監視カメラ大国イギリスでは、ロンドンに設置されている街頭監視カメラの数が500~600万台と言われており、そのうち、ロンドン警視庁が設置している監視カメラは6万台と言われています。これは、度重なるアイルランドの過激派武装組織によるテロに悩まされてきたため、政府主導で設置が行われました。このように、ロンドン市では監視カメラが“防犯”が目的ではなく犯罪発生時に容疑者を特定することを目的として設置されています。また最近では、賛否両論はありますが、イギリスの一般新聞紙によると、日本でも話題の空飛ぶ監視カメラの“ドローンカメラ”の導入を、イングランド南西部の警察が検討しているそうです。
日本において監視カメラ設置する主な目的としては、万引きやイタズラ、街頭犯罪、マンション、コンビニなど、犯罪を未然に防ぐことを目的として設置されていました。ただ、最近では、カメラの低価格化により個人の自宅に監視カメラを設置するケースが増えています。
大きく個人宅に導入する目的としては、それぞれ不審者の確認、証拠写真、威嚇です。犯人としては、カメラで撮影されて、見られていること、見られたということを嫌うため、カメラで撮影されていることを意識させることが防犯につながるのです。