蚊取り線香はコバエにも効く!安全で効果的に家から追い出すポイント
突然発生するコバエに対策をするには、線香を使うという方法があります。線香の中には蚊取り線香など虫除け成分を含んだ商品があるため、コバエにも一定の効果が期待できるのです。ここでは線香を使うとどのような効果が期待できるのかについてみていきましょう。
また、コバエは線香以外にもアロマオイルを使うことで発生を対策することができます。コバエがどこに発生しやすいのか、コバエを発生させないためにできることについても紹介しているのでコバエ対策の参考にしてみてください。
目次
コバエに線香はどれくらい効果があるの?
コバエに線香は効果があるかどうかは、線香に入っている成分によります。虫除け成分の入った線香を使えば一定の効果は期待できるでしょう。ここでは線香の効果と注意点について紹介していきます。
線香自体の効果はあまりみられない
まず線香自体に虫除けの効果はほとんどありません。コバエに煙を吸いこませることで駆除できることもありますが、そこまで期待はできないと思っておいたほうがよいでしょう。
虫除けをしたいのであれば、殺虫成分が含まれた線香を選ぶ必要があります。
虫除け成分の入った線香
虫除け成分の入った線香のひとつに蚊取り線香があります。蚊取り線香にはピレスロイド系の成分が入っているため、蚊以外の小さな虫に対しても虫除け効果が期待できます。
ピレスロイドとは、除虫菊の花に含まれる成分を科学的に研究して開発されたものの総称です。虫に対して『忌避効果』があり、即効性が期待できます。人への影響が少ないので安心して使うことができるのが特徴です。
ピレスロイド系の成分を虫が吸うと、神経細胞に作用すること身体がマヒしそのまま死に至ります。
蚊取り線香以外にも、ピレスロイドを含んだ商品にはさまざまなタイプのものが市販されています。成分を確認して選ぶようにしましょう。
効果的な線香の使い方
虫除け成分入りの線香を用意できたら、使いたい場所で火をつけましょう。ここでは、一般的な蚊取り線香を例に効果的な使い方を紹介します。せっかくの虫除け効果が無駄にならないように、参考にしてみてください。
まずひとつめのポイントが、『風上で使う』ことです。線香の煙は空気の流れに合わせて漂っていきます。もしも風下で使用した場合、成分を届けたい場所になかなか届かず効果が期待できません。
つづいてのポイントは、『部屋の広さによっては個数を増やす』ことです。独特の懐かしい香りが漂い、広い範囲に効果がありそうに思えますが、蚊取り線香の効き目の範囲は半径2mほどといわれています。畳でいうなら約6畳です。
広い部屋で使用する際は4m程度の間隔をあけていくつか設置すると、有効成分をいき渡らせることができます。
虫除け成分の入った線香を使う場合の注意点
コバエに線香を使いたい場合、以下のことに注意しましょう。
・殺虫成分は弱め
線香では忌避効果が期待できますが、殺虫には至らないことも多いです。あくまでも虫を近寄らせないための効果であると考えておきましょう。
・効果のある時間も短い
蚊取り線香の有効成分はずっと残るものではありません。火が消えた後は効果がなくなるのも早いので注意が必要です。
アロマオイルもコバエ対策に効果あり
コバエの嫌いな匂いを使って寄せ付けない方法もあります。人間にはいい香りと感じるものでも、コバエにとっては近寄りたくない匂いがあるのです。ここではコバエの苦手な匂いの種類と、アロマオイルを使ったスプレーの作り方をみていきましょう。
コバエの嫌いな香りのアロマオイル
・シトロネラ
柑橘系によく似た香りが特徴で、その香りにはリフレッシュ効果があります。蚊やノミなどさまざまな虫への忌避効果があります。ただし注意点として、猫はシトロネラの香りを嫌います。場合によっては中毒を起こすこともあるので猫を飼っている方は注意しましょう。
・ゼラニウム
ローズのような香りが特徴で、その香りには緊張や不安を和らげてくれる効果があります。
・ペパーミント
メントールの香りが特徴です。その香りには花粉症や風邪といった鼻炎の改善やリフレッシュの効果があります。
・ラベンダー
フローラルな香りが特徴で、その香りにはリフレッシュや鎮痛効果もあります。また、ホルモンバランスを整える作用もありますが、妊娠初期の方は医師と相談してから使用するようにしましょう。
・レモングラス
名前にレモンと入っているようにレモンに似た香りをしているのが特徴です。ストレス解消や集中力がアップする効果があります。
・レモンユーカリ
レモンの爽やかな香りが特徴で、心を落ち着かせる効果があります。また、レモンユーカリを食べたコアラには虫が寄りつかないそうです。
アロマスプレーでコバエ予防
虫の嫌いな香りを使ってアロマスプレーを作ってみましょう。作り方や使い方を紹介していきます。
【必要なもの】
- スプレー容器(100円ショップなどで購入可)
- 無水エタノール
- アロマオイル(精油)
- 精製水(人肌に使わない場合は水道水でも代用可能)
【アロマスプレーの作り方】
スプレー容器に無水エタノールを5ml入れ、そこにアロマオイルを10滴ほど合わせます。そこに精製水を45ml加えてよく混ぜれば完成です。
【アロマスプレーの使い方】
作ったアロマスプレーを気になる箇所にスプレーして使います。人肌に使う場合、人によってはアロマで肌荒れをすることもあるのでパッチテストをおこないましょう。
作ったアロマスプレーは2週間を目途に使い切ってください。
蚊取り線香やアロマスプレーを使用してもコバエが減らない場合は、別の方法で対処しましょう。コバエ用の殺虫剤もありますが、「薬剤は抵抗がある」「殺虫剤も試したがいまひとつだった」という場合はプロの力を借りてみてください。その際はぜひこちらからご相談ください。
コバエはどこから発生しているのか
いつのまにか発生しているコバエですが。何もないところから突然現れるわけではありません。じつはその小さい姿をいかして、コバエは私たちが気づかないうちに侵入してきているのです。コバエがどこから侵入してきているのか、どこに発生しやすいのかを紹介しいてきます。
コバエの侵入は外から!網戸をしていても要注意
コバエはおもに玄関や窓から侵入します。小さくてなかなか気づくことはありませんが、少し開けるだけでもいつのまにか入ってきてしまうのです。
また、窓を開けて網戸にしている場合も要注意です。コバエは通常の粗さの網戸であれば、その隙間を通り抜けて入ってきてしまうこともあります。
コバエが発生しやすい場所とは
コバエは水分の多い生ゴミが大好きです。臭いを嗅ぎつけてやってきます。また、湿気のある場所にもコバエは発生しやすいです。以下の場所はとくに発生しやすい場所なので注意しましょう。
- 三角コーナー
- 台所の排水口
- ゴミ箱
- 観葉植物
- 浴室の排水口
- 中身の残っている空き缶
- 洗っていない食器
大量発生に要注意
コバエは2、3日で卵を産み、その後2週間程度の短期間で卵が孵化します。急にコバエが増えたのであれば、コバエに卵を産み付けられている可能性も考えましょう。
コバエの発生を抑える方法
コバエの発生を抑えるためには家を清潔に保つことが一番の近道です。とくにコバエが発生しやすい生ゴミなどは放置していると大量発生につながってしまう可能性があります。夏場などコバエが発生しやすい時季はとくに注意が必要です。
ここではコバエ発生を抑えるためのポイントを紹介していきます。
コバエの発生源をなくす
コバエが寄りついたり、卵を産みつけられたりしないように発生源となる場所を清潔にするようにしましょう。コバエは臭いにつられてやってきやすいので、臭いが発生するものをなくすことが大切です。以下に気をつけるだけでも効果は大きいでしょう。
- ゴミ箱を蓋つきのものに変える
- 生ゴミを袋に入れて毎日捨てる
- お酒やジュースなどの空き缶は放置しない
- 排水口のヌメリを除去する
網戸を目の細かいものに交換
コバエのサイズは1~2mm程度です。一般的に網戸の目の大きさは18メッシュ(1.15mm)であることが多いので、小さいコバエであれば通り抜けることができてしまうのです。築年数の古い住宅などでは網戸の目がもっと大きいこともあるので、一度確認してみることをおすすめします。
必要であれば網戸の交換をすることも検討してみましょう。
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