コバエは掃除機で吸っても大丈夫!掃除機を使った駆除方法をご紹介
キッチンやお風呂場などで発生することがあるコバエは、掃除機で駆除することが可能です。しかし、コバエを掃除機で駆除するにはコツが必要で、扱いに注意しながらおこなわなければなりません。なぜなら適切な方法で駆除しないと、場合によっては火災など思わぬトラブルを引き起こすおそれがあるからです。
また、飛び回っている成虫だけでなく幼虫や卵のうちに駆除をすることも、コバエ発生の予防として重要なポイントになります。この記事では、コバエを掃除機で駆除する方法や注意点などについて紹介していきます。ご自宅にコバエが発生して困っている方は、この記事を参考にして適切な方法でコバエを掃除機で駆除してみましょう。
目次
飛び回っているコバエ(成虫)を駆除する方法
部屋中を高速で飛び回り集団でたかってくるコバエの成虫は、掃除機で簡単に一網打尽にすることが可能です。また、掃除機以外にも家庭内にあるものを使い、コバエトラップをつくって駆除をすることもできます。ここでは、コバエの成虫の駆除方法としておすすめできるふたつの方法についてご紹介します。
掃除機で簡単に駆除!【注意点も紹介】
「コバエをすぐになんとかしたい!」という場合は、コバエを掃除機で吸いこんで駆除する方法がおすすめです。コバエを掃除機で吸い込むと、その吸い込む力によってコバエが死んでしまいます。さらに、ほかのゴミとまとめて処分することも可能なので、手間をかけずに駆除ができるでしょう。
なお、コバエを掃除機で駆除するときはノズル部分を外してから吸うのがコツ。パイプのみにすることで、本体が軽くなり掃除機の操作がしやすくなります。コバエを掃除機で吸う際は、周りの家具などにぶつけないように注意することが大切です。
また、殺虫剤を撒いた部屋で掃除機を使うのは大変危険なのでやめましょう。なぜなら、殺虫剤のなかには「可燃性ガス」が含まれていることがあり、これを掃除機が吸い込むことによってモーターなどに引火し、火災になる可能性があるからです。すでに殺虫剤を使っていた場合は、そのまま殺虫剤だけを使って駆除をするようにしてください。
自作のコバエトラップを活用する【トラップの種類や作り方を紹介】
夜や早朝など時間帯的にコバエを掃除機で吸えない、わけがあり掃除機が使えないといった場合は、罠を仕掛けてコバエを駆除してみましょう。市販のコバエ駆除剤でも十分効果的ですが、家庭内で使用することも多い食品などを使って駆除をすることも可能です。
以下の記事では、身の回りにあるもので使ってコバエが駆除できるトラップの種類をご紹介しています。コバエの種類によって有効なトラップが違うため、参考にしてコバエを的確に駆除してみてください。
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また、コバエの成虫の駆除がうまくいったら、ついでに幼虫や卵の駆除もあわせておこなうことがおすすめ。コバエの発生源をしっかりと対策することで、今後コバエがわいて悩むことも少なくなるでしょう。
コバエの幼虫や卵を駆除する【発生源と場所ごとの対策方法】
コバエの発生を予防するには、コバエを掃除機で吸うのが一番効果的な方法です。さらに、コバエが発生しやすい箇所を念入りに掃除しておくことも重要なポイントになります。成虫を駆除したあとも家の中に残っているコバエの幼虫や卵を、掃除をすることで駆除できるからです。ここで、コバエの発生源になりやすい場所ごとに対策法を解説していきます。
発生源【1】トイレ
コバエの幼虫や卵の発生源として考えられるのがトイレです。とくにコバエの種類のひとつである「チョウバエ」は、水気や汚れが多い部分に卵を産み付けに来ることが多いので注意が必要です。貯水タンク内部のような場所まで発生することもあるため、念入りな掃除が必要になります。
トイレの貯水タンク内部を掃除するときは、かならず止水栓を閉めるようにしましょう。止水栓を閉めていないと、掃除中にタンクから水があふれるおそれがあるためです。貯水タンク内部の汚れを取ったあとは、洗浄剤を入れておくことで効果的にコバエを対策することができます。
また、便器の排水口もコバエにとって繁殖しやすい場所なので汚れが多ければそちらも掃除する必要があります。さらに、古いトイレブラシなどの掃除用具がコバエの発生源になることも。そのため、古いトイレブラシなどは新しいものに交換しておきましょう。
発生源【2】キッチン
トイレと同じく、水回りで汚れの溜まりやすい場所であるキッチンもコバエの発生源なので、こまめな掃除が必要になります。とくに三角コーナーや排水口はコバエが卵を産み付けることが多いので、なるべく清潔に保つことが大切です。
キッチンの場合も三角コーナーや排水口を念入りに掃除することで対策が可能。さらに、発生源に60度以上まで温めたお湯を流すことで、コバエの幼虫や卵を駆除することもできます。なお、お湯を排水口に流すと排水管にダメージが出るおそれがあるため、気になる方は替わりにパイプクリーナーや漂白剤を使用するのがおすすめです。
また、三角コーナーの生ゴミは放置せず、早めに処分をすることを心掛けましょう。生ゴミをゴミ箱に捨てるときも、袋を閉じたりフタを閉めたりしてコバエが卵を産みに来ることを防ぐようにしてください。
発生源【3】お風呂場
お風呂場の場合は排水口周りや、「エプロン」とよばれる浴槽の側面を保護するカバーの周りが、幼虫や卵のおもな発生源となります。これらの場所は皮脂で汚れていたり、カビが繁殖したりすることが多いため、清潔にしておかなければなりません。
お風呂場の排水口を掃除するときは、キッチン掃除と同様に漂白剤などを使ってしっかりと汚れを落とすようにしてください。
エプロンの周りを掃除するときは、先にエプロンを外しておいてから、60度以上のお湯を流して汚れを落としていきます。このとき、エプロンや浴槽の側面にカビが発生していれば、カビに対応した洗剤を使って除去しておきましょう。
発生源【4】リビング
水周りだけでなく、リビングに置いてあるゴミ箱からコバエが発生することもあります。たとえば、食べ物の残りかすや生ゴミといったものを長時間放置していると、そこからどんどんコバエが繁殖してしまうでしょう。種類にもよりますが、産み付けられてから1日で孵化するコバエもいるので油断は禁物なのです。
コバエの幼虫や卵を増やさないように、リビングのゴミ箱内にあるゴミはなるべくその日のうちに捨てるようにしましょう。ゴミとして捨てるときは、孵化したコバエが外に出ないように袋の口をよく縛っておくことが大切です。また、それと合わせてゴミ箱の底やその周辺に防虫剤を付けておくことで、コバエの駆除につながります。
どうしてもコバエを徹底駆除したい……そんなときはプロに相談
今回ご紹介したコバエを掃除機で吸う駆除方法や、幼虫と卵の予防方法でもコバエを対策することは可能です。しかしコバエは繁殖能力が非常に高く、一匹でも侵入・繁殖を許すとそこから大量発生してしまうおそれもあります。
そのため、根本的なコバエの駆除をしたいのであれば、害虫駆除のプロに相談するのがおすすめです。害虫駆除のプロなら、より早くて確実にコバエを駆除することができるでしょう。
害虫駆除業者の選び方
コバエなどの害虫駆除業者を選ぶ際は、以下の3つのポイントに気を付けてみてください。
- 実績豊富な業者を選ぶ
- 保証期間に注目する
- 相見積りを取る
とくに気にしておきたいのがその業者の実績の高さ。駆除実績の豊富な業者であればコバエを掃除機で吸うよりも効果的に対策することができるでしょう。さらに、保証期間が付いているかなどサービスのよさも忘れずにチェックしておきたいポイント。業者のホームページなどを見て駆除実績とサービスの質を確認することが大切です。
また、納得のいく値段でコバエ駆除をしたいのであれば、複数の業者から相見積りを取ってもらうのがおすすめ。もし相見積り先の業者選びに困っているのであれば、その1社として弊社を加えてみてください。弊社ではコバエ駆除に必要な現地調査が無料でおこなえる業者の紹介ができ、キャンセル料も無料のため相見積り先として最適です。