「地中に残った根はどうやって取り除けばいい?」
「木の根を放置したらシロアリが来るって本当?」
庭木を伐採した際、根っこの処分に悩む方は多いのではないでしょうか。
庭木を切り倒すときは、抜根もセットでおこないましょう。
地中に残った根を放置すればシロアリ被害だけでなく、地盤沈下や木の再生など、さまざまなトラブルにつながるおそれがあるからです。
伐採した木の根を取り除く方法をご紹介しますので、地中に残ったままの根がある方は早めに対処してください。
地中に残った根の処理には、掘り起こして引き抜く方法と枯らして取り除く方法があります。
引き抜く方法は短時間で解決できる反面、大がかりな作業で自力ではなかなか大変です。
根を枯らす方法は引き抜くよりは簡単なものの、枯れるまでに時間がかかってしまいます。
「早く簡単に根の処理をしたい!」という方には、業者依頼がおすすめです。
伐採110番なら、プロの技術でスピーディーな抜根が可能です。
目次
伐採した木の根を「引き抜いて」取り除く方法
伐採後の木の根を処分する方法には、「引き抜いて」取り除く方法と、「枯らして」取り除く方法があります。まずは伐採した木の根を「引き抜いて」取り除く方法についてご紹介しましょう。
木の根を引き抜く「伐根」とは?
木を根ごと引き抜くことを、“抜根(ばっこん)”といいます。伐根は、伐採後に残った切り株周辺の土を、地中深く掘り起こすことによって木の根を取り除く方法です。
手作業で地面を掘り進めるのはとても大変な作業であるため、伐根は通常、業者に依頼することが多いでしょう。業者に依頼すれば、重機や専用の道具を使って土を掘ってくれるので、スピーディに抜根をおこなうことができます。
準備するもの
抜根は業者にお願いしたほうが簡単ですが、DIYが得意な方や力仕事に自信がある方は、自力でおこなってみるのもよいでしょう。自力で抜根をおこなう場合は、事前に以下の道具を準備するようにしてください。
<準備するもの>
- 土を掘るための“スコップ”
- 木の根をカットするための“ノコギリ”
- 滑りやケガを防ぐための“手袋”や“長靴”
- ケガを防ぎ、かつ邪魔にならない“作業着“
作業の流れ
抜根の手順は、以下のとおりです。
<1>伐採する
まずは木を伐採しましょう。根を引き抜く際に持ちやすくなるよう、幹は腰の高さくらいまで残して切断するのがコツです。
<2>切り株周辺の土を掘っていく
伐採が完了したら、切り株周辺の土を少しずつ掘っていきます。木の根が見えるまで、切り株周辺を均等に掘り進めましょう。
<3>切り株側面の根を少しずつカットする
掘り進めていくうちに、切り株の側面から根が現れるはずです。根が見えたら、スコップを使って切断しましょう。太い根の場合は、ノコギリでカットします。
<4>切り株の下面にある根をカットする
切り株側面の根をあらかた切り終えたら、切り株の下面にある根をカットしましょう。これで、ほとんどの根が切断できたはずです。
<5>切り株を持って、引き抜く
切り株をしっかりと両手で抱え込み、思い切り上へと引き抜きましょう。切り株を引き抜いた後の地面にはポッカリと穴が開いているはずですので、最後にこの穴を周辺の土で埋めてください。これで抜根は完了です。
こんな場合はプロへ依頼しよう!
抜根は大変な重労働であるとともに、ケガをしやすい危険な作業でもあります。土木作業に自信がある方であれば自力でおこなうこともできますが、以下のような場合はなるべくプロに依頼するようにしましょう。
- 伐根したい木が大量にある
- 伐根したい木が、地面に対して斜めに生えている
- 伐採したい木の近くにガス管や水道管が埋まっている可能性がある
- 地中深くまで木の根が伸びており、伐根すると土壌がゆるむおそれがある
伐採業者に依頼したらいくらかかる?
抜根作業を業者に依頼する場合、気になるのがその費用です。「抜根の依頼をしたことがないから、見当もつかない」という方も多いでしょう。抜根作業を伐採業者に依頼した場合、費用相場は以下のとおりとなります。
【伐根費用】(庭木1本あたり)
- 幹の周囲が30cm以下:数千円~10,000円程度
- 幹の周囲が50cm以下:~25,000円程度
- 幹の周囲が80cm以下:~35,000円程度
- それ以上:~50,000円程度
なお抜根は伐採とセットでおこなわれることが多く、上記の料金に別途伐採費用が上乗せされるのが一般的です。また、引き抜いた根の回収をお願いする場合は、さらに追加費用がかかることも多いでしょう。
正確な金額をお知りになりたい場合は、見積りを確認するのが一番です。見積りを取得したい場合は、ぜひ弊社にご相談ください。登録されている複数の業者から、無料でお見積りをご提示することができます。無料相談窓口では年中無休でお客様からのご相談を承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
伐採した木の根を「枯らして」取り除く方法
さて伐採した木の根を「引き抜いて」取り除く方法がわかったところで、次は伐採した木の根を「枯らして」取り除く方法についてご紹介しましょう。
伐採した木の根を「枯らして」取り除く方法は、引き抜く方法ほど重労働ではないものの、やや時間がかかるのが特徴です。
伐採した木の根を枯らす方法は3つ
伐採した木の根を「枯らして」取り除くものとしては、以下の3つの方法があります。
- “除草剤”を使った方法
- “巻き枯らし”を使った方法
- “腐葉土”を使った方法
以下より、それぞれの詳細をご説明します。
【方法1】除草剤で枯らす
ひとつ目の方法は、伐採した木の根に、除草剤を直接塗布することによって枯らしてしまうというものです。切り株の切断面に除草剤を塗るか、もしくはドリルか何かで切り株に穴を開け、そこに除草剤を注入します。
これだけで、木の根は枯れていくはずです。ただし、伐採してからしばらく時間が経ってしまった切り株の場合、除草剤の効果が薄くなるので注意しましょう。切り口にできた傷が乾燥によって塞がってしまい、除草剤がしみ込みにくくなるからです。
【方法2】巻き枯らしをおこなう
植物は、新芽が発芽できなくなると次第に枯れてしまうのですが、こうした特性を活かした枯らし方を“巻き枯らし”と呼びます。やり方はとても簡単で、伐採後の切り株の樹皮をすべて切り取ってしまうだけです。
多くの樹木は樹皮の表面から新芽を出すため、樹皮を剥(は)ぐことで、新しく芽が出てくるのを抑えることができます。新芽の発芽を抑制された樹木は、自然と枯れていくでしょう。
ただし、根っこなど樹皮以外の場所からでも発芽できる樹木の場合、この方法では枯らすことができないので注意してください。
【方法3】腐葉土で土に還す
伐採した木の根を取り除く方法には、“腐葉土で土に還す”というものもあります。時間はかかりますが、薬剤を使うこともないので自然に優しい方法です。
この方法で木の根を取り除く場合は、まずは通常どおり樹木を伐採した後、切り株を30日程度放置して枯らしておきましょう。
次に切り株の周辺に防水性の“囲い”を設けます。囲いは、プラスチック板を加工したものであればどういったものでも構いません。囲いの高さは、切り株の断面から0.6メートル程度上になるくらいで設定しましょう。
囲いができたら、その中に腐葉土を入れていき、後は1年程度放置すればOKです。切り株は自然と土に還っていくでしょう。なお腐葉土が乾燥してしまうとこの方法はうまくいかないので、ときどき水をかけてあげるようにしてください。
木の根を早く取り除きたい場合は?
さてこれまで、伐採した木の根を「引き抜いて」取り除く方法と「枯らして」取り除く方法についてご紹介しました。どちらもさほど複雑な方法ではありませんが、一方で非常に労力や時間がかかる作業でもあります。
木の根をなるべく早く取り除きたい場合は、やはりはじめから業者に依頼したほうがよいでしょう。業者であれば、素早く丁寧に抜根作業をおこなってくれます。多少の費用はかかりますが、時間や労力を浮かせることができるので、総合的に見ればコストパフォーマンスにも優れているのです。
もし業者をお探しの場合は、ぜひ弊社をご利用ください。弊社は全国に加盟店を抱えておりますので、お客様のご自宅近郊を管轄とする業者をすぐにお探しし、ご紹介することができます。お電話だけでなく、メールフォームからのお問い合わせも可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
伐採した木の根を放置するとどうなる?
「伐採後、木の根を処分するのは面倒」「木の根くらいなら、放置しておいても問題ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、伐採した木の根を放置しておくと、実は大変なことが起きる可能性があるのです。
ここからは、伐採した木の根を放置してしまうことによって起こりえる被害にはどのようなものがあるのか、ご紹介していきましょう。
【被害1】シロアリが発生する
伐採後、木の根を放置しておくと、そこに “シロアリ”が住み着いてしまうことがあります。とくに、枯れかかった切り株や腐りかかった切り株は、ジメジメした場所を好むシロアリにとって最高の住処となるのです。
庭の切り株に発生したシロアリたちは、次第に住処を家屋に移すでしょう。家の柱をボロボロにされてしまうと、耐震性・耐久性などに影響が出ることもあります。
【被害2】地盤沈下の原因になる
伐採後、木の根をきちんと処理していないと、次第に腐っていくこともあるでしょう。地面の中にある木の根が腐ってしまうと、そこに空洞ができてしまい、最悪の場合“地盤沈下”の原因になることもあるのです。
とくに太くて大きな木の根の場合、腐った後にできる空洞も大きくなるので、地盤沈下の危険性はより高くなってしまいます。
新しい木が生える
樹木は、伐採した後でも生長することがあります。木の種類によっては、樹皮や木の根から新芽を出すこともあるでしょう。こうした木の場合、伐採後の切り株を放置しておくと、また新しい木が生えてきてしまうことがあるのです。
せっかく苦労して伐採したのですから、再び木が生えてきてしまったら困りますよね。二度手間にならないよう、伐採した木の根は早いうちに取り除くべきでしょう。
伐採した木の根は早めに処理しましょう!
ここまでご紹介してきたとおり、伐採した木の根を放置しておくことには、さまざまなリスクがあります。被害を避けるためには、伐採した木の根を早めに処理するしかありません。
伐採した木の根の処理にお困りの場合は、プロの伐採業者に依頼しましょう。プロの伐採業者なら、伐採と伐根を同時にお願いすることができるので、とても便利です。伐根後の地面の処理などもキレイにおこなってくれるでしょう。
庭木の伐採や根の処分は伐採110番にお任せください
伐採110番は、不要な庭木の伐採から抜根、切った木の処分までまとめてお任せいただけます。
他にも植樹や芝張り、雑草対策など、お庭まわりのさまざまなことに対応しており、伐採・抜根とあわせてご依頼いただくことも可能です。
「庭のリフォームをしたいけど植木が邪魔だな……」
「シロアリ被害が怖いから地中に残った根をすぐに抜いてほしい!」
とお困りの際には、伐採110番にぜひご相談ください。
伐採110番ではプロによる現地調査やお見積りを無料でおこなっているため、「作業後に請求金額を見たら高くてビックリ!」という心配がありません。
また、見積り確定後の追加料金はなく、ご契約前ならキャンセル料もかからないので、費用の総額を確認してじっくりとご検討いただけます。
庭木の伐採や抜根をお考えの際には、下記番号までお気軽にお電話ください。