「梅の木に見覚えのない白い粉が付いている」
「まるでうどんこをまぶしたみたいに白っぽい」
このような症状があらわれたら、梅の木が病気にかかっているサインかもしれません。
うどんこ病にかかると、梅の木が白い粉をふいた状態になります。
病気の原因はカビ!
放置していると葉が光合成できなくなり、最悪の場合枯れてしまうこともあります。
木の異変に気付いたら、当記事でご紹介する対処法ですぐに対処しましょう。
うどんこ病の他にかかりやすい病気や、少し前にニュースになったウメ輪紋ウイルスなども詳しくご紹介しますので、大切な梅の木の健康維持にぜひお役立てください。
大切な梅の木を病気から守るために必要なことは、どのような症状が出るかを知ること。
しかしかかりうるすべての病気の症状を把握するのはとても大変ですし、実際に遭遇したら慌ててしまう方も多いと思います。
判断に迷ったときは庭木のプロに相談しましょう。
どのような手入れが必要かなど、アドバイスをしてもらえます。
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現地に伺い、丁寧に状況を確認したうえでご説明・お見積りを提示させていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。
梅の病気の種類
梅の木が病気になり伐採が必要となる場合があります。そこで、ここではとくに梅がかかりやすい病気をご紹介します。
【うどんこ病】
梅の葉や果実が、うどんの粉をかけたように白い粉をふいた状態になる症状が見られます。白い粉の正体は糸状菌と呼ばれるカビです。
おもに6月~7月頃の17~25度の気温の時に発生しやすいです。気温21度が適温なので、真夏や真冬は自然に完治してしまいます。
うどんこ病を放置しておくと、どんどん葉の表面が白くなるので光合成できなくなり、うまく成長できなくなってしまいます。発見したらすぐに対応することをおすすめします。
【かいよう病】
梅の葉や果実に、黒い斑点がでる症状が見られます。主に5月~6月に多く発生します。それは、病原菌が雨や風によって飛ばされて付着しやすいからです。とくに枝や皮目に入りこむと感染します。
【すす病】
梅の葉や果実に、すすがかかったような黒い模様がでる症状が見られます。すす病は、梅に発生したアブラムシのフンをエサとするカビが発生することで、果実を黒くしていきます。発病すると、梅自体には害はありませんが、しっかり光合成ができなくなるので成長に問題が生じます。
病気への対策と予防方法
梅の木が病気になり伐採や剪定をおこなうことでどんな効果があるのか。病気への対策と予防方法を見ていきましょう。
【うどんこ病】
・対策方法
葉に症状が出たら、すぐにその葉をちぎりましょう。症状の出た部分はもう回復しないので、初期発見が重要です。
その後は少し様子をみます。症状の軽い場合は、1週間おきに木酢液や酢を薄めたものや、重曹を散布してみるのもおすすめです。ただ、それでも症状がよくならない場合は薬品を使用しましょう。症状が広がってしまうと、木そのものが枯れてしまうので注意しましょう。
その後もまた症状が見られた場合には、うどんこ病専用の薬品を使用しましょう。ホームセンターなど手軽に購入できます。
・予防方法
うどんこ病の予防には、適度な湿度と日当たりを確保して、水はけをよくしておくことが重要となります。定期的に水を与えることで、病原菌が飛び散って付着するのを防ぐことができます。そして、葉や幹が込み合わないように調節することで日光がしっかり当たるようにしておきましょう。葉が弱っていると、病気にかかりやすくなります。
そして、薬剤を定期的に散布しましょう。うどんこ病が発生しやすい時期に農薬などを散布すると予防に効果的です。ただ、同じ農薬ばかり使用していると耐性ができてしまうので、いくつか変えて使用することをおすすめします。
【かいよう病】
・対策方法
症状が見られる部分は切り落とし、病原菌を食い止めましょう。
・予防方法
予防のための薬品が少ないので、薬剤以外の対策が重要とされ、伝染源をいち早く食い止めるための剪定や防風対策や必要となります。
風あたりのよい場所の場合は、防風ネットや防風林などを作り対策をしましょう。そして、剪定時期に病原菌となる元を切りましょう。薬剤を使用する場合は、果実に発病する前に散布します。果実まで発病してしまうと手遅れになるので注意しましょう。
薬剤の効果は散布してから、20日から30日と商品によって異なるので確認し、台風が来るときには上陸予定の2~7日前に散布すると効果的です。
【すす病】
・対策方法
まずは、すす病の元になるアブラムシを駆除します。専用の殺虫剤などを使用するとよいでしょう。
そして、すす病にかかった部分のすすを落とします。果実もキレイに洗浄すれば、問題なく食べることができます。見た目はイマイチですが、人体には問題ないので安心してください。
・予防方法
アブラムシがいなければ病気にならないので、アブラムシに効果的な薬剤を散布しましょう。
伐採が必要となるウメ輪紋ウイルスとは?
梅の木が病気で伐採が必要になるウメ輪紋ウイルスとはどんなものなのかをご紹介します。
ウメ輪紋ウイルスは、感染すると果実の実が奇形になったり落ちたりし、収穫量が激減してしまいうので恐れられているウイルスです。日本には、2009年に感染か確認されてから広がり、一時は梅の木が消えてしまうのではないかと問題にもなりました。
症状は、とくに春咲きの葉に現れます。はじめは、葉の色が変色してモザイクのようなまだら模様が見られ、やがてドーナツのようにリング状の模様になります。また、果実にも同様の症状が見られることもあります。
感染源はおもにアブラムシや接ぎ木で、感染したアブラムシが他の梅にも付着することで感染が広がります。一度感染すると治療法がなく、伐採しか対処法がありません。このウイルスは果実を介しては伝染せず、植物間のみで感染するものです。人には感染しないため、果実を食べても問題ないので安心してください。
ウメ輪紋ウイルスに感染したら・・・
梅の木がウメ輪紋ウイルスなどの病気にかかり、伐採が必要になった場合の対処法をご紹介します。
まず、ウメ輪紋ウイルスにかかっていることが確かな場合は、最寄りの植物防疫所に連絡すると、すぐに対応してくれます。感染ルートの把握など、情報提供のためにも大切な作業です。
素人にはウメ輪紋ウイルスにかかっているかの判断が難しい場合があります。そんな場合にはプロの業者に依頼しましょう。どんな病気にかかっており、どんな対策を行う必要があるかを的確に判断して作業してくれます。
「梅の木が元気ない」「葉の色がおかいしい」と感じたとき、病気の判断がつかない場合に自分で勝手に判断してしまうと、感染が拡大することがあるので注意が必要です。誤った判断をしないように、業者に依頼しましょう。
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