「ペットカメラ」と呼ばれる犬猫用の監視カメラをご存知でしょうか?ペットカメラがあれば、留守中のワンちゃんやネコちゃんの様子を、外出先からいつでも確認することができます。ペットを飼っているけど、仕事などで家を空けがちなかたには気になるアイテムではないでしょうか。
近ごろは映像を確認する以外にも、スピーカー機能などペットとコミュニケーションを取れる機能が搭載されたカメラも発売されており、今注目のペット用品となっています。
今回はそんなペットカメラのご紹介や、ペットによる困った被害に対する監視カメラの有効的な使い方をご紹介します。
愛犬の監視カメラで解決できること
ペットカメラがあれば、外出先からいつでもペットの様子を確認できます。「自分がいないときはどんなふうに過ごしているんだろう?」といった疑問や、留守番をさせているときに異変があったら心配……という不安を解決できます。
また、温度湿度計を備え、さらにはエアコンの操作まで可能なペットカメラもあります。ここ最近は変わった気候も多いので、急な温度変化によるペットの体調が心配なかたにオススメです。
カメラから声をかけたりおやつをあげたりすることができるペットカメラも存在します。仕事柄出張の多いかたや、一人暮らしで帰りの遅いかたにピッタリではないでしょうか。
愛犬の監視カメラは「欲しい機能」で選ぼう
ワンちゃん用の監視カメラには、さまざまな種類のものがあります。その選びかたのコツは、「欲しい機能」に焦点を合わせることです。
使いやすさ優先!シンプルで扱いも簡単なタイプ
今や「撮る」「飼い主の声を届ける」機能は当たり前に搭載されています。逆に「機能が多すぎて使いこなせない……」と心配に思うかたもいらっしゃるのでは。最低限の機能で安価なものを求めるかたや、複雑な操作や設定は苦手。というかたには機能がシンプルなタイプがおすすめです。
パソコン不要で簡単に設定ができるお手軽なモデルもあります。そのようなタイプの場合、設定のやり方はスマートフォンでアプリをダウンロードし、そこから指示に従うだけです。パソコンをお持ちでないかたや操作が苦手なかたにはピッタリですね。
撮って、動いて、遊び相手にもなる監視カメラ
「うちの子はさみしがり屋だから、声掛けだけじゃなくて外出先から遊んであげたい……」とお考えのかたには、レーザートイが搭載された犬猫用監視カメラがおすすめです。
このカメラはレーザーポインターを遠隔で操作して、外出先からも遊んであげることが可能です。さらに、自動でレーザーのポインタを動かす機能も搭載されているので、退屈やさみしさでストレスを感じてしまうペットにピッタリです。運動不足の解消にもなりますね。
おやつやフードをあげることができる監視カメラ
仕事柄出張が多かったり、帰宅時間が遅かったりなど、どうしても家を空けがちなかたにおすすめなのが、フードやおやつをカメラの中に入れておけるタイプです。基本的なペットカメラの機能を搭載しながら、タイマー機能やアプリからの操作でペットにご飯をあげることができます。
さらに、カメラからおやつが飛び出してペットとコミュニケーションがとれるタイプも販売されています。
このようにタイマー機能のある給餌機(きゅうじき)は昔からありましたが、さらにカメラやマイクが搭載されています。これにより、ペットがご飯を食べている様子をカメラで確認できるので、出張や旅行の際もより安心できますね。
よそのペットで困った時にも監視カメラが役立つ
「カメラ」といえば、家の周りに設置することで、周囲の状況を確認することができます。ご自宅がよそのペットによる被害で困っている場合は、カメラの出番かもしれません。
被害者多数!よそのペットが我が家の前で排泄・吠える…
先ほどは屋内用のペット向けカメラを紹介しました。ところで、ペットといえばお家の玄関前にフンや尿をしたままにする迷惑な飼い主に、お悩みのかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
散歩途中に玄関前や塀、駐車場などで排泄させる困った飼い主は少なくありません。庭にいる愛犬にしつこく吠えさせるなどの迷惑行為もあります。また、犬だけでなくほかの家庭の猫が放し飼いにされており、庭の土などに排泄していくケースも多いようです。
防犯カメラ設置で防げるケースもある
敷地内への排泄や吠えるなどの迷惑行為に対しては、監視カメラの設置が効果的です。屋外用防犯カメラを設置したり、屋内用カメラを外向きに設置したりして被害を受ける場所が映るようにしておきます。
排泄される場所付近にも「防犯カメラ作動中」などのステッカーを貼っておくとより効果的です。ダミーの監視カメラでも一定の効果は期待できますが、監視カメラがあるだけではやめてくれない場合など次の手段に出る際、証拠映像があると有利に進められます。
地域の保健所に連絡をする
地域の保健所へ出向き事情を説明すると、保健所の職員が排泄物を放置する人の家へ出向き「処理するように」と頼んでくれます。その際、証拠写真や映像があると保健所も対応しやすいです。
また、自治会によってはフン害防止啓発用の看板を、無償で借りることが可能です。飼い犬の尿やフンの外で困っているということを、ペットのオーナーや周辺のかたに周知していくことも問題解決に必要なのではないでしょうか。
監視カメラ、他にもこんなメリットが!
よそのペットに向けた対策のほかにも、監視カメラの設置にはさまざまなメリットがあります。
防犯対策、同居の家族の見守りにも
ペット用カメラには動くものに反応するセンサーや、大きな物音に反応する機能が搭載されているものがあります。これらはペットの様子を確認するために搭載されているものですが、屋内の防犯対策としても有効な機能です。
留守中の屋内で動作させることで、空き巣や不審者の侵入をいち早く感知することができ、スマートフォンから確認することも可能です。カメラには録画機能が付いているので、侵入者の顔などを録画できれば早期の発見にもつながります。
また、用途としてはペット用カメラとなっていますが、ご家庭に小さなお子様がいる場合の見守りや、一人暮らしの高齢者の見守りにも効果を発揮します。
離れた場所からでも状況を確認できますので、家族に異変があった際はすぐに駆け付けたり、緊急通報をしたりすることが可能です。カメラが高画質のモデルが多いので、顔色などの異変にも気付きやすいのではないでしょうか。
監視カメラは正しく設置して活かしたい
家庭用の見守りカメラや犬用監視カメラの登場で、今は外出時でもペットや家族の安心を守れるようになりました。
しかし、「監視カメラの効果を最大限に活用したいけど、我が家の場合どのカメラにすればいいの?」「どこに設置したいいの?設置の方法は?」など、不安のあるかたも多いのではないでしょうか。
そんなときは監視カメラに詳しい業者に相談してみると解決できるかもしれません。特に、見守りだけでなく防犯目的でも設置される場合には、なんとなく置いただけでは効果が半減してしまうこともあります。
より安心できる業者を選びたいというかたは、一度ネットでカメラ設置業者の比較サイトなどをチェックして、信頼のできそうな業者を探してみてはいかがでしょうか?料金相場や評判などがわかりますので、安心して依頼することができます。
まとめ
今回は犬用監視カメラを中心に、ペットカメラのバリエーションやペットの監視以外の使い方をご紹介しました。ペット用カメラは愛犬の監視や離れた場所からのコミュニケーション以外にも、家族の見守りや防犯対策としても有効な手段です。
家庭用カメラは一般のかたでも手軽に使用できるように設計されていますが、せっかく設置するのであれば効果を最大限に引き出したいですよね。
用途に応じたカメラの選び方や設置する位置、設置方法などに不安のあるかたは、一度監視カメラに精通した業者に相談してみてはいかがでしょうか。あなたのご家庭に合った一台を、きっと提案してくれることでしょう。