卵
ヤスデは秋に卵を産み、そのまま死んでしまいます。
12~2月:越冬
卵は土の中で越冬し、暖かくなる春を待ちます。
3~5月:孵化・成長
秋に産んだ卵から幼虫が孵化し、土の中で成長します。
6~7月:地上に出現(大量発生)
成長した幼虫たちは、梅雨時の長雨で生息場所に水がたまると、本能的に水のない場所へ移動しようとして地上に現れます。これがいわゆるヤスデの大量発生です。
7~8月:見なくなる
梅雨時が過ぎると再び土の中へ帰るので、夏の時期にヤスデを見かけることはほとんどありません。
9~10月:秋の長雨で再び地上に出現(梅雨時より数は少ない)
ヤスデは秋に卵を産むとそのまま死んでしまうので、秋の長雨で地上に出てくる数は梅雨時より少なくなります。
上記のことから、ヤスデ対策は大量発生する前の3~5月におこないましょう。この時期を逃してしまうと、ヤスデが動き出してしまうので、対策が非常に難しくなってしまいます。
弊社の「害虫駆除110番」にご連絡いただければ、ヤスデに詳しいプロをご紹介し徹底的に駆除をおこないます。また再発しないように予防もするので、ヤスデの発生で悩んだときはぜひお問い合せください。
電話でのご相談は無料です。費用のことや作業内容など、気になることがあればお気軽にご質問ください。
次からは具体的な対策方法について解説していきますので、引き続きご覧ください。
ヤスデを寄せ付けないための4つの対策方法
ここからは具体的なヤスデ対策について解説していきます。ヤスデを寄せ付けないためには効果的な対策方法を知り、正しく実践することが大切です。方法としては以下のようなものがありますので、ぜひご参考ください。
対策1.庭の水はけをよくする
繰り返しになりますが、ヤスデが大量発生する原因は、水たまりでおぼれないように、水のない場所に移動しようとする習性があります。そのため、庭に水たまりができないように地面の水はけをよくしておくとよいでしょう。たとえば、傾斜を作って水の流れを作ったり、砂利を敷いたりする方法が効果的です。
対策2.枯れ葉や腐葉土をためない
ヤスデは枯れ葉や腐葉土がたまったジメジメした環境を好んで生息します。ですから、もし枯れ葉や腐葉土がたまっていたら掃除をして取り除きましょう。また、庭木や雑草も定期的に剪定して、地面に日光が当たるような環境を整えることも大切です。
対策3.すき間をなくす
ヤスデはわずかなすき間からも侵入してくるので、家中をチェックしてすき間をすべて塞ぎましょう。たとえば、網戸や通風口、玄関や窓のすき間などです。また、壁をつたって上の部屋にも侵入してくることがあるので、2階以上の部屋もしっかりと対策してください。
対策4.石灰を撒く
ヤスデを庭に近づけさせないための方法として石灰を撒く方法もあります。おすすめはホームセンターなどで売られている「消石灰」です。消石灰は土壌改良剤としても使われているもので、湿気に触れるとアルカリ性に変わります。この作用を利用してヤスデの侵入を阻止します。
ただし、消石灰は湿気に触れてアルカリ性に変わる性質上、湿気を含まないように密閉して管理する必要があるので、注意しましょう。また、皮膚に触れるとかぶれたりすることもあるので、消石灰を撒くときは手袋やマスク、ゴーグルなどをつけて、直接肌に触れないようにして作業してください。
ヤスデが現れたときの3つの駆除方法
ヤスデが出てきてしまった場合に試せる駆除方法をご紹介します。
駆除方法1.木酢液を設置する
木酢液は、木や竹を炭にする過程で出る水蒸気や煙を冷やして液体にしたものです。安全性の高いものなので、お子さんやペットがいて、殺虫剤のような薬剤を使いづらいご家庭におすすめです。木酢液はドラッグストアやホームセンターなどで購入できるので、購入したらヤスデのいそうな場所に散布してください。
駆除方法2.設置型の殺虫剤を置く
地面に撒く殺虫剤を使う場合は、家を囲むように撒いておくと効果的です。また、網戸や通風口、玄関や窓まわりなど、ヤスデが侵入してきそうな場所にも撒いておくとよいでしょう。
ちなみに、地面に撒く殺虫剤には粉末タイプとスプレータイプがあります。家の基礎など広い場所には粉末タイプ、網戸など薄くまんべんなく撒きたい場所にはスプレータイプと、用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。
駆除方法3.スプレー式の殺虫剤を撒く
とりあえず目の前にいるヤスデを退治したい場合は、即効性のあるスプレー式殺虫剤もおすすめです。ヤスデの動きは遅いので、比較的簡単に退治することができるでしょう。
ただし、ヤスデは刺激を与えられると異臭を放ちます。この異臭を大量に吸ってしまうと気分が悪くなることがあるので、スプレー式殺虫剤を使うときは一撃で仕留めるように心がけましょう。
対策してもヤスデが減らないときは害虫駆除110番にお任せください!
害虫駆除110番では、ヤスデの駆除や侵入対策に対応しています。日本全国に数多くの提携業者がいますので、お客様のもとへ迅速に駆けつけることが可能です。
「虫が苦手だからすぐに駆除してほしい!」
「ヤスデが大量発生して手に負えない!」
という方は、害虫駆除110番へお気軽にご相談ください。受付は24時間365日可能です。ヤスデの生態を熟知したプロが施工するので、どこで発生しているか原因を特定して徹底的に駆除をいたします。
とくにヤスデは一度に産む卵の量が多いことから、大量発生してしまうと駆除するのが困難になります。1匹見つけた場合は、すでに大量発生しているかもしれません。放置しておくと、ヤスデの繁殖がさらに進み被害が深刻になるおそれがあるので、害虫駆除110番に依頼して早めに対処しましょう。