鳩のくちばしの付近についている白いこぶのような部分は、鼻瘤(はなこぶ)といいます。鼻瘤はびりゅうやろう膜と言われることもあり、鳩の他にもこの鼻瘤のある種類の鳥がいます。鳩瘤の形状は鳩の種類によって異なっていて、オスかメスかの判断をすることができたり、この鼻瘤の発達具合が鳩の群れのリーダーになれるかどうかの基準となるそうです。
私たち人間が体調を崩したときなどは、顔が青ざめたり赤くなったりしますが、鳩の場合は鼻瘤の色が変化するそうです。白色の鼻瘤が違う色をしていたら、その鳩は体調が悪いということなので近づかないようにご注意ください。鳩の糞や体内には人間に感染する病原菌も含まれていますので、何らかの病気を移されてしまう危険があります。そうでなくても、鳩の体表には雑菌やダニ・ノミなどが生息していますので、むやみに近づいたり触ったりすることは避けたほうが無難でしょう。