カメムシの卵を産ませない&近寄らせない!簡単で効果のある対策5選
洗濯物によってきたり、洗濯物についたりするカメムシやカメムシの卵の被害は、未然に防ぐことが可能です。カメムシが洗濯物によってきたり、卵を産み付けたりするのは、明確な理由があり、それを未然に防ぐことが可能だからです。
このコラムでは、カメムシや卵が洗濯物についてしまう理由や臭いの消し方、カメムシの被害を受けないために効果的な対策もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
カメムシの卵が洗濯物につくのはなぜ?
カメムシの産卵に洗濯物は、好む条件がそろっています。カメムシを洗濯物につけないようにするために、まずはカメムシとはどういう虫なのか知っておきましょう。
【1】カメムシは暖かい場所を好む
カメムシは、日当たりがよく直射日光のあたる場所が大好きです。気温が低いと、日に当たった洗濯物は外気より暖かくなり、結果カメムシの好む場所となります。これは暖かい場所を好むという習性からくるものでしょう。
【2】カメムシは白い色を好む
カメムシの好きな色は、「白色」「薄い色」です。白色や薄い色は、日光が反射しやすくて光ります。カメムシは色だけでなく、光を好む習性もあるため、白や薄い色に反応を示しやすくなるのです。
【3】洗濯物は産卵に安全な場所である
洗濯物はカメムシにとって、産卵するのに都合のよいところです。それは、洗濯物は家の近くに干すことが多いため、雨や風から身を守ることもできるから。また、洗濯物についたまま家の中に侵入し、そこで孵化することもあるため注意が必要です。
【4】カメムシが繁殖しやすい季節に注意!
カメムシが増える季節は秋です。とくに、9月から11月はカメムシの繁殖が盛んになります。ひとつの洗濯物に多くのカメムシがつくこともあるため、秋に洗濯物を屋外に出すときには注意が必要でしょう。
とはいえ洗濯物にカメムシがついてしまうのを防ぐのには、どうしても限界があります。洗濯物を取り込むときにカメムシがついていたときは、さっと払いましょう。そうすれば、取ることが可能です。
しかし、カメムシを取ることはできても、臭いが残るおそれがあります。では、洗濯物についてしまったカメムシの臭いはどのようにとるのかよいのか、次の章でいくつかご紹介しますので参考にしてください。
洗濯物についたカメムシの臭いを取り除く方法3つ
カメムシの臭いは一度つくと長時間残ってしまいます。ここでは、カメムシの臭いを消すために、自宅でできる簡単な方法を3つご紹介します。カメムシの臭いでお困りのときは一度実践してみてください。
【1】熱を加えて洗う
まずはドライヤーなどで温めたり、日光に当てたりしてみましょう。カメムシの臭いの原因の物質として、トランス-2-ヘキセナールというものがあります。
このトランス-2-ヘキセナールは揮発性があるため、熱に弱いのです。熱を加えてから洗うと、よりカメムシの臭いを消すのに効果的でしょう。
【2】固形石鹸を使用する
固形石鹸がある場合は、それを使ってみるのも有効です。上の章で説明したトランス-2-ヘキセナールは、親油性もあります。親油性があるものは、油にとけやすい、ということです。
固形石鹸には油に馴染みやすい界面活性剤も入っていることが多く、また部分的に使用するのに塗りやすいというメリットもあります。また作業の際には、固形石鹸以外にタオルと歯ブラシも用意するようにしましょう。やり方は以下の通りです。
やり方
- カメムシの臭いのある場所を水で濡らす
- 固形石鹸ですこし擦る
- 歯ブラシで擦る
- タオルを水かぬるま湯につけて、歯ブラシで擦った部分にタオルで叩く
- 洗濯物を乾かせる
【3】柑橘系の洗剤を使用する
柑橘系の洗剤も、カメムシの臭いに効果的です。柑橘系の洗剤には、「リモネン」という成分が入っていて、このリモネンには油汚れを落とす効果があるからです。この台所用洗剤や衣類用洗剤を使うときは、つけ置き洗いをしたり、洗濯機で洗ったりして使用するとよいでしょう。
洗濯物のカメムシ対策5選
カメムシを洗濯物に付けないためには、室内に干すのが一番よいです。しかし、どうしても外に干したい場合もあるでしょう。そんなときは、カメムシをなるべく寄せ付けないためにいくつか対策をとってみましょう。ここでは5つの方法をご紹介します。
1:除草する
雑草が近くに生えていれば、除草しましょう。カメムシは草や木がエサとなったり、卵を産み付ける場所を葉の裏にしていたりします。エサもなく、卵を産み付ける場所もなくなるので、数を減らすことができます。
刈った草もそのままにしておくと、そこにまたカメムシが寄ってきてしまいますので、すぐにゴミに出しましょう。
2:洗濯物の色に注意する
日光をうけて暖かくなりやすい白い色や薄い色のものは、カメムシが寄り付きやすくなります。
そのため、白い色や薄い色は室内に干し、屋外に干すのは色の濃い洗濯物だけに絞るのもひとつの手です。カメムシを寄せ付けないために、洗濯物の色によって干す場所の工夫が必要でしょう。
3:アルミホイルで追い払う
アルミホイルで日光を反射させると、カメムシを洗濯ものから追い払う効果が期待できます。カメムシを洗濯物より光の強いものに反応させて、アルミホイルへ惹きつけるためです。
また、ハンガーにアルミホイルをつけて洗濯物の近くに置いておくと最初から近づきにくくなるでしょう。
4:嫌うニオイのものを置く
カメムシの嫌いなアロマを置いて見ましょう。嫌いな臭いが近くにあれば、寄ってくる可能性をさげることができます。
カメムシの嫌いなアロマの香りは、「ローズ」や「レモングラス」、「ミント」などです。嫌いな香りのアロマをアロマランプやアロマを浸み込ませたものを、洗濯物の近くに置いておきましょう。
5:洗濯物にカバーをする
洗濯物に直接付かないようにするために、カバーをしてみてもよいでしょう。カメムシの好む白色をさけたカバーであれば、洗濯物の色に注意する必要もなくなります。万が一ついてしまっても、臭いが洗濯物に直接つくこともないので安心でしょう。
洗濯物によってくる虫はカメムシ以外にも
洗濯物には、カメムシ以外にも寄ってくる虫はいくつかあります。虫は、基本的にじめじめしたところが好きなものも多いため、洗濯物についていることがあるようです。
季節や住んでいる地域にもよりますが、洗濯物につく虫は、ゴキブリや蛾、ハエや蜂などがカメムシ以外では多いです。洗濯物に、卵を産むこともあります。また、蜂は攻撃してくることもあるので非常に危険です。
洗濯物についたり、洗濯物に近づいて来たりする虫の頻度が高くて困ったときは、害虫駆除の業者に相談してみましょう。
害虫駆除の業者にお願いすると、害虫の知識も豊富なため、自分で行なうよりもよりスピーディーに害虫を駆除してもらえます。また、駆除後もどのようにすれば害虫がよりつきにくいか、というアフターフォローなどもおこなってもらえて安心です。
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