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オリーブアナアキゾウムシはオリーブの天敵!駆除方法と対策法

オリーブアナアキゾウムシはオリーブの天敵!駆除方法と対策法

オリーブはヨーロッパや中東が原産地といわれている果樹です。オリーブオイルを採ったり、果実をピクルスにして食べたり、観葉植物として植えたりといったさまざまな用途で用いられる身近な樹木です。

日本でオリーブを栽培するときには、ある害虫に注意しなければなりません。それが「オリーブアナアキゾウムシ」です。オリーブアナアキゾウムシはオリーブの枝や実に甚大な食害を与え、最悪の場合はオリーブが枯らしてしまいます。

この記事では、オリーブアナアキゾウムシの生態や駆除方法をご紹介いたします。また、ゾウムシ以外の害虫や、木にとって有益となる益虫、そして防虫や病気の予防にもなる剪定の方法についても取り上げていきます。ぜひオリーブ栽培の際の参考にしてください。

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オリーブの天敵!アナアキゾウムシの生態と駆除方法

オリーブアナアキゾウムシはオリーブを栽培する際に最も被害の多い害虫です。日本の固有種でありながら、外来品種であるオリーブの幹や枝の樹皮や実を食べてしまいます。アナアキゾウムシは繁殖力が強いため、駆除を実践することで被害を減らしていきましょう。

オリーブアナアキゾウムシってどんな虫?

オリーブアナアキゾウムシってどんな虫?

オリーブアナアキゾウムシは固有種として日本に生息しているゾウムシの仲間です。ゾウムシはカブトムシのように甲羅をもつ甲虫の仲間になります。オリーブの幹などを食べ、最悪の場合は枯らしてしまうおそれもある害虫です。

体長は成虫だと1.5センチほどで、褐色(茶色)の見た目をしており、頭にはゾウの鼻のような形をした特徴的な突起があります。

卵は地面近くの樹皮あけた穴に、ひとつずつ産み付けます。卵からかえった幼虫は頭部が茶色で、胴は白色をしています。幹の中でさなぎになり、産卵から成虫になるまでにかかる期間は2ヶ月ほどです。成虫は3年から4年の寿命があります。

発生しやすい時期と被害内容

オリーブアナアキゾウムシの活動時期は、3月下旬から11月上旬までの期間です。寒さが厳しい冬本番の12月から2月の時期を除き、あたたかい季節は活発に活動します。産卵をする期間は4月から10月と長く、卵は10日ほどでかえります。

そこから2ヶ月ほどで成虫になります。そのため、卵を産む成虫と、幼虫、そして新しく成虫になったものが混在する8月、9月、10月はアナアキゾウムシがとくに活発に活動する時期だと考えてください。

オリーブアナアキゾウムシは、オリーブの木を食害します。枯らしてしまいます。食害にあったオリーブは徐々に弱っていき、実がつかなくなってしまうおそれもあります。最悪の場合は枯れてしまう危険性もあるのです。

オリーブアナアキゾウムシを探す際のポイント

オリーブアナアキゾウムシを見つけるには、成虫の姿を見つける方法と、産卵の痕跡を探す方法が有効です。オリーブアナアキゾウムシの被害がないかを確かめるときには、これからご紹介する方法を試してみてください。

【幼虫の探しかた】木のくずのような粉が目印
オリーブアナアキゾウムシの成虫が卵を産み付けるときに、オリーブの幹にあけた穴を木くずのようなフンで塞ぎます。穴をあけていきます。また、幼虫は木くずのようなフンを穴から排出します。

そのため、オリーブの周りに木くずのようなフンを発見したときは、オリーブアナアキゾウムシがいることを疑いましょう。とくに、卵は木の根元近くに産み付けられる場合が多いため、根元近くを集中的に探してみてください。

【成虫の探し方】根元や支柱の接合部分を探す
オリーブアナアキゾウムシの成虫は夜行性で、昼の間は木の根元の、落ち葉の陰などでじっとしています。そのため、成虫を探す際は、陰となるような落ち葉のある木の根元や、木を支える支柱と木接している部分などの、陰になる部分を探してみてください。

オリーブアナアキゾウムシは殺虫剤で駆除

オリーブアナアキゾウムシに効果がある殺虫剤としては、「スミチオン乳剤」という殺虫剤があります。スミチオン乳剤は50倍に薄めて、噴霧器で散布します。このとき葉には当てず、幹にだけ当てるようにしましょう。時期は4月から8月にかけての間で、収穫の21日前までに3回散布します。

殺虫剤を使う方法以外に、口吻という部位を摘み取ることで駆除する方法もあります。口吻とは口の先端のことです。オリーブアナアキゾウムシはこの部位をオリーブの幹に穴をあけるために使います。

殺虫剤を使用したくないときは、この口吻を摘まんで背中のほうへ曲げましょう。そうすることでオリーブアナアキゾウムシの首が取れるため駆除できます。

弊社に加盟している多くの剪定業者では、オリーブの剪定作業だけでなく、オリーブアナアキゾウムシに効果的な殺虫剤の散布も可能です。加盟している業者が豊富だからこそ、お客様のご希望に合った剪定業者を手配いたします。

弊社のコールセンターは24時間365日稼働しておりますので、ご都合のよろしいときに一度ご相談ください。

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オリーブの益虫と繁殖しやすい病害虫

オリーブに寄生して生きる虫には、悪いものからよいものまで実にさまざまな種類がいます。また、オリーブも生き物ですので病気にかかることがあるため、病気に関する対策をしておくことが長生きさせるコツです。

ここでは、オリーブアナアキゾウムシ以外にもいる害虫とオリーブがよくかかる病気、オリーブにとって有益な「益虫」についてご説明します。

リーブで発生しやすい「害虫」と対策法

オ>リーブで発生しやすい「害虫」と対策法

オリーブアナアキゾウムシ以外にも、オリーブに寄生してしまう害虫にはたくさんの種類のものがあります。ここではそうした害虫について、対処法も合わせてご説明します。

・スズメガ
6月から10月ごろに姿を現すガの一種です。さまざまなタイプがいるガですが、幼虫がオリーブにつくと、葉を食い荒らされてしまいます。大きな黒く丸いフンをするため、フンに気づいたら幼虫を探して駆除しましょう。

・ハマキムシ
ハマキムシは葉を巻き込んでその中を巣のようにして暮らします。対処法としては、被害にあっている葉を摘みとりましょう。被害にあった葉はしおれて丸まるので、これを切り取ってしまいます。

ほかにも、ハマキムシに効果のある薬品を使う方法もあります。薬品については、間違ったものを選んでしまうと効果がないため、園芸用品店やホームセンターの店員さんに「ハマキムシに効くものはどれか」必ず尋ねてから購入しましょう。

・テッポウムシ
テッポウムシは、カミキリムシの幼虫です。テッポウムシはオリーブアナアキゾウムシのように木の幹に侵入して食害を起こし、木を枯らしてしまうこともある害虫です。オリーブアナアキゾウムシと同様に、テッポウムシのいる穴には木くずが溜まるので、それで見つけることができます。

駆除する際は、まず先のとがった針金を用意しましょう。針金をテッポウムシのいる穴に挿し込し、テッポウムシを刺すことで駆除できます。

・コガネムシ
コガネムシも幼虫のときにはオリーブにとって害虫となります。幼虫はネキリムシと呼ばれ、根っこを食い荒らしてしまうのです。木が根元からぐらつくようになったらネキリムシの発生を疑い、地面を掘って個別に取り除いたり、鉢植えであれば土を入れ替えたりして駆除しましょう。

・カイガラムシ
枝や節目につく1ミリから3ミリほどの大きさの白いものは、カイガラムシと呼ばれる害虫です。枝から養分を吸い取ってしまいます。歯ブラシでカイガラムシをこすりとるか、数が多いようであれば枝ごと切り落としてください。

オリーブで発生しやすい「病気」と対策法

オリーブには病気が発生することもあります。観葉植物として、シンボルツリーとして、また作物として育てたオリーブを守るために、病気の種類と対策も知っておきましょう。

・炭疽病(たんそびょう)
炭疽病はカビの一種である炭措疽病菌が原因となって発症する病気です。症状としては果実に黒ずんだ斑点が現れ、赤くなったり、炭のような色に変色してしまったりすることがあります。ひとつの実がこれにかかると、ほかの実にも移ってしまいます。

予防方法としては、日ごろから無駄な枝や葉を適度に取り除いて風通しをよくし、カビが繁殖しにくい環境を整えておくことがあります。この病気が発生してしまったら、いち早く発症した実を取り除きましょう。

・梢枯病(しょうこびょう)
カビ菌が枝の中へ侵入することで発症する病気です。枝の先が茶色く変色していき、最終的には枝先が枯れてしまいます。すぐに発症した枝を切り落としてしまいましょう。切った枝はオリーブの近くにはおいておかず、ビニールなどで密閉して処分します。

オリーブにとっての益虫がいる!

ここまではオリーブにとって害となる虫について主にご紹介してきました。そのため、「オリーブにつく虫はできるだけ排除したほうがいい」という印象を与えてしまったかもしれません。

しかし、オリーブにつく虫には害虫ばかりではないのです。なかにはオリーブにとって有益な「益虫」になる虫もいます。こちらもご紹介していきましょう。

・アリ
アリはオリーブに寄生することがありますが、オリーブの幹を食べることはなく、オリーブ自体には無害です。アリは、オリーブに寄生するハマキムシなどをエサにしているので、害虫を食べてくれる存在なのです。アリを見つけても駆除はしないでおきましょう。

・クモ
クモは肉食の虫ですので、オリーブにいてもオリーブに食害を与えることはありません。クモはさまざまな虫の幼虫をエサとするため、ガやハマキムシなどの幼虫を食べてくれます。

・アシナガバチ
アシナガバチが巣を作ると、巣を駆除したくなりますが、利用価値もあります。アシナガバチは木につく芋虫などのたんぱく源を捕食するので、害虫から木を守るうえでは残しておいてもいい虫です。ただし、営巣されてしまうリスクもあります。

営巣されたら、大切なオリーブの様子を見ようと近づくたびに、刺される危険性ができてしまいます。オリーブにとっては益虫ですが、人にとっては命を脅かす存在です。

アシナガバチがオリーブに現れたときは、そのあたりも考慮したうえでオリーブのために放置するのか、ハチを駆除するのか判断しましょう。

・ドロバチ
オリーブに生息する青虫を捕食してくれるため、アシナガバチ同様オリーブにとっては大変よい虫です。ただし、ドロバチも放置しておけばオリーブの近くに営巣するおそれがあります。ドロバチはスズメバチやアシナガバチほど攻撃的ではないですが、自己防衛や巣を守るためなら攻撃してきます。

さらに毒ももっているため、人にとっては危険な存在です。アシナガバチ同様、ドロバチが現れた際には必要であれば駆除もおこないましょう。

・テントウムシ
テントウムシはアブラムシを捕食しますが、それ以外にもたんぱく源となる虫の卵などを食べます。産卵で木を傷つけることもないですし、放っておいても木に害が及びません。

・益虫が見分けられなければ業者に相談を
どの虫が害虫でどの虫が益虫かは見分けがつきにくいところがあります。オリーブを育て始めたばかりだと、まだまだオリーブについての知識も少ないことが多く、なおさらそうだと思います。害虫か益虫かの判断がつかない場合は、一度業者に相談してみるとよいでしょう。

業者に見てもらえば、その虫が害虫であれば適切な駆除をしてもらえます。もし益虫であれば、この虫は問題ないと教えてもらえます。ほかにも、効果的な駆除の方法や益虫の見分け方についてアドバイスをもらえることもあるはずです。

しかし、虫の数ほどではありませんが、業者も世の中にはたくさんいます。万が一、業者選びでお困りのときは、ぜひ弊社にご相談ください。

弊社には多くの剪定業者が加盟しており、そのなかからご要望に合った業者を手配させていただきます。コールセンターへの電話相談は無料で承っておりますので、まずは一度お電話ください。

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病害虫の被害にあった枝は剪定で取り除こう!

剪定とは主に不要な枝を切り落とす作業のことをいいます。枝を切り落とすことで虫害への対抗策になるほか、たくさんのメリットがあるためぜひ覚えておいてください。

オリーブを剪定するメリット

オリーブを剪定するメリット

剪定には木の形を整えたり、風通しをよくしたりする効果があります。剪定することで得られるメリットには次のようなものがあります。

  • 葉の密度を減らし、木全体の葉にまんべんなく光が当たるようにして発育を促進する。
  • 風にあおられたりしないようにする。
  • 風通しをよくして木の間に湿気が溜まったりするのを防ぎ、病気にかかりにくくする。
  • 病気や虫害があった部分を取り除き、被害の拡大を防ぐ。

このような点において、剪定は効果的です。剪定をおこなうことでオリーブは健康的に生長し、しっかりと実をつけることができるようになります。

オリーブの剪定時期と方法

剪定は適切な時期におこなう必要があります。剪定は枝を切る作業ですので、誤った時期にすると木に負担をかけてしまうことも考えられるからです。また、剪定には「切るべき枝」というものがありますので、剪定方法と合わせて確認しましょう。

・剪定時期
剪定に適した時期は2月中旬から3月にかけての期間です。この期間は枝の生育が緩やかなため、木にダメージを与えることが少なくなります。枝がよく伸びる時期に剪定をおこなうと木を傷めてしまうため、必ず時期を守って剪定をおこないましょう。

・剪定方法
剪定では不要な枝を間引いていきます。不要な枝を切ったら、残った枝も全体的に、先端から根元までの1/4から1/3程度の長さに切り揃えます。不要な枝の判断基準は以下を参考にしてみてください。

  • 平行に伸びた2本の枝はどちらか1本を残して切り落とす
  • 木の内側に向かって伸びる枝は切り落とす
  • 木の幹から地面に向かって伸びる枝は切り落とす
  • 葉や枝が密集している部分は密度を下げるために数本切り落とす
  • 交差してお互いを傷つけあう枝は片方を切り落とす

以上の不要な枝を切り落とします。そのあとは庭などの形状にあわせて枝の広がり方を考えながら1/4から1/3程度の長さに切っていきましょう。

剪定をするうえで気をつけるポイント

剪定では必要以上に枝を切ってしまわないようにする必要があります。枝先に芽吹く葉は光合成をして栄養を作るために欠かせませんので、剪定には適度なあんばいというものがあるのです。切りすぎないためにも、剪定のうえでの注意点をお伝えします。

・花芽を切らない
花芽とは将来的に花が咲く前の芽のことです。芽は残して剪定しましょう。そうすることで芽に養分がしっかりと届くようになり、成長を促進できます。

芽は枝の先端から中間までの間につきます。そのため、短く切り揃えるときでも、芽を残すために芽の上(枝先を上と見たとき)で切るようにしましょう。

・太い枝はていねいに切る
太い枝を切るときは、一度の動作で切り落とすことができないのに加え、重さがかかって樹皮がめくれてしまうことがあります。このようなときは3回の動作に分けて切り落としていきます。次の3ステップで切ってみてください。

  1. 切り落としたい場所よりも少し10センチほど枝の先端に近い部分の、枝の下側に切り込みを入れます。
  2. 下から切り込みを入れた部分よりも、さらに15センチほど枝の先端に近い部分に、今度は上から切れ込みを入れます。こうすることによって、切り落としたい部分よりも先の枝を、折り取ります。
  3. 折った部分の形をキレイに整えるように切ります。

こうすることで、枝を切っている最中に枝が自重で折れてしまって、枝の切り口から幹や樹皮が割けていくことを防ぐことが可能です。

・剪定後は癒合剤(ゆごうざい)を塗る
癒合剤とは、木の切り口を守るために塗る保護剤です。菌の侵入や乾燥を防ぐもので、絆創膏に似た効果があります。剪定したあとで切り口にしっかりと塗りましょう。

オリーブの剪定を業者に依頼するといくらかかる?

害虫や病気からオリーブを守るうえで、剪定をすることは大切な作業です。もし自分で剪定をすることに不安があるなら、業者に依頼してみるのもよいでしょう。

業者選びで面倒なのが、業者を探して比較する作業です。業者ごとに料金設定はさまざまで、剪定の場合は日給制を採用している場合もあれば、木の高さや本数によって値段が変わる業者もあります。以下で一般的な剪定費用の相場をご紹介します。

  • 3m未満:1本あたりおおよそ1,000円~5,000円
  • 3m以上5m未満:1本あたりおおよそ4,500円~9,000円
  • 5m以上7m未満:1本あたりおおよそ9,000円~15,000円
  • 日当制:職人ひとりあたりおおよそ15,000円~30,000円

上記の料金はあくまでも相場です。そのため、業者に見積りをとってもらうことで、正確な料金を確かめることが大切です。とはいえ、見積りのやり方も業者によってさまざまなため、自分に合った業者を選ばなければなりません。

数多くある業者からどう選べばよいのかわからないときは、弊社にご相談ください。多数の剪定業者が加盟しているため、最適な業者をスムーズな手配が可能です。

弊社がご紹介する業者は、基本的に現地の下見やお見積りは無料でおこないます。「とりあえずお見積りだけでも」といったご依頼でも、喜んで対応させていただきます。弊社のサービスについて詳しいことはお電話でご説明いたしますので、ぜひご連絡ください。心からお待ちしております。

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