飲食店のゴキブリ対策!掃除だけではムリ!徹底した害虫駆除とは
飲食店でゴキブリを見かけたら、1日でも早く駆除することが重要です。なぜなら飲食店に出るチャバネゴキブリは、繁殖するスピードが速いため大量発生しやすいだけでなく、1匹のゴキブリによって食中毒を引き起こす危険もあるためです。ここでは、飲食店に出やすいチャバネゴキブリの生態のほか、駆除や対策の方法などについて解説します。
もし、今すぐゴキブリの駆除をしたいということであれば、ぜひ弊社にご連絡ください。弊社では、ゴキブリの駆除をおこなうプロの業者をご紹介しております。24日365日受け付けしており、スピーディーな対応が可能です。
目次
ゴキブリを全滅させるための駆除方法
まずは、ゴキブリを駆除するところから始めましょう。ここでは、ゴキブリの駆除方法をいくつか紹介します。
駆除方法(1)殺虫剤
ゴキブリを見つけた場合には、繁殖させないためにも逃さず駆除することが大切です。ゴキブリはどこから現れるかわからないため、いつでも駆除できるように店舗にひとつは用意しておくとよいでしょう。とくにゴキブリは俊敏な動きをするため、即効性のあるものや瞬時に凍結させて動きが止められるものをおすすめします。
駆除方法(2)ベイト剤
ベイト剤とはゴキブリを駆除する設置の毒エサで、ゴキブリの処分を自分でしたくないという方におすすめの駆除方法です。一般的にゴキブリの駆除にはホウ酸団子などが用いられますが、ジェル状になったものも市販されています。毒エサは冷蔵庫や調理台の下、棚の中などゴキブリが好む場所に設置しましょう。
毒エサを食べたゴキブリは瞬時に死ぬわけではなく、巣に戻って時間が経ってから効力を発揮します。このため、毒殺されたゴキブリの死骸をほかの仲間が食べることにより巣ごと駆除できるというわけです。
ただし、同じベイト剤を使い続けるとゴキブリに耐性ができ、効果が薄れることがあります。このため、2種類のベイト剤を交互に使うなど使い方を工夫することがよいでしょう。
駆除方法(3)捕獲シート
ゴキブリの駆除には、捕獲シートも効果的な方法のひとつです。基本的には、粘着シートの真ん中にエサの匂いを出す固形物などでおびき出してゴキブリを捕獲していきます。
見た目に駆除できたことは実感できますが、シートに生きたままのゴキブリが大量に捕獲されている場合、処分するのに抵抗がある人が多いかもしれません。
駆除方法(4)燻煙剤
ゴキブリ駆除には燻煙剤などを使い、薬剤をまく方法もあります。厨房機器の狭い隙間や裏側まで殺虫成分が行きわたるため、効果的な方法のひとつです。ただし衛生上、食材などを別の場所に移動することや食器類をビニールなどで覆っておくなどの手間が必要になります。そして燻煙剤の使用で出たゴキブリの死骸は、自分で処理しなくてはいけません。
またゴキブリの駆除できても、薬剤の臭いがついてしまうことから飲食店での使用がむずかしい場合もあるのです。さらにゴキブリの卵は固い殻に覆われていることから、燻煙剤では効果がえられないこともあります。
ゴキブリの発生を防ぐ方法
ゴキブリを全滅させることができたら、発生を防ぐための対策も必要です。ここでは、いくつかある対策方法をご紹介します。
対策方法(1)侵入経路をふさぐ
ゴキブリを発生させないようにするには、まず店内に侵入させないことが大切です。店内のゴキブリが退治できても、外部から侵入できる場所があれば同じことの繰り返しとなってしまうのです。ゴキブリは数㎜の隙間さえあれば、どこでも侵入してきます。以下で、ゴキブリの侵入経路となる場所を、対策方法とともに解説します。
・換気扇 通風孔
飲食店の換気扇や通風孔などは、ゴキブリのエサとなる油などが付着していることから侵入のきっかけになりやすい場所でもあります。換気扇からの侵入を防ぐためには網を張るなどして対策しましょう。張る網は経年劣化しにくい金属製で、できるだけ細かい目のものがおすすめです。
・排水口
ゴキブリは、下水経由で店内に侵入してくることもあります。排水管には、「S字トラップ」といわれる下水の匂いや害虫の侵入を防ぐ構造になっていることがあります。しかし冷蔵庫の排水ホースなどは排水管にそのまま差し込んであるようなケースもあるのです。この場合は排水管とホースに隙間があるため、ゴキブリの出入りが自由になってしまいます。
こうした隙間には、シリコンやパテなどを使って隙間を埋め、侵入経路をふさぐようにしておきましょう。また排水口につながっているシンクなどは、閉店後にフタをしておくこともおすすめです。
・入口や窓
利用客が行き来する入口も、ゴキブリの侵入経路になります。しかし入口をふさぐことはむずかしいので、不用意に開けっぱなしにすることは避けるようにしましょう。入口に設置するマットには、ゴキブリの嫌う香りのついたものもあるので、近づけさせないために利用してみてもよいかもしれません。
また窓には害虫の侵入を防ぐため、網戸を張ることも大切です。とくに夏場などに換気をする場合、網戸がない状態で開放すれば、ゴキブリだけでなく蚊や蛾なども侵入してきます。
・壁の亀裂
飲食店が古い建物の中にある居抜き物件などの場合は、壁の亀裂などからゴキブリが侵入してくることがあります。多くの飲食店が並んでいる場合は、とくに注意しなくてはいけません。このため、壁に亀裂などの隙間がある場合も、パテなどで埋めて侵入を予防するようにしましょう。
・エアコンホース
エアコンには、結露した水を外に排出するため「ドレンホース」とよばれる配管があります。そのドレンホースが経年劣化で破損していたり先端が切りっぱなしになっていたりすると、ホースを経由してゴキブリが店内に侵入する可能性があるのです。
ホースの先端は防虫ネットをつけ、破損箇所も配管テープなどで補修してゴキブリの侵入を防ぎましょう。またホースを屋外に伸ばすため、壁に貫通穴を開けることもあります。この貫通穴に隙間があるようなら、エアコンパテで埋めるようにしてください。
対策方法(2)常に清潔な状態を維持しておく
ゴキブリが住みやすい環境を放置しておくと、巣を作られてしまうことがあります。さらにゴキブリは短い期間で繁殖するため、大量発生につながるおそれもあるのです。店内で繁殖が起きてしまうと、自分で駆除するのが困難になってきます。
ゴキブリを定着させないためには、ゴキブリが嫌う環境にする、つまり定期的に清掃をすることが効果的です。調理場などの床は水切りをして、シンクなどもできるだけ乾燥した状態を保つことが大切です。
また飲食店の排水溝には、下水に油を流さないようにするための「グリストラップ」が設置されていることがあります。このグリストラップも定期的に清掃しないと臭いを発するようになり、ゴキブリを呼び寄せる原因にもなってしまうのです。
ほかにも、食材の入ったダンボールやビールケースなどには、ゴキブリの卵がついている場合があります。できるだけケース類は店内に置かず、ダンボールは早めに処分することをおすすめします。
飲食店は調理場をはじめ、店内全体を常に清潔な状態にしておくことを心がけましょう。ゴキブリの侵入や巣作りを防ぐことができれば繁殖も抑えることができ、何より清潔な調理場であれば気持ちよく仕事もできるはずです。
対策方法(3)エサになるようなものを放置しない
ゴキブリは匂いに敏感で、食べこぼしなどがあれば最高のごちそうになってしまいます。またゴキブリは、1滴の水があれば数日生きながらえることもできるのです。
ゴキブリのエサとなるようなものは、できるだけ店内に置いておかないようにしましょう。食品などは密閉されたケースや冷蔵庫で保存し、引き出しや棚の扉などは常に閉めておくことも大切です。
対策方法(4)忌避剤をまいておく
忌避剤は、ゴキブリが嫌う匂いで寄せ付けなくする対策アイテムのひとつです。ゴキブリはハーブなどの香りが苦手なため、忌避剤としてハッカ油やオレンジ油などの天然成分を含んだ製品が数多く市販されています。
設置型のほかスプレータイプのものなど種類が多く、殺虫剤の使用に抵抗がある方にはおすすめです。アロマオイルをスプレーボトルに詰めるなどして、使ってみるのもよいでしょう。
対策方法(5)害虫駆除の業者に相談してみるのもおすすめ
侵入経路をふさいだつもりなのに、まだゴキブリが出るといったことはないでしょうか。駆除や対策の方法を試してみてもゴキブリが出るようであれば、素人にはわかりにくい場所などに侵入経路があるかもしれません。
もしゴキブリの侵入経路がつかめないということなら、プロの業者に相談して点検してもらうことをおすすめします。害虫駆除をおこなうプロの業者なら、ゴキブリの侵入しやすい場所などを把握しているはずです。また、これから飲食店の開店を検討している方は、相談してゴキブリを寄せ付けないためのアドバイスを受けてみるとよいでしょう。
飲食店に出るチャバネゴキブリは1日も早く撃退するべき!
飲食店に出るゴキブリは、家庭に出るようなクロゴキブリよりも、チャバネゴキブリが多く見られます。クロゴキブリとは異なる特徴もあるため、ここではチャバネゴキブリの生態や特徴などについて解説します。
チャバネゴキブリの生態
チャバネゴキブリは、その名の通り全体的に茶色をしています。体長は4cm前後あるクロゴキブリよりも小型で、1.5cm前後であることがほとんどです。基本的には夜行性で、人がいる昼間は表に出てくることは少ないでしょう。
ゴキブリが好むのは、主に「エサや水がある」「暖かい」「暗い」「狭い」場所です。飲食店では、調理場にある冷蔵庫の下や裏側が要注意です。とくに稼働している冷蔵庫は背面などで放熱されているため、ゴキブリにとっては過ごしやすい条件が揃っているのです。
とくにチャバネゴキブリは寒さに弱く、屋外で越冬することができないため、暖かい場所を求めるのです。そしてチャバネゴキブリは、暖かい環境下で活発に活動します。
チャバネゴキブリの産卵時期は、5月~10月前後です。チャバネゴキブリの繁殖スピードはクロゴキブリより速く、一生のうちに5回前後卵を産みます。1回につき40個ほどの卵を産み、20日前後でふ化することから放置しておくと大量発生する可能性が高くなります。
このため、チャバネゴキブリは1日も早い駆除が必要になるというわけです。
1匹のゴキブリが店を閉店に追い込むこともある
ゴキブリは、食中毒の原因となるサルモネラ菌や大腸菌を運ぶ衛生害虫のひとつです。もし、経営している店で食中毒が出てしまえば、営業停止になるおそれがあります。たとえ一定期間の営業停止を経て営業が再開できたとしても、イメージダウンによって経営が継続できず、閉店に追い込まれる可能性も十分に考えられます。
また、飲食店の利用客から保健所などに通報されると、指導や抜き打ちの検査がおこなわれることもあります。もし、検査の時点で衛生管理などの基準を満たしていない場合は、営業停止となるケースもあるのです。1匹の小さなゴキブリであっても、飲食店にとっては大きなダメージとなりうる脅威の存在なのです。
ゴキブリの駆除は業者に駆除を依頼するのがおすすめ!
ゴキブリ対策や駆除の方法を試しても効果が出ない場合や、自分で駆除をすることに抵抗がある方は害虫駆除のプロに依頼をしましょう。業者であれば駆除と対策を同時におこなってくれるだけでなく、豊富なノウハウにより徹底的にゴキブリを除去してくれるはずです。また、ゴキブリを寄せ付けないためのアドバイスなども受けられるでしょう。
飲食店でのゴキブリ被害に悩んでいる方や、これから開店を検討されている方は、ぜひ弊社にご連絡ください。弊社では、飲食店を悩ますゴキブリやネズミなどの害虫駆除をおこなうプロの業者を数多くご紹介しております。24時間356日受け付けしているため、スピーディーな対応も可能です。
ゴキブリは、短期間で繁殖する衛生害虫です。数が増えて大きなトラブルになってしまう前に、業者に依頼してゴキブリのいない店舗を実現させましょう。