防犯カメラはいろいろな種類のものが販売されていますよね。ですので、どのカメラにしようか迷っているかたも多くいらっしゃるのではないでしょうか。
実は最近、たくさんある防犯カメラの中でwebカメラをご検討されるかたが多いのだそうですよ。今回はそんな「webカメラの機能」や、「webカメラを防犯カメラとして使うメリット」などをご紹介していきます。
目次
webカメラは「パソコンに映像を配信できる」カメラ
みなさんは「webカメラ」をご存知でしょうか。また、普通の防犯カメラとはなにが違うと思いますか?ではまず、webカメラはどのようなカメラなのかをご紹介していきます。
webカメラとは
webカメラとは、インターネットを利用して、パソコンなどに映像を配信できるカメラのことです。パソコンをお持ちのかたで、カメラが搭載されている種類のものをお持ちのかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
一般的には、ビデオ通話などで使用しますよね。最近ではそのwebカメラを、防犯カメラとして使用するかたが多いようですよ。
ネットワークカメラとの違い
一般的なwebカメラは、USBケーブルを使いパソコンでカメラを起動させています。この種類は「USBカメラ」と呼ばれています。こちらはパソコンとケーブルがなければ、カメラを使うことはできません。
反対に、そのパソコンやケーブルを用いずに使うことができるカメラもあるのです。こちらの種類は「ネットワークカメラ」といい、有線・無線LANを使います。ネットワークにつなげることで外からでも映像を観覧でき、カメラ単体での使用が可能となります。
webカメラは防犯カメラとしてこんなことができる!
webカメラには、たくさんの機能があるようです。そんなwebカメラを防犯カメラとして使うと、以下のようなメリットがあります。
離れた場所を監視することができる
webカメラはネットワークを通して使用するため、リアルタイムで離れた場所から監視したい場所の状況を確認することができるのです。
また、webカメラはリアルタイムの映像をそのまま見ることができます。そのため、万が一なにか問題が起こっても早急に警察に電話するなど対処することが可能です。
お出かけ中にペットの様子を確認できる
お家にペットを一人にさせるのは心配ですよね。そんなときにおすすめなのがこのwebカメラです。お好きなときにお好きな場所で、携帯電話やスマートフォンなどを使ってご自宅を確認することができます。
また、リアルタイムで映像を見ることができるので、なにかトラブルが起こったときはすぐに対応することができます。
おまけ:好きな場所で会議ができる!?
監視や防犯用といった使い方ではないのですが、お仕事で使う会議用のカメラとしてもおすすめです。どうしても会議に参加しなくてはいけないとき、都合が悪くなったら困りますよね。そんなときはwebカメラを利用すれば、どんな場所からでも会議に参加することができます。
また最近では、面接などにも活用されているそうです。本社が面接者の住んでいるところから遠いところにあった場合、webカメラを使って面接をおこなうそうです。このような活用の仕方もあるのですね。
webカメラを選ぶときに注目したいポイント
webカメラにはたくさんの機能があります。防犯に役立つ機能はもちろん、そのほかにもさまざまな便利な使い方が可能ですよ。
では、webカメラはどのようなことに着目して選べばいいのでしょうか。いつどんなときに、どんなものを映像に映したいかによって変わってきます。ご自身に合ったものを選んでみましょう。ご説明していきますね。
画素数の多さ
画素数が多いと、より鮮明に映像を見ることができます。一般的に、webカメラの画素数は30万から320万画素だそうです。ですが、画素数が多いと鮮明に映る分値段が高くなります。お財布ともご相談したほうがよいでしょう。
ある程度の確認のために見たいというかたであれば、100画素が一般的です。できるだけ細かく鮮明に映像を見たいということであれば、それ以上の画素数が適している可能性がありますので、業者に相談してみるといいかもしれません。
フレームレートの高さ
「フレームレート」とは、1秒間にどれほどのコマ数を処理できるかというものです。このフレームレートが高いと、映像の動きがスムーズになります。逆にフレームレートが低いとカクカクとした映像になってしまいます。
一般的に販売されているwebカメラは30fpsです。テレビ通話でしかwebカメラを使わないということであれば、15fpsあたりで十分なのだそうです。用途に合わせて選んでみましょう。
マイクやスピーカーの有無
マイクやスピーカーがついていると、映像の音が聞こえたり、相手と話したりすることができます。テレビ通話としてwebカメラを使用したい場合はマイクやスピーカーがついていたほうが便利そうですね。
もしそれらがついていなくても、別でヘッドホンセットを購入すれば音が聞こえる場合もあるそうです。事前に調べておくといいかもしれません。
クリップ型かスタンド型か
webカメラには「クリップ型」「スタンド型」があります。置き型のパソコンでしかwebカメラを使わないということでしたら、「スタンド型」で十分使用できるでしょう。
ですが、ノートパソコンなど、移動させて使用したい場合は「クリップ型」をおすすめいたします。「クリップ型」ですと、いろんな場所に挟んで使用することができます。外でも使用できるので、とても便利ですね。
webカメラはこんな便利機能を持つものも……!
webカメラは防犯カメラとして売られているカメラよりも「性能が劣るのでは?」と感じたかたもいらっしゃるでしょう。ですが、実はwebカメラにはこのような便利な機能を持ったものがあるのです。
夜間対応
「夜になると暗くなってきて、カメラに全然映らないんじゃ……」と不安に思っているかたも多いでしょう。しかし、webカメラには夜間対応機能がついているものがあり、こちらは夜などの暗いシーンでもきちんと映像が映るようになっています。
このような機能がついているwebカメラは防犯カメラに向いています。また、夜間に侵入してくる害獣を突き止めるのにも最適ですね。
首振り機能
首振り機能がついていると、カメラの死角を減らすことができます。一般的なカメラの範囲は60°から80°と言われていますが、首振り機能を使うことによって、さらに広範囲を移動して映像にすることができるようになります。
また、視野角が100°以上のwebカメラもあるそうです。こちらは首振り機能よりも効率的に視野を広げることができますので、より広範囲を映したいかたにはおすすめです。
どこを、どれだけ映したいのかよく考えてみましょう。そして、実際にどれほど映すことができるのか調べてみるのもいいかもしれませんね。
スピーカー付き
見守りカメラというものをご存知ですか?見守りカメラは、小さなお子様や介護を必要とするご老人などに使用されることが多いカメラです。
その見守りカメラには「スピーカー機能」がついているものが多いです。webカメラにスピーカーがつくことによって、リアルタイムで画面の向こうに呼びかけることができます。画面の向こうで危険なことが起こりそうになったときに、呼びかけることができるので安心ですよね。
この機能がついているwebカメラは防犯カメラとしてもおすすめです。センサーが不審者を認識すると、録音した音声が発信されるようになっていたり、直接声を届かせたりすることができます。
自分でwebカメラを設置・インターネットに接続する方法
では、「自分でwebカメラを設置したい!」というかたに向けて、webカメラの設置方法・インターネットに接続する方法をご紹介していきます。
用意するもの
まず用意するものをご紹介します。
・カメラ本体
・LANケーブル
・ハブ、ルーター
・ACアダプター
設置方法
webカメラには「置き型」「設置型」の2種類があります。それぞれの設置方法は以下のとおりです。
・「置き型」の場合
こちらのタイプのwebカメラは、置くだけなのでとくに難しいことはありません。ですが、斜めになっている場所や、水場などの濡れやすい場所には置かないようにしましょう。
・「設置型」
こちらのwebカメラは壁や天井に設置するタイプのものです。このタイプのwebカメラは、落下や揺れのおそれがあるため、しっかり固定しなければなりません。専用の設置部品を使って固定しましょう。
接続方法
1.ACアダプターをwebカメラ本体につなげましょう。
2.LANケーブルをwebカメラ本体につなげましょう。
3.LANケーブルを使用しているルーターやハブにつなげましょう。
4.すべてつなげることができましたら、ハブやルーターのLEDが点滅しているか確認してください。
以上の作業が終わり、専用のソフトで映像を見ることができるようになったら完了となります。この手順で作業しても映らない場合は、業者に相談してみるといいかもしれません。
防犯カメラはプロの目線を取り入れることで効果がより確実に
webカメラはテレビ電話やペット見守り用などさまざまな用途で設置することができますが、防犯カメラとして設置するなら、より効果を発揮させる設置の仕方をしたいですよね。そうお考えになられているかたは、プロの業者に依頼することをおすすめいたします。
プロに依頼すればより効果的な設置が期待できる理由
ご自分でカメラを設置するとき、「どうしてもここに設置したいのに届かない……」とお困りのかたも多いでしょう。業者に頼むと、設置してほしい場所につけてもらえます。また、より効果的な設置場所を提案してくれることもあります。
では、どんな業者を選べばいいのでしょうか。そのポイントをご紹介していきますね。
【業者選びのポイント1】防犯設備士の資格を持ったスタッフがいるか
業者を選ぶにあたって、資格を持っているかどうかも選ぶ目安となってきます。自分の気になっている業者がどれほどの技術があるのかわからないときは、資格を参考にしてみましょう。
「防犯設備士」の資格を持っている業者は、防犯に関してより的確なアドバイスを提案してくれる可能性があります。
【業者選びのポイント2】料金は妥当か
料金を心配されているかたも多いでしょう。そのようなときは、複数の企業の見積りを比較してみましょう。また見積りを比較する際に、アフターフォローなどのサービス内容も確認してみるといいかもしれません。
それらを比較することによってより自分の要望に沿った業者を見つけることができます。
【業者選びのポイント3】スタッフの対応は丁寧か
業者を選ぶ際に、対応の仕方にも注目してみましょう。こちらの要望を聞いてくれるか、丁寧な説明をしてくれるかなど、自分が納得して依頼できるかに注目してみてください。
些細な相談にも対応してくれる業者ですと、安心して作業をお任せできますよね。このようなことも踏まえて比較してみましょう。
まとめ
webカメラは設置工事の手間があまりかからないので、お手軽に設置することができます。機能もさまざまなものがありますので、ご自身の用途に沿ったものを選ぶようにしましょう。
また、webカメラを防犯カメラとして設置する際は、業者に頼むとより効果を発揮できるかもしれません。ぜひ相談してみましょう。