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2019.07.11更新

シラカシは生垣の定番樹木!生垣に育てる方法やお手入れ方法をご紹介

シラカシは生垣の定番樹木!生垣に育てる方法やお手入れ方法をご紹介

シラカシは日陰でもよく育ち、水やりの頻度も少ないことから育てやすいとされている樹木です。紅葉や落葉はありませんが、新芽が赤く色づくことがあり、花を咲かせることから四季を楽しむことができるという魅力をもっています。

そんなシラカシは、生垣としてよく使われることでも大変有名です。

この記事では、生垣としてシラカシを育てる方法をご紹介します。植え付け方法から日ごろのお手入れの仕方、剪定についての正しい知識を得て、生垣つくりに挑戦してください。

シラカシは生垣におすすめの樹木

シラカシは手間をかけることなくよく育ち、枝もよく伸びることから目隠し効果が期待できます。そのため、生垣にするのにとてもおすすめです。ここでは、シラカシの基本情報や苗の入手方法をご紹介します。

シラカシの基本情報

シラカシの基本情報
シラカシとはブナ科の樹木です。カシとはブナ科の樹木のことをさし、アラカシ・イチイガシ・アカガシなどがあります。シラカシは関東地方で特に多くみられ、古くから薪・炭材として使われてきました。

樹高は15~20メートルほどまで成長します。5月~6月ごろに出る新芽は赤く染まることがあり、まるで枝の先だけ紅葉しているようでとてもきれいです。

シラカシの開花時期は4月~5月ごろで、長細いワタのような見た目の花を咲かせます。花の咲いた後に実る種がドングリです。シラカシはドングリの木としてよく知られています。

シラカシは丈夫で育てやすい

シラカシは日当たりのよい場所を好みますが日陰でも育てられる丈夫な樹木です。水やりや施肥をこまめにおこなわなくても成長していくため、時間がなくて丹念にお世話ができない場合であっても大きく育ってくれます。

常緑樹であることから落葉の時期がなく、1年中葉が茂っているため、生垣として家を囲めば目隠し効果が期待できます。また、とても丈夫な木であることから、防風・防火の役割も果たす樹木といわれています。

シラカシの苗の購入方法

シラカシの種であるドングリを土に埋めることで育てることができます。しかし、ドングリから生垣となるまで成長させるにはとても時間がかかるため、苗木を購入して植え替えをおこなうことをオススメします。

苗木はホームセンターや園芸専門店、最近ではネット通販での購入も可能です。

苗木の価格は大きさによって異なり、50センチメートル以下のものは1本あたり500円~5,000円ほどです。1メートルの大きさだと5,000円~15,000円、2メートル以上だと15,000円からというのが相場です。

生垣として少しずつ大きく育てるつもりなのか、初めから生垣としての機能を果たすものにするのかによって、大きく価格が変わってきます。もし自分で判断することが難しい場合は、園芸屋さんに相談してみることもおすすめです。

苗を購入することができたら、生垣として活用するために植え付けをおこない、正しく育てていくことになります。シラカシの植え付け方法と育て方については、次の章で詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

シラカシを生垣に育てる方法

シラカシを自宅の生垣として育てる方法をご紹介します。植え付けのポイントやお手入れ方法など、参考にしてみてくださいね。

生垣としての植え付け方法

生垣としての植え付け方法

生垣として苗木を植え付けるには、植え付け時期や木と木の間隔などポイントがあります。

・植え付け時期
シラカシの植え付けの時期は5月~6月が適切です。植え付けしたばかりのときにはまだ根も不安定で枯れやすいです。梅雨入りする前におこなうことをおすすめします。

・木と木の間隔
シラカシは成長するととても大きな木になるため、50センチメートルほど間隔を開けて苗木を植えます。近すぎると互いの成長を邪魔することになってしまうので適度な間隔が必要です。

・土の状態
地植えの場合には50センチメートルほどの穴を掘り、石などを取り除いて鶏糞や堆肥を混ぜたものに間土をしてから植え付けましょう。間土とは肥料が根に直接触れないように入れる土のことです。

強い肥料の成分が根を痛めてしまうおそれがあるため、この作業は忘れないようにおこなうことが大切です。

水・肥料のあげ方

地植えにしたシラカシは、水やりをおこなわなくても成長します。むやみに水やりをおこなうと根腐りなどの原因になりかねません。夏場に雨が降らず土が乾ききったとき以外は水やりをひかえるようにしましょう。鉢植えの場合には、土が乾いたときに水をやります。

シラカシは植え付けのとき以外は基本的に肥料をあたえなくても成長しますが、葉が黄色く変色するなど元気がないと感じたときには油カスなど効果がゆっくり出るタイプの肥料をやりましょう。

そうすると新芽や花芽が出やすくなったり、実が増えたり長期的な効果が期待できます。

気をつけたい病気・害虫と対策方法

シラカシは病害虫に強い樹木です。しかし、日当たりや風通しが悪くなると虫が寄り付きやすくなります。

シラカシは害虫の排泄物によってカビが繁殖してしまう「すす病」の被害にあうことがあり、すす病が広がると枯れてしまうおそれがあるため対処が必要です。

すす病により黒く変色してしまった葉や枝は切り落とし、残った枝に殺菌剤を使用して病の進行を止めます。

すす病にかからないようにするには日当たりや風通しをよくしておくことが大切です。絡まっている枝や古い枝、病気にかかっている枝や葉は剪定によってスッキリさせることにより、病気にかかりにくくなるだけでなく見栄えも良くなります。

この後、剪定の方法について説明しますが、自分で剪定をおこなうのは不安というときにはプロに相談するのもひとつの手です。生垣のことで悩んでいる方は、業者に相談してみることをおすすめします。

よく育つシラカシは剪定が大切

シラカシはお世話をあまりしていなくてもよく育ちます。放置しているととても大きくなってしまうため、こまめな剪定が必要となってきます。ここからは剪定の方法を紹介しましょう。

剪定が大切な理由

 剪定が大切な理由

シラカシはとても丈夫で放置していても成長していきます。とても頼もしい木ですが、よく成長するあまり、ほかの木の成長を邪魔したり、枝が伸び放題になってしまったりなど、手に負えなくなるほど成長してしまいます。

シラカシは剪定をおこなうことによって木の形を整えられるほか、日当たりや風通しがよくなり病害虫の被害を受けにくくなって、健康的に育てることができます。

シラカシの剪定方法

シラカシを剪定するまえに、知っておきたい適切な時期や方法について解説します。

1.剪定時期

シラカシの剪定に適した時期は、5月~7月と10月~11月です。まず5月~7月はバッサリと強剪定をおこないます。強剪定とは、しっかり枝を切り落として樹形を整えることが目的です。

また、古い枝や枯れた枝、下向きに出た逆さ枝なども剪定をおこなうことで、健康な枝により養分がいきわたるようになって新芽がでやすくなる効果もあるのです。

強剪定はしっかり切り落とすことから木へのダメージも大きいため、木が元気に活動する暖かい季節のうちにおこないます。

10月~11月の剪定では、あまりバッサリ切ると木が弱ってしまうおそれがあります。冬の間は休眠の時期であるため、回復できなくなってしまうことがあるのです。生長期である夏の間に伸びすぎてしまった枝やほかの枝の成長を邪魔している枝、細い枝を切る程度に収めておきます。

2.剪定の方法

・間引き
弱っている枝や枯れそうな枝、古い枝などほかの枝の成長の邪魔となりそうな枝を根元から切り落とす方法です。

・切り戻し
切り戻しは樹形を整えるときや弱った枝を枝先から切ることです。外芽の上から切り落とし、枝を木の外側に伸ばしていきます。

3.生垣として剪定する際のポイント

生垣は目隠しの効果も必要となるため、あまり中をさっぱり剪定することはおすすめできません。しかし、内部が枯れないようにするためは絡まっている枝や下向きに生えている弱い枝などをこまめに剪定することが必要です。

業者に依頼するなら……業者選びのポイント

シラカシはとても大きく成長することから剪定は欠かせません。自分で剪定をおこなうのは不安というときにはプロに頼ると安心です。プロの仕事でより木の見栄えをよくすることができ、おしゃれな印象をあたえることができます。

ですが、業者に依頼するとなると、わからないことだらけで不安かと思います。業社選びに欠かせないポイントをまとめました。

・クチコミを参考にする
業者比較サイトなどのクチコミをチェックしてみましょう。対応や施工方法に対する実際の体験談を知ることができます。評判の悪い業者は避けましょう。

・適切な説明がある
作業内容や料金の内訳に関してわかりやすく説明があり、こちらの相談にのってくれる業者だと不安も減ります。依頼するときはわからないことが多いと思います。ささいなことでも質問して、不安を解消してくれる業者を選びましょう。

・しっかり見積りをとる
見積りをとって剪定にかかる費用を把握しましょう。作業前に金額を確認しておかないと、業者によってはあとになって高額な請求をされるというケースもあるようです。不安を解消するためにも見積りをとって、どれくらいの金額がかかるのか確認することが大切です。

また、3社ほどで見積りをとると相場がわかり、業者ごとの特色などもわかるため納得したうえで依頼をしやすいです。見積りをとる際には、見積り無料の業者を選ぶようにしましょう。

業者に依頼する場合の費用相場

剪定の費用は業者によって計算方法が異なります。1日あたりや時間あたりの料金を設定している時間制の業者や、1本あたりの料金を計算する単価制など、業者によって異なります。

時間制の場合には基本料金が1時間あたり3,000円ほど、1日20,000円ほどという金額設定であることが多いです。単価制の場合には、3メートル以下の低木は3,000円、高木だと15,000円からという所が多いです。

生垣の剪定の場合にも単価制では1本いくらという計算になります。しかし、1本ずつ注文するより時間制のほうが割安な価格設定にしてくれることが多いようです。依頼費用にはこの基本料のほかに出張費・作業費・枝の処分費用も別途かかることがあります。

弊社では、いつでも電話相談を受け付けています。全国にある多数の加盟店から、お客様のご要望に沿って剪定業者をご紹介します。現地無料見積りもおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

シラカシの生垣の作り方について紹介してきました。シラカシは世話をしなくても勝手に大きくなっていくとても育てやすい樹木です。ですが、丈夫で成長が早いことからシラカシには剪定が大切な作業となります。

剪定は難しいかもと不安な方は、業者に依頼することをおすすめします。

また、お手入れしないと病害虫にかかってしまうなど、周りの木にも病気や害虫が移ってしまうかもしれません。シラカシの健康を守るためにも剪定は大切なのです。剪定を業者に依頼することによって難しい作業を任せられるだけでなく、自分の時間を作ることもできます。

剪定のことで気になったら、弊社までお気軽にご相談ください。

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