ムカデ対策|おすすめ&効果的な予防方法とは!害虫トラブルを防ごう
ムカデ対策でおすすめなのは忌避剤、ハッカ油、木酢液を使う方法です。これらのアイテムを使えば、ムカデの侵入を予防できます。
ムカデは毒をもっている種類が多く、人を噛むこともあります。かまれると腫れやかゆみなどが起こり、重症化するおそれもあるのです。そのようなリスクを避けるため、家にムカデが発生しないようしっかり対策をしておきましょう。
このコラムではムカデ対策におすすめのアイテムとその使い方、ムカデの生態を解説しています。また、家に侵入してきたムカデを退治する方法などもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
目次
ムカデ対策におすすめなアイテム
ここではムカデ対策におすすめの忌避剤や、ハッカ油・木酢液スプレーをご紹介いたします。ぜひ参考にして、ムカデ予防にお役立てください。
【1】忌避剤
忌避剤にはムカデが嫌いなニオイをだす成分が含まれています。そのため、ムカデ予防に効果的です。
忌避剤はネット通販やホームセンター・ドラッグストアなどで購入できます。そんなムカデ予防の忌避剤には以下の種類があります。
・粉タイプ
粉タイプは家の周囲にまきます。ただし、雨で流されると効果が弱くなりやすいです。そのため、雨で流されにくい屋根などがある場所にまくようにしましょう。価格は約800円です。
・液体タイプ
粉タイプの忌避剤を設置しにくい壁面などにまいてムカデの侵入を防ぎます。液体を噴霧器という道具で霧状にしてまいたり、刷毛でコンクリート面に塗ったりして使います。価格は4リットル当たり約5,000円~約8,000円です。
・スプレータイプ
液体タイプと同様に、粉タイプの忌避剤をまきにくいベランダ・換気口などに使用できます。価格も安く、約800円~約1,000円で購入できます。
【2】ハッカ油・木酢液スプレー
ハッカ油・木酢液スプレーは天然由来の成分であるため、人の健康や環境にやさしいムカデ対策グッズです。まずはハッカ油スプレーからみていきましょう。
〇ハッカ油スプレー
ハッカ油には「L-メントール」という成分が含まれています。この成分がだすにおいをムカデは嫌うのです。
ムカデ対策として使うときには、ハッカ油を水と無水エタノールで薄めたものをスプレーにして使います。薄めるときの割合は次のとおりです。
- 無水エタノール:1
- ハッカ油:3・水:9
この割合でハッカ油を薄めたものを、100円ショップなどで購入したスプレーボトルに入れ、ムカデの侵入経路にまきましょう。(侵入経路は次の章で説明いたします)
ハッカ油や無水エタノールは、ネット通販やドラッグストアなどで購入できます。これらの価格は、以下になります。
- ハッカ油:約400円~約1,000円
- 無水エタノール:約1,300円~約1,600円
ただしハッカ油にはペットの健康を害する成分が含まれています。ペットを飼っている方は、ハッカ油スプレーよりも次の木酢液スプレーを使うとよいでしょう。
〇木酢液スプレー
木酢液とは、木炭をつくるときに発生した水蒸気を冷却して集めた液体です。ムカデなど昆虫は火が苦手です。そのため、木酢液の焦げたようなにおいを嫌うのです。
木酢液スプレーをつくるときは、木酢液1に対し水100~500の割合で薄めます。ハッカ油スプレーと同様に、その薄めた液体をスプレーボトルに入れ、ムカデの侵入しやすそうな場所にまきましょう。
木酢液もネット通販やドラッグストアなどで購入できます。価格は1リットル当たり約1,000円~約2,000円です。
木酢液スプレーのにおいは独特なので、室内では使わないように注意してください。また、においでご近所とトラブルになるおそれもあります。においが強ければ、水の割合を増やして薄めるとよいでしょう。
ムカデの好きな環境とは?侵入経路とわく原因を知ろう
ムカデ対策をするためには、好む環境や食べるものといった生態を理解することが大切です。生態がわかればムカデが家に侵入する原因や侵入経路などがわかり、対策しやすくなります。
ここではムカデが家屋に寄り付く原因や侵入経路を解説いたします。まずはムカデが家屋に寄り付く原因からみていきましょう。
ムカデが家屋に寄り付く原因
ムカデは乾燥が苦手です。そのため、湿気の多いお風呂場や洗面所といった場所を好みます。また湿気が多いところには、ムカデのエサとなるゴキブリ・ダニ・ネズミなどがやってきます。そのようなエサを求めて家に寄り付くのです。
ムカデを家屋に侵入させないためには、換気をこまめにするなど湿気を減らすようにしましょう。さらにムカデのエサとなるゴキブリなども駆除するようにしましょう。
ムカデはどこから侵入してくるの?
ムカデはほんのわずかなすき間から家に侵入することができます。おもに以下の場所から侵入します。
・玄関
玄関は人がひんぱんに出入りします。玄関のドアを開けたり閉めたりするすきをついて、家に侵入するのです。また玄関のドアと枠との間にはわずかなすき間があります。そのすき間からもムカデは侵入してきます。
玄関からムカデを侵入させないためには、前章でご紹介しました忌避剤やハッカ油、木酢液スプレーを玄関の周辺に忌避剤をまいておくとよいでしょう。忌避剤、ハッカ油、木酢液スプレーについては【ムカデ対策におすすめなアイテム】をご参考ください。
玄関のドアと枠とのすき間はすき間テープを貼るとよいでしょう。すき間テープは100円ショップやホームセンターなどで購入できます。
・窓
窓を開けたままにしておくと、そこからムカデが侵入する可能性があります。ムカデを侵入させないためには、網戸を設置するとよいでしょう。ホームセンターなどにいけば、網戸を約5,000円~約1万円で購入できます。
ただ、網戸と枠のすき間から侵入してくることもあります。玄関のドアと同様にすき間テープを貼って対策しましょう。
・換気扇
換気扇のわずかなすき間からもムカデは侵入してきます。換気扇周辺に忌避剤をスプレーするなどして侵入を予防しましょう。または、換気扇にフィルターを取り付けるとよいでしょう。換気扇のフィルターは、ネット通販などで購入できます。価格は1枚当たり約500円~約1,000円です。
ムカデがたくさん侵入して手に負えないと感じたら、プロの害虫駆除業者に依頼しましょう。業者であれば、ムカデを駆除するだけでなく侵入を予防する処置もしてくれます。ゴキブリなどほかの害虫ももまとめて駆除しておけば、さらにムカデ対策として有効です。
業者に依頼する際は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社は害虫駆除業者をご紹介するサービスをおこなっております。
ご依頼いただければ弊社に加盟する業者が現地を調査し、適切に駆除いたします。まずは一度、メールや電話でご連絡ください。
対策をしていてもムカデが現れたらどうすればよい?
ムカデの多くは毒をもっており、かまれると腫れたり痛んだりします。また、噛まれたときに体内に毒が入ると、体の中に免疫ができます。その状態でもう一度噛まれると、この免疫が過剰に働いてアレルギー反応が起こることがあるのです。
重篤な場合はアナフィラキシーショックといって、意識障害や血圧低下の症状を引き起こして命に危険が及ぶおそれもあります。このようにムカデは危険なので、見つけたら必ず駆除しましょう。
駆除するときは、ムカデ用と書いてある殺虫剤スプレーを使いましょう。ムカデは生命力が強いので、ムカデ用でなければ駆除できない可能性があります。
ムカデ用の殺虫剤スプレーは、ネット通販やホームセンターなどで購入できます。価格は900円ほどです。もし殺虫剤スプレーがなければ、以下の方法がおすすめです。
【1】たたいてつぶして退治する
ムカデは頑丈ではないので、たたけばつぶれて死にます。たたきやすく汚れてもかまわないもの、たとえば新聞紙を丸めたものやスリッパなどを使うとよいでしょう。
ただし、つぶれると体液が出て床などが汚れます。汚れてもいい場所に追い込んでから、たたいてつぶすとよいでしょう。
【2】お湯を使ってムカデを退治する
ムカデは熱に弱いです。50度以上の熱湯をかければ効果的に駆除できます。ただし、熱湯をかけるときはヤケドしないように注意しましょう。
また、育てている植木の近くにムカデがいるときは、トングでつかみバケツのなかの熱湯につけましょう。そうすれば、植木に熱湯がかからないので、ダメージを与えずにすみます。
対策の効果がないと感じたらプロに相談しよう
ムカデ予防の対策をしていても、たくさん侵入してくるときはプロのムカデ駆除業者に依頼しましょう。業者であれば専用の薬剤を使って予防や駆除をしてくれるので、確実です。
どの業者に依頼してよいかわからないときは、ぜひ弊社にご相談ください。ご相談いただければ、お客様がご希望する業者をすぐにご紹介いたします。
ムカデのことでお悩みの方は、ぜひ一度に弊社にお問い合わせください。
【記載情報はコンテンツ作成時の情報です】