近年では防犯設備に対する関心が一般的なものになってきています。世界的なテロ事件をきっかけとして国家規模で不審者の出入りや特定のエリア監視が行われていますし、子どもを標的とした犯罪の増加から地域の通学路に監視カメラが設置されることも増えてきています。まだ日本では監視カメラや防犯カメラの設置は特別な警戒策だと考えられることもあるようですが、防犯カメラなどの設置は防犯設備の中では何も特別なものとはされてはいないのです。
日本防犯設備協会による防犯設備の種類の分類の中では、錠前や防犯灯のような「一般防犯機器」テレビ付きインターホンなどの「生活情報システム」と同様に、防犯カメラやモニターを使用する防犯設備も「映像監視装置」として分類されており、防犯対策の中では通常考えられるものの1つとされているのです。
特に防犯カメラの設置は映像記録によって犯人の特定が可能なので、犯罪者にとっては防犯と同時に半人検挙にも利用されるという心理的な効果が高いので近年特に重要視されています。
さらに現在はIPカメラやネットワークカメラの普及が進みスマートフォンで防犯カメラの映像が確認できるなど技術的な進歩も著しい面もあります。防犯カメラはそうした最新技術も加わることもあって世の中への浸透を日々深めているようです。