コバエ対策のハーブおすすめ品種!観葉植物に発生する原因と対策も!
コバエに効くハーブは、ハッカやペパーミントなど香りが強いものを選ぶとよいでしょう。独特で爽やかな香りのハーブは、人にとって心地よいものですが、その成分の中には害虫が苦手とするものが含まれています。そのため、コバエにも効果が期待できることでしょう。
しかし、逆に観葉植物のハーブにコバエが発生してしまうこともあります。当コラムでは、コバエ対策におすすめのハーブだけではなく、コバエが発生する原因や対処法についても解説します。
目次
コバエのような害虫に効果のあるハーブの品種
コバエに効くハーブの品種は、以下のようなものがあります。
・ハッカ
ハッカ油として、コバエなどの虫よけなどに使用されます。コバエを家に近づけなくするだけではなく、夏場キャンプなどで虫よけスプレーとして使用すると、涼しさを感じられますのでおすすめです。
・ペパーミント
ペパーミントの香りは人にとって爽やかでよい香りをしています。しかし多くの虫は、ペパーミントの香りを嫌うため、虫よけとしての効果があります。
・レモングラス
レモングラスの香りも人にとってはよい香りですが、虫にとっては苦手な香りです。そのため、ベランダなどでレモングラスを育てると虫の侵入を防ぐことができるでしょう。
・ラベンダー
紫の花を咲かせるラベンダーも、虫に対して忌避効果があります。そのほかにも、抗菌作用や鎮静効果もあるので、虫を寄せ付けないようにしつつリラックスすることができることでしょう。
・ゼラニウム
ゼラニウムは虫よけのハーブとして活用されています。そのため、自宅で育てる際には、窓の近くに置くことによって、コバエなどの虫の侵入を防ぐことができます。また、ラベンダーと同じく、抗菌効果・鎮静作用があるので、アロマとしても使用されます。
・ベチバー
ベチバーはレモングラスに似ていますが、草丈がレモングラスよりも高いです。ベチバーは、昔から虫よけとして活用されているハーブですので、コバエ対策として実際に育ててみるのもよいでしょう。
・ローズマリー
ハーブティーやアロマなどで知られているローズマリーですが、じつは虫よけ効果もあるハーブです。完全に虫を防げるわけではありませんが、安心して使用できる虫よけなので、お子さんやペットのいるご家庭で使用してみてはいかがでしょうか。
・タンジー
タンジーは、小さく黄色い花を咲かせるハーブです。屋外で育てることにより、コバエなどの侵入を防ぐことができます。また、黄色い花の部分を乾燥させカーペットの下やタンスの中に入れることで、防虫効果が期待できるでしょう。
コバエ対策のハーブ活用方法3選
前章でご紹介したハーブをより効果的に使う方法として、「スプレーにする」「ドライハーブを飾る」「ハーブを育てる」の3つがあります。この章では、この3つの方法についてご紹介してきます。
ぜひ参考にしていただき、実際にコバエ対策してみてください。
1.スプレーにする
コバエが嫌うハーブを利用しスプレーを作ることで、コバエが寄り付かなくなります。スプレーにするハーブは、多少費用がかかりますが天然精油(エッセンシャルオイル)を使用することをおすすめします。安いものもありますが、それだと人工香料が混ざっていてあまり効果が期待できないからです。天然精油はオーガニックショップなどで購入可能です。
では、精油を使用したスプレーの作り方についてご紹介していきます。
【精油を使用したスプレーの作り方】
○必要なもの
・精油(ペパーミントやラベンダーなど)
・無水エタノール 5ml
・精製水(水道水でも可)30ml~45ml
・スプレーボトル 30ml~50ml
○手順
1.スプレーボトルに無水エタノール5mlと精油10滴(目安)を入れて混ぜる
2.無水エタノールと精油がしっかり混ざったら、精製水を加え混ぜる
無水エタノールは、薬局やホームセンター、ネット通販などで購入することができます。簡単に作ることができるので、ぜひ一度試してみてください。
2.ドライハーブを飾る
ハーブ専門店や雑貨店などで瓶詰めになっているドライハーブを玄関や窓など、コバエの侵入口になりやすい場所に吊るして飾るのも、コバエ対策に効果的です。加えてインテリアグッズとしてでも楽しめます。
ただし、時間とともに忌避効果(虫を寄せ付けないこと)が弱くなってしまうので、定期的に交換する必要があります。
3.ハーブを育てる
ベランダなどでハーブを育てることにより、部屋の中にコバエが侵入するのを防ぐ効果が期待できます。育てるハーブは、ペパーミントやレモングラスなどがよいでしょう。
ただし、コバエなどの虫が付きにくいハーブでも、育てる環境によってはコバエが発生してしまいます。その原因と対策方法は、次章で詳しく解説します。
観葉植物のハーブにコバエが発生する原因と対策
虫が付きにくいハーブでも、場合によってはコバエが発生してしまうことがあります。原因として考えられるのは、「受け皿に水がたまっている」「水を与えすぎて土が湿ったままになっている」「有機肥料を使っている」です。
このような原因から、どんな対策が効果的かを以下で解説していきます。
受け皿の水は定期的に捨てる
鉢などの下にある受け皿の水は、定期的に捨てるようにしましょう。受け皿に水が溜まったままだと、チョウバエと呼ばれるコバエが卵を産み付けてしまい、大量発生につながってしまいます。溜まった水を捨てる際は、受け皿をきれいにすることでよりコバエ発生の対策ができるでしょう。
有機肥料の含まれていない土や無機土を使う
有機肥料を使用すると、キノコバエと呼ばれるコバエが発生します。キノコバエは有機肥料に含まれている有機物をエサとしているため、寄ってきてしまうのです。
この場合の対策は、有機肥料を化成肥料にする、土を通気性や保水性などに優れている赤玉土などに変えることです。そうすることで、キノコバエのエサとするものがなくなるため、寄り付かなくなるでしょう。
水やりの回数を少なくする
水やりは、「土の表面が白っぽくなっている」「土の表面を触っても土が付かない」などの状態になったときにおこないます。水やりの回数が多いと、土は常に湿った状態になり、コバエが卵を産み付けにきてしまいます。
ですので、水やりは必要以上やらないように注意しましょう。冬場の場合は、夏と違い土が乾かないので、1週間以上水やりをおこなわなくてもよいことがあります。
コバエを見つけたら増える前に退治しよう
コバエは繁殖力が強いため、1匹いるとあっという間に増えてしまいます。たとえ1匹だとしても、見つけたときに退治することで被害を少しでも減らすことができます。もし、駆除で困っている場合は業者を利用しましょう。
業者に依頼すれば、自分で退治するよりも作業が早く、退治後再びコバエが発生しないように対策をしてもらえます。業者をお探しであれば、ぜひ弊社までご連絡ください。弊社ではコバエなどの害虫駆除業者をご紹介するサービスをおこなっております。
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