自分でシロアリ駆除!煙を使って効果的に床下から撃退・予防する方法
シロアリを煙によって駆除する方法は、自分でも比較的簡単にできる方法のひとつです。煙を使う以外にもシロアリに燻煙剤を使う以外にも効率的な駆除方法もあるのです。このコラムでは、自分でシロアリを煙により駆除する方法とシロアリ再発の予防法と重要性についてご紹介します。ぜひシロアリ駆除と防除にお役立てください。
目次
- 燻煙剤の特徴と使い方
- 燻煙剤にはメリット・デメリットがある
- お子様やペットへの安全性を検討する
- 燻煙剤は床下に設置する
- シロアリ用燻煙剤を使う前にすき間を埋める
- シロアリ用燻煙剤を使う前に家財道具を保護する
- シロアリを煙以外で駆除する方法もある
- ベイト剤(毒エサ)を使ってシロアリを駆除する
- バリア工法(散布剤)でシロアリを駆除する
- 土壌処理でシロアリを駆除する
- ベイト剤設置やバリア工法は業者に頼むメリットがある
- シロアリ駆除を大手または個人業者に依頼するか考えてみる
- 大手と個人業者のメリット・デメリットを比較検討する
- よりよい条件でシロアリ駆除依頼するには相見積りをする
- シロアリ駆除をしたあとは予防をしましょう
- シロアリ被害の予防がもっとも大切です
- シロアリが好まない環境を作る
- シロアリ用駆除剤を定期的に使用する
- 家の修繕をして、予防措置をしてもらう
燻煙剤の特徴と使い方
シロアリは、燻煙剤(くんえんざい)である程度の駆除が可能です。燻煙剤はなかの薬品を水蒸気状にして空間に充満させ、空間内の病害虫の表面に付着させることで殺虫効果を発揮する駆除グッズです。
燻煙剤はスーパーやホームセンターなどで入手することができます。市販の燻煙剤を買ってきて設置するだけならば、ご自分でもシロアリ駆除ができると考える方も多いでしょう。これから燻煙剤の特徴と具体的な使い方・使用する際の注意点をご紹介します。
燻煙剤にはメリット・デメリットがある
ここでは燻煙剤を使って実際に煙を使ってシロアリを駆除する場合のメリット・デメリットをご紹介します。
まず、メリットとしては安価で使用するのが簡単である、ということです。ホームセンターやスーパー、インターネットで誰でも簡単に入手できるうえ、水を入れて床下などに置くだけなので比較的簡単に使用できます。
デメリットとしては、使用中は部屋を密閉して外出しなければいけないことです。あとで説明しますが、使用前の準備も必要です。
また、直接燻煙剤の水蒸気をあびたシロアリには殺虫効果があるものの、木や壁の内部に侵入しているシロアリに対しては効果を発揮できません。予防剤としての効果もありますが、効果が続くのは一定期間なので定期的に使用する必要があります。
このように燻煙剤を使用したシロアリ駆除は一定の効果は認められるものの、完全に駆除することはむずかしいといえます。つまり、ある程度低価格で自分でメンテナンスをする、という目的で使用するならよいのです。
のちほど徹底的に家のなかのシロアリを駆除して再侵入を防ぐ方法もご紹介しますのでご覧ください。
お子様やペットへの安全性を検討する
市販の燻煙剤は、哺乳類に対しては比較的安全な薬品が使われています。しかし、安全であるとはいえ小さなお子様がいらっしゃったりペットを飼ってたりする家庭では、健康面での影響がないか心配になる方も多いでしょう。
大人には影響がなくても、体が小さく肌も敏感である小さなお子様の場合は湿疹やアレルギー症状が発生するおそれがあります。直接肌に触れるものやお口に入れてしまうかもしれないものなどに薬品がつかないように保護が必要です。
ペットがいる場合も、哺乳類への安全は確認されている場合がほとんどですが、体が小さく敏感なペットに万が一のことがないともいえません。使用する場合はお子様やペットと一緒に外出し、帰宅後は十分な換気をしましょう。
哺乳類以外の爬虫類、両生類、魚類であるペットの場合は燻煙剤の毒性を強く受けてしまいます。使用中を含め、3日以上は水槽ごと避難させて部屋に戻さないようにしましょう。
燻煙剤は床下に設置する
シロアリの多くは床下に潜んでいるので、燻煙剤は床下に設置しましょう。もしかするとシロアリ駆除をしようと思われたきっかけは部屋のなかでシロアリを見かけたからかもしれません。
しかし、もともとシロアリは土のなかに住んでいて、木材をエサにしています。シロアリはじめじめした床下で腐りかけた床下の木をつたって家のなかに侵入してきているのです。そのような理由で駆除をおこなう場合はおもに床下での駆除が必要となるのです。
シロアリ用燻煙剤を使う前にすき間を埋める
シロアリ用の燻煙剤を使う際には、床下の空間から煙が逃げて効果が薄まらないようにすることが大切です。そこで燻煙剤を使用する前に、すき間から薬剤の煙がもれないように床下空間の気密性を高める準備しなくてはいけません。
家の外部にある床下の換気口は養生テープやビニールなどでふさぎます。屋内にある排水口まわりのすき間、床下収納庫まわりのすき間も養生テープなどでふさぎます。
煙が逃げないように準備ができたら、床下などに燻煙剤を設置しましょう。
シロアリ用燻煙剤を使う前に家財道具を保護する
シロアリ用燻煙剤を使う前に、薬剤がつかないように家財道具を保護する必要があります。燻煙剤の煙はただの水蒸気ではなく薬品が含まれています。銅製品や真ちゅうなどの金属製品、木製の家具などは薬品により表面がさびたり変色したりするおそれがあるのです。
家財道具の変質や変色を防ぐために新聞紙やビニールで保護しておきましょう。家財道具以外にも、火災報知機があれば誤反応を防ぐために保護します。
ここまで、燻煙剤の特徴と具体的な使い方・使用する際の注意点をご紹介してきました。燻煙剤の使用は簡単なようで面倒なことが多いかもしれません。しかも、すべてのシロアリに効かないならば、使用するのを躊躇してしまうという方も多いのはないでしょうか。
お子様やペットのことが心配、わずらわしい作業は苦手だし徹底的にシロアリを駆除したいという方には害虫駆除に詳しい業者に依頼するのがおすすめです。弊社にご連絡いただければ害虫駆除に詳しい業者をご紹介できます。
契約前のキャンセルは無料ですので、お気軽にお電話ください。24時間365日ご相談を受け付けております。
シロアリを煙以外で駆除する方法もある
前章では煙を使ったシロアリの駆除についてご紹介しました。燻煙剤によるシロアリ駆除では、安価で一定の効果は認められるものの屋内のシロアリを完全に駆除することはできません。
ここからは燻煙剤以外の方法で、さらに効果的に家のなかのシロアリを駆除して再侵入を徹底的に防ぐ方法をご紹介します。
ベイト剤(毒エサ)を使ってシロアリを駆除する
ベイト剤とは毒エサのことです。シロアリにはエサを巣に持ち帰る習性があります。それを利用して、ベイト剤を家の周りの地中や被害に遭っている木材付近に設置して、シロアリに巣まで運ばせるのです。
そうすれば、巣にいるシロアリをまとめて駆除することができます。家庭用のベイト剤は800円~5,000円くらいで入手することができます。
バリア工法(散布剤)でシロアリを駆除する
シロアリ防除のための散布剤は、床下の木材に散布して使用します。散布用の薬剤は、大型のホームセンターやインターネットで入手可能です。
使用する薬剤の種類や量にもよりますが、3,000円くらいから販売されていています。参考までにシロアリ対策の団体などが推奨しているもので400ml入り(50倍希釈で20平方メートルに使用可能)8,000円程度です。
薬剤を使うので、防塵用のマスク、ゴーグル、作業着、手袋などが必要です。また床下の暗い場所での作業となるため、なかなかハードルの高い作業かもしれません。
業者のおこなう場合のバリア工法ですと、木材表面への薬剤散布にくわえて、木にドリルで穴をあけて薬剤を詰め込み、穴に栓をするという方法もあります。この木部処理により内部にいるシロアリにも効果を発揮できるのです。しかも、シロアリに木の内部を食害されない予防効果も期待できます。
土壌処理でシロアリを駆除する
シロアリはもともと土のなかに住んでいます。土から家のなかへシロアリが侵入してくるのを防ぐためにおこなうのが土壌処理です。土壌処理をバリア工法と一緒におこなうことが徹底したシロアリ駆除と防除に効果的です。
土壌処理は床下と地面の接する付近の土壌や基礎部分に薬剤を散布して施工していきます。土壌処理用の薬剤は、大型のホームセンターやインターネットで入手できます。
使用する薬剤の種類や量にもよりますが、2,000円くらいから販売されていています。参考までにシロアリ対策の団体などが推奨しているもので100g入り(100倍希釈で約9L分使用可能)で3,000円前後です。
ベイト剤設置やバリア工法は業者に頼むメリットがある
ここまで、煙を使った方法以外での自分でシロアリ駆除する方法をお伝えしました。DIYが得意な方なら自力で薬剤を入手してやってみるのもよいかもしれません。
でも、「床下にもぐって薬を散布するなんて怖い!」「具体的にどこにどれくらい散布すればいいかわからないし、業者に頼んだほうがいいのかもしれない」、と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ベイト剤は巣に持ち帰って食べてもらわないことには効果を発揮できません。そのため、どこに設置すれば効果的なのか見極める経験と知識が必要です。害虫駆除に詳しい業者なら、適切な場所にベイト剤を設置することができます。
また、バリア工法をおこなうには床下で薬剤を散布しなくてはいけません。慣れない閉所での作業は危険を伴います。しかも、バリア工法の説明で少し触れましたが、木にドリルで穴をあけておこなう処置などは高いレベルの知識や技術力が必要です。知識や技術がないと、穴をうまく開けられずに家の強度をそこなうことになりかねません。
それにバリア工法で使用する薬剤については、業務用のものは家庭用より強力です。業務用の薬剤は取り扱いがむずかしい代わりに効果が強くなっています。それならば効果の強い薬剤を使って業者にお願いするのが効率的であるといえるのではないでしょうか。
保証期間のある業者にシロアリ駆除と予防を頼むと定額の支払いで安心が変えるのではないでしょうか。弊社ではシロアリ駆除を得意とする業者を365日24時間ご紹介することができます。
どこに頼めばいいかわからないという方は、相談だけなら無料ですのでお気軽にお電話ください。
シロアリ駆除を大手または個人業者に依頼するか考えてみる
シロアリ駆除を業者に頼む場合は、大手に依頼するか個人業者など小規模業者に頼むかで価格相場に差があるといわれています。どちらがいいとは一概にはいえないのです。価格相場にくわえて、サービスや施工内容にも触れて、それぞれの一般的なメリット・デメリットをご紹介します。
大手と個人業者のメリット・デメリットを比較検討する
大手のシロアリ駆除業者に依頼するか、個人業者に依頼するか決める前に一般的な傾向を比較してみましょう。価格の安さ優先なのか、安心の保証が大切なのか駆除を依頼する人の価値観によって変わるのではないでしょうか。
とはいえ、大手だからどれくらい高いとか個人業者だから時間の融通が利くとか一概にはいえません。
メリット | デメリット | |
大手 | 数年間の保証や割引がある 一人一人の教育が行き届いていて技術が高い |
ブランド力があるので高価格になりがち 会社組織なので時間の融通がきかないことも |
個人 | 低価格な料金設定 日時など臨機応変な対応が可能な場合も |
技術格差がある 廃業したら保証がなくなる |
よりよい条件でシロアリ駆除依頼するには相見積りをする
ここまで、シロアリ駆除を大手または個人業者に業者依頼する際のメリット・デメリットの傾向を見てきました。
では、同じ大手同士または個人業者同士ならどうやって決めたらよいのでしょうか。個人業者であっても近隣にライバル店がない場合は高価格なことも考えられます。また大手同士であっても値段設定の方法が違うとシロアリ駆除費用が変わってくるはずです。
やはり質のよいサービスを低価格で受けられるのがよいでしょう。そのようなときは数件の業者で相見積りを取って、内容の詳細と価格を比較検討するのがおすすめです。その際には作業内容と料金を細かく教えてもらうことも重要です。
一般的に業者に頼むと平均で1平方メートルあたり2,000~3,000円くらいかかるといわれています。自分で一回に買う薬剤代よりは高くなってしまうでしょう。ただし、業者に依頼すれば定期的なメンテナンスサービスや保証が含まれていることが多いのです。
どこの業者に相見積りをしたらいいかわからないし、面倒だと感じる場合は弊社にご相談ください。提携しているたくさんの業者のなかからお客様のご希望に合う業者をご紹介いたします。
たくさんの業者に見積りを依頼するのは面倒だしよくわからないという方は、お気軽にご相談ください。ご相談は無料で365日24時間受け付けております。
シロアリ駆除をしたあとは予防をしましょう
シロアリ駆除のあとには予防をすることが大変重要となります。なぜならシロアリは再び家に侵入してくるおそれがあるからです。予防の重要性と、どのようなことをして予防すればいいのかをこれからご紹介します。
シロアリ被害の予防がもっとも大切です
シロアリは自然に数万という単位で地中に生息しています。その上に家が建っているのですから、条件さえそろえば再び家に侵入してくるのが当然といってもいいでしょう。バリア工法のシロアリ駆除の薬剤には予防の効果もありますが、その効果は5年程度で切れるとされています。
新築住宅であった場合にも、5年ほど過ぎると新築時に床下に施工したシロアリ予防の効果はなくなってきているのです。そのため、5年を目途に定期的な予防の施工をしなければシロアリ再発のリスクが高まるといえます。シロアリのいない環境を手に入れるには、今そこにいるシロアリを駆除するだけでは不十分なのです。
予防にも決して安くない費用がかかりますので、もったいないと感じるかもしれません。しかし、もしもシロアリが再発してしまえばさらに高い出費が発生することになります。
何度も何度も駆除をしたり薬剤を撒いたりするのは時間もコストもかかります。被害がひどい場合には、床や壁がボロボロになって莫大な住宅修繕費用がかかってしまうのです。
つまり、定期的なメンテナンスや予防措置をおこなうことが結果的にさまざまなコストを節約することになるのです。被害に遭う前に予防しないと、駆除する費用と時間が必要になってしまいます。大切な家を守るためにも、余計な費用な時間を使わないためにも、シロアリ被害に遭わないように予防することをおすすめします。
シロアリが好まない環境を作る
シロアリをよせつけないためには、シロアリが好まない環境作りが大切です。一度シロアリ被害に遭った箇所はシロアリ被害に遭いやすい要件がそろっています。
- 家の近くにエサとなる木材やダンボールを置かない。
- 床下や庭木周りの風通しをよくして湿気がこもらないようにする。
- 床下換気口の前にものを置かない。
このような簡単な心掛けでシロアリが好まない環境を整えることができます。
シロアリ用駆除剤を定期的に使用する
シロアリを駆除する薬品は一度使っても徐々に効果が薄れてきます。そのため、効果が途切れないように定期的に使用することが重要です。
最初にご紹介した市販の燻煙剤の使用は、定期的に自分でおこなうには低価格で手軽にできる予防方法のひとつです。ただし、木のなかや壁の内部にいるシロアリには効果がないのです。
燻煙剤の使用は定期的に使用しないよりは使用したほうが防除の効果はあるでしょう。しかし木の内部やシロアリの巣まで効力を発揮するには、ベイト剤やバリア工法を正しく使うほうがシロアリ予防としても有効なのです。
家の修繕をして、予防措置をしてもらう
壁のひび割れや床のきしみがある場合には、早めの修繕をおすすめします。一度被害にあった場所は、シロアリ被害に遭いやすい条件がそろっているといえるのです。
家が傷んでいる状態では、一度シロアリ駆除をした場所でも再び土から家のほうへシロアリが進出してくることも考えられます。家の強度を守るためにも被害箇所を修復し、再び被害に遭わない措置が必要です。
外壁がひび割れていたり、家の壁から地面までの間に蟻道と呼ばれる泥や粘土のようなものでできた筋道が作られていたりすれば、シロアリの侵入が進んでいるサインです。放置するとシロアリに侵食されるおそれがあります。自分で修繕するのはむずかしいと感じる場合は業者に相談してみるのがよいでしょう。
修理して予防措置を講じたほうが結果的に費用をおさえることができます。
傷んだ場所の修繕や予防措置などシロアリ駆除についてどこへ相談したらいいかわからない方は、ぜひ弊社にお任せください。条件に合うシロアリ駆除の業者をご紹介いたします。費用に関してご心配な場合は、見積り後のキャンセルが無料の業者をご紹介することも可能です。
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