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バラの冬剪定は2月までに終わらせよう!栽培するポイントも解説

バラの冬剪定は2月までに終わらせよう!栽培するポイントも解説

バラの花をきれいに咲かせるためには、12月~2月に冬剪定をおこない不要な枝を取り除きましょう。バラは12月から休眠に入り、春に花芽や新芽を出すための力を蓄えるため、剪定をおこなってもダメージを受けにくくなるからです。

きれいな花を咲かせるために、当記事でご紹介するバラの冬剪定に方法を参考にしていただき、実際に剪定をしてみてください。また、バラを育てるコツについても触れていますので、最後までご覧ください。

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バラの剪定は冬におこなおう

バラの花をたくさん咲かせたい場合、春から秋に成長した枝葉を休眠期である12月~2月に剪定します。この章では、バラの冬剪定の方法についてご紹介してきます。

剪定前の準備

剪定前の準備

枝に葉が残っている場合は、休眠を促すために剪定する2週間くらい前にすべて取っておきましょう。まずは、剪定を始める前に以下の道具を準備します。

■道具

  • 消毒済みの剪定バサミ
  • 手袋
  • 掃除道具(ゴミ袋も含む)

バラにはトゲがあるため、手袋はバラ専用のものがおすすめです。ホームセンターなどで購入することができます。

剪定方法

バラの冬剪定は、品種によって残す枝の太さが異なります。そのため、あらかじめご自宅で育てているバラの品種を確認しておきましょう。では、以下に手順をご紹介していきます。

■手順
1.バラの株全体の高さを2分の1~3分の1になるよう枝を切る
2-1.大輪花(ハイブリッド系)の品種の場合は、枝の直径が鉛筆ぐらいの太さ(約7mm)の枝のところまで切る
2-2.中輪花(フロリバンダ系)の品種の場合は、枝の直径が割りばしぐらいの太さ(約5mm)の枝のところまで切る
3.枯れて弱っている枝や、外側ではなく内側(幹の方向)に向かって生えている枝などは、根元から切り取る
4.最後に切り取った枝葉をゴミ袋に入れて処分する

少しでも長く花を楽しむためには……

長くバラの花を楽しみたい場合は、「花がら摘み」をおこなうことが必要です。咲き終わったバラの花をそのままにしていると、次に咲く花の栄養を取って花付きが悪くなってしまいます。

また、花付きだけではなくバラ自体の寿命も縮めてしまうおそれがあるため、こまめに花がら摘みをおこなうようにしましょう。花がら摘みをおこなうタイミングは、花びら(花弁)が色あせてきたときです。このときにハサミを使って花茎から切り取ります。

バラの剪定は、自力でもおこなうことができます。しかし、どうしても剪定する時間が取れないこともあるかもしれません。そのような場合は、業者に剪定を依頼するのも検討してみてはいかがでしょうか。

業者に剪定を依頼することを少しでもお考えの場合は、一度弊社へご相談ください。お客様のお話をお聞きしたあと、弊社加盟店よりお近くの業者をご紹介させていただきます。

挿し木でバラを増やそう

バラを育てるのに慣れてくると、増やしたくなってくることもあるでしょう。そのようなときは、挿し木という方法でバラを増やすことができます。この章でご紹介する時期や手順を参考に、バラを増やしてみましょう。

挿し木に適した時期

挿し木に適した時期

バラを挿し木する場合、5月~7月におこなう「緑枝(りょくし)挿し」と、休眠期である1月~2月におこなう「休眠挿し」があります。5月~7月は成長期であるうえ、梅雨の時期で挿し穂が乾きにくいので、緑枝挿しのほうが発根しやすいでしょう。

休眠挿しの場合は、剪定した枝をそのまま挿し穂として使えます。しかし、緑枝挿しに比べて成長が遅いので、できれば梅雨の時期に被る5月~7月に挿し木することをおすすめします。

挿し木方法

挿し木を始める前に、以下のものを準備しましょう。

■準備するもの

  • 挿し穂(その年に伸びた枝を使用する)
  • 挿し木するための鉢
  • 挿し木用の培養土
  • 発根促進剤
  • ハサミ
  • 水が入った容器
  • バラ用の手袋

■手順
1.バラの枝を5cm~10cmほどの長さに切り取る(挿し穂)
2.水を吸い上げやすいように切り口を斜めに切る
3.水が入った容器に挿し穂を1時間ほどつけておく
4.鉢に挿し木用の培養土を入れ、水をかけて培養土を湿らせておく
5.挿し穂の切り口に発根促進剤をつける
6.培養土に挿し木するための穴を指などであけて挿し穂を挿し、土を被せて固定する
7.半日陰になる場所に置き、発根するまで1ヵ月ほどは土が乾かないようこまめに水を与える

バラを育てるコツ

きれいな花を咲かせるためには、育てる環境などにも注意しなければいけません。この章でご紹介する栽培方法を参考にしていただけると幸いです。

育てる場所

育てる場所

バラを育てるときは、日が当たり、適度に風が通る場所に置きましょう。バラの種類によっては日陰でも育てることは可能です。ただ、花付きや花の色が悪くなってしまうので、できれば日なたで育てることをおすすめします。

水やりの頻度

鉢植えと地植えでは水やりの頻度は異なります。以下に水を与える頻度とタイミングをまとめましたので、水やり前に確認しておきましょう。

■鉢植え

基本的には1日1回朝の9時ごろまでに鉢底から水が出るくらい与える。夕方に土が乾燥しバラの葉が萎れているようであれば水を与える。ただし、葉が水で濡れてしまうと病気に綱があるおそれがあるため、注意しておこなう。

■地植え

植え付けてから2週間ほどは水を与える必要があるが、そのあとは雨水で充分育つため水やりは必要ない。ただし、日照りが長期間続くようであれば、水を与える必要がある。

肥料の与え方

水やりのときと同様で、鉢植えか地植えで肥料も与え方が異なります。

■鉢植え

毎月肥料を与えるようにするが、夏と休眠期は肥料を与える必要はない。

■地植え

12月~2月に寒肥として、堆肥もしくは緩効性肥料を与える。

植え替え方法

バラを鉢植えしている場合、根詰まりを起こさないために1年に1回植え替えをおこなう必要があります。植え替えをおこなうのに適した時期は、剪定と同じく12月~2月(休眠期)です。このときにおこなえば、バラが弱ることはないでしょう。

まずひと回り大きい鉢を用意します。鉢の中に鉢底ネットと鉢底石を敷いて培養土(バラ用)を入れます。次に、古い鉢からバラを取り出し、新しい鉢に植え替えて、鉢とバラの隙間に土を入れていきましょう。

最後に水をたっぷり与えて植え替えは完了です。植え替えの際は、根を傷つけないように古い土は落とさないようにしましょう。根が傷んでしまうと、バラが弱ってしまい生長しないおそれがあるからです。

発生しやすい病害虫

バラの剪定をしないと、風の通りが悪くなり灰色かび病やカイガラムシといった病害虫が発生する場合があります。また、バラとバラの間隔が近すぎるのも同じく病害虫の発生原因となってしまいます。

被害が大きくなる前に、発見次第対処することが大切です。ここでは、灰色かび病とカイガラムシについてと対処法をご紹介していきます。

■灰色かび病

・特徴
植物の葉や茎、花びらなどに糸状菌(カビ)が寄生することで、小さい斑点や傷のようなものができる。時間がたつと、灰色をしたカビに覆われてしまう。

・発生時期
春~秋(4月~11月)

・対処法
灰色かび病が発生した部分を早めに取り除く。被害が広範囲に及ぶ場合は、ほかの植物に被害が及ばないよう、株ごと処分する必要がある。取り除いた葉や茎などは、ゴミ袋に入れ処分する。

■カイガラムシ

・特徴
体長は小さいもので1mmほど、大きいもので10mmほど。白い殻のようなもので覆われているものや、フワフワの綿のようなものなどがいる。

・発生時期
1年を通して発生するが、もっとも発生しやすいのが5月~7月。

・対処法
卵のときに発見したら、布ティッシュなどで拭き取る。幼虫の場合は、殺虫剤を撒いて駆除する。成虫になると、ロウ質の硬い殻で覆われているため殺虫剤ではあまり効果がない。そのため、歯ブラシなどを使ってこすり落とす。また、可能であればカイガラムシが寄生している枝を剪定するという方法もある。

灰色かび病やカイガラムシの対処で薬剤を使用する場合は、必ずパッケージなどに記載されている使用方法や注意事項を確認しましょう。使い方を間違えると、植物を枯らしてしまったり、効きめが薄かったりするからです。

もし病害虫の対処がうまくいかない場合は、業者に相談してみましょう。業者は剪定だけではなく、病害虫の対処や予防にも対応していることが多いからです。弊社加盟店でも、剪定以外に病害虫の対処・予防をおこなっている業者がおりますので、ぜひご利用ください。

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