防犯カメラ、監視カメラというと、自宅や会社のセキュリティ用に設置するイメージがありますが、今はあらゆるところに導入されています。ふと見上げると、エレベーターの中、コンビニ、ゴミ収集場等々、ビルや街のあらゆるところに見つけることが出来ます。最近では車載タイプの防犯カメラもあるようです。これらのカメラは、単に自宅や会社の財産を守るばかりでなく、社会における防犯、つまり『社会犯罪の抑止』『犯罪や事故の証拠』としての効果も持つようになってきています。
ところで、最近はカメラの性能も向上して、個々を認識できる『顔認証システム』を搭載したカメラも登場しているようです。これはカメラが顔で個人を認識して、予め登録されているデータベースと照合し、関係者であるか部外者であるかを判別するという、優れた技術の最新カメラです。これによって、常に人間の目でカメラ映像を監視しなくても、カメラ側で部外者や不審者を判別して教えてくれるようになるので、より正確でかつ人権費の削減にもなります。最近ではコンビニ等で、要注意人物の通知のために導入されるケースが増えているようです。
このように優れた監視カメラ。設置数が増えることよって防犯、犯罪抑止により効果があるのは間違いないようです。しかし、増えすぎるのはプライバシーにも影響します。全ての行動が監視されているのではないかと不信感を抱いたり、それが原因でのトラブルも出てきます。無闇に増やすのではなく、適切な場所と適切な設置数をよく検討して、個人のプライバシーも守っていくことがこれからの課題となります。