「大切な家や車庫に落書きをされた……」、「我が家の周りで最近いたずらが起きているから不安……」。このようなお悩みを抱えているとき、防犯カメラの設置で悩まれるのではないでしょうか。
実際、大切な持ち家に突然落書きをされたり、車をパンクさせられたりしたときには、犯人特定のためにも問題解決のためにも、防犯カメラが有効になるといえます。防犯カメラはいたずら防止、再発防止の対処法としてもっとも有効な手段のひとつです。
ここではあらゆる理由で防犯カメラの設置を検討している方へ、対処方法や防犯カメラの選び方、設置方法などを紹介していきます。
目次
いたずらに困った…防犯カメラが効果的!
最近、なにも近隣トラブルを抱えていなくても、突然家や車にいたずらをされたり、空き巣に遭ったり、悪質なセールスに巻き込まれるケースが増えています。このようなトラブルの対処に効果的なのが防犯カメラです。
防犯カメラを設置することで、未然にトラブルを回避することができます。そして仮にトラブルがあったとしても、防犯カメラの映像で問題を対処できる可能性が高まります。
近年の防犯カメラはどんどん性能を上げ、高画質の録画が可能になったため、犯人を特定したり、トラブルの一部始終を記録したりと、問題解決のために大いに力を発揮します。
いたずらを防ぎたい、繰り返されるトラブルを解決したいという様々な悩みを、防犯カメラ設置で対処できます。
いたずらを放置しないで!適切な対処をしよう
いたずら行為は、「私はトラブルを抱えていないから大丈夫」などと他人事で済まされる問題ではなくなってきているのが現実です。重大なものでは家への落書きや車や自転車をパンクさせられるなどが挙げられますが、自宅敷地内へのポイ捨てなどの身近なトラブルも起きています。
身の回りでいたずらが起きているご家庭はもちろん、周りでは起きていないというご家庭でも、防犯対策をしっかりおこなっておくことに越したことはありません。いざ問題が起きたときに後悔しないために、防犯カメラの設置をオススメします。
いつなにをされた?証拠集めが大切
いざいたずらをされたとき、言い逃れようのない証拠を残すことができるのが、防犯カメラです。防犯カメラを設置することで、犯行の日時や犯人の様子をしっかりと記録として残すことができ、警察に届けるなどして、再発防止に努めることができます。
たとえば隣の家がトラブルに巻き込まれたときにも、有力な証拠をつかむことができるかもしれません。犯人が言い逃れのできない証拠をしっかりと残し、ご家庭へのトラブルやお住いの地域のトラブルを回避しましょう。
決定的な証拠…カメラがとらえた!
もし設置した防犯カメラに犯行日時、内容、また犯人の風貌が映っていたら、その証拠はしまっておかず、再発防止に活かす必要があります。トラブルに巻き込まれたとき、問題解決への近道は、警察署へ届け出ることです。
場合によっては、自宅周りで起こった事件やトラブル解決のために、警察から捜査関係事項照会書という、正式な依頼書が届くこともあります。捜査に協力することで、地域社会への貢献につながります。
その他にできること
大切なのはその情報をお住まいの地域や自治体へ伝えることです。そうすることで地域の掲示板等に犯行内容を掲示するきっかけにもなり、犯行がされにくくなるほか、他のご家庭も警戒し、トラブル拡大を事前に防ぐことができます。
また防犯カメラ設置の他にも、普段から家の周りを生活に保っておくことで、視界がよくなり、犯罪防止につながります。
このように、防犯カメラを設置することで、あらゆるトラブルに対処することができるのです。トラブルに巻き込まれないことが一番ですが、巻き込まれてしまった場合、防犯カメラが大いに活躍します。
どんな防犯カメラがいい?多種多様で迷ったときに抑えるポイント
いざ防犯カメラを設置しようと決めたのはいいものの、防犯カメラの種類は多種多様です。せっかく設置するのなら、有効なものを選びたいですよね。
各ご家庭によりその用途や設置位置は異なるとは思いますが、防犯カメラを選ぶうえで大切なポイントを抑えましょう。
映像はカラーで
防犯カメラは、カラーで撮ることができるものを選ぶとよいでしょう。それはより詳しい犯人の情報をつかむことができるからです。犯人が乗っていた車の色がわかるだけでも、犯人の特定に役立ちます。
雨でも安心な防水機能
野外に設置する場合、水に弱いと雨が降ったりすると使えなくなってしまいます。設置場所にあった防犯カメラを選ぶため、野外に設置するのならば、防水機能付きが適しているといえます。
防犯カメラを設置する場所が、野外であっても軒下や屋根の下である場合と、屋根がなく直接カメラに雨が当たる場合とでは、カメラの形態も異なります。用途に合った防犯カメラを選びましょう。
夜間も見える赤外線タイプ
赤外線タイプの防犯カメラを使うと、夜間の暗い場所でも犯人の姿をとらえることができます。赤外線タイプの防犯カメラのなかでも種類は様々ありますが、もっとも鮮明な映像が残せるのは赤外線照射タイプです。赤外線照射タイプであれば、人の顔の細かい部分まで明確に移すことが可能です。
人に反応するセンサーライト
最近よくみかけるようになったのがセンサーライトです。これは夜間にセンサーライトに近づくとライトが付くため、防犯対策にはもってこいです。また、夜間に防犯カメラを有効に使うためにセンサーライトで明るく照らすケースもあります。
防犯カメラを設置すると費用は高い?自分でやっても大丈夫?
防犯カメラの設置に際して、気になるのが費用ですよね。実際、防犯カメラの値段はピンからキリまで様々です。そこで、防犯カメラ設置に必要な費用やその他のコスト、また自分で設置するか、専門業者に依頼するかの違いについて触れてみます。
費用は補助金がでることがあります
防犯カメラ設置に必要な費用を知る前に、自治体や住んでいる地域によっては、設置費用の一部を助成してくれるところがあります。その狙いとして、多くの人に防犯カメラを設置してもらうことで、防犯抑止を図ることができ、効果的に犯罪を食い止めることができることが挙げられます。
お住まいの地域も補助金が出るかもしれません。一度市役所のホームページや電話で確認してみてください。
防犯カメラの設置費用や必要なコスト
先ほど防犯カメラの価格はピンからキリまでと言ったように、安いものだと5000円台から購入することができます。しかし、防水や赤外線タイプなど用途に合った防犯カメラを準備する必要があるため、最低でも1万円はかかると考えておくと良いでしょう。
必ずしも一番よい機能の防犯カメラを設置する必要はありません。用途や値段に合ったものを探してみると良いでしょう。
防犯カメラ本体の値段のほかに必要になるのが、ハードディスク代、電気代です。ハードディスクは、防犯カメラに記録されたデータを保存する際に必要です。これは数年に1度交換するだけで済むため、あまり重荷にはなりません。数年に一度、ハードディスク代としておおよそ3万5000円がかかります。
次に電気代ですが、24時間365日防犯カメラを稼働させたとしても、年間おおよそ4,400円で収まります。このように、維持費はあなたが想像しているより意外と安いかもしれません。
安価にこだわるなら自分で設置!安心を選ぶなら専門へ
「どうしても安く抑えたい」とご自身での設置にこだわっている方もいらっしゃるかと思います。実際、自分で設置することは不可能ではありません。しかし、十分な知識がないと、防犯カメラに死角ができてしまうなど、防犯カメラの設置のメリットを十分活かせない可能性があるので注意が必要です。
専門業者に設置を任せる場合、防犯カメラ本体と設置費用をあわせて、相場はおおよそ1台10万円からです。また、モニター数やカメラの台数によってはもう少しかかるケースもあります。費用はかかったとしても、確実な知識を元に防犯カメラを設置してもらえるので、安心です。
それに加えて、防犯カメラの機種選びにアドバイスをもらうこともでき、設置に関しての不安を軽減することができます。目的に応じ予算内で設置してくれる業者へ依頼するため、何社か見積りを出してみることをオススメします。
まとめ
物騒なトラブル回避のため、また被害を繰り返さないためにも、防犯カメラを設置することは重要だといえます。防犯カメラを設置することは、自分の身を守るだけでなく、地域の安全にもつながるのです。
防犯カメラの機能を充分に活かすには、用途に合った防犯カメラの選び、防犯カメラの設置はプロに任せるとよいでしょう。予算や目的に合った業者を見つけ、見積りを出してみるとよいかもしれません。
防犯カメラを設置することは、安心した生活を送る手助けになります。防犯対策をしっかりして、ご自身の家庭でも地域でも、不安のない環境づくりに努めましょう。