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2018.11.28更新

柿の木の剪定、どうやれば正解?これさえ知ればあなたも剪定上手に!

柿の木の剪定、どうやれば正解?これさえ知ればあなたも剪定上手に!

みなさんのご家庭の庭には、柿の木がありますか?

なかなか家の庭に柿の木がある家は少ないかもしれませんが、「おばあちゃんから受け継いだ土地に大きな柿の木がある」「孫の誕生祝いで柿の木をいただき、いまでは大きく生長した」など柿の木が家にあるけど、剪定の仕方に困っている人や、方法がわからない方もいらっしゃると思います。

今回は、柿の木の剪定方法をわかりやすく説明していきます。

手間をかけずに柿の木の剪定をおこないたい方は、伐採110番にご相談ください。
伐採110番は樹木の伐採だけでなく、剪定やお庭のお手入れにも対応しています。

柿の木の剪定の基礎知識

柿の木は、昔から庭に植える果樹として人気がありますよね。昔は、農家の人が柿の木の剪定をしてくれており、なかなか自分で剪定をしたことがない人が多いと思います。そんな方にまずは柿の木の剪定の基礎知識について説明をしていきます。

柿の木の成長のしかたを知ろう

柿の木は5月上旬に芽が膨らみます。そして、5月下旬には柿の木全体に小さな花芽がたくさんつくようになります。6月になると花芽は花になり、7月に小さな実がみのります。

その後も、柿の実はどんどん成長をし、10月下旬には、きれいな橙色の実になります。この時期に収穫された柿がみなさんの元へと運ばれます。

そもそも剪定の目的って?

柿の木はどの向きにむかって伸びていくかご存知ですか?柿の木は上にむかってどんどん伸びていきます。

そのため、伸びきった柿の幹は重なり合い、日光に当たりづらくなります。すると、柿の実のつきも悪くなってきてしまいます。

これらを解消するために、剪定を行います。柿の木が横に広がるよう、剪定を行うことで、日光をよく受け柿の実がつきやすくなります。

剪定に適した時期とは?

柿の芽は5月からつきはじめ、10月に収穫をします。つまり、5月から10月に剪定を行うことはできません。

柿の木の剪定に適した時期は、11月から3月頃です。柿の木が葉を落として休眠の状態になるときに行うことで柿の木への被害を減らすことにつながります。

柿の木に葉がついている時期に剪定を行ってしまうと、柿の木の樹勢に影響を及ぼすことになります。注意するようにしてください。

これさえ知れば剪定上手?剪定に必要な道具と方法を紹介!

これさえ知れば剪定上手?剪定に必要な道具と方法を紹介!

剪定を行う理由について知った後は、剪定に必要な道具と具体的な剪定の方法について知っていきましょう。

必要な道具をそろえよう

剪定に必要な道具は、剪定バサミとノコギリです。「剪定バサミを用意すれば、ノコギリを使わなくても枝は切れるのでは」と考える方もいらっしゃると思いますが、柿の枝は、細いものから太いものまで生えています。太い枝を剪定バサミで切るのは難しいのでノコギリの用意をしましょう。

特に、何年も剪定を行っていない方は、太い枝が多く生えている可能性があるので、ノコギリを用意することをおすすめします。

透かし剪定とは

剪定は、長くなった枝を片っ端から切っていけばいいというものではありません。木の枝全体に日光が当たるよう、予測しながら枝を切っていくことで柿の木はさらに元気よく生長していきます。

剪定の中でも、透かし剪定とは、枝の根本部分を切ることを指します。枝の根本を切ってしまうことをためらってしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、根元を切ることで、枝分かれの元となっていた大きな枝やその他の枝がすくすくと元気よく生長をしていきます。

切り戻し剪定とは

切り戻し剪定とは、枝の先端部分を切ることを指します。

枝の先端を切ると、切った所の生長は止まってしまいます。
しかし、根本から先端の範囲にかけて枝分かれした枝は生長していきます。
切り戻し剪定は柿の木の大きさを整えることや、木の先端を切ることで他の新芽や実に養分を促す役割も持っています。

「道具の扱いに慣れていないから不安だ」
「枝をどの程度切ればいいかわからない」
という方は、伐採110番にご相談ください。
樹木のプロが最適な剪定をおこない、柿の木の健康を守ります。


こうすればもっとうまくいく!柿の木を上手に育てるコツ

ここまでは剪定に必要な道具やどのような剪定の方法があるかを述べてきました。ここからは、剪定で失敗しないための上手な柿の木の育て方についてお伝えしていきます。

適した剪定回数を知ろう

柿の木は、毎年生長をしていきます。剪定は、毎年行うことをおすすめします。伸びきり太くなってしまった枝を剪定するときには、ノコギリを使用しなければならなくなります。剪定が少しでも楽になるよう、毎年剪定をしましょう。柿の枝に当たる日光の様子を見て剪定を行うと、柿の木はすくすくと生長します。

木の皮を削る

今まで剪定についてお伝えしてきました。「突然、木の皮を削るといわれても……」と木の皮を削ることに疑問を感じた方もいらっしゃると思います。柿の木は、時間がたつにつれて、木の表面がガサガサになってきます。ガサガサになった木の隙間には、害虫が入り込んでしまうおそれがあるのです。

害虫は木の隙間に入り込み、冬眠や休憩をします。害虫が気の隙間に入り込まないようにするために、木の皮を削る必要があります。木の皮を削り、表面を滑らかにしておくことで、害虫の予防になります。

良い実を収穫するための摘蕾(てきらい)、摘果(てきか)を

じつは、あまくて栄養のある柿の実を育てるために、摘蕾と摘果という作業を行う必要があります。柿の木を育てていると、柿の実の数が多い年と少ない年があります。このような、収穫数の差を減らすために摘蕾という作業を行います。摘蕾は、実ができる前の花芽を摘み取る作業です。

柿の木には、質の良い柿の実や悪い実がなります。みのったものの中でも、実の良いものを残し栄養を良いものに集中させるために摘果を行います。もし、枝に実が1~2個しか残っていなかった場合は、摘果作業を行う必要はありません。

これってNG?剪定でやってはいけないこと

これってNG?剪定ではやってはいけないこと

剪定を自分で行うとき「何に注意をすべきなのか」「やってはいけないことは何か」を知っておくことで失敗を避けることができますよね。剪定のNGについてお伝えします。

前年伸びた枝を短くしすぎない

自分で剪定をするとき、どのくらい切るといいのか迷う方が多いと思います。剪定を行わないと実ができにくくなってしまうからと思い剪定をしたものの、短くしすぎてしまい翌年花芽ができなかったという経験をしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

どのくらい切るとよいかというのは難しいですが、しっかりとした枝を選び、先端の花芽ができる部分を考えながら、ちょうどいい加減で切るようにしましょう。

柿の実もつきすぎはNG

柿の実の数が多いと、柿の木から多くの実に栄養を送るために1つの柿へいく栄養が少なくなってしまいます。柿の実がみのりすぎてしまっているときには、実の数を減らすことも必要です。

実を減らすことで、1つ1つの柿の実に十分な栄養がいきわたるようになります。もったいないと思わずに、減らしてみてください。

うまくいくか不安なら業者へ相談

柿の木の剪定は、いくつかの注意点に気を付けながら行わなければなりません。
そのため、初めて剪定を行う方や1人で行う自信のない方は業者に依頼すると安心だと思います。
柿の木の剪定にかかる料金が気になる方は、一度業者に問い合わせてみましょう。

伐採110番では、現地調査やお見積りを無料でおこなっています。
ご契約前ならキャンセル費用もかかりませんので、まずはお気軽にご相談ください。


まとめ

家庭でも育てやすい果物として人気の柿。剪定の方法を知っておくことで、柿を毎年おいしく食べることができます。

あまくて栄養が豊富な柿の実が生長してほしいと思ったときは、どのように剪定を行うとよいかを考え、問題に適した剪定方法を試してみてください。きっと、あまくておいしい柿の実がみのると思います。

やっぱり、剪定を自分で行うのは不安だと感じる方は、一度業者に問い合わせてみることをおすすめします。相談内容にあった剪定を行ってもらえると思います。

柿の木の剪定をし、いつまでも元気な柿の木を育てていってください。

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