紙につく虫「チャタテムシ」の駆除方法と大量発生を防ぐ対策【決定版】|害虫駆除110番|クロアリ・ダニ・ムカデなどの害虫トラブルを即解決

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紙につく虫「チャタテムシ」の駆除方法と大量発生を防ぐ対策【決定版】

ダニじゃない! チャタテムシの予防・駆除 大量発生を予防しよう

紙にちいさな虫がくっついていたり、びっしり住みついていている、なんてことがあったらびっくりしてしまいますよね。ごま粒よりも小さく、見るのもやっとな大きさだと「もしかしたら紙に住むダニ?」と思う方もいるのではないでしょうか。

実はそれ、ダニではなく「チャタテムシ」かもしれません。ダニは紙を食べないので紙にくっついている、なんてことは滅多にないのです。「チャタテムシ」のことを「紙ダニ」と呼ぶ地域があるため、チャタテムシがダニと誤解されているのかもしれませんね。

今回は紙に住みつく害虫の中でも最もよく知られている「チャタテムシ」について解説します。

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紙に付くダニ「チャタテムシ」とは?

「チャタテムシ」という名前を始めて聞いた方もいるかもしれません。そもそもチャタテムシとはどんな虫で、ダニとはどう違うのでしょうか。

チャタテムシって何者? その正体とは

チャタテムシはダニとは異なる系統の昆虫です。大きさは1~2mm、大きな種類ですと7mmもあります。「チャタテムシ」は「茶立虫」とも書き、チャタテムシが鳴らす音が「お茶を立てる」音に似ていることから、チャタテムシという名前がつきました。

雑食性で、紙以外にも皮製品や乾物、昆虫の卵や菌類などなんでも食べます。紙だけを食べる虫ではないのですね。ジメジメして蒸し暑い多湿なところを好み、乾燥と寒さが苦手です。

ダニ・シラミと間違えやすい! チャタテムシを簡単に見分ける方法

ちいさな虫がたくさん群がっていると、「もしかしてダニ……?」と思ってしまいがちです。しかしダニとチャタテムシとでは、実際に受ける被害や対策方法が異なりますので、しっかり見分ける必要があります。

コナヒョウダニやツメダニといった、家庭内でよく見られる種類のダニは大きさが1mmにも満たないのです。そのため、肉眼で確認しても細かなチリやホコリのように見え、一目でダニと認識することは非常に困難です。

それでもマダニやイエダニ、タカラダニといった、肉眼で確認できる種類のダニもいます。見た目としては、クモのように脚が8本あり、身体が丸っこいのが特徴です。

一方、チャタテムシは足が6本で、ハエやシロアリのように体の節目がはっきりしています。羽が生えている種類があるのもダニとは大きく異なる特徴です。ちいさな種類でもダニより大きく、1匹でうろついていても肉眼で確認できます。

大量発生・アレルギー発症のおそれもあります

大量発生・アレルギー発症のおそれもあります

チャタテムシは人間を刺したり、病気を媒介したりしないので、基本的には無害です。しかしチャタテムシは繁殖力が強いので、油断しているとどんどん繁殖して増えてしまいます。

また、チャタテムシそのものは無害でも、場合によってはアレルギーを発症することがあるかもしれません。

放っておくと大量発生します!チャタテムシが繁殖しやすい環境

湿気の多い場所は、チャタテムシにとってはとっても快適な環境といえます。特に梅雨のようなジメジメして蒸し暑い時期は、チャタテムシにとってはパラダイスです。さらにチャタテムシはオスメスの区別がなく、1匹だけでも卵を産むことができるものもいるため、どんどん数を殖やすことができてしまいます。

チャタテムシの餌がある場所にも注意しなければなりません。特に古新聞や段ボールといった古紙を置きっぱなしにしていると、そこに生えるカビや紙そのものがチャタテムシの餌になってしまいます。

また、ダンボールや古新聞の中は温度や湿度が一定に保たれているので、チャタテムシが快適に暮らすことができてしまいます。紙以外にも乾物やお米、植物やほこりまで食べるので、チャタテムシのエサを取り除くことはほぼ不可能といってよいでしょう。

中でも小麦粉のような粉ものは要注意です。いくら密封しようとしても、チャタテムシが入り込めるような隙間があっては意味がありません。1匹でも入り込めば、そこから大発生してしまいます。

寒い時期でも注意が必要です。チャタテムシは湿度が低いと成長することができず、気温が低いと死んでしまいます。しかし、冬場は人が住みやすいよう、暖房器具で温度が一定に保たれていることがほとんどでしょう。

そこにチャタテムシが好んで食べるものが置きっぱなしにしてあれば、チャタテムシが生活できる環境は整ってしまいます。また、窓に結露ができれば湿気が確保され、チャタテムシの餌となるカビが発生します。このため、四季に関係なくチャタテムシが暮らせる環境は整っているといえます。

チャタテムシだけじゃない!?ダニが繁殖してしまう原因にも

「ツメダニ」というダニをご存知でしょうか?

「チャタテムシの話をしているにどうしてダニ?」と思うかもしれません。実はこのツメダニ、チャタテムシのような小さい虫をエサとしているのです。

ツメダニはエサとなる虫に口を突き刺して体液を吸います。これだけでは人間には無害に思えるかもしれません。しかし、ツメダニは間違って人間を刺してしまうこともあります。刺されてしまうと激しいかゆみや炎症が起きてしまうほか、ツメダニの糞や死骸が原因でアレルギー症状を引き起こしてしまうこともあるのです。

また、チャタテムシが好む環境はダニが好む環境でもあります。ツメダニだけではなく、人間を直接刺す種類のダニの温床にもなってしまうのです。

アレルギーを発症してしまうことも!

チャタテムシそのものは人間の血を吸ったり、感染症の病原菌を媒介したりしない、無害な昆虫です。それにもかかわらずアレルギーを発症してしまうとは、いったいどういうことでしょうか。

実は、雑食性のチャタテムシはエサとしてカビを食べることがよくあります。チャタテムシが食べるカビの中には、呼吸疾患を引き起こすアレルギー物質が含まれているものもあるのです。

これにより、チャタテムシがくっついた食べ物をうっかり食べてしまったり、空気中に舞い上がったチャタテムシの死骸や糞を吸い込んでしまうと、アレルギー反応によりぜんそくを引き起こすおそれがあります。

だからこそ、健康のためにもきちんと駆除することが大切!
徹底的に駆除するなら害虫駆除業者に依頼しましょう。
業者への依頼をご検討の際は、ぜひ当サイト「害虫駆除110番」の無料相談窓口までお問い合わせください。

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チャタテムシの予防・駆除決定版!

チャタテムシが住みついてしまうと、私たちの生活にさまざまな影響を及ぼします。しかも、一度にたくさん繁殖してしまうため、1匹ずつ退治してもキリがないでしょう。よく注意して目を凝らさないと見つけられない大きさであるため、「気がついたら大量発生していた」なんてことにもなりかねません。

では、どうすればチャタテムシの発生を防ぐことができるのでしょうか?以下にチャタテムシの住みつきを防ぐ方法と駆除方法をまとめました。よろしければぜひ参考にしてみてくださいね。

チャタテムシをはびこらせない! 増殖を防ぐ方法3つ

(1)温度、湿度の管理
チャタテムシは高温多湿の環境を好みます。それを利用して、お部屋をチャタテムシが住みづらい環境にしましょう。お住まいの環境によって具体的な値は変わってきますが、温度が25~29度、湿度が75%以上である環境を好むといわれています。

一方で、チャタテムシの苦手な温度は15度、湿度は55%といわれています。季節によっては、温度と湿度の両方をコントロールすることは難しいという場合もあるでしょう。そのような場合は湿度だけでも低くなるようにコントロールしてみましょう。

しかし、注意しなければならない点もあります。温度をコントロールしているお部屋と外の温度に差がありすぎると、結露が発生するのです。結露が発生すると、湿度が上がってしまうだけでなく、チャタテムシのエサとなるカビが発生します。

そのため、チャタテムシの苦手な温度と湿度をそのまま設定すればよいというだけでなく、お部屋の環境季節に合わせてうまくコントロールしなければなりません。

具体的には、以下のような方法が挙げられます。

  • 冷房、暖房の温度設定を適切な温度にする
  • 暖房器具を使いすぎない
  • 冬場はこまめな換気をおこない、湿度を調整する

チャタテムシの対策をする際は温度、湿度の設定は常に気を配っておきましょう。

(2)すみかやエサになるものを適切に管理する
・古紙
本だけではなく、古新聞や段ボールを置きっぱなしにしてはいませんか?

これらの古紙がゴミ置き場や押し入れといった湿気がこもりやすい場所に長期間置かれているとチャタテムシの住みかになってしまう恐れがあります。

一番シンプルな予防方法は、定期的に処分することです。しかし、古紙を工作や日曜大工といったことに利用するため、あえて保管しているという方もいるかもしれません。そういった場合は、温度管理がされている部屋で保管したり、清潔な状態を保っておくなど、チャタテムシが増えにくいように保管しておきましょう。

・食品
チャタテムシは雑食であるため、小麦粉やかつおぶし、パスタや乾麺などなんでも食べます。常温で保存している食品は、チャタテムシが好む温度や湿度の状態で保存されていることが多いため、特に注意しなければなりません。

しっかり密閉できる容器に保存するのも良い方法ですが、チャタテムシが住むことのできない冷蔵庫に思い切って保管してしまうのもひとつの手です。

特に小麦粉や砂糖といった粉末の食品は、チャック付きの袋で販売されているものが多いため、一見すると密閉できているように見えます。しかし、何度も使っているうちに中身がチャックの溝にこびりついてしまい、そこからチャタテムシが発生してしまいます。ですので、このような粉末状の食品も蓋の溝に粉がつきにくい密閉容器保存するか、冷蔵で保管しておくとよいでしょう。

(3)清潔にしてチャタテムシのエサとなるものを取り除く
こまめに掃除することで、チャタテムシのエサとなるものをぐっと減らすことができます。

・カビ
チャタテムシはカビそのものをエサとするため、こまめに取り除きましょう。特にお風呂場周りやトイレ、キッチン周りはチャタテムシが好む湿気がこもりやすいので注意が必要です。

・チリ、ホコリ
チリやホコリにはチャタテムシが食べるカビや虫の残骸、人間のフケや抜け毛がまざっています。普段掃除する場所だけではなく、部屋の隅や家具の裏側、押し入れなども手が行き届きにくい場所にもホコリがたまってないか定期的にチェックしましょう。

チャタテムシが発生したらどうする? 効果的な駆除方法3つ

すでにチャタテムシが住みついていたら、被害をできるだけ抑えるために駆除しなければなりません。

(1)殺虫剤、防虫剤を使う
最も効率のよい方法といえます。お部屋全体から押し入れやタンスといった目の届きにくい場所には、殺虫成分を含んだ煙をお部屋に充満させるタイプのものを使うとよいでしょう。何度も殺虫剤を使うことがないように、タンスのすき間や高い場所といった手の届かないところには防虫剤を使って、チャタテムシの侵入を防ぎましょう。

(2)アルコールを使う
「薬剤を使うのは自分や家族の身体に害がないか不安……」という方は、人体にほとんど害のない消毒用アルコールスプレーを使うのもよいでしょう。チャタテムシはゴキブリのような強い虫ではないため、消毒用アルコールスプレーを吹きかけると効果があります。また、チャタテムシだけでなくチャタテムシが好むカビも一緒に除去できるのもポイントです。

消毒用アルコールスプレーはドラッグストアだけでなく、スーパーや100円ショップなどで比較的気軽に入手できます。手軽に実践できるのも大きなメリットといえますね。

徹底的に駆除するために大切なポイントを紹介!

徹底的に駆除するために大切なポイントを紹介!

油断するとどんどん現れるチャタテムシ。確実に駆除するためには、チャタテムシが現れる場所に応じて徹底的に対策していく必要があるのです。

そこで、ここでは「薄暗い場所」「湿気が多い場所」といったチャタテムシが発生しやすい場所に応じた駆除方法を紹介します!ぜひ参考にしてみてくださいね。

また、チャタテムシの駆除に成功してもそれで終わりではありません。温度や湿度のコントロール、チャタテムシのエサとなるものの除去など、チャタテムシが発生しない環境を作り、維持していくことが大切です。チャタテムシ対策の際はお部屋の環境を見直すことを強くおすすめします。

薄暗く湿気がこもりやすいタンスや押し入れ

押し入れやタンスは日光が当たらず湿気もこもりやすいため、チャタテムシにとって快適な環境が整いやすいということをご存知でしょうか?「知らない間にチャタテムシがたくさんいた……」という経験をした方もいるかもしれません。

タンスや押し入れはこまめに掃除することが難しいため、燻煙殺虫剤を使うのが効果的です。もちろん、タンスや押し入れピンポイントで使うと煙の量が多すぎるのでお部屋全体に煙を充満させておいてかまいません。

殺虫剤の散布が終わったら、目の届かない間にチャタテムシが入り込まないよう、防虫剤を使って侵入を阻止しましょう。

布団や衣服についてしまったチャタテムシの駆除方法

衣服や布団にもチャタテムシがついていると、その場で振り払ってしまいたくなるかもしれません。しかし、部屋中にチャタテムシまき散らしてしまうことになるため、むやみに振り払ってはいけません。

衣服や布団は、振り払わずに熱を使って死滅させます。薬剤を使わないので安全に死滅させることができます。衣服は洗濯乾燥機を使います。布団や枕は布団乾燥機を使って除去しましょう。

乾燥機を使う際は60度で10分、50度なら30分以上熱を当てる必要があります。一番高い温度に設定して熱を当てましょう。暑い夏の日であれば、日光にさらしておくのもよいかもしれません。

洗濯乾燥機や布団乾燥機がない場合、ドライヤーやアイロンで代用することもできます。暑い夏の日であれば、衣服は黒いビニール袋に入れて日光にさらしておくのもよいかもしれません。

また、持ち運ぶときにチャタテムシをまき散らさないよう袋や網目のないカゴを使って運ぶことをおすすめします。

湿気がこもる水回り!結露がたまる窓際にも注意!

トイレやお風呂場といった水回りは、お部屋と一緒に燻煙殺虫剤を使って死滅させることもできます。しかし、煙が行き届かなかったり、家族がいて燻煙殺虫剤を使うタイミングがないかもしれません。

そのような場合は、エタノールを使って除去しましょう。お風呂やトイレ用の洗剤を使ってもかまいませんが、カビを根こそぎ除去するような塩素系の洗剤を使うことをおすすめします。塩素系の洗剤を使用することで、チャタテムシのエサとなるカビも除去できます。

窓際も同じように、カビを除去し消毒用アルコールをスプレーしておきましょう。結露は事前にしっかり拭き取っておきます。

手入れが面倒……畳や障子についたチャタテムシの駆除方法は?

障子の紙は湿気を吸うため、チャタテムシが集まりやすい場所です。しっかり掃除したいところですが、デリケーな障子の紙にアルコールや洗剤をかけたりすることはできません。

そこで、燻煙殺虫剤を使いお部屋と一緒に殺虫します。煙なので障子の紙や枠全体に薬剤が行き渡ります。タタミについたチャタテムシは、消毒用アルコールや殺虫剤で比較的簡単に駆除できますが、畳の裏側にも住みついていることがあるので注意が必要です。

畳を裏返すための器具「畳敷き込みかぎ」を縁の布の部分に引っ掛けて裏返してみましょう。かぎがなければマイナスドライバーでも代用できます。

チリ、ホコリがたまっていればきれいに掃除してください。その後、消毒アルコールや殺虫剤を散布して駆除をおこないます。

チャタテムシとは姿が違う……。そんな場合は「シミ」「シバンムシ」かも

ダニやチャタテムシ以外にも紙を食べる虫がいます。ここでは、チャタテムシ以外で紙を食べることで知られる、「シミ」「シバンムシ」の特徴と駆除方法を簡単に解説します!

シミ(紙魚)の特徴と駆除方法

シミは銀色で、ダンゴムシが平らに細長くなったような見た目をしています。全身が鱗粉でおおわれているため、指でつまむと滑り落ちてしまい、うまくつまむことができません。

うまくつまめたとしても身体が非常に柔らかいので触角や尾が切り落ちてしまうのです。チャタテムシ同様雑食で、紙以外にも人間のフケや乾燥食品をエサとしています。

シミは人間を刺したりしませんし、アレルギーや病原菌を媒介したりもしないので、駆除する必要はありません。ですが、その異様な見た目から、「シミが家にいることが耐えられないから駆除したい」という方もいるでしょう。

シミはチャタテムシ同様、殺虫剤を使ったり お部屋の湿度を下げたりするのも効果的ですが、最も効果的なのは、シミが好物のでんぷんを含むジャガイモを使ったホウ酸団子を使うことです。

ジャガイモ1~2個ふかして潰し、そこにホウ酸を小さじを1杯混ぜて団子にします。紙皿などに盛り付け、シミがよく出る場所に2日以上置いておきましょう。すると、シミが団子の下に潜り込んでいるので団子ごとそのまま捨ててしまいます。

ただし、ホウ酸は毒物ですので、ペットやちいさなお子さんがいるご家庭での使用は控えましょう。

シバンムシ(死番虫)の特徴と駆除方法

シバンムシはカナブンのような見た目で、大きさはおよそ1~2mmほどです。チャタテムシよりも強い雑食性で、ハーブやトウガラシ、メンソール系のお菓子まで食べます。チャタテムシやシミとは異なり、幼虫は芋虫なので見た目による精神的ダメージも大きいです。

駆除の際には殺虫剤を使います。シバンムシは一部の薬剤に耐性があるため、ゴキブリやハエの用の殺虫剤では死滅しません。「不快害虫用」の殺虫剤を使用しましょう。

チャタテムシやシミ同様、燻煙殺虫剤がおすすめですが引き戸や家具のすき間に入り込んだシバンムシの駆除はスプレータイプの殺虫剤を使ってみましょう。

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