ムカデ対策に超音波は効くの?おすすめの使い方や注意点をご紹介
ムカデ対策に超音波を使う場合は、単体で使用するのではなくほかの対策グッズを併用するのがおすすめです。なぜなら超音波による対策は、家のなかや庭に障害物があると十分な効果を発揮することができないからです。なので、ほかの対策グッズと組み合わせて使い、より効果的な侵入対策をしましょう。
当記事では、超音波がムカデを寄せ付けない仕組みや併用できる対策グッズについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。そのほかにも、ムカデを寄せ付けない環境作りや、ムカデが急に現れたときの駆除方法についてもお教えします。
目次
超音波によるムカデ対策の効果
ムカデ対策には、超音波を使う方法があります。しかし、この方法だけでは対策に不十分な部分がありますので、ほかの方法を合わせてみることをおすすめします。
この章では、超音波が害虫除けになる理由や、超音波による対策では不十分な理由について見ていきましょう。
超音波が虫除けになる理由
超音波を使った害虫対策は、虫の嫌いな音を発生させることで虫を近づけさせないといった仕組みになっています。虫の嫌いな音(超音波)は人間には聞こえない高い振動数の音で、虫や動物にのみ聞こえるため、虫除けとして効果を発揮します。
ムカデ対策に超音波だけでは不十分
しかし、ムカデの対策をおこなうときに、超音波の出る機械を設置しただけでは思うような効果が出ないといったこともあります。なぜなら、家の庭に大きな木があったり、ムカデの発生しやすい床下の構造が複雑になっていたりする場合だと、超音波が届かないといったことがあるからです。
また、ムカデがその音に慣れてしまったら、侵入してくる可能性もあります。ムカデを駆除したい場合は、超音波ではムカデを殺虫することはできません。こういったことから、超音波を設置してムカデ対策・駆除をおこなうときは、ほかの方法と併用してみることをおすすめします。
次章では、超音波と併用するとよい、おすすめのグッズについてご紹介していますので、参考にしてみてください。
超音波と併用して使いたいムカデ対策グッズ
超音波では殺虫することはできないので、ほかのグッズも使ってムカデ対策をおこなうことが大切です。この章では、超音波と併用して使いたいおすすめの対策グッズについてご紹介していきます。
【1】ハッカ油スプレー
ムカデは、ハッカのにおいが苦手です。なぜかといいますと、ハッカに含まれている“L-メントール”のツンとしたにおいが苦手だからです。
市販のハッカ油をそのまま使うと濃すぎるので、ハッカ油スプレーを作りましょう。このハッカ油スプレーを、ムカデの侵入してきそうな玄関や網戸に吹きかけることで、ムカデの侵入防止が期待できます。
ただし、ハッカ油スプレーには、ムカデを殺虫する効果はありません。ムカデが嫌なにおいを嗅いで寄り付かなくなるといった対策になります。
また、ハッカ油は、猫を飼っている場合は使用することができないので注意しましょう。猫にとってハッカ油やそのほかの精油は有害なのです。猫の肝臓では、精油の成分を分解できずに体内に蓄積されて、肝機能に障害を起こしてしまうおそれがあります。
【2】ムカデ蚊帳
ムカデは夜行性なので、エサを探しに夜間家に侵入してくることがあります。そして布団に侵入して人間を咬むおそれもあるので、侵入を防がなければいけません。蚊帳を使うことで、蚊やムカデなどの害虫の侵入を防ぐことができるので、寝ているときでも安心です。ムカデ蚊帳は、テントのような形をしておりワンタッチで簡単に設置できるものが多くあります。
また、ムカデが床から侵入するのを防ぐために底面にも生地がついているという特徴があります。ムカデ蚊帳は殺虫剤を使用しないので、お子様や高齢者の方への被害を予防したいといった場合にもおすすめです。
【3】殺虫剤
部屋のなかでムカデを見つけたときには、殺虫スプレーを使うとよいでしょう。ムカデの侵入してきそうな家の周りにスプレーをしておくことで、一定期間まちぶせ効果が持続し、屋内への侵入を防ぐことができます。
また、殺虫スプレーには、冷凍効果で害虫の動きを止めるものもあります。このタイプなら殺虫成分が入っていないので、殺虫剤の独特なにおいが苦手といった方でも安心して使用することが可能です。
殺虫スプレー以外にも、ベイト剤といって毒エサを庭や家の周りにまくことで、ムカデの駆除をおこなえるものもあります。家の外壁からムカデが侵入してくる場合には、液体タイプを選ぶのがおすすめです。液体タイプは、薬剤を希釈して噴霧器を使って噴霧していきます。
ムカデを寄せ付けない環境作りも大切!
ムカデを寄せ付けないようにするためには、グッズを使った方法だけでなく、環境作りをすることも大切です。この章では、ムカデを寄せ付けない環境の作り方を3つご紹介しています。
ポイント1:湿気をためないようにする
ムカデは湿気を好むので、ジメジメした場所が好きです。なので、とくに梅雨の時期は家のなかに除湿器などを置いて除湿することを心掛けましょう。またムカデは水も好むので、キッチンやお風呂場などの水回りは使ったあとに、水気をしっかり拭いておくことも大切です。
家の周りでも湿気に注意しなければいけないことがあります。たとえば、庭などに置いてある植木鉢の下も湿気がありジメジメした場所なので、ムカデが住み着きやすくなってしまいます。植木鉢はずっと同じ場所に置かずに、ときどき移動させるとよいでしょう。
ポイント2:エサとなるものを除去する
ムカデは大きなあごをもっており、クモやゴキブリなどの昆虫をエサにしています。好物のゴキブリやゴキブリの卵を探しに家のなかに侵入してくることがあるのです。
なので、ムカデの駆除をおこなうときは、ゴキブリの駆除も合わせておこなわなければいけません。ゴキブリの駆除方法は、ベイト剤を使うものや、燻煙剤を使うものなどさまざまな方法があります。
また、屋外でもムカデのエサになってしまうものがあります。たとえば、庭にある落ち葉の下にはムカデのエサになる昆虫が集まってくるので、落ち葉はためないように掃除をしておきましょう。
ポイント3:侵入しやすい場所をふさぐ
ムカデは、数ミリのわずかなすき間からでも侵入することが可能です。網戸のほつれた部分からも入ってきてしまうので、破損している場合は修繕をおこないましょう。さらに、ムカデはエアコンの排水ホース(ドレンホース)の穴から入り込むことがあります。そういった場合には、排水ホースの先にキャップをつけるなどの対策をおこないましょう。
ムカデが急に現れたときの駆除方法
ムカデが急に現れたときは、どうしたらよいか困りますよね。そんなときは、お湯をかけるまたは、殺虫スプレーをかけるといった駆除方法があります。しかし、ムカデが大量に発生して自分で駆除するのが難しいといった場合には、害虫駆除のプロに相談することをおすすめします。
【方法1】お湯をかける
ムカデの毒にはタンパク質の成分が入っているため、熱に弱いといわれています。50度以上の熱湯をムカデにかけることで死滅させることが期待できるのです。またお湯に入れて駆除する方法もあります。この方法は、バケツにお湯を張って、そこにムカデを入れましょう。
ムカデを捕まえるときは素手で触ると咬まれるおそれがあるので、トングや火バサミなどを使うとよいでしょう。熱湯を使う方法は、殺虫剤を使うことを避けたい場合にもおすすめですが、熱湯でやけどなどをしないように注意しましょう。
【方法2】殺虫スプレーをかける
ムカデが急に現れたときには、ムカデ専用の殺虫スプレーを使うことをおすすめします。ムカデ殺虫スプレーには、ピレスロイド系の成分が含まれているものが多いです。この成分は、殺虫や忌避効果が期待できます。
ピレスロイド系の殺虫剤は、人や犬などのほ乳類には害は少なく、虫だけを退治できます。しかし、昆虫や熱帯魚をペットとして飼っている場合は、使用しないようにしましょう。なぜなら、それらのペットには殺虫剤は有害であり、死んでしまうおそれがあるからです。
もし、ムカデの駆除をおこなっても大量に発生するといった場合には、一度害虫駆除のプロに相談してみてください。業者に相談することで、ムカデの駆除はもちろん、侵入経路をふさぐといった再発防止の対策もおこなってくれます。
弊社では、害虫駆除に関するご相談を24時間365日お電話またはメールにて受け付けております。ムカデの駆除でお困りの際は、お気軽にご相談ください。ご相談いただきましたら、ただちにお客様のご要望にあった業者をご紹介いたします。