蜘蛛を駆除する方法|蜘蛛は害虫?見分けて駆除!または追い出そう
蜘蛛は益虫でもあるため、なるべく殺したくないという人は、蜘蛛を家から追い出してから予防をすることがおすすめです。退治したい人は、安全に注意しながら蜘蛛の駆除をおこなってください。なぜなら蜘蛛のなかには、強い毒性をもつ種類もいるためです。
みなさんは「セアカゴケグモ」をご存知でしょうか。この蜘蛛に噛まれると、健康に被害が及ぶといわれており、注意が呼びかけられています。
当記事では、危険な蜘蛛の見分けかたから、蜘蛛の駆除・予防策についてご紹介いたします。蜘蛛の被害に困っている、虫が苦手で駆除ができない人は、弊社のサービスをご利用ください。いち早く現場のトラブル解消に努めます。
目次
安全?危険?家にでた蜘蛛の種類を調べてみよう
蜘蛛といってもたくさんの種類がおり、なかには危険な毒をもつ蜘蛛もいますが、日本には人体に悪影響を及ぼすような毒蜘蛛はあまりいません。しかし、「セアカゴケグモ」には注意しなくてはなりません。オーストラリアではセアカゴケグモに噛まれて死亡した例もあるそうです。
セアカゴケグモを見つけたときは、踏みつぶして駆除することが推奨されています。危険ですので、素手では触らないようにしてください。安全に蜘蛛を駆除するには、蜘蛛の種類をある程度見極めることが重要です。
見た目から判断してみよう
蜘蛛は色かたちが種類ごとに異なり、白っぽい蜘蛛、からだが丸い蜘蛛などもいます。4千種類以上の蜘蛛が発見されているなかから、日本に生息しており身近で見る可能性の高い蜘蛛をご紹介いたします。なお、以下にてご紹介する蜘蛛は、セアカゴケグモ以外、比較的安全に駆除できる蜘蛛です。
【1】ジョロウグモ
ジョロウグモの脚は、黒をベースに黄色い帯が巻かれているようなカラーリングをしています。とても目立つ色をしているため、見覚えのある人は多いかもしれません。ジョロウグモは家屋や庭など、いたるところにあらわれ、巣を張ります。
【2】イエオニグモ
イエオニグモのからだは、ジョロウグモと比べると丸みがあるのが特徴です。色は黒っぽく、まだら模様があります。家屋だけでなく高層ビルにも侵入することができ、適応力が高い蜘蛛といわれています。イエオニグモは、家で見かけることの多い蜘蛛です。
【3】ハエトリグモ
ハエトリグモは巣をつくらないタイプの蜘蛛です。飛び跳ねて移動し、小さな虫を捕まえて食べる益虫で、家に住み着くことも多いです。正面に2つの大きな目があるのが特徴で、比較的見分けやすい種類の蜘蛛です。
【4】アシダカグモ
アシダカグモは、家にでる蜘蛛のなかでは大型の部類で、脚の長さを含めると130ミリメートル程の大きさにまで育ちます。そのため、はじめて見た人はビックリしてしまうかもしれません。大きな蜘蛛であるため、こわいと感じるかもしれませんが、アシダカグモはゴキブリを食べてくれる点から、益虫とされています。
アシダカグモは「アシダカ軍曹」とも呼ばれており、存在感のある見た目をしていますが、性格は臆病で、人間のからだに影響を及ぼすような毒ももっていません。しかし、大きな蜘蛛ですので駆除したいと思う人は多いかもしれません。
駆除スプレーを使用して退治するのもよいですが、アシダカグモがいるということは家の中にゴキブリもひそんでいる可能性があります。燻煙剤を使って、蜘蛛とゴキブリをいっしょに駆除するのがおすすめです。
【5】セアカゴケグモ
セアカゴケグモは特定外来生物で、本来日本に生息していなかった蜘蛛です。神経毒をもっており、危険な毒蜘蛛としてその名が知られています。背中に赤い縦ラインがあるのが特徴です。からだの大きさは、5ミリメートルから10ミリメートルほどとなっています。
セアカゴケグモは巣を張りますが、成熟したメスは枯れ葉を使った巣をつくることも確認されています。その巣は「閉鎖巣」と呼ばれており、そのなかに入って冬を越します。
蜘蛛の糸が絡まっている枯れ葉を見つけたときは、なかにセアカゴケグモがいるおそれがありますので、手で触れないようにしてください。
巣のかたちから判断してみよう
「蜘蛛の巣」と聞くと、円形で均等に糸が張り巡らされたものを思い浮かべるかもしれません。ジョロウグモなど多くの蜘蛛が、そういった巣を張ります。しかし、蜘蛛の種類によって、つくる巣のかたちには違いがあります。
自転車やフェンス、庭木などに蜘蛛の巣がぐちゃぐちゃに張られていたときは、「クロガケジグモ」の仕業かもしれません。クロガケジグモは、昼間は隠れていることが多いため、巣にいるところを見かける機会は少ないでしょう。ただ、巣を掃除しても、クロガケジグモを追い払わない限りまた巣をつくられてしまいます。
蜘蛛のなかには、壁にぴったりと付着した巣をつくる種類もいます。細かな糸を絡めた白色のかたまりが、物置や家屋の壁に張り付いているのを見長けたときは、「ヒラダグモ」が巣を張っているかもしれません。ヒラダグモは、虫を食べてくれる蜘蛛ですが、巣の性質上、家の壁を汚したり、見栄えを悪くするおそれがある蜘蛛です。
蜘蛛は駆除すべきなのか
蜘蛛の駆除をしてもよいのか、迷う人はいるかもしれません。蜘蛛は虫を食べてくれるし、蚊のように吸血しませんし、ハエのように羽音が気になるといった問題もありません。しかし、セアカゴケグモのような危険な蜘蛛もいます。蜘蛛が自分の生活を脅かす場合は、蜘蛛の駆除をおこなってください。
ただ、蜘蛛がいるということは、エサとなる虫もいるということです。蜘蛛を駆除しても、エサとなる虫がいればまた違う蜘蛛がやってくるでしょう。蜘蛛の出現をおさえるには、蜘蛛だけでなくほかの虫の駆除や予防もいっしょにするのがおすすめです。
蜘蛛の駆除はプロにおまかせ!
「シロアリ駆除」や「ゴキブリ駆除」はよく耳にするかもしれません。蜘蛛はこれらの害虫のように、家の木材や食べものを食い荒らすということはありませんが、蜘蛛の駆除も業者に依頼することが可能です。
蜘蛛が大量に発生していると、自分で駆除、予防するのは難しいかもしれません。また、虫が苦手な人にはなおさら難しい作業となることでしょう。蜘蛛の駆除に困ったときは、プロに相談してみることがおすすめです。
蜘蛛の駆除|「追い出す方法」と「退治する方法」
蜘蛛の数が少ないときや小さな蜘蛛であるときは、家から追い出すだけでも十分である場合があります。ただ、たくさんの蜘蛛がいる場合は駆除したほうがよいでしょう。以下にて、追い出す方法と退治、駆除する方法を分けてご紹介いたします。
追い出す方法
蜘蛛を殺さずに追い出すには、「ホウキやティッシュを使う方法」と「苦手な香りを使う方法」の2つがあります。小さい蜘蛛や手で触れても問題ない蜘蛛であれば、ホウキを使って巣をはらい、家から追い出してください。またはティッシュで優しくつまんで家の外に出しましょう。
それらが難しいときは、蜘蛛の苦手な「柑橘系の香り」を活用してみてください。柑橘系の果物から絞った汁を使ってもよいですが、アロマオイルのほうが長期間使うことができるためおすすめです。アロマオイルと使うときは、レモングラスを選ぶとよいといわれています。水の入ったスプレー容器にアロマオイルを数滴入れて混ぜ、散布してみましょう。
しかし、ペットがいるご家庭の場合は、注意してアロマオイルスプレーを使用してください。ペットがアロマオイルのスプレーをかけた箇所を、舐めるおそれがあるためです。
退治する方法
蜘蛛を駆除する際は、蜘蛛専用の駆除スプレーを使うのがおすすめです。なかには、直接蜘蛛に吹きかけるだけでなく、床や壁、天井に吹きかけるだけでも蜘蛛に効果がある駆除スプレーもあります。このような、待ち伏せ機能もあるスプレーは、直接蜘蛛に薬品を吹きかけることが難しいときにおすすめです。
ただ、待ち伏せ機能のあるスプレーを使うときは、小さなお子さんやペットが、薬品を吹きかけたエリアに立ち入らないようにしてください。駆除スプレーであるため、触れたり舐めたりすると健康に被害が及ぶおそれがあります。
高いところに蜘蛛がいるときは……
脚立がないと駆除できないような場合、無理に自分でやろうとするとケガにつながる恐れがあります。蜘蛛は高い木の上にも巣をつくることができますので、自分でできない高さだと感じたときは、業者に依頼すると安全に駆除することが可能です。
蜘蛛は益虫とはいえ、巣があると家屋の見栄えが悪くなります。業者を探すときは、駆除だけでなく清掃や予防もおこなってくれるところがおすすめです。
蜘蛛の予防対策を講じてトラブルの再発を防ごう
蜘蛛を撃退したあとは、予防をおこなうことが重要です。予防しなければまた蜘蛛がわいてしまうかもしれません。予防策を講じるには、蜘蛛が家に寄り付く理由から考えていくことがおすすめです。なにか原因となる要因があれば、それを取り除くことも予防策といえます。
庭に蜘蛛がわく理由
庭に蜘蛛がいるときは、庭に蜘蛛のエサとなる虫もいる可能性が高いです。庭にいる虫を食べるために、蜘蛛が巣を張っているのでしょう。蜘蛛の予防として、蜘蛛のエサとなる虫の駆除をおこなってみてください。
エサがない場所に蜘蛛はあらわれにくく、巣もつくりにくいと考えられます。庭の木や育てている植物に、虫が寄り付いていないか確認してみてください。
部屋のなかに蜘蛛がでる理由
蜘蛛は壁をつたって移動することができるため、マンションなどの高層階に住んでいたとしても蜘蛛が家のなかに入り込むことがあります。また、窓や玄関、換気扇やエアコンなど小さな隙間があれば蜘蛛はかんたんに家のなかに入ることが可能です。
網戸に穴が開いていたり、小さな隙間が見つかったりしたときはテープなどで塞ぎ、忌避剤や先ほどご紹介したアロマオイルのスプレーを吹きかけて予防しましょう。ただし、忌避剤をエアコンに吹きかけると故障する原因となるため、ご注意ください。エアコンの近くの壁やパテのまわりに吹きかけてみてください。
予防をすることで、蜘蛛トラブルの再発を防ぎましょう。蜘蛛のトラブルをおさえることができなかったときは、プロの力を頼ってみてはいかがでしょうか。弊社では、お客様にあった業者をご紹介するサービスをおこなっています。
サイトにあります無料のメール相談のページにて、トラブルの様子をとらえた画像を送っていただくことも可能です。興味のかるかたはぜひご活用ください。