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草刈りを怠ることで起こりうるトラブル

2017.06.07

緑が溢れる季節になりました。寒い季節、元気のなかった植物たちも生き生きとしはじめましたね。ガーデニングやお庭の手入れも楽しくなってくる……その前に、遠慮なく生えてくる雑草に頭を抱えてはいませんか?
忙しいとなかなかお庭まで手が回らず、気付いた時には草が伸び放題、荒れ放題、というお庭の惨状……。お庭の雑草、そのままにしておくとなかなか厄介だとご存知の方も多いと思います。
改めて、草刈りを怠り、雑草を放置するだけで起こりうるトラブルをまとめてみました。よく言われる害虫、ご近所トラブルだけではありません。害獣も寄せ付ける!? 最終的には住宅劣化!? 空き巣に狙われやすくなる!?すこしショッキングな言葉を並べましたが、考え過ぎではないものばかりです。
今回は少し視野を広げて、二次被害、三次被害までみていきます。

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草刈り

草刈りを怠るだけで!?トラブルが広がる可能性

想像できるところから、「え!そんなところまで?」となる二次被害、三次被害まで早速みていきましょう!

▼害虫が寄せ付けるもの
雑草を放置すると害虫が寄ってくる……。お庭をガーデニングやお庭造りでせっかく整えているのに、お気に入りのお花や草木が害虫の餌食になるのは避けたいことですね。雑草に潜む害虫の中には人間にとってもおそろしいマダニもいます。
ここまでは想像の範囲で、よく言われていること。
害虫が発生するということは、害虫をエサとするものも寄せ付けてしまうことになります。
害獣です。主に虫をエサにするネズミですが、ネズミを引き寄せたあと、今度はネズミをエサにする害獣……ハクビシンやアライグマなども引き寄せてしまう可能性があります。原因が原因を引き寄せていくという正に負の連鎖です。
害獣がわたしたちの生活と住宅にもたらす被害は甚大です。害獣の保有する感染症やウイルスなど、健康被害の心配だけではなく、害獣の糞尿が住宅の劣化スピードを早める危険も考えられます。雑草をそのままにしてトラブルが広がると、草刈りの次は害虫・害獣駆除を行わなくてはいけません。
また、雑草をそのままにしておくと風通しや見通しも悪くなり、たやすく害獣に侵入を許してしまうことも考えられます。

▼美観の問題だけでなく、防犯上の心配も
雑草がたくさん生えていると見栄えがよくありません。せっかくお庭があるのに晴れた日にお子さんやペットを遊ばせられない、お客様をお迎えできないなど残念なことがたくさんあります。
外から見ても、雑草がそのままにしてあるお庭は管理されていないなあと感じますよね。
管理が行き届いていないということは、不審者を寄せ付けてしまう可能性もあります。それだけではなく、前でも書いた通り、やはり雑草を放置すると見通しが悪くなるので死角を作ってしまいます。盗難、放火、ゴミのポイ捨てなど、犯罪を助長させる危険があることを十分に念頭におき、家の外からも中からも適度にお庭が見通せるようにすることが大切です。
お庭の管理をすることは防犯にも繋がります。

特に空き地・空き家の管理をされている方は、上記のトラブルの危険性はグッと高まります。空き家で起こったトラブルはどんな理由があろうと、すべて土地所有者の責任となります。

よく言われるご近所トラブルにはどんなものがある?

草刈りを怠ると近隣トラブルにも広がる、とよく言いますが、具体的にはどんなものがあるのでしょう。上で挙げたトラブルを読んだ方はだいたい想像がつくと思いますが、草刈りから起こるトラブルは自宅だけのことで済まない場合も多いですよね。
害虫や害獣の被害は、近隣に及ぶことも当然あります。防犯意識の薄い家と犯罪者に認識されてしまえば不審者を寄せ付け、近隣の治安を悪化させてしまうことにもなりかねません。お庭を整えることは敷地内をしっかり管理することと同義です。ご自宅の美観だけのために行うのではないことを念頭におきましょう。
一度トラブルになってしまうと、信頼を取り戻すことは容易にはできません。

草刈りを行うときにも注意が必要です

▼熱中症・ケガなどに注意しましょう
これから草刈りや草むしりなどを行う方も多いと思います。雨上がりは草取りに最適だと言われていますから、梅雨から夏の間に行うことを推奨しますが、気温もぐんぐん上がってくる季節です。正午から午後3時までは最も日差しが強い時間なので、できるだけその間は避けて朝方に済ませるか夕方に行うようにしましょう。もちろん、その際は帽子をかぶる・水分をこまめにとるなどして、行いましょう。
草刈りをする際に道具を使うという方や、腰に不安がある方なども十分注意して行ってください。

▼近隣に配慮する
ご自宅で草刈機を使用するという方もいらっしゃると思います。草刈機のエンジン音が元で騒音トラブルになったというケースもよく聞きますので、使用するときは使用する旨や時間帯などのお知らせをしましょう。一言断るだけで心象が全然違います。また、飛び散った草などが近隣の敷地に入らないようにご注意ください。
隣家とかなり近い場合、相手の敷地の草や花に触らないように注意して行いましょう。「隣の人が勝手に家の草を刈っていた」という近隣トラブルは結構多いようです。

草刈り

自分で行うか、プロにまかせるか

雑草の広がりや生長が自分で簡単に行える程度なら良いですが、自分で作業するには大変なところまで伸びてしまったという方や腰痛などの身体的不安のある方は、プロにお願いすることもおすすめします。草刈機や道具もケガの危険が伴いますので、扱いに不安のある方も無理をするのはやめてください。害虫に触れたくないという方にもおすすめです。
自分で行うよりも当然費用はかかりますが1度プロにお願いすれば、あとのメンテナンスは簡単に行えます。
「子どもを安全に遊ばせたい」「ペットに心地良い空間を作ってあげたい」「車を置きたいから一部更地にしたい」というお庭造りの希望がある方も、DIYで行うよりお願いした方が良いかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?
よく言われる草刈りを怠ることで起こりうるトラブルは、大きなトラブルを引き寄せる材料にもなります。二次被害、三次被害……挙げていけばキリがないと感じますが、どんなことも大きな事態は小さな火種から生まれるものです。たかが雑草、草刈りと思わず小さな火種を生んでしまう前に草刈りをしっかり行い、お庭をうつくしい状態に保ちましょう。

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