「トイレットペーパーのつまりが原因でトイレがつまってしまった」
このコラムでは、そんなトラブルを解消する方法をご紹介していきます。身近な道具、また便利な道具を使った対処法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
なおトイレのつまりに対処する上では、便器内の水が飛び散ったり水漏れや悪臭の発生というトラブルをも引き起こしたりすることがあります。また、そもそも自分での対処が危険で難しいというケースも。
そんなときは、水のトラブル全般に対応可能な【水110番】へご相談ください。トイレを使用できないという緊急時でも、最短15分で駆けつけて丁寧かつ安全に対応することができます。ご相談とお見積りは無料となっているので、お気軽にお問い合わせください。ちなみにトイレつまりに対しては、8,800円(税込)からの対応が可能です。
目次
トイレットペーパーつまり解消|対処前の確認事項
トイレットペーパーがつまっている状態で作業すると、便器から水があふれてくるおそれがあります。作業に取りかかる前には、以下の2つの項目を確認しておきましょう。
1|止水栓を閉める
作業中に水があふれてくるのを防ぐため、まずは止水栓を閉めましょう。止水栓は、トイレタンクの横やうしろ、便器横のパネルのなかに収納されています。
■止水栓の閉め方
手で閉められるハンドルタイプのものもありますが、マイナスドライバーを用意し、止水栓のネジを右回りに回せば締めることができます。
2|ビニールシートを床に敷く
作業中は、便器内の水が飛び散ったりあふれたりするおそれがあります。また、床が濡れたまま放置すると、水が床に浸透してカビやシミが発生してしまうこともあり、最悪の場合、床板を張り替えなければなりません。
このような事態を防ぐため、作業前にビニールシートを敷くようにしましょう。ビニールシートが手元にない場合は、新聞紙や雑巾で代用できます。
やってはいけないNG対処法
トイレがつまると慌ててしまいますが、以下のような行動はかえって新たなトラブルを引き起こしてしまうこともあるので避けてください。
■レバーを回す
トイレがつまったときはレバーを回して水を流してはいけません。トイレがつまっているということは水の出口がふさがった状態です。水を流したら行き場をなくした水が逆流してしまうかもしれません。
■無理やり水で流す
バケツなどを利用して便器に大量の水を入れて流そうとするのもやめましょう。大量の水を勢いよく流せばつまりが解決しそうですが、上記と同じく、逆流の危険があります。
■便器を外す
便器の着脱は大変な作業なのでやめましょう。慣れない作業で便器を壊してしまっては大変ですし、取り外しの際に汚物や下水でトイレを汚してしまうかもしれません。衛生的にもよくありませんし、被害を拡大させてしまうことにもなりかねないので、ご自身で便器を着脱するのは避けましょう。
知識がない状態で無理やり作業するとケガをするおそれもあります。「自分では対処できないかも」「とりあえず症状を確認してもらいたい」という方は、いつでも弊社の無料相談窓口へお電話ください。弊社の加盟店スタッフが、正しく安全に対処させていただきます。また実際に対応することになった際にも、8,800円(税込)からのご案内が可能です。
対処法1:しばらく放置する
ここからは、トイレットペーパーのつまりを解消する方法をいくつかご紹介します。まずは、【しばらく放置してみる】という方法です。
冒頭にもお伝えしましたが、トイレットペーパーのつまりは放置しているうちに解決することもあります。まずは道具を使わずに、しばらく様子をみてみるのもよいでしょう。
なぜ放置するとつまりが解消するの?
トイレットペーパーは、水に溶けやすい性質です。少しのつまりであればしばらく放置すると徐々に溶けていくため、つまりが直ることがあります。「一気にトイレットペーパーを流してしまった!」というときも、しばらく時間を置いてから流してみましょう。
放置する時間はどのくらい?
トイレットペーパーをつまらせたときは、3時間前後を目安に放置してみましょう。ただし、海外製のトイレットペーパーなど水に溶けにくいトイレットペーパーは、つまりが解消するまで時間がかかってしまうかもしれません。
3時間以上待ってもつまりが解消しない場合は、このコラムの後半でご紹介する別の方法を試すか、修理業者に相談することをおすすめします。
放置してOKなもの、だめなもの
トイレットペーパー以外にも、トイレのつまりを起こしてしまうものはたくさんあります。しかし、そのなかでも、トイレットペーパーと同じようにしばらく時間をおいてもよいものとそうでないものがあるのです。
■放置してもOKなもの
大便は水に溶けやすいので、3時間ほど放置することでつまりが解消することがあります。また、トイレに流せるお掃除用のシートなど、トイレに流すことを想定して作られた製品なら、半日ほど待ってみるとつまりが解消されることがあります。
■放置したらNGなもの
トイレ掃除に使う洗剤のキャップや歯ブラシなど、水に溶けない固形物は時間をおいてもつまりは解消されません。
また、生理用品や紙オムツ・パッドなど、吸水性のあるものをトイレに流してしまったときはとくに注意が必要です。吸水性の高いものは、時間が経つと水を吸ってふくれ上がり、つまりを悪化させてしまうおそれがあります。
放置しすぎはトラブルの原因|水漏れや悪臭が発生する!
「流れにくいけど問題はなさそう」と勝手に判断してトイレのつまりを放置していると、新たなトラブルを招く事態になってしまうかもしれません。
【トラブル1】水漏れ被害
「いつもより水の流れが悪いかも」と感じつつも、そのままトイレを使い続ける方もいるかもしれません。しかし、このような状態でトイレを使用し続けていると、水が逆流してあふれだしてしまうことがあります。
水漏れで床や壁をぬらしてしまうと、床材や壁材にダメージを与えてしまい、大がかりな修繕工事が必要になるかもしれません。
さらに、集合住宅に住んでいる人は、階下の部屋や家財の弁償費用を負担しなくてはならなくなるかもしれません。
水漏れに対応している損害保険もありますが、トイレのつまりを放置していたことによる水漏れだと、管理・メンテナンス不足で保険が適用されないこともあります。
【トラブル2】悪臭の発生
トイレのつまりを放置することで起きるトラブルには、水漏れ被害のほか、においの問題もあります。
普段、トイレを使って水を流した後には再び便器内に水がたまるようになっていますが、この水を“封水”といい、下水管からの悪臭を防ぐ働きがあります。
しかし、トイレがつまることにより封水がなくなってしまったり、量が少なくなったりしてしまうことがあります。そのため、下水管の悪臭がそのまま流れてきてしまうのです。
対処法2:バケツやペットボトルでお湯を流して溶かす
できるだけ早くつまりを解決したいという方は、【お湯】を使った対処法がおすすめです。しばらく放置して溶けるのを待っているのは時間がかかりますが、お湯ならトイレットペーパーが溶けやすくなります。
■必要なもの
・便器の半分ほどのお湯(温度:約45~50度)
・バケツまたは、大きめのペットボトル
・ゴム手袋
■手順
1.便器内の水を抜いておく
便器内の水があふれそうなほど多い場合、はじめにバケツで取り除いておきましょう。水を減らすことで、お湯を流し込んだ際にあふれるのを防ぐことができます。
2.お湯を高い位置から流し込む
バケツに入れたぬるま湯を高い位置から流し込むことで、排水口の奥まで届かせることができます。しかし、一度に大量のお湯を流し込んでしまうと排水管にお湯が入りきらず、便器内にお湯がたまってしまうことがあるため、ゆっくりと流し込みましょう。
3.2を2~3回繰り返したら、放置する
お湯を流し込む作業をおこなったら30分~1時間ほど放置して、トイレットペーパーがお湯でふやけるのを待ちましょう。
4.つまりが解消されたか確認する
30分~1時間放置したら、レバーを回してつまりが解消できているのかを確認します。つまりが解消できていなかった場合、水が逆流してくるおそれがあるため、レバーではなくバケツに水をくんで勢いよく流し込んで確認をするとよいでしょう。
対処法3:ラバーカップで除去する
トイレのつまりを解消させる際に便利なのが【ラバーカップ(スッポン)】です。ここでは、ラバーカップを使った対処の仕方を紹介していきます。
■必要なもの
・ラバーカップ
・バケツ
・ビニール袋
・ゴム手袋
■手順
1.バケツを使って、便器内の水を取り除く
先ほどのぬるま湯を使った対処法と同様に、まずは便器内の水を取り除きましょう。
2.便器をビニール袋で覆う
ラバーカップを引き抜いた際に、便器内の水が飛び散るのを防ぎます。便器のなかにラバーカップを配置する必要があるため、事前にビニール袋の中央にラバーカップが入るほどの穴を開けておきましょう。
3.ラバーカップで排水口を覆って、密着させる
排水口を覆うようにラバーカップを配置します。ラバーカップのゴムが排水口にしっかりと密着するように押し込むのがポイントです。
4.ラバーカップを引き抜く
ラバーカップを配置したら、勢いよく引き抜きましょう。上記の2~4を繰り返して、つまりが解消するまで繰り返します。
5.つまりが解消されたか確認する
先ほどのぬるま湯を使った対処法と同様に、バケツに水を汲み、便器のなかに流し込んで確認しましょう。
対処法4:ラップの圧力で除去する
身近なものでできる対処法として活躍するのが【ラップ】です。ぬるま湯やラバーカップを使った方法よりも比較的簡単なので、手元にバケツやラバーカップがないときはぜひお試しください。
■必要なもの
・食品用のラップ
■手順
1.ラップで便器を覆う
便器をすっぽり覆うほどの長さでラップを切り、便器を覆いましょう。一枚ではラップを押し込んだ際に破れてしまうため、何枚かを重ねて覆うのがコツです。
2.レバーを回して、ラップを押し込む
ラップで便器を覆えたら、レバーを回しましょう。レバーを回すことで便器内の圧力がかかりラップが膨らむため、ラップを下に押し込んで排水口内に圧力をかけます。
3.つまりが解消するまで続ける
つまりが解消されると、レバーを回したと同時に水が流れていきます。つまりが直ったら、ラップは便器に流さずゴミ箱に捨てましょう。
対処法5:便利道具の真空式パイプクリーナーで除去する
トイレつまりの解消で役立つ道具として、ラバーカップを紹介しましたが、ラバーカップよりも吸引力が強く効果的な道具が【真空式パイプクリーナー】です。
パイプクリーナーはレバーハンドルがついているため、ハンドルを動かすだけでつまりを解消することができます。
■必要なもの
・真空式パイプクリーナー
・バケツ
・ゴム手袋
■手順
1.カップで排水口を覆う
パイプクリーナーの先についたカップで排水口を覆い、力を入れて押し付けましょう。カップを押し付けた状態でハンドルを上下に動かすことで、吸引力がさらに上がります。
2.レバーを勢いよく引き抜く
カップが配置できたら、ハンドルを引き抜きましょう。
3.つまりが解消されたか確認する
つまりが直ったらバケツに水を汲み、便器のなかに流し入れて確認しましょう。
パイプクリーナーには今回紹介した真空式のほかに、いくつかの種類があります。こちらのコラムでは、パイプクリーナーの種類や使い方について解説していますので、気になる方は、ぜひ合わせてごらんください。
対処法6:重曹とクエン酸で溶かす
普段の掃除や料理で使用する【重曹やクエン酸】で、トイレットペーパーのつまりを解消できることもあります。ここでは、重曹とクエン酸による対処法を解説していきます。
■必要なもの
・重曹(カップの4分の1程度)
・クエン酸(カップの2分の1程度)
・便器の半分ほどのお湯(温度:約45~50度)
・バケツ
■手順
1.バケツを使って水をなるべく取り除く
まずは便器内の水を可能なかぎり、取り除きましょう。水の量が多い状態だと、重曹やクエン酸を入れても効果があまり感じられないことがあります。
2.重曹→クエン酸の順に加える
はじめに重曹を便器内に加えます。先にクエン酸を加えてしまうと重曹のアルカリ性によって発生する泡が短時間で消えてしまい、効果が薄れてしまうのです。重曹とクエン酸を入れる順番を間違えないように気をつけましょう。
3.泡が発生したら、お湯を注いで放置
クエン酸を加えると、炭酸ガスと共に泡が発生します。泡がこれ以上増えないと感じたら、お湯を注ぎましょう。高い位置から注ぐことで排水管の奥までお湯を届かせることが可能です。
4.つまりが解消されたか確認する
最後にバケツに水を汲み、便器のなかに流し入れてつまりが解消されたか確認をしましょう。
対処法7:ワイヤーブラシや針金で除去する
トイレのつまりを除去する道具には、【ワイヤーブラシ】もあります。ワイヤーブラシは先端に小さなブラシがついており、つまり部分にワイヤーを刺して抜き差しすることでつまりを解消します。
手元にワイヤーブラシがない場合は、針金ハンガーで代用することも可能です。ワイヤーブラシや針金ハンガーを使った対処法は以下を参考にしてみてください。
■必要なもの
・ワイヤーブラシまたは、針金ハンガー
※針金ハンガーを使用する場合、ペンチも用意
・バケツ
・ゴム手袋
■手順
1.ワイヤーブラシを排水口内に差し込む
ワイヤーブラシは、ワイヤーが1m~5mほどまで伸びるものなど種類があります。しかしワイヤーブラシを使って自分で対処する場合、排水口からおよそ2~3mが限界となるため、ワイヤーの長さは2mほどにしておきましょう。
針金ハンガーを使う場合は、次に紹介する2からごらんください。
2.針金ハンガーをペンチで変形させる
ハンガーを使用する際は、フックの部分が不要なためペンチで切ります。フックの部分が切れたら、ハンガーを真っ直ぐに伸ばして、排水口に差し込む側の先端を輪の形に曲げましょう。
3.ワイヤーブラシやハンガーを抜き差しする
ワイヤーブラシやハンガーを排水管内に差し込んだら、排水管内をねじるような動きで抜き差しします。ワイヤーや針金をつまりに挿した状態で動かすことによって、つまりを崩して解消させることが可能です。
4.つまりが解消されたか確認する
排水管内で動かしている際に水が流れ始めたら、つまりが解消されている証拠です。つまりが直っているか確認する際は、バケツに水をくんで便器のなかに流し入れましょう。
ひととおり解決法を試してみてもトイレのつまりが直らないときは、あれこれと考えるよりもプロの手を借りた方が早く解決できるでしょう。
弊社はトイレのつまりや水漏れなど、トイレトラブルにいつでも電話対応いたしております。平日はもちろん、土日祝日も24時間いつでもご相談していただけるので、困ったときはご連絡ください。トイレのつまりや水漏れに関しては、8,800円(税込)から対応させていただくことができます。
対処法8:洗剤で溶かす
先ほど重曹とクエン酸による対処法をご紹介しましたが、似た方法として【洗剤】を使用するというものもあげられます。じつは洗剤を使用することで、トイレットペーパーや便を溶かしてトイレのつまりを解消できることがあるのです。
■必要なもの
・洗剤(約100cc)
・便器の半分ほどのお湯(温度:約45~50度)
・バケツ
■手順
1.便器内の水を抜く
最初に、バケツで便器内の水をできるだけ取り除きましょう。
2.便器内に洗剤→お湯の順で入れる
まずは、約100ccの洗剤を便器内へ入れてください。その次に、お湯を入れましょう。
3.しばらく放置してつまりが解消されたか確認
便器内にお湯を入れてからは、約20~30分放置してください。そうしたら、最後にバケツで水を流してつまりが解消されたか確認してみましょう。
トイレつまりの修理を業者に依頼するといくらかかる?
トイレのつまりを業者に解決してもらうときは、状況によって数千円~数万円の費用がかかります。自力で直せないからといってトイレを故障したままにしておくわけにはいきませんが、やはり費用面は気になるものです。ここからは、トイレの修理にかかる費用についてお伝えします。
業者に依頼するときの費用相場
業者にトイレのつまりを直してもらうときの費用は、だいたい【数千円~1万円以内】でおさまることが多いようです。
ただし、ローポンプという専用のつまり除去器具を使用する場合は1万円を超えることもあるでしょう。また、便器の取り外しや排水管の確認が必要なら【2~3万円以上】になることもあります。
そのほかにも、業者によって出張サービス料や土日祝日・夜間対応費用が加算されることもあります。修理作業そのものの費用だけでなく、このような付帯費用も依頼前に確認しておきましょう。
このように、費用は業者によって料金形態が異なったり作業内容が変わったりするため、詳しいことは見積りをとってみなければわかりません。
弊社では、どなた様も安心してご利用できるよう、ご相談やお見積りの際にはわかりやすい見積書を作成し、丁寧なご説明を心がけております。実際に弊社の見積書をみて、他社様との比較にご利用いただいても結構です。「費用が心配」「高額になったらどうしよう……」という方も、ぜひ一度ご相談ください。
なお【水110番】では、トイレつまりであれば8,800円(税込)から対応させていただくことができます。
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トイレつまりを防ぐには|原因・前兆・予防方法を知ろう
ここまで、異物やトイレットペーパーなどのつまりによってトイレがつまってしまうというトラブルの対処法を詳しくご紹介してきました。ただ、そもそもこのようなトラブルを起こしたくないですよね。
そこで大切になるのが、トイレのつまりを事前に防ぐことです。ここでは、そもそもなぜトイレつまりが起こるのかという原因、またトラブルの前兆となるちょっとした異変や実際の予防方法をご紹介していきます。
原因はトイレの構造にある
そもそもトイレつまりが起こる原因は、目に見えにくい排水管の構造にあります。
トイレの排水管は、じつは横から見るとS字状になっています。カーブしている部分には封水と呼ばれる水がたまっていて、これによって下から上がってくる悪臭や虫を防ぐという構造になっているのです。
ただ、異物やトイレットペーパーなどのつまりが生じやすくなっている原因はこれによります。というのも、排水管がカーブしているためその部分でつまりを起こしてしまうことがあるのです。
トイレつまりの前兆|水位・水量・異音
先ほどのような、異物やトイレットペーパーなどがつまりやすい原因を把握していても、トイレがつまってしまうことはあります。しかし、トイレつまりには前兆が見られるのです。そのため、これに気づくことができればひどいトイレつまりとなってしまう前に対処することができるでしょう。
- 水位が高くなっている
- 水流が弱くなっている
- 流す際に異音がする
トイレつまりの前兆としてあげられるのは、上記のようなものです。もしもこのような症状が見られるのであれば、トイレつまりを起こしやすい、またすでにトラブルが起こっていることが考えられます。
トイレにちょっとした異変を感じた際には、一度自分で点検をしてみるか、業者に相談するようにしましょう。
トイレつまりの予防方法|ペットボトル節水はやめよう
ここからは、実際にトイレつまりに事前に対処するための予防方法をご紹介していきます。日ごろから意識するだけで簡単におこなえることなので、ぜひ実践してみてくださいね。
予防方法1|トイレットペーパーを流し過ぎない
先ほどお伝えしたように、トイレの排水管はS字状になっています。このことから、一度に大量のトイレットペーパーを流すとつまりを起こしやすいです。
そのため、トイレットペーパーのつまりを防ぐためにも、この点には注意するようにしましょう。ちなみに、トイレットペーパーの流し過ぎによるつまりは、何回かにわけてレバーを回すことで予防することができます。
予防方法2|節水トイレでつまりやすいなら水量調節してみる
近年は、水道代を節約できる節水トイレが多く販売されています。しかし、節水トイレは通常のトイレに比べて水量が制限されているため、トイレットペーパーが十分に流れずつまりを起こしやすいのです。
流れにくいと感じる際には、先ほどと同じようにトイレットペーパーを流し過ぎないようにするなど日ごろの使い方を見直しましょう。また、もし水量が少ないと感じるなら、壁や便器の脇にあるリモコン(モニター)で水量調節してみるという方法もあります。製品の説明書を確認して、おこなってみてくださいね。
予防方法3|大レバーと小レバーを適切に使い分ける
トイレのレバーには、大小の2種類があります。小レバーは大レバーに比べて水流が弱いため、トイレットペーパーが完全に流れないことがあるのです。
トイレットペーパーが完全に流れないと排水管内に少しずつ蓄積されていき、トイレつまりの原因となってしまいます。そのため、小レバーは男性の小便時に、その他は大レバーをというように、適切な方法で使用するようにしましょう。
トイレは毎日使うものなので、つまりを含めトラブルが起こると非常に困ってしまいますよね。そのため、前述のように日ごろからの使い方に気をつけて、トラブルを起こさないようにしましょう。
それでもトイレつまりといったトラブルを起こしてしまった際には、このコラムでご紹介した対処法をぜひ参考にしてみてくださいね。また、なかには自分での対処に失敗して事態が悪化してしまうということもあるため、はじめから業者に相談するのもおすすめです。
なおその際には、【水110番】にぜひご相談ください。