トイレでコバエが発生する原因!対策は成虫と幼虫の完全駆除がミソ
「トイレにコバエが出ないようにするために、どうすればよいのだろうか?」このような悩みをおもちの方も多いかと思います。
トイレにコバエが出ないようにするためには成虫だけでなく、幼虫・卵も徹底的に駆除することが必要です。家のなかにいる幼虫や卵を見逃せば、それが成虫となってコバエが大量発生するおそれがあるからです。
この記事では、トイレにコバエが出ないようにする方法を詳しく解説しています。ぜひ参考にして実践してみてください。今すぐコバエが出ないようにしたいという方は、プロの害虫駆除業者に依頼しましょう。
目次
幼虫や卵の退治には水回りの掃除が肝心!【洗浄剤の使い方や注意点】
コバエは、トイレにある汚れがたまったところに卵を産みつけて繁殖します。そのため、普段からトイレをこまめに掃除し汚れを残さないようにすることで、コバエの発生を予防できます。
同時にこまめに掃除をすることは、コバエの卵や幼虫の駆除にもつながります。コバエの繁殖を防ぐためにも、幼虫や卵のありそうな場所をこまめに掃除するようにしましょう。
ここでは、トイレでコバエの発生源となる場所とその掃除方法を詳しく解説しています。はじめに、トイレの発生源となる場所から見ていきましょう。
トイレの発生源となる場所【貯水タンク・排水管・便器の汚れ】
コバエは湿気を好みます。また、トイレの汚れにはコバエの幼虫の栄養になるものがたくさん含まれています。なかでも貯水タンク・排水管・便器の汚れはコバエのおもな発生源となるため、こまめにしっかり掃除することが必要です。それぞれの掃除方法を解説します。
・貯水タンクの掃除方法
貯水トイレに流す水がたまっているタンクを掃除するときには、タンク内の水を抜きます。水を抜いても、レバーをひねるとタンクに給水されてしまいますので、それを防ぐためにまずは止水栓を閉めて給水を止めます。
止水栓はタンクへの給水を調整する部品で、タンクの側面にある給水管をたどっていくと、壁に設置されています。マイナスドライバーまたは硬貨などを使って、止水栓のネジを時計回りの方向に回して閉めましょう。
止水栓が見つからなければ、家屋全体の給水を止める元栓を時計回りの方向に回して閉めてください。元栓は通常、水道メーターの近くにあります。水道メーターは集合住宅であれば玄関付近、一軒家であれば庭に設置されていることが多いです。
止水栓を閉めたらタンクのフタを開け、排水レバーを回してタンク内の水を抜きます。タンク内の汚れにトイレ用洗剤をつけ、ブラシでこすって落としましょう。貯水タンクの隅や溝は汚れがとりにくいため、使い古しの歯ブラシでこするとよいでしょう。
掃除が終わったら止水栓を開け、タンク内に水をためましょう。水がたまったことを確認して、タンクのフタを閉めて掃除は完了です。
貯水タンクのなかには、複雑な構造のものがあります。自分で掃除するのが難しいと感じたら、プロのトイレ掃除業者に点検と掃除を依頼するとよいでしょう。
・排水管の掃除方法
便器の奥にある排水管は、重曹と酢を使って掃除をします。はじめに、カップの4分の1くらいの重曹を排水口のまわりにまいてください。次に、カップの2分の1くらいの酢を重曹にかけると泡が出てきます。その泡を50度くらいのぬるま湯で流すと排水管の汚れがとれるでしょう。
汚れが取れなければ、洗浄剤を使って落とす方法を試してみてください。(この方法は後述いたします)
・便器の汚れの掃除方法
便器の汚れは、トイレ用洗剤をトイレットペーパーにかけたものや、シートタイプのクリーナーで拭いて落とします。便器のふた・便座・便座の裏側も汚れやすいので拭きましょう。
頑固な汚れはトイレブラシでこすり落とすとよいでしょう。便器は汚れやすいので、できれば毎日掃除することをおすすめします。
また、トイレのブラシ入れやトイレブラシに付着した汚れにも栄養があり、コバエが卵を産みつけて繁殖するおそれがあります。ブラシ入れやトイレブラシの汚れも、トイレットペーパーなどでしっかり拭き取るようにしましょう。
洗浄剤の使い方
貯水タンク・排水管の汚れは、トイレ用洗浄剤で落とすこともできます。洗浄剤を使えば汚れを早く楽に汚れをとることができます。
洗浄剤にもいろいろありますが、錠剤が一般的です。錠剤を貯水タンクや便器の水たまりに1個入れて、2時間ほど放置します。2時間ほどたったら、排水レバーを回して水を流しましょう。
手軽に使える洗浄剤ですが、強力な洗浄剤をひんぱんに使うと、トイレの部品などの劣化を早めるおそれがあります。洗浄剤の適切な使用頻度は製品ごとに異なりますので、取扱説明書などで確認するようにしましょう。
また故障の原因になる可能性もありますので、洗浄剤は貯水タンク用・排水管用を使い分けてください。洗浄剤はどちらもネット通販やドラッグストアで購入できます。価格は3個で300円くらいです。
貯水タンクは熱湯で掃除する方法もあります。熱湯で掃除する場合は、まず止水栓をマイナスドライバーなどで締めて給水を止め、排水レバーを回してタンク内の水を抜いてください。
次に70度くらいの熱湯をタンク内にまんべんなくかけます。すると熱で汚れが落ちますし、殺菌もしてくれます。刺激の強い洗浄剤を使いたくないという方は、熱湯で貯水タンクを掃除するとよいでしょう。
成虫の駆除対策!【便利グッズを紹介】
飛び回るコバエの成虫は、殺虫剤スプレーや粘着式のコバエトラップなどを使うと比較的駆除しやすいです。成虫を駆除することで産卵を防ぎ、繁殖させないようにすることができます。
・殺虫剤スプレーの使い方
殺虫剤スプレーを使用するときは、トイレの窓とドアを閉めます。ドアを少しあけ、そのすき間からトイレの真ん中あたりにむけて殺虫剤をまきます。
スプレーする回数は通常、1回です。それでも死なないようでしたら、様子を見て数回スプレーしてみてください。また、汚れに群がっているコバエには約20cmの距離から直接殺虫剤をかけるとよいでしょう。殺虫剤スプレーはネット通販やドラッグストアなどで約1,000円で購入できます。
・粘着式のコバエトラップ
粘着式のコバエトラップには通常、粘着シートと誘引剤があります。それらを本体にセットし、トイレに吊るすか、置いてください。粘着式のコバエトラップもネット通販やドラッグストアなどで約800円で購入できます。
どうしてもコバエが発生するときは……
コバエ1匹当たりの産卵数は約200個といわれています。1匹でも残れば大量に繁殖するおそれがあります。
コバエが大量に繁殖して自分での駆除では手に負えない、コバエをすぐになんとかしたいというときは、一度プロの害虫駆除業者に相談することをおすすめします。業者はコバエの生態を熟知していますので、確実かつスピーディーに駆除してくれます。
害虫駆除費用の相場
プロの害虫駆除業者に依頼すると、いくらかかるのか気になるという方も多いかと思います。業者に依頼すると、その費用相場は約9,000円~約1万8千円です。
あくまでもこの費用相場は目安にすぎません。業者ごとに料金は違いますし、駆除の難易度によって追加料金がかかることもあります。
このように業者に依頼すると費用はかかりますが、専用の器具と薬剤で確実に駆除してくれます。また、自分で作業する手間も省けて楽です。
信頼できる業者の選び方
害虫駆除業者もたくさんいます。そのなかから信頼できる業者をどのように選べばよいかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
業者を選ぶときは、数社から見積りをとって価格やサービス内容を比較するとよいでしょう。そうすれば自分が納得した業者に依頼することができます。
また、害虫駆除をするときは業務用の薬剤を使うことが多いです。業務用の薬剤には劇薬が含まれている場合もあり、それを安全に使用するためには薬剤について豊富な知識が求められます。
そのため、信頼できる業者かわからないときは、「毒物劇物取扱責任者」や「防除作業監督者」などの資格の有無で判断するのもひとつの手だといえます。そういった資格をもっているか確認したいときは、業者に直接問い合わせてみるか弊社にご相談ください。
弊社ではプロの害虫駆除業者をご紹介するサービスをおこなっております。ご相談いただければ、害虫駆除に関する資格を保有する業者をすぐにご紹介いたします。自分で信頼できる業者を探す自信がない、自分で探すのは面倒だという方は、ぜひ弊社にご相談ください。
ご相談いただければ、お客様がご希望する業者をすぐにご紹介いたします。電話相談は無料ですので、まずは一度ご連絡ください。
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