トイレの便座は交換できるの?自分で交換する手順から業者に頼むメリット、両者の料金比較を徹底解説!

トイレの便器は交換できる?

「トイレの便座が割れてしまった!」「普通の便座を温水洗浄便座に取り換えたい…」
そんな時「誰に依頼すれば?それとも自分でやってもいいの?」と悩みますよね。

トイレの便座を交換する方法は3つあります。

1.自分で交換する
2.便座だけ用意して水道修理業者など業者にやってもらう
3.便座の購入から取り付けまですべて水道修理業者など業者に頼む

この記事では、気になる取り換え費用から自分で交換するときの交換方法までまとめました。
コストを抑えたい方はぜひ、参考にしてください。

しかし、便座の交換をおこなうのは不安ですよね。
特に温水洗浄便座は水を使うため、配管の水漏れが心配です。

もしもトイレの便座の交換が心配なら水道修理業者の【水110番】にご依頼ください。
【水110番】では、便座の交換から給水管の締めつけ調整までおこなっています。

便座の交換で悩んでいるのなら、お気軽にご相談下さい。

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トイレの便座を交換する方法は3つ

手段 およその価格
自分でおこなう 便座代金のみ(2,000円~3万円程度)
便座だけ用意して業者にやってもらう 設置費用のみ(5,000円~1万5千円程度)
便座の購入から取り付けまですべて業者に頼む 便座代金+設置費用(1万5千円~3万円程度)

便座の値段は普通便座か温水洗浄便座か?で大きく変わります。
温水洗浄便座の本体価格は1万円~3万円程度、普通の便座で2,000~5,000円程度です。
特に温水洗浄便座は機能によって数十万円する場合もあり、価格は変動します。

設置だけお願いする場合は、値段は大きく変わりませんが「自分で取り付けたい、便座の購入から取り付けまで業者に頼みたい」の人でコストを抑えたいのなら便座の種類にも気をつけましょう。

自分で交換する

設置費用がかからないため、便座本体の値段だけで済みます。
温水洗浄便座の価格は1万円~3万円程度、普通の便座で2,000~5,000円です。

自分で取り換えるときの流れは以下の通りです。

自分で便座を取り換えるときにやること
1.設置できるか確認(トイレの広さ、便器の種類などを確認)
2.便座の購入
3.配管の取り外し
4.配管の取り付け、止水栓と接続(付属の給水ホースなどが足りない場合は自分で購入)
5.既存便座の取り外し
6.新しい便座の取り付け

※普通の便座を取り付ける場合は、3~4は不要。

多少の知識は必要ですが、工具はマイナスドライバーなど一般的なものだけで脱着可能。
作業もうまくいけば30分程度で完了できます。
次の章から自分で便座を交換する手順を紹介しているので、参考にしてください。

便座だけ用意して水道修理業者など業者にやってもらう

過去に温水洗浄便座を取り付けてもらい、引っ越しの際に取り外し新居で使うなどのケースです。
もちろん「どうしてもこれが付けたい!」と便座を用意し、設置のみの依頼もできます。

作業の依頼は水道修理業者をはじめ、一部の引っ越し業者でもオプション料金を払えばおこなってくれます。

価格は水道修理業者、引っ越し業者ともに設置費用だけで5,000円~1万5千円程度。
作業と合わせて古い便座の処分などもお願いできます。

便座の購入から取り付けまですべて水道修理業者など業者に頼む

コストはかかりますが、1番楽で確実な方法です。
価格は便座の代金+設置費用が一般的です。
相場は大体2~3万円程度です。

作業と合わせて古い便座の処分もお願いでき、設置後の水漏れや故障などの心配がいりません。

多くの水道修理業者で依頼を受け付けているため、お近くの水道修理業者にご依頼すればすぐに交換してくれますよ。

便座の取り付けを自分でおこないたい!ならまずはこれを確認しよう!

温水洗浄便座の交換を考えている方は、一緒に確認していきましょう。

普通便座への交換を考えている方は、「タンクレスなど一部のトイレはダメ」だけをご確認ください。

便座の交換の前にこれを確認!
タンクレスなど一部のトイレはダメ
トイレの広さを確認
便器の近くにアース線付コンセントがあるか?
止水栓が特殊な場合取り付けられないかも…

タンクレスなど一部のトイレはダメ

自宅のトイレが便座+便器を組み合わせる「組み合わせトイレ」なら、便座は自分で交換できます。

しかし、中には便器と便座の取り外しが難しいトイレもあるんです。

取り付けられないトイレの形の例
タンクと便器が一体となった「一体型トイレ」
タンクがない「タンクレストイレ」
あらかじめ壁や配管などが工場で生産されている「システムトイレ」
タンクがトイレの隅に備え付けてある「隅付タンク式」(温水洗浄便座の場合、付けられないケースもある)

隅付タンク式はスペースの問題で取り付けできない可能性があります。
理由は次の項で解説しています。

トイレの広さを確認

温水洗浄便座は、配管、手入れや設置のためある程度の広さが必要です。
あくまで目安ですが、便器の左右が大体30~40㎝ほど。
トイレのフタのオート開閉機能も40㎝ほどの距離が必要です。

また、先ほどの隅付タンク式は、止水栓までの距離によっては温水洗浄便座が設置できないかもしれないんです…。

購入の前に必ず販売店などに必要な広さをご確認ください。

便器の近くにアース線付コンセントがあるか?

温水洗浄便座を取り付ける場合、便座や水を温めるためにアース線付のコンセントが必要です。

温水洗浄便座のコードの長さは大体1mほど、使用の際には便器から80㎝以内にコンセントが必要です。

延長コードは水濡れの危険があるため使用できません。
そのため、コンセントがない場合は新たに電気工事業者に依頼しコンセントの増設から始めます。

止水栓が特殊な場合取り付けられないかも…

寒冷地仕様の止水栓がない「立ち上がり配管」
公共施設のトイレに多い、トイレのレバーが棒状の「フラッシュバルブ」の取り付けは
配管の工事や加工が必要なため水道修理業者に頼まないと設置できません。

その他の「アングル型、ハンドル型、ストレート型」の止水栓は、自分で設置できます。
(※一般家庭の場合たいてい、アングル型、ハンドル型、ストレート型のいずれかです。
もしもご自宅の止水栓の種類が分からない場合は、水道修理業者に便座の交換をご依頼ください。)

1.便座の取り換え 準備編

では、いよいよ便座の交換を始めましょう!

便座はメーカーや機種によってさまざまな種類があります。
そのため、便座ごとに違いがあるため、交換する際にはそれぞれの説明書をよく読んでからおこなってください。

また、普通の便座の取り付けを考えている方は後述の「普通便座への交換はどうしたらいいの?」をご確認ください。

まずは準備からです。

1.便座の取り換え 準備編 手順
1.欲しい便座を決める
2.道具を準備しよう
3.止水栓を閉めて、タンクの水を抜く
5.現在温水洗浄便座を使っている方は、コンセントを抜く
6.賃貸にお住まいの方は許可を取ってから!部品は捨てないで
 

欲しい便座を決める

便座は家電量販店、ホームセンターや通信販売で購入できます。
価格は大体1万5千円から3万ほどです。

便器は「JIS規格」という規格に揃えられ作られているため、基本的に何を選んでも取り付けられます。

道具を準備しよう

便座交換に必要な道具
プラスドライバー、マイナスドライバー
スパナ
便座取り外し器具
モンキーレンチ(給水管などのボルトが固い時にあれば便利)
アンギラス(便座取り外し器具がない時に代用できる)
バケツ
雑巾

ちなみにスパナと便座取り外し器具は、たいてい便座を購入すると付属しています。

止水栓を閉めて、タンクの水を抜く

止水栓は便器付近の配管にある水の流れを止める装置です。
ハンドル式であったり、小さな突起物をマイナスドライバーで閉めるタイプであったりさまざまです。

止水栓を閉める際には、回した回数を覚えておきましょう。
止水栓を開けるときに、回数が分からないと水圧が強すぎる、弱すぎるといったトラブルのもとになります。

止水栓を閉めたら、普通に水を流しタンクの水を空にすれば完了です。

古い温水洗浄便座がある場合は、コンセントを抜いておく

コンセントにアース線がつながれている場合、コンセントを抜いてからアース線を取り外します。

アース線の取り外しには、プラスドライバーが必要です。
取り外したコンセントは濡れないように注意してください。

賃貸にお住まいの方は許可を取ってから!部品は捨てないで

アパートなどの賃貸は大家さんや管理会社に家を借りている状態です。
そのため、新たな設備を取り付ける際にはまずは相談がいります。

また「普通に使っていて便座が割れた」などの理由ならば、相談すれば管理会社などが修理してくれるかもしれませんよ。

相談後、自分で温水洗浄便座に交換することになった場合。
古い便座や配管などが余りますが、これら大切に保管してください。

賃貸には退去時に入居前と同じ状態にする原状回復義務があります。
そのため、引っ越しをするときに取り外した配管や便座などはもとに戻さなくてはならないんです。

捨てた場合、修理費を請求されるかもしれません。

また後述の「賃貸の場合、温水洗浄便座はどうしたらいいの?」では、賃貸と温水洗浄便座についてさらに詳しくまとめてあります。
気になる方はこちらも参考にしてください。

2.トイレの給水管を取り外す

給水管を取りはずす

2.トイレの給水管を取り外す  手順
1.バケツを給水管の接続部の真下におく。
2.スパナで給水管取付ボルトを緩め外す

給水管はトイレのタンクと止水栓をつないでいる配管です。
外すと給水管の中に残っていた水が出るため、バケツで水を受けてください。

3.止水栓に分岐金具を取り付け、タンクとつなぐ

止水栓に分岐金具をつなぐ

3.止水栓に分岐金具を取り付け、タンクとつなぐ 手順
1.止水栓に分岐金具を取り付ける
2.止水栓とタンクを給水管でつなぐ

付属のパッキンを分岐金具や止水栓に入れないと水漏れするので、パッキンを忘れずに入れてください。

分岐金具を取り付けたため、給水管の長さがあわずタンクにつながらないことがあります。

そういう場合は、フレキシブルパイプ(フレキ管)をまげて使います。
フレキシブルパイプは便座に同梱されていることもあれば、ホームセンターでも購入可能です。
フレキシブルパイプを必要な長さにカットして使います。

また、既に止水栓に分岐金具が取り付けられている場合。
分岐金具は新しく買った便座に同梱されているものを使うため、取り外して交換します。

4.古い便座を取り外す

4.古い便座を取り外す 手順
1.便器の裏のナットをゆるめ、便座を取り外す
2.裏にナットがない場合。表に取付板(着脱プレート)で取り付けられている場合は、便座と取付板を外す

便器の裏にナットがあるので、付属の便座取り外し器具を使い緩めます。

裏にナットがない場合、便器の表側に取付板(着脱プレート)がありそこに便座が取り付けられています。
便座についている脱着ボタンを押しながら、便座を取り外します。

また、現在温水洗浄便座をお使いの場合。
便座を取り外すため、古い温水洗浄便座とつながっている給水ホースを抜きます。
ホースの中には水が残っている場合があるので、バケツで水を受け止めてください。

5.新しい便座を取り付ける

5.新しい便座 手順
1.便器のサイズを測る
2.便座のサイズに合わせ、取付板を設置する

便器には44㎝の普通サイズと47㎝の大型サイズの2種類があり、そのサイズに合わせて取付板のネジの位置が変わります。

サイズの測り方は図の通りです。

便座の測り方

普通サイズの場合、便座を取り付けると便器から数センチはみ出しますが、設置に問題ありません。

普通便座の場合は、取付板ではなくボルトで取り付ける場合があります。
固定用パーツを使い便器に取り付けてください。

6.温水洗浄便座に給水ホースを取り付け、止水栓を開く

温水洗浄便座に給水ホースをつなぐ

6.給水ホースを取り付け、止水栓を開く 手順
1.新しい便座に給水ホースを取り付け
2.止水栓を開き、水漏れチェック

止水弁につながっている給水ホースを、新しい便座に取り付けます。
つなぎ終わったら「止水栓、給水ホース、フレキシブルパイプ」の緩みを確認、止水栓を開きます。

止水栓を回す回数は「止水栓を閉める際には、回した回数」分回しましょう。
止水栓を開けたら水漏れがないか、チェックしましょう。

7.コンセント、アース線を刺して試運転

7.コンセント、アース線を刺して試運転 手順
1.アース線の準備をして、コンセントに差し込む
2.ボタンの操作やノズルの動作確認をして完了!

アース線の被覆をはがす場合は、ニッパーなどで剥きます。
中の銅線まで切らないように慎重におこないます。

銅線がむき出しになったら、銅線を少しよじりコンセントに接続します。

コンセントのアース線用取り付け口のフタを開けると、プラスネジがあらわれます。
ネジを緩め緩んだ部分にアース線を押し込み、ネジで留めすれば完了です。

次にコンセントを電源にさしたら、試運転を始めます。

電源ボタンを押したり、温水洗浄のボタンを押したりして動作を確認しましょう。

ノズルの様子を見る際には、紙コップなどで水を受ける。
ビニールシートを便器に被せて、水がかからないようにしましょう。

普通便座への交換はどうしたらいいの?

普通便座の取り付けは、給水管の接続などいりません。
主に以下の通りです。

普通便座へ交換する場合

準備の中に「止水栓を止めて、タンクを空にする」という工程があります。
これは交換中にレバーをひねっても水が出ないようするため、念のため止水栓を閉めておきます。

便座の交換は【水110番】におまかせ!

便座の交換は、自分で配管をいじるため少し手間がかかりますね…。
1番難しいのは、配管の取り外しと取り付けでしょう。
また、何とか取り付けたとしても、使い続けるうちに水漏れなどが発生する場合もあります…。

もしも難しそうと感じたらお早めに【水110番】にご連絡ください。
便座の交換は1万5千円、温水洗浄便座の部品交換まで承ります。

また、自分で給水管を取り付けたものの水漏れなどの不具合があった方には、締めつけの調整やパッキンの交換などもおこなっています。

「自分で温水洗浄便座の取り付けは難しそう」「自分で温水洗浄便座取り付けてみたけど不具合があった…」という方は一度【水110番】に今すぐお問い合わせください。

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賃貸の場合、温水洗浄便座はどうしたらいいの?

アパートに住んでいると「勝手に温水洗浄便座を取り付けていいのか?」悩みますよね。
また、アパートから引っ越すとき取り付けた温水洗浄便座はどうすればよいのでしょうか?

まとめました。

新居に温水洗浄便座を取り付けたい

アパートに温水洗浄便座を取り付ける場合はまず「大家さんや管理会社に相談」しましょう。

大家さんや管理会社の許可があれば取り付けても問題ありません。

特に「コンセントの増設をお願いしたい」など室内に影響がある場合は、設置前に大家さんによく相談し許可をもらいましょう。

旧居で使っていた温水洗浄便座があれば、契約時などあらかじめ許可を取っておけば引っ越し当日から利用できますよ。

ただし設置に関わる費用は、基本的にすべて自分持ちです。

ユニットバスタイプは温水洗浄便座が設置できない

集合住宅では、トイレ、お風呂と洗面台が一緒になった「3点ユニットバス」の住宅があります。

3点ユニットバスはお風呂とトイレが一緒です。
そのため漏電防止のためコンセントがなく、温水洗浄便座が設置できません。

また、延長コードは水濡れの危険があるため使用できず、コンセントの増設も漏電の観点から難しいでしょう…。

温水ではありませんが、電源不要で水圧でおしりが洗える「水圧式シャワー洗浄便座」などもあるのでそちらも検討しましょう。

取り付けた便座は退去時にどうすれば?

退去時には借りた部屋を元通りにしなくてはなりません。
そのため基本は自分で設置した温水洗浄便座を取り外し、もとの便座を取り付けます。

今から温水洗浄便座を設置する方は、外した便座や部品は大切に保管してください。

また、大家さんや管理会社と相談し「温水洗浄便座を置いていく」という話になればそのまま置いていく人もいるようです。

温水洗浄便座が故障!誰に相談すればいい?

床や壁などに水漏れの被害があったら、直ちに大家さんや管理会社に連絡します。
その後の補償は入居前から温水洗浄便座があったか、どうか?で異なります。

温水洗浄便座が入居前から取り付けてあった場合。
その温水洗浄便座は大家さんから借りているものになるので、便座や床などの修理費は持ち主の大家さんが支払います。

しかし、自分で設置したものなら個人の責任になるため、便座の修理は自分で支払います。
ただし、床や壁などの修理費は「借家人賠償責任保険(入居時に契約した保険)」などで支払われるかもしれません。

詳しくは、入居の際の契約書などをご確認ください。

まとめ

トイレの便座はひとりでも交換できます。
しかし、配管の取り外しや取り付けなど少しだけ知識や工具が必要なため無理そうだなと思ったら早めに水道修理業者に連絡しましょう。

また、便座の交換後水漏れなどの異変を感じた場合もすぐに水道修理業者に連絡してください。

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