トイレの水漏れで尿のようなニオイがするときは、まず原因を解明することが大切です。なぜなら水漏れの原因によって対処法が違うため、それぞれに合った方法で対処しなければいけないからです。
当記事では、水漏れの原因を調べる方法と原因別の対処法を解説していきます。ご自宅のトイレで発生している水漏れの症状と照らし合わせて、問題を解消しましょう。
目次
トイレの水漏れで尿のようなニオイがする理由
トイレの水漏れには2種類あります。それは「きれいな水が漏れている場合」と「汚水が漏れている場合」です。トイレの水漏れで尿のニオイがする場合は、汚水が溢れているおそれがあります。まずは水漏れの原因を確かめることが重要です。
次章ではトイレの床が濡れる水漏れの原因について、7つのケースごとにご紹介していきます。なかには故障ではなく、自然現象や使用後の状態が水漏れと勘違いされることもありますので、ひとつずつしっかり確認してみてください。
トイレの床が濡れる原因をケースごとに紹介
まず床の水が汚れているかタオルを使い調べましょう。自宅で発生している症状と、これからご紹介するケースとを比べて原因を突き止めてみてください。
トイレは普段から使うものですし、水漏れは緊急性が高いものです。業者に依頼して修理してもらうまでの間はトイレが使えないことを考えて、早めの対処をおこないましょう。
ケース(1)床が少量の水で濡れている
床が少量の水で濡れている場合は、結露によるものかもしれません。このような症状は冬の寒い時期に多く、原因は便器の温度と内部の水の温度差です。解決策は、濡れた床を雑巾などで拭き取りこまめに換気扇を回す、結露防止スプレーをするなどになります。
冬の時期以外や新しいトイレに結露のような症状がでた場合は、取り付けを依頼した業者に相談することをおすすめします。
ケース(2)タンクから水が滴っている
タンクから水が滴って床が濡れているのであれば、ゴムフロートやボールタップといった部品の破損や劣化が原因の可能性があります。この場合は、部品交換などが必要です。自分で対処することもできますが、難しい場合は業者に相談することをおすすめします。
ケース(3)ウォシュレットを使ったときのみ床が濡れる
ウォシュレット本体、パーツジョイント部分が劣化して床が濡れているのかもしれません。また、止水栓とウォシュレットの給水管の接続部分が緩んでいることでも水漏れを起こします。
自分で修理できそうに思ってしまいがちですが、細か間部分が電子機器でウォシュレットはできており、失敗するとさらに悪化するおそれがあります。自分で対処することが無理であれば、業者へ依頼しましょう。
ケース(4)便器と床の間に水漏れがしている
便器と床の間の水漏れは、便器のひび割れである可能性が高いです。この場合は便器自体を交換しなくてはいけないので、すぐに業者に依頼して対応してもらいましょう。
ケース(5)水漏れの色が黄色で臭いがする
水漏れの色が黄色で尿のニオイがする場合は、ご家族の誰かが床にこぼしてしまった可能性があります。とくにお子さんや高齢者、男性が便器に座って排尿した際に失敗し、床を濡らしてしまうケースがあります。
この場合は、トイレ用掃除シートなどを使って拭き取り、換気扇を回しておきましょう。気づいたときに掃除・換気扇を回すなどをおこなうことで、トイレを快適に使用することができます。
ケース(6)タンクと便器の間から水漏れしている
タンクと便器をつないでいる部分の配管から水漏れが起こるケースもあります。まずは、配管のどの位置から水漏れしているかを確認しましょう。そのあと、ナットを一度締めてみることで、水漏れが解消されることがあります。
もし解消されない場合は、接続部のパッキンが劣化しているかもしれません。そのときは、業者に相談することをおすすめします。
ケース(7)水の色が黒っぽい色になっている
黒っぽい色の水が漏れている場合は、便器と床の接続箇所のパッキンが劣化しているおそれがあります。このケースの対処法は、一度便器を取り外す必要があるので、すぐに業者へ依頼するようにしましょう。
トイレの水漏れはプロに相談!依頼の流れと費用相場を解説
トイレの水漏れは自分でも対処することができますが、専門的な技術が必要となることが多いです。自分で水漏れの対処をするのが難しいときは、プロに頼みましょう。この章では、プロに依頼したときにかかる費用と依頼先について解説していきます。
また、お住まいが賃貸の場合は勝手に修理することができません。修理が必要なときは、業者に連絡する前に大家さんか管理会社に相談しましょう。
プロに依頼した際にかかる費用
トイレの水漏れ修理を業者に依頼するとき、どのくらい費用がかかるか気になることでしょう。以下に原因ごとにかかる費用相場(作業費のみ)をまとめました。
トイレのタンクが原因の場合
タンクを取り付けたままの場合……約8,000~1万1千円
タンクを取り外して作業した場合……約1万6千円
ウォシュレットが原因の場合
約1万5千~3万円
水漏れにより床を張り替える場合
床面の傷みによる張り替え……約2万円
大掛かりな工事になる場合……約5万円
上記以外にも、便器やタンク交換の設置費は2万円ほどかかります。ちなみの便器やタンク本体代を合計すると、約10万~15万円が相場になると考えられます。ただし、機能性に優れた最新型の便器などはさらに料金が高くなるでしょう。
ここでご紹介した費用相場は、目安として参考にしてください。費用を詳しく知りたい方は、見積りをとることをおすすめします。
水漏れが起きたら水回り専門の業者に依頼しよう
水漏れは自分で対処できるケースがありますが、なかには便器を取り外したり、パッキンの交換をしたりするなど自分では難しい作業もあります。その場合は、業者に依頼することが必要になるので、無理に作業をしないようにしましょう。
業者を選ぶポイントとして、「実績がある・技術士のスタッフがいる・対応が丁寧」といったところをみると、信頼できる業者かがわかります。しかし、ひとつの業者だけみて判断すると、「作業内容が同じなのに、ほかの業者に依頼した場合だと費用が安く済んだ」など後悔してしまうかもしれません。
そうならないためにも、複数業者から相見積りをとって比較し、ご自身が納得できる費用で作業してもらえる業者を選びましょう。弊社にご連絡いただければ、全国にある弊社加盟店のなかからお近くの業者をご紹介させていただきます。
ご紹介させていただいた業者が無料でお見積りをいたします。キャンセル料はかかりませんので、ご安心ください。
まとめ
トイレの水漏れで尿のようなニオイがする場合もあります。そのようなときは、まず原因がなにかを確認しましょう。水漏れは原因ごとに対処法が異なり、自分で解消できるケースもある一方で、便器の取り外しが必要になり業者に依頼することになる場合もあります。
業者に依頼する場合は、確かな実績や水回りに関する知識などがある業者を選ぶことがポイントとなります。その際には、最低でも3社以上で相見積りをするようにしましょう。弊社では、お客様のご要望に沿った業者をご紹介いたします。ぜひ相見積りのひとつとしてご検討ください。