洗濯物のコバエ対策をご紹介!とくにベランダで外干しする人は要注意
洗濯物のコバエ対策は、室内であれば洗濯物の近くに観葉植物を置かないようにする、ベランダであればこまめに排水口の掃除をすることです。コバエのなかには、観葉植物の土のなかや不衛生な水回りに卵を産み付け繁殖してしまう種類がいるからです。
当記事では、コバエの生態や洗濯物を守る対策法をご紹介していきます。あわせて、コバエを室内に侵入させないためのアイテムの活用法もお教えしますので、ぜひコバエ対策の参考にしてください。
目次
コバエと呼ばれる虫は4種類!
コバエには、「ショウジョウバエ」「キノコバエ」「チョウバエ」「ノミバエ」の4種類がいます。それぞれ発生場所が異なるため、対策方法も違ってきます。ここでは、4種類のコバエについて解説していきます。
チョウバエ
チョウバエは、体全体を毛でおおわれています。体の色は黒色をしており、体長は約5mmと、ほかのコバエに比べて少し大きめです。トイレや洗面所など、汚れやぬめりが溜まりやすい場所に発生しやすいですが、夜行性のため日中はトイレの壁などに止まっています。
キノコバエ
キノコバエは、体長約2mmで体の色は黒っぽい灰色をしています。湿気がある場所や腐った植物を好むため、観葉植物の土のなかに卵を産み付けて繁殖するコバエです。
ショウジョウバエ
赤い目が特徴とされるショウジョウバエは、体長約2mmで体は黄色と赤の中間の色(黄赤色)をしています。腐った果物や生ゴミなどのにおいを好むコバエです。コバエを指す場合は、ショウジョウバエであることが多いです。
ノミバエ
ノミバエの体長は約2mmで、黒褐色(こげ茶色)の体をしています。ショウジョウバエと同じく、生ゴミなどのにおいを好みます。台所の三角コーナーなどの周辺を俊敏に飛んでいるコバエです。また食品に卵を産み付けることがあります。
洗濯物をコバエから守る対策
コバエの種類と発生しそうな場所がわかったら、実際に対策をおこなっていきましょう。ここでは、洗濯物をコバエから守るための対策をいくつかご紹介します。すぐにできる対策もありますので、実際に試してみてください。
ベランダの排水口の掃除
排水口をきれいにしていないと、コバエが発生してしまう原因となってしまいます。なぜなら、チョウバエが好む排水口にたまったヘドロや汚れがあるからです。チョウバエが大量発生しないように、こまめに排水口を掃除しましょう。
観葉植物を置かない
観葉植物に使用している肥料や、水のやりすぎなどが原因でキノコバエに卵を産み付けられ、大量発生するおそれがあります。コバエ対策として、可能であれば観葉植物を置かないようにしましょう。
もしどうしても観葉植物を置きたいという場合は、水やりの回数を減らしたり、有機肥料や腐葉土の使用を避けたりすることを心掛けましょう。
においの強い洗剤を使わない
においの強い洗剤、とくにフルーティーな香りの柔軟剤は使わないようにしましょう。コバエのなかには、腐った果物の甘いにおいを好む種類がいます。そのため、洗濯物にコバエが寄ってきてしまうのです。
洗濯物のコバエ対策として、洗濯物で使用する洗剤は無香料のものを選ぶようにしましょう。また無香料にすることで、コバエ以外の虫も予防することができます。
暗くなる前に取り込む
コバエは室内の紫外線に寄ってくる習性があるため、日が沈む前に洗濯物を取り込むようにしましょう。もし難しい場合は、家の電気を紫外線が含まれていないLEDに交換することをおすすめします。
LEDにすることで、コバエが家に寄り付かなくなり洗濯物に付くことも減るからです。また室内への侵入も防ぐことができます。
サンルームを作る
サンルームは全面ガラス張りのため、太陽の光をと入れることもできますし、洗濯物を外に出さなくても乾かせるというメリットがあります。そのため、コバエが発生する心配も減ることでしょう。
ただし、サンルームの窓を開けたままにしているとコバエが侵入してくるおそれがあります。より効果的にするためには、コバエが侵入できない網目の小さい網戸を選び、設置することをおすすめします。
室内への侵入を防ぐアイテムも活用しよう
コバエは洗濯物に付着するだけではありません。家のなかに侵入してくることもあるのです。洗濯物のコバエ対策だけではなく、コバエが家のなかに侵入してくるのを防ぐための対策もおこないましょう。
ここでは、コバエの侵入を防ぐためのアイテムをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
虫除け薬剤
コバエを寄せ付けないために使用するものには、「置くタイプ」「吊るすタイプ」「散布するタイプ(スプレータイプ)」があります。それぞれの特徴については、以下のとおりです。
・置くタイプ
薬剤を散布したくないときに、置くタイプの虫除けを使用します。置くタイプの虫除けには、コバエを誘引するために、コバエの好きなにおいを含んだゼリーのようなものが入っています。効果は約1ヵ月持続し、効果が弱くなってきたら新しいものに交換する必要があります。
・吊るすタイプ
物干し竿や天井などに引っ掛けて使用する虫除けです。設置方法も簡単で、引っ掛けられれば好きな場所に取り付けられます。ただし屋外に設置した場合、風の向きなどで効果が薄れる可能性もあるので、設置場所には注意しましょう。
・散布するタイプ(スプレータイプ)
散布するタイプを使用する際には、野菜や果物などの食材や人などに注意する必要があります。もし薬剤のかかった食材を口にしてしまったり、皮膚や目にかかってしまったりすると、体に異変が起こるおそれがあるからです。
ただ、散布するタイプは駆除の速効性やコバエの発生予防と優れているので、使用する際に注意すれば便利なアイテムといえます。
網戸からの侵入を防ぐ
チョウバエ以外のコバエは体長2mmほどのため、標準の網戸の目では侵入されるおそれがあります。網戸からの侵入されないためには、コバエが侵入できない網目の小さな網戸と交換することをおすすめします。
網戸の交換以外にも、網戸に防虫カバーを取り付けたり、網戸に虫除けを散布したりするなどしてもコバエ対策になることでしょう。
もし自力でのコバエ駆除や対策が難しいという場合は、業者に相談しましょう。弊社では、コバエに関する知識を豊富に持った業者をご紹介するサービスをおこなっております。まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
洗濯物をコバエから守るためには、まずコバエの種類を知りどのような場所に発生するかを知る必要があります。なぜなら、コバエの発生する場所によって予防対策が異なるからです。
それぞれに有効な対策でなければ、コバエの発生を確実に抑えることができません。ですので、どの場所でコバエが発生しているかきちんと確認し、虫除けアイテムなども利用してコバエ対策をおこないましょう。
もし洗濯物のコバエ対策をしても、再びコバエが発生したり違う場所でもコバエを見かけたりしたときは、プロの害虫駆除業者に依頼しましょう。弊社にご相談していただければ、全国にある弊社加盟店から業者をご紹介いたします。
依頼するか悩んでいる場合は、ご相談のみでも構いません。お気軽にご利用ください。