車にイタズラをされたら、誰しもが嫌な気分になると思います。しかし、人の気持ちを考えずにイタズラをする人も存在しているのが実情です。イタズラをされないためには、どうしたらいいのでしょう。イタズラする犯人を特定して捕まえたい!でもどうしたらいいの?と疑問に思われますよね。
対策や特定だけではなく、撃退もしたい!と考えている方もいるでしょう。そこで、今回このコラムでは、イタズラの防止策とイタズラ犯の特定・撃退方法についてご紹介していきます。対策や撃退策を知って、自分の大切な愛車をイタズラ犯から守りましょう。
車にイタズラする犯人を特定して捕まえたい!
最初に知っておきたいことは、特定して捕まえるときの方法です。自力で見つけ出すのは、私たち一般人では至難の業なので、警察に任せるのが一番でしょう。警察に被害届を提出する際に、証拠画像などがあれば見回りだけでなく逮捕をしてくれます。
出先で被害に遭ってしまった際も同じように、警察へ被害届を出しましょう。出先近くに防犯カメラがあれば、警察が防犯カメラを調べてくれるでしょう。調べたカメラに犯人が映っている可能性があり、十分な手掛かりになります。
そして、ドライブレコーダーの記録も犯人を捕まえるための一歩になります。防犯カメラより、ドライブレコーダーを所持している方が多いのではないでしょうか?ドライブレコーダーの映像音声記録も被害届を出す際に、提出すれば需要な手掛かりになります。
車のイタズラ犯を退治するには証拠が重要
上記にも記載したように、イタズラ犯を捕まえるためには証拠がとても重要になってきます。やはり、写真や映像、音声などがとても参考になりますので「イタズラされてしまった!」そんなときは、車がどのような状態なのかをカメラで撮っておくことが大切です。
証拠を提示して犯人が特定したとき、特定できなかったとき、どうするべきかをまとめました。
犯人が特定できれば損害賠償を請求できる
被害届が受理され、なおかつ犯人を特定できた際に犯人側に損害賠償を請求できます。損害賠償は、修理代にかかったお金を加害者に負担させることができます。自分の大事な愛車だからといって、自分でキズを付けたわけでもないのに自己負担は痛手しかありませんよね。
ただし、損害賠償の請求は「犯人が特定されたときのみ」ということを忘れないようにしましょう。注意点としては、犯人を知り6ヶ月経ってしまうと告訴ができなくなってしまうことです。損害賠償を請求する際は、犯人を知った月から6ヶ月以内に告訴する必要があります。
犯人が特定できず、保険を使う場合はどうなる?
残念ながら、車にイタズラをした犯人を特定できないこともあります。そんなときは、車両保険が使えます。車両保険に加入していれば、修理代の保証が付きます。しかし、保険内容によるので加入している保険会社に連絡をとって保証対象かどうかの確認をおこないましょう。
車両保険に加入していない人は、修理代が自己負担になってしまいます。そのため保証をもらうには、車両保険加入は必須になります。
車のイタズラを防止する対策
被害に遭わないためには、どうするべきなのでしょうか。対策はなにをおこなえばいいのか、なにが有効的なのか。なかなか、判断がつきませんよね。この章では、イタズラを防止する対策についてご紹介していきます。
ボディーカバーやカーゲートで守る
候補として最初に上げるのは、ボディーカバーです。ボディーカバーは手軽におこなうことができる防犯です。カバーを掛けるときは苦労しますが、落書きやキズなどを付けられないため安心です。そして、ホコリも掛からないので、対策しながらキレイに保つことが可能です。
続いてカーゲートです。カーゲートは、「伸縮門扉」と「オーバードア」というタイプがあります。伸縮門は、取り付けやすくオーバードアより安い価格で購入できるため、資金を抑えたい方や、手軽に取り付けたいという方にオススメのタイプです。
オーバードアは、カーゲートよりお値段が張ってしまいますが、人気のタイプです。こちらは、手動で動かせるものや電動式のものがあります。ゲートは、物理的に超えてしまうと侵入できますが、ゲートがあることによって心理的に抑制が可能です。
手軽に対策をしたい方は、試しにどちらかを試してみてはいかがでしょうか?
センサーライトや「防犯カメラ作動中」のステッカーで威嚇
センサーライトは夜間にとても役立ちます。センサーが人を感知して、ライトが付くという優れものです。暗い間にイタズラをしようと、車を狙ってくる犯人もいますので、そんな犯人を威嚇するにはとっておきなアイテムです。
センサーライトでも「ソーラーセンサーライト」「配線工事が必須なライト」大きく分けて2種類あります。ソーラーセンサーライトは、電気工事が必要なものでも簡単ですぐに取り付けが可能です。しかし、難点は雨や曇りが続いてしまうと明るく照らしてくれないところでしょう。
配線工事が必須なライトは、工事費などにお金がかかってしまいます。ただし、電球が切れない限り持続的に明るく照らしてくれるという魅力があります。
防犯カメラ作動中のステッカーも、とても有効的です。やはり、「防犯カメラ作動中」と書かれていると、ドキッとしてしまいますよね。ステッカーを貼ることも、イタズラの抑制につながるでしょう。
防犯カメラを設置すれば、威嚇と証拠の確保ができる
前述の防犯ステッカーと一緒に、防犯カメラを付けるとさらに対策できます。防犯カメラならば、犯人へ威嚇するだけでなく、被害に遭ってしまった際の証拠も確保できます。写真も充分な証拠になりますが、映像ならば大体どの程度の体格なのか、雰囲気など全体を見て判断できるため犯人を特定できる確率も上がるでしょう。
配線などの工事が必要になるため費用が高くなってしまいます。ですが、防犯対策を高めたい!という方は設置を考えてみてはいかがでしょうか。
カーセキュリティーやドラレコも有効!
上記に挙げたさまざまな防犯対策の他にも、車内でも対策をおこなうことができます。カーセキュリティーは、警報装置のようなものです。誰かが車に近づいたときに、大きな音が響き周囲に異常を知らせてくれます。とても便利なものですが、種類によって価格がピンからキリまであるため、自分でこれくらいであればお金を出してもいいと思ったものを購入しましょう。
ドラレコは、ドライブレコーダーを省略した言い方です。近頃では、タクシーやバスだけでなく、普段使っている車に搭載する方も増えてきています。ドラレコも、さまざまなタイプのものがあります。運転中だけでなく駐車中も録画してくれるという優れものや、衝撃を認知した際に自動で撮影が始まるものまでたくさんあるんですよ。
値段は先ほどと同様、ピンからキリまであります。自分にあったドラレコを探してみるといいでしょう。
防犯カメラやカーセキュリティー設置、費用はどれくらい?
防犯カメラやカーセキュリティーを設置する際に、気になるのが費用ですよね。設置したいけど、金額が分からないからなかなか踏み込めない。という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。皆さんが気になる設置にかかる費用についてまとめてみました。
車のイタズラ防止にかかる費用相場
対策をするにあたって気になる費用相場。それぞれ、大体の相場ですが参考にしてみてください。
・防犯カメラ 30,000円以内
・ドラレコ 10,000円程
・ボディーカバー 5,000円程
・カーセキュリティー 30,000円程
上記は、おおよその費用なので物によって、値段が跳ね上がったり下がったりと変動が激しいです。そのため、「自分でこれくらいなら出せる!」「これなら、この金額を出してもいい!」と納得したものを購入するといいでしょう。
防犯カメラを効果的かつ安心価格で設置するには
防犯カメラでもさまざまなタイプがあり、設置する場所によってもカメラ選びはとても大切です。知識があまりなく、迷って購入して失敗してしまうケースがあります。そこで、失敗しないためにも、プロである業者に依頼をすると失敗せずに安心して防犯カメラを導入できます。
業者であれば、カメラを選ぶところから設置までおこなってもらえるので、選ぶ手間がはぶけて、防犯対策も完璧におこなえます。
各業者によって、価格はさまざまなので比較サイトなどで比べて見積もりをとるといいでしょう。一番納得のいく料金を選ぶことができるため、安心して依頼ができます。
まとめ
上記に渡り、イタズラ犯の特定や対策の仕方をご紹介していきました。さまざまな対策のなかで、これならできる!といったものは見つかりましたか?イタズラ犯はいつやってくるか分かりません。イタズラ犯から愛車を守るためには、対策がとても重要です。
お手軽なものを試したけど心配という方は、防犯カメラの設置なども視野にいれてみてはいかがでしょうか?もし、防犯カメラを取り付けたいとなった際には、業者に相談してみましょう。