ムカデ対策は害虫駆除がポイント!侵入を防ぐ方法や退治方法を解説
家の中にいつの間にか侵入され、ふとしたときに出てくるムカデ。ムカデを対策するには、まず家にいるゴキブリを対策することがとくに効果的です。なぜなら、ムカデの大好物はゴキブリであり、ゴキブリを駆除することでムカデの侵入が抑えられる可能性があるからです。
当記事では、家にムカデを侵入させないためのさまざまな対策や、遭遇した際の駆除方法について解説していますので参考にしてみてください。
目次
効果的なムカデの侵入対策4選【対策方法】
効果的なムカデの侵入対策は、先ほどお話したゴキブリ駆除を含め以下4つの方法が効果的です。ムカデの大好物となるものや侵入経路を対策することで、「ムカデが家に寄りつきにくい環境」を作ることが大切ですよ。
- ゴキブリの駆除をする
- 侵入経路となる隙間をふさぐ
- 忌避剤(きひざい)などを使い、ムカデを遠ざける
- 床下の湿気を取り除く
対策【1】ゴキブリの駆除
家にゴキブリが住み着いている場合、ムカデはそのゴキブリを食べるために家へ侵入してくることが考えられます。間接的ではありますが、ゴキブリの駆除を徹底することでムカデ対策にもなるのです。家にいるゴキブリの完全な対策は簡単なことではありませんが、以下のポイントを踏まえてゴキブリを駆除してみましょう。
- ゴキブリを見つけ次第殺虫スプレーで仕留める
- 置き型の強力な駆除剤を使う
- 部屋や玄関周りを徹底的に掃除する
- キッチンなどにゴキブリの好物となる生ごみを置かない
- 玄関先に余計なゴミ袋や段ボールを置かない
- ゴキブリが侵入しそうなホースや換気扇に網を張っておく
置き型の駆除剤でゴキブリを対策するときは、即効性があり卵にも効くタイプを選ぶのがベストです。またゴキブリがなかなか駆除できない場合は、業者に依頼してムカデと共にゴキブリ駆除をしてもらうのもよいでしょう。
対策【2】隙間をなくして侵入を防ぐ
これ以上ムカデを家に入れないためにも、侵入可能な隙間をふさいでおくことはムカデ対策として重要です。家中をチェックして、ムカデが侵入できそうな場所がないか探してみてください。とくにムカデが侵入しやすい経路と、その侵入対策方法を箇条書きでまとめました。
- エアコンのホース:ホース用のネットやキャップを使う
- 換気扇:防虫用のフィルターを使用する
- キッチンなどの排水溝:使わないものは栓をしておく
- 部屋の隙間(壁、扉、床下、窓、天井など):テープなどで隙間を埋める
ムカデは湿気の多い場所を好むという特徴があるので、とくにエアコンのホースやキッチンの排水溝などは念入りにムカデ対策をしましょう。
対策【3】忌避剤など薬剤を使う
ムカデ対策をより強くするために、侵入経路を防ぐだけでなく忌避剤などの薬剤を使うことも効果的です。ムカデに対応した忌避剤にはムカデが苦手とするにおいが含まれているため、ムカデを家に近づきにくくすることができます。
ムカデ対策の忌避剤には粉をまくタイプのものや固形タイプのものもあるため、自分にとって使いやすいものを選ぶとよいでしょう。ただし毒性の強い成分が入っていることが多いため、ペットや赤ちゃんなどが誤飲しないように取り扱いには細心の注意を払うようにしてください。
対策【4】床下から湿気を取り除く
湿気が多い場所を好むムカデを対策するためには、床下に溜まった湿気を取り除くことも大切です。ムカデは床下の隙間から侵入する場合もあるため、床下の湿気対策をすることで侵入を防ぎやすくなります。
床下の湿気を取り除くには、床下換気扇を導入することが効果的です。床下換気扇は、床下に溜まっている空気の循環を作ってくれるため、湿度が高くならないように調整をすることができます。ただし床下換気扇を導入するための費用は、本体代や工事費を含めて10万円以上することも多く、自身の家の構造上そもそも導入自体ができないことも。
床下換気扇の導入が難しいと感じたときは、ムカデ対策のプロに依頼して本格的な予防・駆除をすることも視野に入れてみましょう。弊社ではお客様のお悩みに合わせたムカデ対策業者のご紹介が可能ですので、ぜひお電話にてご相談ください。
室内でムカデを発見したときの駆除方法!【生態やオススメグッズを紹介】
ムカデ対策を考えている人のなかには「ムカデってどこまで危険なの?」など気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?結論からいいますとムカデは強い毒をのっていることが多いため人間にとって危険な虫であり、だからこそ徹底的なムカデ対策が重要なのです。
ここでは「ムカデとはどういう虫なのか」という疑問点を解決するためのムカデの生態や危険性を解説。さらに、ムカデが発生したときに役立つおすすめグッズも同時にご紹介します。
ムカデの生態や活動時期
ムカデの活動時期はおもに春~秋であり、春から夏にかけての間は産卵期のため動きが活発になりやすいです。反対に冬は冬眠していることが多いためあまり見る機会は少ないです。
また日本の家屋で見かけるムカデの種類はおもに「トビズムカデ」「アオズムカデ」「アカズムカデ」の3種となります。これらのムカデの特徴についてご紹介しましょう。
・トビズムカデ
日本に生息するムカデのなかでもとくに大型のものがトビズムカデです。赤色系の頭でオレンジまたは黄色の脚が生えており、15~20cm以上の個体も存在します。
・アオズムカデ
名前の通り青みがかった体をしているのがアオズムカデで、大きさは10cm前後であることが多いです。
・アカズムカデ
トビズムカデと見た目は似ていますが、10cm未満の小さな個体が多いです。また名前の通り頭と脚が赤色となっています。
ムカデがもたらす被害とは
どのムカデにもいえますが体に毒をもっており、攻撃するときは立派なアゴで対象に噛みついてきます。もし人間がムカデに噛まれると体に毒が入ってしまい、数時間以上の激痛におそわれてしまうのです。さらにアナフィラキシーショックによる症状が起きる場合もあるので、赤ちゃんやペットと暮らしている家庭はとくに注意すべきです。
ムカデは暗い場所で活動していることが多く、家具や部屋の隙間にムカデがいることも。さらに夜に活動することが多いため、人間が寝ているときに布団などに忍び込み、噛まれてしまうケースもあるのです。
またムカデに噛まれることによる被害は身体的なものだけとは限りません。いちど噛まれたときの痛みと恐怖が忘れられず、精神的な被害に遭うことも考えられます。そのため、安心して家の中で過ごせるようにムカデ対策を徹底することはとても大切なのです。
オススメのムカデ対策グッズを紹介
もし室内でムカデが発生したときは、噛まれてしまう前にすぐ対処しなければなりません。ここでは、ムカデ対策に役立つグッズ例をご紹介します。
・ムカデ用殺虫スプレー
広範囲に吹きかけることができるムカデ対策用の殺虫スプレーであれば、タンスの裏や部屋の隙間に入り込んだムカデを駆除することが可能です。駆除ができたらそのまま放置するのではなく、ゴミ袋に入れるなどして処分するようにしましょう。
また殺虫スプレーに入っている有毒な成分が気になる方は、凍らせるタイプのスプレーを使うのがよいでしょう。なかには害の少ないスプレーもあるため、安心して部屋で使うことができます。ただし駆除ではなく動きを止める程度の威力なので、ムカデを凍らせたあとは外に逃がすなどして家から追い出してください。
・ワンタッチ蚊帳(かや)
「ムカデが気になって寝るのが不安……」「赤ちゃんが噛まれたらどうしよう……」と心配な方はワンタッチ蚊帳を使うと安心です。網目の細かいテントのような形になっているためムカデの侵入を防ぐことが可能です。ワンタッチ蚊帳から出入りをするときは、念のために入口がきちんとしまっているか確認しておきましょう。
ムカデの発生が止まらない……そんなときは
ムカデは外に生息する害虫であり、餌や湿気などを求めて家に侵入してくることがあります。そのためムカデの大好物であるゴキブリの駆除なども重要になってくるのです。しかし、自分ひとりの力だけではムカデの侵入対策や駆除が難しい場合もあるでしょう。そんなときは、業者にムカデ対策を依頼することもひとつの手段です。
害虫駆除業者に依頼する
ムカデ対策・駆除は正しい知識と道具さえあれば自分ですることも可能ですが、より確実にムカデを対策するなら業者の手を借りるのがよいといえます。もちろん費用はかかりますが、以下のメリットがあるため自分で対策をする手間と効果を考えると、業者に依頼することでの費用対効果は決して悪くないでしょう。
- プロの害虫駆除技術により、ムカデ問題の「根本的な解決」が可能
- 自分で駆除や対策をする時間をほかのことに有効活用できる
- ムカデ対策と同時にゴキブリ駆除も依頼できる場合もある
- ムカデに一切触れずに駆除できるため、虫が苦手な方も安心
また弊社では、お客様のお悩みや状況に合った害虫対策のプロをご紹介しています。お電話にて丁寧に対応いたしますので、お困りのことがあればぜひご相談ください。